インフィニット・ストラトス ~一人の転生者~ 作:単眼駄猪介
新幹線に乗った俺達は京都で何をするのか、とても楽しみにしていた。
が、その楽しみも京都に着いてからの翌日、そんなものはぶっとんでしまう事件が起きた。
「い、隕石ぃぃぃーー!?」
『え?『は?』』
そう、隕石がこの地球にやって来ているのである。
既に核ミサイルなどで迎撃したらしいが、効果なし。
まず、大きすぎるのこと。
「マジかよ。人類滅亡三分前かよ」
せっかくの京都旅行が台無しだ。
「ど、どうにかできないのか?」
「織斑一夏、君はただのIS一機で隕石を押し返せるとでも?」
「う……」
「だが、手段が無いわけではないんだろう?」
おや、千冬は気付いたようだ。
「ああ、禁断の兵器シリーズを使う」
『禁断の…兵器シリーズ?』
「まあ、俺が勝手に纏めて呼んでるだけだけど、実際禁断と言っても過言じゃない兵器が俺のISの中にはあるんだ」
俺は一つずつ、説明していく。
「まず、サテライトキャノン。月から送られるマイクロウェーブでエネルギーを充填して、射線上にあるものを一掃するビーム兵器。さらに、これの発展でツインサテライトキャノンがあるし、威力も巨大なスペースコロニーも一撃で破壊できる」
「マジかよ……」
「ただ、これが外れたらマイクロウェーブをまた受け取らなければならないから、時間ロスを見逃せないから二射目で仕留められなければ、今度はツインバスターライフルだ」
「そっちも……スペースコロニーとやらを一撃で破壊できるのだろう?」
その千冬の問いに、俺は首を縦に振る。
「だが、かなり大きめな隕石が地球に近づいてきているんだ。このビーム兵器じゃ破砕しきれないかもしれない。だから、直接押し返す手段もある」
「押し返す?さっき、それは無理だって…」
「それが普通のISならば、ということだろう?」
「そうだ、マドカ。ただ、その場合俺はどうなるか解らない」
『な!?』
「まさか…死ぬってわけじゃないよな!?」
「それ含めて解らないんだ。俺が知る限りの知識でも、サイコフレームのオーバーロードを引き起こして地球に落ちる隕石を押し返した人は行方不明になってるし……」
「そもそも、どうやって宇宙に行くか、だな」
と、マドカの発言に一同が黙る。
「……どうするんですの?」
「一応、宛はある」
「………私の姉ですか」
そう、篠ノ之束。
この天災の協力があれば、俺を宇宙に送ることは可能だろう。
…手段がどうあれ。
「どちらにせよ、死にたくないなら何かせんと」
「ハーイ!こういうときの束さんだよ~♪」
なんか来た。
「少し頭を整理させてくれ……」
少し頭を冷やして整理した。
で、結論。
「力を貸していただけませんか?」
「いーよー!その代わり、ちょっとだけその体調べさせて」
「まあ、解剖とかじゃなければ」
「オッケー!んじゃあ、このポッドに乗ってくれるかな?」
『え?』
そこにあるのは人参にウサ耳を着けたなんとも言えない人型のロボットだった。
そして、扉が開いて俺を入れようとしている。
「ちょえ!?」バタンッ
「んじゃ!種子島に行ってくるね!★」
俺の視覚的には、ガシャンガシャンと歩く音しか解らなくて、視界は真っ暗。
で、数分か数十分。
音が鳴りやみ、扉が開いた。
そして俺は眩しさに目をやられた。
「止まるんじゃねぇぞ……!」バタン
「ちょ、急にどうしたの戦人君!?」
ありゃ、意外にもアワアワと慌てる束さん。
「ハハッ!ちょっと目がやられただけだから大丈夫だ」
「ふう……赤い彗星が死んだなんて、認めたくないしね!次は止めてよね!」
とまあ、コントは終わりにして。
種子島のロケット発射台を占拠してしまった束さん。
ちょうど、シャトルを打ち上げる予定だったのか、それとも謎技術で出したのか。
「んじゃ、シャトルに乗ってね」(o^∀^o)
「りょーかい」
シャトルに乗り込み、ガンダムDXを身にまとう。
ガンダムXならともかく、DXかぁ…
まあ、人殺しに使わないだけまだマシか。
「発射~!♪」
「え?」
なんか急に打ち上げられた。
「ぬぅおおおぉぉぉぉぉーーーー!??」(蛇声)
宇宙、それはモビルスーツの故郷であり、ISの本来の存在意義の場所だ。
「無重力空間……めっちゃ動きにくい!」
思わず文句を言ってしまうが、ISを纏うので問題ないか。
試しにIS解除したけど、ちゃんと空気はあるし、まあ大丈夫だった。
「さて、仕事に取り掛かるか」
俺は船外に出た。
勿論ISを纏ってね?
「うっはー……形はアクシズみたいだなぁ」
何の因果なのか、形はアクシズに似ていた。
「……マイクロウェーブ、来い!」
DXのツインサテライトキャノンの発射準備が行われる。
そして、月からマイクロウェーブ。
エネルギー充填100%。あとは照準を合わせるだけだ。
「外れるなよ……!」
照準がロックされた。
俺は撃った。
「ぶっ壊れろ!」
サテライトキャノンのビームはしっかり巨大な隕石に直撃させた。
だが、一部を破砕しただけでまだ隕石は依然としてこちらに向かってくる。
助かった面で言えば、スピードが多少は落ちたことか。
「ちっ!ゼロで今度こそ……!」
ウイングガンダムゼロに切り替えて、ツインバスターライフルを構える。
最大出力までチャージして、俺はトリガーを引く。
命中したが、やはりこちらからみて左の部分を破壊しただけになった。
ちょっと銃身がぶれたか。
「EWで打ち切りだぜ…!」
ガンダムXのサテライトキャノンを撃っても良いのだが、ツインサテライトキャノンで多少の時間稼ぎだ。
だったらEWのツインバスターライフルをやった方がまだ可能性はある。
とはいえ、ツインサテライトキャノンの方が多分威力は上なんだろうが。
「終われぇぇーーー!!」
ーアメリカの軍事本部にてー
「何だ!?宇宙にIS反応だと!?」
「人工衛星からの映像、映します!」
彼らが見たのは、一機のISが大きめのライフルから極大のビームが放たれた所だ。
「あ、あのISは何処の機体だ!?」
「ど、何処にも所属してないようです!ま、まさか例の……?」
「赤い彗星…か?だが、赤い塗装はされていないようだが………」
「赤い彗星だよ~彼は」
突如として通信が開き、その人物に驚く二人。
「た、束博士!?何故急に!?」
「一応念のために攻撃されないように、伝えようとね?」
「あ、赤い彗星………彼ということは赤い彗星は男なのか!?」
「それは想像に任せるね。でも、少なくとも彼は地球を救おうと、必死に使える手段を使ってるよ」
ちなみに、束によって今映し出されている映像は全世界に公開されてしまっていたりする。
そして、その映像を見たISの操縦者たちは無茶ぶりを言い始める。
「おい!私たちにも宇宙に行かせろ!アイツだけにやらせるわけにはいかねぇだろ!」
「無茶いうな!そもそもISだとはいえ、大気圏に再突入したら耐えきられるか…」
「何もしないよりマシでしょ!」
とまあ、こんな感じに。
場所によっては、暴動が起き、ロケット発射台が占拠されて宇宙に強行する人達も現れた。
さあ、どうなる次回!?
そして、次回からゲストがやって来ます。
自作の中からのゲスト出演なので、色々予想してくれると嬉しいです(*´▽`*)
主人公の二週目があってほしいと思う人!
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yes!
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no…