IS補完計画   作:スタァアーリィイーン!!

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第七話 モンドグロッソ─拐われた一夏─

あれから数分後─

 

「えぇ~っと、敵はひぃふぅみぃ…五人かな?IS装備3、未装備2、ね」

 

廃工場に出来ていた隙間から中の様子を確認し、小隊隊員に伝える。

 

「敵はIS装備3、未装備2だ。俺が三機やる。他の二人と目標は任せる」

 

「ふぅ…行くぞ! Go!Go!Go!!」

 

『『『了解!』』』

 

息を整え、そう叫ぶと夕凪は目の前の壁をビームナギナタで切り刻み突入する。

 

「ちゃ~三河屋でェース」

 

「な、何だ!?誰よ!あんたは?!」

 

「此方には人質がいるのよ!!」

 

誘拐犯がいきなり現れた夕凪に驚き、声を上げる。しかし、その後ろ左右からも爆音と共に壁が破壊され、隊員達が入ってきた。

 

「隊長、三河屋は無いんじゃないですか?」

 

「なんでサ●エさん」

 

「いいじゃん。─それより、行くぞ」

 

部下に突っ込まれつつもビームナギナタを構える。

 

「このッ」

 

テロリスト達がマシンガンを撃ってくるが盾で防ぎつつバーニアを吹かせて突撃する。そして敵の手前で盾を投げつけ、ビームナギナタで敵の持っていたマシンガンを真ん中から叩き切った。

 

「何ッ!?キャッ!!」

 

直ぐ様投げつけた盾をキャッチし、直ぐに引く。その瞬間一刀両断されたマシンガンの弾倉内の弾薬に火が着き、盛大に爆発した。

 

『隊長!!目標確保ッ!!』

 

部下から報告が入ってきた。

 

「よし、なら…後はコイツらだけだな」

 

そう言って敵の三人に目をやる。銃を叩き切られてゼロ距離でもろに爆発を喰らった一機はシールドエネルギーが切れたのか沈黙し、他の二機も後ろにいた一機を除き損害はあったようだ。

 

敵がライフルを撃って弾幕を張ってくる。再びビームナギナタを展開し、敵に突撃する。

 

「チェストー!!」

 

敵に一瞬のうちに接近するとナギナタを上から下へと敵に一撃を入れる。

 

「ミル─クソッ!!悪魔めッ!!」

 

残った敵が撃破された敵の名を呼ぶ、撃破されたと認識するとそう吐き捨てでたらめに銃を乱射する。

 

「敵を切る…ただ、それだけだッ!!」

 

そう、その一言に尽きる。敵だから、テロリスト、犯罪者だから倒す。ただ、それだけの為にナギナタを振り落とす。それが敵のシールドエネルギーを大きく削る。

 

「ガハッ…」

 

が、それでも削りきれなかった為に敵の腹部に盾を投げつけ、シールドエネルギーを削り切り気を失わせる。

 

「ああ、後他にもあったな。─お前らは俺の友を拐った。だからだな」

 

気を失い、気絶した三人に向けそう言い放つと夕凪は無線で仲間に連絡を入れる。

 

「あー、此方中島だ。敵三機撃破、搭乗者は三人共に気絶中だ。早く応援頼むぞー」

 

『了解しました!えらい早かったですね?』

 

「敵さんがてんで素人だったみたいだからな。銃を向けるのに迷いが見えた」

 

『そうなんですか…ああ!隊長!ドイツ軍がそっちに向かってますからついでにドイツ軍に頼んでくださいよ~』

 

部下からそう言われてレーダーを見てみると確かにドイツ軍の点が段々と近づいて来ているのが分かった。

 

「ん、わかった。じゃあ、千冬さんに一夏の救出完了とでも伝えといてくれ」

 

『ぇえ!?織斑千冬にですか?ハァ…わかりましたよ。伝えときます。…メンドウナノニ』

 

「聞こえてるぞ?」

 

『え?あ、た、隊長。通信切りまーすッ!!』

 

いきなり突っ込まれた事にテンパった部下の事を呆れつつ夕凪はドイツ軍が来るのをただただ待つのだった。

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