堕天使の大冒険   作:VerT-EX

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5話[堕天使は船その1に乗った!]

朝食を食べていると、先生が戻ってきた。

 

「2人とも、味はどんな感じです?」

 

「え?あ、美味しいです?」

「しょっぱくて自分は好きですね」

 

同じテーブルに先生も座り、改めて朝食。先生の料理はたまたま塩の塊が多いところに当たってしまったらしく、しょっぱさに驚いていた。

 

少しして朝食が終わり、宿をチェックアウト。ここからパプニカへと向かうらしい。

 

 

「海の方から向かいますから、船に乗りますよ!」

 

「船、ですか?」

 

「ええ、その通り船ですよ、ポップ。丁度、この村からパプニカへ向かう船が出るみたいでしてね、一緒に乗せてもらえることになったのですよ!……エルくん、どうしました?」

 

「あ、いえ……船に乗るのは初めてなので、船酔いしないか不安なだけです」

 

「それならダイジョーブですよ!特製の酔い止めがありますからね」

 

「なるほど??」

 

「大丈夫なの?」と言う意味を込めてポップに視線をおくれば、なんとも言えない視線が返ってきた。不安だが、まあ、先生だし……?

 

 

とまあ、なんだかんだと少しの買い物を済ませ、船に乗り込んだ。

 

 

────

 

 

船はいわゆる木造貨物船なのだが、造りとして似てるものを上げるならば7の主人公のフィッシュベルのほうの父親が乗っていた漁船か。あれを大きくした感じ。

 

個室は無いが、一応食堂的な部屋はあるので、自分達はそこにいた。

 

いや、最初は甲板に居たのだが、船が揺れた時に自分が落ちかけたので中に入ることになったのだ。ごめんよ先生、ポップ……。

 

 

後、先生から「話を聞きたい」と言われた。そのためにも座っている。

 

「……それでですね、エルくん。あの魔物についてですが」

 

「オーシャンナーガとレッドサイクロンですか?」

 

「よく名前を知っていますね。私も初めて見たのですよ?」

 

「あーいや、故郷の浜辺で見た事があるので……」

 

オーシャンナーガはともかく、レッドサイクロンは地上にも出たはずだ。大丈夫、嘘は言っていない。

 

「なるほど。それで、対処法が分かっていたということですね?」

 

「そ、そうですね。彼ら……というか、海近くの魔物は基本的にラリホーやヒャド系が効きやすいんです。自分はヒャド系使えませんけど……」

 

先生が「ふーーむ」という顔をしている。情報を整理しているのだろうか。

 

「オーシャンナーガとレッドサイクロンでしたね?彼らについてエルくんが知っている事を聞いても?」

 

「えっ?わかりました」

 

とは言っても、ラリホー耐性とか生息域とかそんなのしか話せることはないのだけども。

あ、でも下位のウイングスネークとその近くの祠の話くらいには持って行けるかな?

 

 

────

 

などと話ている間に、パプニカ……の、近くの港町に着いたらしい。船頭さんから声がかかり、船をおりる。よかった、途中から、3人でオーシャンナーガの丸焼きの議論になろうとしてたところだったし。とりあえず自分は今のところ、オーシャンナーガは魚っぽい味だと思う。

 

船の人達にお礼を言って降りる。

 

あたりを見回せば、遠くの方に塔の影が見える。バルジ島かな、あれ。

 

「さて、2人とも。ここから少し歩けばパプニカ城下街ですよ。張り切って頑張りましょう!」

 

「あの、先生?パプニカに来たのはいいんすけど、どうしてパプニカなんです?」

 

「まあ色々ありましてね。さっ、早くしないと日が暮れちゃいますよ。現地に着いたら、まずは宿を取りましょうね」

 

そんなに時間はかからないとの話。まあ、一応少し向こうに街並みが見えているので、これで時間がかかったら困る。

 

 

 

事実、本当にかからなかった。30分歩いたかな?程度である。道中見かけた、お昼寝してるスライムの群れが可愛かったことくらいしか特筆すべきことは無かった。

 

城下街に入って3つ目の宿をとった。1つ目の宿はごった返しすぎていて、2つ目の宿はカラコタ橋の店並みにぼったくり商店だった。で、3つ目の宿はちょうどいい感じだったのだ。まさか2つ目の宿で『1泊1人1000ゴールド』とかいう値段を見るとは思わなかった。

部屋に荷物を下ろす。

聞けば、とりあえず今日はもう夕刻なので一旦休み(時間の流れって早いよね)、明日は自分とポップは城下街で物資の買い物、先生はちょっと用があるらしい。それが終わったら、ロモスへ向かう船に乗り、そこからとある島に向かうらしい。

 

……ん、島?島って……

 

「その島って、もしやデルムリン島……?」

 

「おや、知っていましたか?ええ、そうです。色々ありましてね。まあ、ちょっと長旅でまた船に乗りますが、なんとなるでしょう」

 

「色々が多いですね、先生……」

 

そっかあ!もうそんな時期なんだね!早いよ!!!早すぎるわ!!!

 

と、なると。取れる行動が虚無になるぞ……?いやまあ、何年も前から準備するというのはそんなに得意ではないというかあれだけど。

 

デルムリン島に行くのまではいいが、うーん……頭が回らない。展開が早すぎるし時間が無さすぎる。

考えながら食べてたせいで、スープをちぎってパンをスプーンで飲もうとしてしまった。あつい。

 

うん、考えるの後にしよ。とりあえず明日、余ったゴールドで好きな物買っていいとは言われてるから、キメラの翼でも売ってたら買おう。




グダグダしてきたので、次一気に進めます。申し訳ない( ˇωˇ )
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