IS補完計画 作:スタァアーリィイーン!!
一夏が軽く病んでてブリカスに喧嘩吹っ掛けた日から早日、決戦の日。夕凪の姿はピットにあった。
「はぁー…やっと終わったー」
ハンガーの自身のISに多数のコードで繋がれたパソコンのエンターを叩き夕凪はやれやれと腰を上げる。
「何が終わったんですか?」
声の方を向くと丁度入ってきたのか山田先生が立っていた。
「ああ、山田先生。さっきやっと機体の武装アップデートが終わったところです」
「それよりも、何か用ですか?」
「ええ、織斑さんの機体に準備が掛かるようなので先に中島くんおねがいします。5分後に試合開始になりますから準備お願いします」
どうやら試合開始の時刻通達のついでに見にきてくれた様だった。
「わかりました。山田先生、一夏の方はどうなんです?機体は…」
「織斑さんも専用機で出るそうです」
ほぅ…一夏にも専用機があるのか…束さん辺りが自己防衛用にでも渡したのかな?
束「クシュン(>ω<)/。・゜゜・…ダレカ,ワタシノウワサシテルノカナ?」
「ありがとうございます。俺は準備完了です」
「わかりました。じゃあ、私は管制所に戻りますね」
「はい、それじゃあ」
そう言いピットから山田先生は退出していった。
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灰色の機体を起動し、カタパルトに両足を載せると管制所から通信が入った。
『中島君に発進タイミングを譲渡』
「了解」
「中島夕凪。“ジム・アルストロメリア”発進します」
そう言いきるとカタパルトが動き出し、夕凪は空中へと射出された。
アリーナ内
「遅かったですわね」
既にアリーナ内に滞空していたセシリアがそう話しかけてくる。どこか上から目線の見下してきている感が否めない雰囲気である。
「これでも一夏の機体の都合で急いで出てきたんだがな」
アリーナに出てから数秒後試合開始のブザーが鳴り響いた。
先に動いたのはセシリアだった。
「それでは!お別れですわね!」
セシリアはそう言うとスターライトMk-Ⅲを夕凪に向かって発射した。しかし夕凪はそれを軽々しく避けるとセシリアに向かって対艦ライフルを呼び出し、セシリアを狙い、トリガーを引く。〈ドン、ドン〉と弾が吐き出されるが掠りもしない。逆にこちらが被弾し、シールドエネルギーが僅かに削られる。
「やっぱ動く的相手じゃキッツい…」
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3カートリッジ分の弾の銃撃戦が続いた後夕凪側の弾薬が切れ対艦ライフルを収納する。その隙を見計らい、セシリアは四機のビットを発射してきた。
「弾切れかt…BT兵器!!」
夕凪はそう言いビームサーベルを抜刀し、ブースターを吹かせて接近を試みるがビットが邪魔をして来たためビット攻撃を回避しつつ直ぐ様後ろに後退する。
「チッ…(こんな時に限って遠距離系メンテ中とか運ねぇな…いきなりだけど新兵装のテスト相手になってもらうぞ!)」
「スロット3!展開!」
武装スロット3番の武装を選択し、呼び出す。すると肩の周りに白い大型の盾のようなバインダーが4枚現れた。
「な、なんですの?」
ビットの動きが一瞬鈍くなる。
「ふぅ…─ファンネルッ!」
夕凪は呼吸を整え、ファンネルと叫んだ。その声と共に5機のファンネルが飛び出した。
「び、Bt兵器!?」
「…テェ!!」
ファンネルは飛び回っている四機のブルーティアーズを一瞬のうちに叩き落とす。
「ブルーティアーズが、一瞬で……」
セシリアは唖然とした。本国のBT兵器が他国の、それも男の機体に落とされたのだ。無理もない。
「─ッ!!…ファンネル!」
夕凪は急な頭痛に頭に手をやる。(ぶっつけだと五機でもキツいか…)少し前に搭載完了したファンネルの使用、夕凪も訓練をしてないわけでは無いがある意味試作の意味合いが強いファンネルに慣れきってはいなかったのだ。
「…キャァア!!」
ブルーティアーズを叩き落とした五機のファンネルは夕凪の指示でハエを払ったセシリアに群がる。高速な移動速度と正確なビーム攻撃はセシリアを混乱させ、みるみるうちにシールドエネルギーを削り取る。そして─ドームに《ピィー!!》といった音が鳴り響き山田先生が夕凪の勝利を宣言し、その試合が終了した。