さて、一誠の方は終わりましたしもう一つの目的の方を確認しましょうか。
「ガミオさん、どんな感じですか?」
「どんな…というかこんな感じだ」
そう言ってガミオさんが手を向けた方を見ると女子高生位の年齢の女性が倒れていました。
「強さはどのぐらいでしょうか?」
「ズレベルの強さだ。それより本当にこのはぐれ悪魔……確かバイザーだったか、仲間にするつもりか?」
「ええ。その方が面白そうですからね。それに戦力もどうせ足りませんし」
「それもそうか」
「・・・・う」
おや、どうやら目覚めそうですね。
「それではガミオさん、後はお任せください」
「そのつもりだ」
さてと、解ってない人のために説明をするとガミオさんの体から発生する黒煙によって死んだバイザーをグロンギにしたのですよ?
「気分はどうですか元はぐれ悪魔バイザー」
「お前は……私を殺した怪物の仲間か」
「随分落ち着いてますね。先程までの叫びようが嘘ですよ?」
「ああ。一度死んで落ち着いたのかもしれないな」
成る程。死んで冷静になったと解釈しましょうかね。
「でしたら話が早いです。まず、始めに今の貴女は悪魔ではありません」
「なら何なんだ?」
「グロンギと呼ばれる異形の存在ですよ。貴女を殺したガメゴさんもグロンギですよ」
「お前は違うのか?」
「ええ、私はただの人間ですよ。まあ神器は持ってますけどね」
「そうか。・・それで私は今後どうなるんだ?」
「私たちの仲間になってもらいましょうか。もちろん断って下さっても結構ですよ?」
ま、その場合はもれなくグレモリー眷属に殺されて貰いますけどね。
少し下に顔を向けて思案をした後バイザーは顔を上げて私の目を見て言った。
「そうだな。断ったら殺されそうだし、仲間になろう」
「そう言ってくださって私も嬉しいですよズ・バイザ・ダ」
「ズ・バイザ・ダ?」
「貴女の新しい名ですよ?あ、でも普段はバイザーと名乗ってくださって結構ですよ」
「そうか……まあ素直に新しい生と名に感謝させてもらう」
「それでは今から特訓しましょうか」
「特訓だと?」
本の形をした伝説との戦いの記録を取り出します。
「エピソードバケネコ」
響鬼に出てくる魔化魍の一体バケネコの尻尾が数本私の腰から生えてきました。それを私は三本引き抜くと地面に投げました。
「何をする気だ?」
「貴女の特訓相手ですよ」
暫くすると三本の尻尾は私の姿を二分の一にした位の姿になり手には全員が伝説との戦いの記録を持っていてそれぞれ別のキーワードを言いました。
「エピソードライオンアンデッド」
「エピソードメ・ガドラ・ダ」
「エピソード地のエル」
そう言った私の分身は各々のライオンなら腕にライオンアンデッドの爪が、ガドラなら手にチェーンを装備して地のエルなら手に大剣を装備しました。
「監督は……バルバさんお願いします」
「心得た」
いつの間にか後ろにいたバルバさんにそう頼んだ私はバイザーのいた部屋は出ていきました。出る直前で
「・・・選択間違えたかな」
などと聞こえましたがまず死んでる時点で大きく選択間違えてますよ。
なんて事が一誠達の後があり次の日の放課後何となく気になったので部室に向かい入るといきなりレイさんに睨まれました。
「レイさん何故私を睨んでくるんでしょうか?」
「自分の胸に聞いてみたら」
「…………それでも解りませんが」
「・・・・・・」
それっきり黙ってしまいました。何か私悪いことしましたっけ?
「そういえばリアスさん達は怪我してるみたいですけどどうしました?」
「悪魔稼業で少しあったのよ。貴女が気にすることではないわ」
ふむ、そう言われると俄然気になりますが今回は理由知ってますしいいでしょう。
それよりも……
「一誠、珍しく真面目な顔をしてますが何かありましたか?」
「・・・・・・」
「・・・?おーい変態一誠~」
「・・・・・・」
「ここに来てからずっとこんな感じなのよ。私達が話しかけても無反応だったわ」
「リアスさん達でも駄目って相当駄目じゃないですか」
もしかして赤龍帝の籠手の事を考えているのでしょうかね?
「イッセーそろそろ時間よ。依頼者のところに行って貰えるかしら?」
「・・・・・・あ、はいわかりました」
ふむ、こんなテンションで行かれても面倒なんですが……仕方ありませんね
「リアスさん、私も一誠についてきますよ。こんな感じだと依頼してきた人に失礼なことをしそうですからね」
「そうね、お願いできるかしら?」
「お任せを」
「・・・待って私もついていく」
「レイさんもですか?」
「うん。別に良いよね部長?」
「・・・わかったわ。でも気をつけて行くのよ三人とも」
「はい」「はーい」「・・・はい」
何てバラバラな返事を返した私達は部室を出て向こうに向かう準備を始めた。
「それ便利そうですねレイさん」
「そうかな?」
私は一誠の運転する自転車にレイさんは背中から鷲の翼を生やして低空飛行(普通車と同じくらいの高さ)で依頼者の所に向かってました。
「・・・レイさんのそれも神器の力でしたっけ?」
「別に呼び捨てでもいいよ、後敬語は止めて。その代わり私も一誠って呼ばせて貰うね」
「ああ、わかったよレイ。・・・二人に聞きたいんだけど二人は自分の神器についてどう思ってるんだ?」
まさかこの時期の一誠からこんな質問が来るとは……ガドル閣下と戦わせたのは良かったのか解らなくなってきましたね。
「私は神器は自分の一部だと思うな。生まれてきた時から自分の中にあったんだからある意味で家族よりも深い絆で結ばれてると思うよ」
・・ま、私も流れに乗って話しましょうか。
「そうですね、私からしてみれば神器と言うのは生きるための力だと思いますよ」
「生きるための力?」
「良いですか一誠。そもそもが神器とは神様が与えた物とされてますが実際に手渡されたわけじゃありません。気づいたら自らの内にあったのですよ?それなら神様が与えたというよりも持ち主の生きたいという思いから生まれたと私は思うのですよ」
それに、実際に神に会った私が思うに神様ってのはどれだけ善に見えてもその本質は白紙なんでしょうね。黒に落ちるときもあれば白に見えて本当は黒と言った灰色かもしれません。
まあこう思うのは私がひねくれてるからかもしれないですけどね。
「一部に生きるための力……か。二人ともありがとう。俺も目指すべき物が見えてきた」
「何かは聞きませんよ。ただ、実現できるといいですね」
「おう!」
・・・この一誠ならレイナちゃんへのトラウマも早くに克服できそうですね。
「おっ、桃花目的地についたぞ」
「漸くですか。まったく一誠の雑な運転のせいでお尻が痛いですよ?」
「す、すまん」
「まあ、今回は許してあげましょう」
「・・・一誠、桃花気づいてる?」
「気づいてるって?」
「ああ、血の臭いですか」
確かに少し臭いますがこの程度なら殺した数は100程度でしょうね。
「血ってどういうことだよ!」
「騒いでる暇があるなら中に入るよ一誠」
「なら先頭は任せてくださいよ」
そう言って私は先頭に躍り出る。一誠も赤龍帝の籠手を出しました入りますか。
さて、蛇が出るか鬼がでるか……
「お邪魔しまーす」
「ようこそ。そして、暫く眠っていたまえ」
「がっ!?」
女性の腹に……杖を突き立てますか……普通……
side一誠
「桃花!?」
「っ!一誠下がって」
どういうことだよ!?部屋に桃花が入った途端突然現れた黒い触覚の化け物に腹を杖みたいな物で突かれて壁まで吹っ飛ばされちまった。
「おやおやぁ、この臭いはぁ!糞みたいな悪魔ちゃぁんとゴキブリみたいなうっとおしいアンデッドじゃないですかぁ!!」
「フリード君、それでは品格が落ちて三下に見えますよ」
「すみませんねぇ、リブラさぁん。でも、これは性分なんで治せませんって」
何なんだこいつらは?ん、レイの奴どうして壁の方を見て……
「貴方たちがそこの壁に磔にされてる人を殺したの?」
「ご名答!!いやー、こいつは悪魔と契約する愚か者でしょおうが。そんな奴に救う価値はぁぁぁ無い!!!」
「・・・外道が」
「まあ私は反対してるんですけどね。それと申し遅れました私はリブラ、こっちのははぐれエクソシストのフリード・セルゼンですよ」
「天秤座のゾディアーツがどうしてこの世界にいるのか知らないけど貴方達を倒すのに理由はいらないね」
そう言ってレイは何処からか弓を取り出すとそれを構えてリブラとか言ってた奴に向き合った。
レイがそいつと戦うなら
「お前の相手は俺だはぐれエクソシスト!!」
「はぁ?糞みたいな悪魔ちゃぁんが俺に勝てるとでも思ってんですかぁ?」
「勝てなくても一矢報いてやるさ」
おい、俺の神器。本当に神滅具なんて凄い神器なら今目覚めないでいつ目覚めるんだよ?俺の声が聞こえてるならとっとと目覚めてくれよ
俺は内心でそう思いながらフリードの奴に殴りかかっていった。
次回予告
不意討ちで沈んでしまった桃花!!残った一誠とレイだけでフリードとリブラゾディアーツと戦いだした。
劣勢な一誠、しかし死んだ人の敵を取りたいと思う一誠の思いが奇跡を起こす!?
次回、赤龍帝覚醒
※以下は作者の呟きみたいなものです。見なくても何も問題はありません
桃花は不意討ち以外だと余程のことがない限り負けません。ただ、打たれ弱いので不意討ちされると簡単に負けます。
そして予告はノリで作りました。