インフィニット・ストラトス ~一人の転生者~   作:単眼駄猪介

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短編集的な感じです。
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織斑マドカと天照戦人

あの日から、色々とあった。

マドカとの距離は、少しずつ縮まっていった。

まあ、結構疲れたけどね。

 

        ー中国ー

 

18歳になった俺は、9歳になったマドカと中国にやって来た。

バイトもこなしながら、絶景やら珍百景やらをみたり、色々と楽しんだ。

でもまあ、なんでか組織を壊滅させられたファントムタスクの残党が、つけ狙ってきて事件を起こすわ、思わず笑ってしまう間抜けをやるわで大騒ぎである。

 

「マドカ、今日からお前は月読マドカな」

 

中国をそろそろ出ようかと、考えていたときに俺はマドカにそう言った。

 

「何故だ?今さら名前を変えるなどと、どう言うことだ?」

 

「いやぁ、織斑なんて千冬かお前の言う一夏ぐらいだろ?偽名はなんであれ、必要だよ」

 

と、言ったら納得した様子で「うむ」と了承した。

そこにいるだけで、事件に巻き込まれるのだから俺としてはさっさと残党を消したいが、なにせ情報が少ない。

こちらからはどうしようもないので、とりあえず次はイギリスに行くつもりだ。

ちなみに、シナンジュをネオ・ジオングにすることを可能になったが、稼働時間がまだ可能になったばかりからか10分と短いため、今は使わない。

それ以外だと、νガンダム、リ・ガズィ、リ・ガズィカスタム、Hi-νガンダム、ユニコーンガンダム、シナンジュ・スタイン、ナラティブガンダムが使用可能になった。

かなり増えたが、正直メディアにもこの情報はある程度知られてるし、ユニコーンガンダムに関しては基本的には…いや、余程の事がない限りは絶対に使わない。

ユニコーンは、まだ出すのは早い。

 

 

       ーイギリスー

 

そろそろ別の国へ行こうかと思っていたのだが、乗っていた列車が爆発事故を起こして、車体が転倒。

俺はとっさにISを展開して、倒れかけた車体をゆっくり下ろしたが、それでも至近距離で爆発に巻き込まれた人はもう助かりようもないほどに傷が酷かった。

その内の夫婦が、息絶えそうながら俺に話しかけてきた。

 

「君は、赤い彗星だね…?」

 

「……そうです」

 

まあ、この赤い装甲を見りゃ何となくわかるよな。

 

「私たちの娘に、これを渡してくれないか?もう私たちはもうじき死んでしまう。せめてこの娘の思い出の時計を……ゴハァッ!?」

 

吐血する、男性。

 

「お願いします。娘にもらった大切な時計なんです…」

 

もはや動くこともできない女性。

 

「……わかりました。貴方の名前は?」

 

「ーゴフッ…オルコットだ…!」

 

名前は聞き取れなかったが、とりあえず名字だけでもわかったのは幸先がいい。

 

「わかりました。この時計を貴方たちの娘さんに渡します」

 

「あり……がと、う…」

 

父である彼は、そう言って事切れた。

彼女の母であろう女性は、すでに事切れて物を言わない、冷たい人だったものになっていた。

それを少し離れた場所で見ていたマドカは、少し面倒な顔をしながら、俺に話しかける。

 

「本当にやるのか?」

 

黒ベースの服装に、この年の少女としては早い体の成長が始まっているマドカは、実に面倒な顔をしていた。

大事なので、二回言いました。

 

「さすがにこれで約束破るやつは、悪人かバカか、鳥頭の人だけだよ」

 

そう言って、俺はマドカを担いでその場から離れた。

 

 

ネット情報も使って、目的地に着くと俺はマドカ服についているフードを被せて、中に入る。

 

「何者だ!」

 

メイドさんたちが臨戦態勢になる。

まあ、ISだから勝ち目はないと思いつつ、だが。

 

「待ってくれ。君達の旦那さんたちについて話したい事がある」

 

「!?」

 

メイドさんたちが、驚愕の目で見てくる。

 

「まさか……!」

 

「そのまさかだよ。持って帰れたのはこれさ」

 

時計を取り出して、メイドの一人に渡す。

 

「冥福を祈る」

 

そして、俺はマドカをまた担いで次の国に行くことにした。

 

 

        ードイツー

 

何やら騒がしい。

と、思って日課の筋トレを中断し、野次馬の中を切り抜けると、軍事基地だろう柵の向こうで、ドイツのISと正体不明のISが戦っていた。

御年21歳になった俺と、12歳になったマドカ。

マドカは、最近は年相応の笑顔をよく見せるようになった。

まあ、俺が見るとすぐに真顔に戻るのだが。

俺とはいうと、YouTubeで配信しているガンダムの動画がすごく人気で、もうファンクラブなんてできてる。

初代、Ζ、ZZ、Gガンダム、F91を完結させて、今はWとXを交互に配信している。

いやぁ、この世界にもガンダムファンができて嬉しい。

チャンネル登録者数も、百万を越えた。

改めてすげぇ。

 

で、話を戻すと、正体不明機とドイツ機が戦闘を繰り広げており、ドイツ側が襲われているようだ。

だがよくみたら、正体不明機がファントムタスクのロゴを消えかかっていたが入れていた。

というわけで、ISを纏う。

もちろん、誰もいない人気のない所で。

 

本来、女性にしか使えないISは、男の俺にも使えるなっている……というか使えるISなんだよな、俺のは。

だが、正直ISは兵器としては完璧とは言えない。

まだ適正とかだったらまだしも、女性のみという制限は、他の兵器と比べたら劣る。

女性は基本的に、戦いを経験していないし、素人を乗せたら尚更兵器としての性能が下がる。

とっさの判断、行動力、大胆さが性格によって極度に左右されやすい。

別に俺は男尊女卑ではないが、客観的に、そして個人的に見ても、ISは兵器としては性能が良いだけの普及の必要がない兵器だ。

モビルスーツのザクも、元は宇宙用のパワードスーツというプロパカンダで開発され、兵器転用されたが、あちらは18メートルという大きさを持ちながらも、誰もが訓練を受ければある程度動かし、戦うことができる。

攻撃力や防御力的には、ISに劣るが兵器としては完成されたものだ。

正直、篠ノ之束は天才かもしれないが、同時に天災で何かを開発する資格はない。

俺はそう思う。

 

 

と、そんな風に感慨深くしながら、ファントムタスク残党のISを圧倒する。

使用しているのはシナンジュ。

ちなみに声は池田秀一さんにしている。

どうせなら楽しみたい。この機能。

 

「さっさと墜ちてくれたまえ!」

 

「ちぃっ!」

 

「……!」

 

激しく、ISの近接ブレードとビームサーベルとビームソードアックスがうち合う。

 

「遅い!」

 

「があっ!?」

 

腹部に蹴りをいれて、倉庫に吹き飛ばす。

戦っていたドイツのISは、その戦いの間に入り込むことができなかった。

 

「ふぅ…」

 

よし、おわった!

 

 

 

        ーフランスー

 

22歳と13歳の男女が、パリの町を練り歩く。

字だけだと、危ないやつだが戸籍上は義兄妹なので大丈夫だ。多分。

 

「マドカ、最近は良い顔してるな」

 

「そうか?私としてはあまりそんな感じはしないが…」

 

無自覚のようだ。

以前、俺がそれなりに金を持っていることを知ると、マドカは殺しに来たなぁ。

俺のことを殺そうとナイフだったり、毒だったり、何処からか持ってきたガスまで使ってきて殺そうとしてきた。

まあ、もちろんそんなのに殺られるわけにはいかないので、要警戒とニュータイプの直感をフルに使ってた。

が、数年前からそんなことをしなくなった。

確か、俺が転移者であることや一人なことを教えた頃ぐらいだっけな?

だが、今はそれ以前にガンダムが世界中で大流行したので、作者である俺は握手やサインを求められて大変だ。

やっぱ少し変装をした方が良いだろうか?

まあ、人気になった理由として声入れたり、自作のガンプラだったり、高い技術力による加工とかで崇められたり色々でうれしい悲鳴だ。

最後列に並んでいただろう中性的な顔立ちの金髪美少女にサインを書いて終わりにする。

 

「疲れたぁ……」

 

「…………」

 

とりあえず、少ししたら日本に帰ることにした。

にしても、筋トレで鍛えた体がすげぇバキバキだ。

まあ、ISの使用に必要な経費ならやるしかないからなぁ。

以前は鍛えなかったゆえに後悔して、筋トレ始めたのだ。

これからも続けるつもりだ。

この筋肉は、ガンダムキャラに例えるなら三日月みたいな感じか?

結構、割れてる。

一応、言っておくが細マッチョだぞ~

 

 




あと2か3話くらいで0章が終わります。
長年の筋トレで、筋肉がついた戦人。
彼と一緒にいるうちに次第に心を開くマドカ。

そして、壊滅に追い込まれたファントムタスクの残党たちは…!

主人公の二週目があってほしいと思う人!

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