インフィニット・ストラトス ~一人の転生者~   作:単眼駄猪介

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連投です。




マドカ&織斑千冬VSシナンジュ&ガンダム・バエル

アメリカ、D.Cワシントン上空。

そこでは、マドカと千冬が因縁の機体と対峙していた。

 

「シナンジュ………まさか、それが私の相手になるとは………!」

 

「ガンダム・バエル……白騎士を思い出させるな」

 

マドカにとって、シナンジュは出会いの象徴とも言える。

まあ、原作では主人公機にメッタメタにされたパイロットの事を除けば哀愁漂う機体でもあるのだが。

千冬にとって、バエルの姿は白騎士の姿を連想させるのに充分だった。

まあ、白騎士は二刀流ではなかったし、原作ではバエルは何だかんだで不遇な扱いを受けてしまった機体である。

確かに強かったのだが…………パイロットがね。

 

「相手に不足なし!」

 

「落とす!」

 

二人は気合いを入れて、攻撃を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マドカとシナンジュは、技量で拮抗していた。

フロンタルの劣化コピーを搭載しているシナンジュとはいえ、それでもかなり脅威的な技量を持っており、尚且つ動きが彼に似ている。

 

「私は………貴方に助けられた……だから、今度は私が助けるんだ!」

 

マドカは叫ぶ。

かつて、彼に教わったのだ。

それは、数年前にエジプトで観光をしていたとき、空を二人で見上げていた時の事だ。

 

「人って、息を吐くのと同時に攻撃すると威力が上がるんだ。主に格闘戦でな。叫んでも、ただ吐いても……な。まあ、達人ならそれを限界まで引き上げるだろうけどね」

 

呼吸。

それは、人が命を維持するために本能がする行動。

しかし、それは同時に体の力を最大限に引き出す技でもある。

 

「たあぁぁぁぁーーーーっ!!」

 

彼女の願いを、希望を乗せた一撃がシナンジュの盾を切り裂いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、ホワイトハウスの庭でまるで中世の一騎討ちのような状態である千冬とバエル。

高貴さを感じるバエルのフォルムは、まさに荘厳かつホワイトハウスを背景にしてもバエルだろう。

 

「ふっ…………いざ!参る!」

 

「………………」

 

剣と剣が交わりあい、激しく火花が散る。

まさしく、騎士と騎士の戦いを再現したかのような光景に、避難していた民衆は思わず移動を停止して見惚れてしまうほど。

 

「私はッ!ここで!終われない!」

 

「……………」

 

「消えろっ!」

 

ガンッ、キンッ、ガギンッ……そんな音が彼女とバエルの間で起きる。

時にバエルがレールガンで牽制し、千冬はそれを避けてお返しとばかりマシンガンを撃つ。

そしてこのアップグレードされた暮桜には、とあるシステムが搭載されている。

 

《ーLIMIT BREAKー》

 

男性の無機質な音声が、千冬に告げる。

制限された性能を、解放すると。

 

「うおおぉぉぉぉーーー!!!」

 

速度がさらに速くなり、暮桜の刀の質が変わる。

ただの実体剣から、超振動波ブレードに変化する。

これにより、パイロットがいるいないに関わらず相手を確実に倒すことができる。

つまりは、零落白夜の強化版である。

暮桜の単一仕様だ。

 

「…………………………」

 

バエルソードが切り落とされる。

それに対して、レールガンを撃つが当たらない。

いや、当てられない。

機械で判断できる速度を超えているのだ。

ニュータイプであればまた別だが、機械にはそんなものはない。

そして………

 

「………取ったぞ」

 

バエルは胴を一閃され爆散した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦闘終了後、千冬はマドカと共にまた人参ロケットに乗って帰還していた。

そんな最中にマドカに異変が起きる。

 

「うっ………!?」

 

「マドカ…!?」

 

突如、マドカが吐いたのだ。

戦闘での衝撃が原因か、それとも腹を壊すような何かを食べたか。

だが、後者はありえない。

さすがにこんな時にそんなことをするような束ではないのだから。

 

「耐えるんだ、マドカ!」

 

「ううぅぅ………」

 

体を丸めて、吐き気を抑えようとするマドカ。

彼女に一体何が起きているのか……それはまだ解らない。

 

 

 

 




次回で最終話になる……かな?

早く書きたいぜw

主人公の二週目があってほしいと思う人!

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