ゲゲル愛好家達と行くハイスクールな世界   作:紋章

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 レーティングゲームに入るとは言ったが一誠達を映すとは言ってない。


挨拶をするそうですよ

 決戦当日

 

「今回はお招きいただきありがとうございます」

 

 豪勢に飾られた部屋で白い着物に着替えた私は目の前の男性に一礼しました。

 

「そこまで畏まらなくてもいいよ。グレイフィアから大体の話は聞いているからね」

「そうですか。なら、普通にさせてもらいましょう」

 

 そう言って私は目の前の男性、魔王サーゼクス・ルシファーの近くにある椅子に座りました。

 

「それにしても私がこんな豪勢な場所にいるのは悪魔側としては問題じゃないんですか?」

「君が気にすることじゃないさ。それにグレイフィアの話を聞いてから君とは一度話してみたいと思っていたからね」

「私にはありませんけどね」

 

 流石に部室でダグバさんの力を使ったのは早計でしたかね?

 

「では、単刀直入に聞こう。君は彼を知っているね?」

 

 サーゼクス・ルシファーが私に見せてきたのは一枚の写真で、そこにきっちりダグバさんの姿が残っていました。

 

「さあ?一体何の写真ですか、これ?」

 

 取り敢えずは惚ける事にしましょうか。

 

「これは、最近冥界で暴れまわっていた者の写真だよ。『王者』ディハウザー・べリアルとの戦闘後に消息を断ったようだけどね」

「へー。なら、死んだんじゃないんですか」

 

 私はそう言って出されていた紅茶を飲み干す。……思っていたよりも美味しいですね。

 

「いや、私はそうは思わない。これには彼と戦った王者も同意していたよ」

「因みに、その王者はどうなっとんですか?」

「暫くの入院生活を余儀なくされているけど無事だよ」

「そうですか」

 

 ダグバさんの言った通りでしたけど、まさか本当にダグバさんとやりあって生きているとは驚きですね。

 

「では、それを何故私に聞くのですか?」

「以前、リアス達を襲った怪物。それとこの写真の存在は腹部の装飾品が似ていたと聞いてね、リアス達を襲った怪物は君の仲間と聞いたが?」

「…………」

 

 あー、これは詰みですかね。仕方ない。

 

「ええ、そうですよ。私はこの写真の人も知ってますし、今何処にいるかもわかりますよ?」

「ならばその場所を教えて貰えるかな白百合桃花さん?」

 

 サーゼクス・ルシファーは手のひらに消滅の魔力で作られた魔弾を作り笑顔でそう言ってきました。

 

「断ります。よっと、それと貴方は脅迫ができるような人種じゃありませんよ。つめが甘いですからね」

 

 私が断るとサーゼクス・ルシファーは先程まで私がいた場所に魔弾を放ちましたが牽制の為か元々当てる気が無かったのかその速度はそこまで早いわけでもなく私は座ってた椅子を踏み台にして距離をとりました。

 

「どういうことかな?」

「つまりはこういう事です。私に手を出したら貴方の妹は最低限殺します」

「……この状況でそんな事を言うとはね。ハッタリのつもりかい?」

 

 サーゼクス・ルシファーは僅かに動揺をみせましたがすぐに落ち着き私を見据えてきました。この辺は流石、魔王という所ですかね。

 

「使えないハッタリはハッタリとは言いませんよ。私が何のメリットもなしにリアス・グレモリーの特訓に付き合うとでも?」

 

 そう言って私は懐から麻酔で眠らさせておいたマウスを取りだし床に置きました。

 

「ネズミ?」

「ええ、ただのマウスですよ。細工されたがつきますけどね」

 

 麻酔が抜け起きたマウスでしたがビクンっと動いたのち再び動かなくなりました。私はそのマウスを摘まみサーゼクス・ルシファーに投げました。

 

「これは……!?」

 

 受け取ったサーゼクス・ルシファーは最初は困惑の表情を浮かべていましたが次第に驚きの表情に変わっていきました。

 

「不思議でしょう?この部屋はそれなりに快適な温度にも関わらずそのマウスはさっき死んだのに既に冷たい。さて、そんなマウスを態々出したという事はどういう事かわかりますよね?」

「まさか、リアスにも何かしたのか!?」

「さあ、くくく」

 

 あー、やっぱりこれですよ!自分が優位だと思ってる時の相手ほどそれが変わった時の表情は面白いですよ。記念に写真でも撮りましょうか。

 

「答えろ、白百合桃花!!」

「……さっきまでの威厳はどうしました、サーゼクス・ルシファー」

 

 私が取り出したカメラを破壊し、消滅のオーラを出しながら問いかけてくるサーゼクス・ルシファーを睨みながら神器を展開します。

 

「人のカメラを破壊したんですから覚悟はいいですよね?」

「そちらこそ魔王の妹に手を出したんだ。どうなっても知らないぞ」

 

 私はザジオさん手製の薙刀を構えサーゼクス・ルシファーは右手に消滅の魔力を練っています。そして、同時に相手に向かって突撃し左手同士で握手をしました。

 

「今日の所はこの辺でやめましょうか。貴方も妹の邪魔はしたくないでしょう?」

「ああ、そうだね。これ以上はグレイフィアにもばれてしまうだろう」

「それにしてもですよ。まさか、魔王が私達に協力を求めるとは、驚きですよ」

「私は魔王だがその前にリアスの兄なのだよ」

 

 サーゼクス・ルシファー改めシスコン魔王はどや顔でそう言いました。

 

「だからって化け物に修行を頼みますか、普通」

「当然だね。表だって何かを言う事は魔王として問題だ。何より老人達がここぞとばかりに嫌味を言ってくるからね。何よりリアスが婚約するのを嫌がっているんだ化け物だろうとドラゴンの力だろうと使わせてもらうさ」

 

 そう言ってシスコン魔王はゲーム会場にいる赤龍帝、一誠の姿を見た。

 

「まあ、私としては報酬のお金も貰えて、はぐれ悪魔の情報もくれれば後はどうでもいいので。今後ともよろしくお願いします」

「帰るのかい?」

「いえ、別の場所で見ようかと。他のグロンギの皆さんもいるので」

 

 私は神器を展開し、ヴァルゴの力を引き出します。

 

「ん?ちょっと、待ってくれ。他のグロンギが来ているのか?」

「ええ、野暮用ですよ」

 

 ロディアを振るいワームホールを発生させ、その中に飛び込みます。その際にシスコン魔王が何かを言っていましたが無視しました。

 

 ……今の私は機嫌が悪いですし、本音を言いかねませんからね。




 この作品のサーゼクス・ルシファーは原作よりもシスコン度が上がって表向きは駄目と行っても裏で細工をする悪魔です。最初の二人の会話ですがどちらも本気で相手に怒っていました。サーゼクスはシスコンとはいえ魔王なので実際に同属を殺したダグバを許す気はありません。桃花は桃花でお気に入りの物を壊されて怒ってます。……文にしてみると桃花の沸点低すぎる。
 またサーゼクスは文中でもあるように割とグロンギに依頼を頼んでいるのでそこでも原作とは違いますね。勿論、自分でそのはぐれとなる経緯を確認してから手遅れと判断したもののみ教えてはいますが。

 次回からは主人公の出番が極端に減ります。
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