怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース 作:特撮恐竜
ディメンション怪獣『ミクラス』登場
現場は突如現れたキングシルバゴンにパニックになっていた。キングシルバゴンは口から青い火球『デモリション・フレイム』を吹き、街を破壊して暴れ回る。
「ギイゴアアアアアアアア‼︎」
「う、嘘でしょ・・・・・・。」
「か、怪獣が・・・また・・・。」
「現れるなんて・・・。」
怪獣娘達が街に出現した怪獣に唖然となる。当の怪獣であるキングシルバゴンは大きく咆哮すると再び口から青い火球を吐き、その足で周りの物を蹴散らしながら街を破壊する。
「グオオオオオオオオ‼︎」
「はっ‼︎・・・呆気にとられている場合ではありません‼︎キンキン、照合を‼︎」
「ええ・・・そうデスネ。・・・過去のアーカイブドキュメントに記録を確認、アレは剛力怪獣シルバゴンの強化体のキングシルバゴンデス‼︎」
「キングシルバゴン・・・わたしとハネハネは市民の避難誘導に回ります‼︎GIRLSの皆さん、総員力を合わせて怪獣を止めて下さい‼︎」
『了解‼︎』
「カズマ、ピグモンさんやアムちゃんと一緒にここから避難して‼︎」
「お、おい、待てミク‼︎」
カズマは他の怪獣娘達と共に飛び出していったミクラスを見送ることしか出来ずにいた。キングシルバゴンに真っ直ぐ向かっていくミクラスを眺めてピグモンが話し掛ける。
「えっと・・・確かミクミクの幼馴染の・・・。」
「明日見・・・カズマです。」
「カズマさん、ミクミクなら・・・あの子なら大丈夫ですよ。」
「ピグモンさん・・・。」
「カズマさんが心配しなくてもミクミクは強いですよ。まだ見習いだった頃、あの子達が見習いから一人前の隊員になるための試験の最中、シャドウが出現した事がありました。けど、ミクミクは初めてGIRLSで出会った2人の仲間と共に逃げる事なくシャドウの脅威に立ち向かいました。」
「ピグモンさん・・・でも今回の・・・相手はシャドウじゃなくて」
「本物の怪獣・・・と言いたいんですよね。分かっています。けど、あの子達ならきっと大丈夫ですよ。絶対に生きて返って来ますよ。だって、ミクミクは初めての大怪獣ファイトの試合の前に敵の襲撃を受けて退院するまで初めての試合が御預けになっても諦めず立ち上がってきました。そしてその初めての試合で見事に勝利を収める事が出来ました。・・・あの子にはどんな困難があっても諦めずに立ち上がり、立ち向かう事が出来る勇気があります。だから、大丈夫、ちゃんと貴方の元に帰ってきますよ。」
「ピグモンさん・・・。」
「さ、私達も避難しましょう‼︎ここも危険ですから‼︎」
「行こう、カズマお兄ちゃん‼︎」
カズマはミクラス達から目を離すとピグモンとハネジローに連れられてその場を後にした。
一方その頃、キングシルバゴンに向かっていったミクラス達は目の前の怪獣の大きさに圧倒されていた。
「お、大きい・・・。」
「前のスフィアザウルスの時から分かってはいたけど・・・こうやって近くで見るとやっぱり迫力が違うね・・・。」
「怖気ついている場合じゃないわ‼︎来るわよ‼︎」
ガッツ星人(マコ)の言葉に皆が気付くとキングシルバゴンがこちらに向けて火球を放ってきた。怪獣娘は散ってそれを避けるとまず先にレッドキングとミクラスがキングシルバゴンの足に拳をぶつける。しかし、その拳は頑丈なキングシルバゴンには通用しなかった。
「痛ええええ‼︎」
「何つー硬い皮膚なんだよ・・・‼︎」
「だったらこれで‼︎超震動波ぁぁ‼︎」
ゴモラが頭の角に力を集めて超震動波を放つ。それを見たガッツ星人姉妹、キングジョーがゴモラに続いて光線を浴びせるがキングシルバゴンは彼女達の攻撃をものともせず進撃していく。
「ゴアアアアアアアアア‼︎」
「駄目‼︎全然聞いてない‼︎」
キングシルバゴンは自身の周りをうろちょろする怪獣娘達に向かって再びデモリション・フレイムを放つ。怪獣が放った青い火球は地面に着弾すると大爆発を起こす。怪獣娘達はその爆発に巻き込まれて次々と吹っ飛んでいった。
『うわああああああああああああ⁉︎』
その頃、カズマを連れて避難所に向かうピグモン、ハネジローは怪獣娘達がキングシルバゴンに蹴散らされる姿を見てショックを受ける。
「ピグモンさん・・・皆が・・・。」
「・・・やはり本物の怪獣は強いですね・・・。せめてあのウルトラマンと連絡が取れれば・・・‼︎」
「‼︎」
トモミの言葉を聞いたカズマは腰のホルダーに目を向ける。しかし、以前スフィアザウルスとの戦いが終わった後、消えたウルトラDフラッシャーが今も現れない事からその顔は険しく歪んでいく。その時、悲鳴が聞こえてきた。
「助けて・・・誰か・・・助けて‼︎」
カズマは声の聞こえた方向を見ると足を押さえて苦痛に歪む女性を見る。避難の途中で転んで足を骨折したのか必死に足を抑えるその姿にカズマはいち早く駆け出していった。
「カズマさん、どうしました⁉︎」
「カズマお兄ちゃん・・・って、お姉さん怪我してる‼︎」
「大丈夫ですか⁉︎」
「あ、足が・・・足が・・・動かないの・・・。」
「待ってて下さい‼︎」
カズマは後ろからついてきたピグモン、ハネジローと共に彼女の応急処置を行う。応急処置を終えるとカズマはピグモンと2人で彼女を抱えて避難所に向かう。
「ありがとう・・・ございます・・・。」
「無理しないで下さい‼︎私達が助けますから‼︎」
2人はやがて避難所に怪我した女性を連れて行く。ピグモンが医療班に彼女を頼む姿を後にするとカズマは再び怪獣が暴れている方向に目を向ける。そこにはキングシルバゴンの青い火球によって吹っ飛ばされるミクラスの姿があった。
「うわああああああああああああああああ⁉︎」
カズマは怪獣の攻撃で吹っ飛ぶ幼馴染の姿を見て苦悩に歪む。そして周りの人間が誰も自分に目を向けていない事を確認すると外に飛び出した。そしてこちらに向かってくるキングシルバゴンを見据えて力強く拳を握る。
「やるしかねえ・・・今、俺が・・・やるしかねえんだあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
怪獣を止める決意を決めたカズマが手を翳すと以前の戦いで消えたウルトラDフラッシャーが3ヶ月ぶりに現れる。カズマはウルトラDフラッシャーを手に取るとホルダーからデッカーのカードを取り出すとDフラッシャーにカードを装填した。
〈Ultra Dimension!〉
光の力をDフラッシャーに読み込むと下部のレバーを引き、頭のクリスタルが展開される。カズマはそれを頭上に掲げ、叫んだ。
「輝けフラッシュ!デッカァァァァァァ‼︎」
そして顔面にDフラッシャーを持っていくとそのままDフラッシャーのスイッチを押して、カズマは光に包まれた。
〈Ultraman Decker! Flash Type!!〉
キングシルバゴンはそのまま都心部に向かっていく。それを見た怪獣娘達は傷付いた体を無理矢理でも起こしながら立ち上がる。
「このままだと・・・町が・・・‼︎」
「わたし達が・・・やらなきゃ・・・‼︎」
ミクラスとゴモラの2人が1番に立ち上がると目の前のキングシルバゴンの前に立つ。キングシルバゴンは下で自分の進む先を妨害するように立つ2人を睨むと口に炎を溜め始める。そのままデモリション・フレイムを放とうとした時、光と共に現れたウルトラマンがその顔を殴り飛ばした。
「ジェアッ‼︎」
「ギイガアアアァァァァァァ⁉︎」
「あっ‼︎あれは・・・‼︎」
「あの時の・・・ウルトラマン‼︎」
キングシルバゴンが倒れると同時に3ヶ月ぶりに現れた新たな光の巨人『ウルトラマンデッカー』がキングシルバゴンに向かって構える。キングシルバゴンも立ち上がると同時にデッカーに向かって吠え立てた。
「ゴアアアアアァァァァァァァァ‼︎」
キングシルバゴンはそのままデッカーに向かって突進する。デッカーはこちらに向かってきた怪獣の頭を抑えつけ、顔面にパンチを入れる。頑丈なキングシルバゴンといえど顔面に受けた拳には怯み、後退する。その隙をついてデッカーは銀色の体に拳を連続で放った。しかし、5発ほど拳を撃ち込まれたにも関わらずキングシルバゴンは何のダメージも受けていなかった。そこでデッカーは力を込めてキングシルバゴンの目に向かって拳を放つ。
「グオアアアァァァァ‼︎」
何とか目を閉じた事で失明は免れたキングシルバゴンだが目に受けた痛みからの怒りを露わに吠えると口からデモリション・フレイムを放つ。デッカーはそれをよけると前転でキングシルバゴンに接近し、タックルを放つ。しかし、キングシルバゴンはデッカーのタックルをものともせずそのまま頭突きでデッカーを吹っ飛ばした。
「ジェアッ⁉︎」
デッカーは起き上がると同時にキングシルバゴンに蹴られる。怪力を誇るキングシルバゴンの蹴りはデッカーを吹っ飛ばした。再び立ち上がったデッカーが怪獣の腹に蹴りを放つ。しかし、頑丈なキングシルバゴンには蹴りが効かなかった。
『こいつ・・・硬え・・・‼︎』
デッカーはそのまま続けて頭や腹に拳や蹴りを連続で叩き込む。しかし、キングシルバゴンの硬い表皮にはダメージが通る事はなかった。デッカーがストレートパンチを撃ち込もうとした時、シルバゴンはデッカーの拳を受け止め、投げ飛ばす。
「ジェェアッ⁉︎」
そのままデッカーを投げ飛ばしたキングシルバゴンは口にエネルギーを集めてデモリション・フレイムを放った。デッカーは立ち上がった瞬間、怪獣の放った火球をまともに受けて吹っ飛ばされてしまう。キングシルバゴンは倒れたデッカーに向けてそのまま青い火球を吐き続ける。怪獣が吐いた火球で地面が大爆発を繰り返し、デッカーはそれに巻き込まれる。そしてデッカーの体はキングシルバゴンの最後の火球の直撃で大きく吹っ飛ばされた。
「ジェアアアッ‼︎」
デッカーは大きな地響きを立てて地面に倒れる。カズマは目の前のキングシルバゴンを見て歯軋りを立てながらカードホルダーに手を当てる。その時、カードホルダーが開き、3つの光がカズマの前に飛び出した。やがて3つの光は牛を思わせる角を備えた緩い顔の二足歩行の怪獣、全身が銀色のメカニカルな怪獣、頭に1本の角を備えた恐竜を思わせる怪獣が描かれたカードに変化する。カズマはその中から1枚のカードを手に取る。
「これは・・・ミクラスのカード⁉︎」
カズマが手にしたのは牛を思わせる姿の幼馴染のカイジューソウルの怪獣であるカプセル怪獣『ミクラス』のカードだった。カードに手にした途端、カズマは耳を済ませる。
「怪獣カードを・・・ミクラスのカードを使え?・・・分かった、やってみる‼︎」
カズマはミクラスのカードを裏向きにしてDフラッシャーに装填し、読み込ませる。そしてレバーを引いて頭のクリスタルを展開させた。
〈Mons Dimension! Miclas‼︎〉
キングシルバゴンがデッカーに向かって突進してくる。その時、怪獣とウルトラマンの間に光が立ち込めた。そして光の中から牛を思わせる角を備えた怪獣が現れる。その怪獣を見た時、アギラとミクラスは驚いた顔でその怪獣を見る。
「う・・・嘘・・・⁉︎」
「アレって・・・あたしの・・・カイジューソウルのミクラス⁉︎」
「クオオオオォォォ‼︎」
かつてセブンに仕え、宇宙からの侵略者と戦ったミクラスがデッカーによってディメンション怪獣『ミクラス』となって再び地上に降り立った。ミクラスは目の前のキングシルバゴンを見ると敵だと知り、そのまま突進する。キングシルバゴンとミクラスが激突し、両者の力比べが始まった。
「クアアオオォォォ‼︎」
「ギイガアアアアアアア‼︎」
「嘘ぉ⁉︎あんなヤバそうな怪獣相手に互角に渡り合えてる⁉︎」
ミクラスは何とキングシルバゴン相手に互角の力比べを繰り広げる。キングシルバゴンの剛力にミクラスは一歩も引かない力比べをしているのだ。自分の元の怪獣であるミクラスの底力にミクラス(怪獣娘)は驚きを隠せずにいた。
実はキングシルバゴン、ミクラス両者ともに力に長けた怪獣なのだがキングシルバゴンの方は470万馬力なのに対してミクラスは500万馬力と力に関してはミクラスの方が上回っているのだ。
やがてミクラスがキングシルバゴンを押し返し始めた。そしてキングシルバゴンはミクラスに力負けし、押し倒される。キングシルバゴンが倒れたところにミクラスがボディプレスを決め、キングシルバゴンの悲鳴が響き渡る。
「ギイガアアアアアアア⁉︎」
『凄え・・・ミクラスってこんなに強かったのかよ・・・。』
カズマ自身も幼馴染から怪獣のミクラスの事を聞いていたが彼女の口から語られた話とは違うミクラスの強さに驚きを隠せない。キングシルバゴンが立ち上がるとミクラスはその銀色の体表に次々と拳を撃ち込んでいく。自身を上回るミクラスの怪力を秘めた拳にキングシルバゴンも怯み始めた。拳を受け続けてキングシルバゴンが怯むとミクラスは突進してキングシルバゴンを吹っ飛ばす。そして地面に倒れたキングシルバゴンの尻尾を掴むとミクラスはジャイアントスイングで投げ飛ばした。
「ギイガアアアアアア⁉︎」
キングシルバゴンはミクラスの怪力に翻弄され、完全にグロッキーになっていた。そのまま熱線を吐こうとしたミクラスだが、時間切れになったのか光になってその体は消えていく。デッカーはミクラスが消えた事に戸惑うが怪獣の今の状態を見てチャンスだと感じ、必殺光線の構えに入る。
『消えた・・・時間制限があるのか・・・?・・・いや、考えてる時間は無い‼︎ミクラスがくれた今がチャンスだ‼︎』
デッカーはチャージを終え、腕を十字に組み、必殺技であるセルジェント光線を放った。頑丈なキングシルバゴンもミクラスの猛攻で弱っていた体ではデッカーの必殺光線に耐えられず光線の直撃で大爆発を起こした。
「いやぁ〜・・・大変だった〜・・・。」
「本当、あの虹の向こう側は下手したらあんなのがうじゃうじゃいる怪獣無法地帯の可能性もあった訳だしね〜・・・。」
事件の後、GIRLSは避難所にいた市民達がそこから出て行く様子を見てため息をついていた。ミクラスとゴモラの言葉を聞いてピグモンが彼女達の隣に立つ。
「もしかしたら本当に再び第一次大怪獣時代の再来になる日が来たのかもしれません。もし、そうならこちらもなるべく人員を増やさなければ・・・。」
「人員か・・・。でも、未覚醒のカイジューソウルを持った怪獣娘を探すのも中々難しいよな。怪獣娘じゃなくても普通の職員は女が多くなるしよ・・・。」
「ええ・・・男性を雇うとしても・・・下心を持った者かどうかを厳正に確認しなければならないというのを考えると・・・中々難しいですね。」
合流したレッドキングとピグモンの言葉を聞いて彼女達は思わずため息を吐く。そしてゴモラが遠い目をしながら思わず呟いた。
「誰か紹介してくれないもんかね〜。いい人材をさ〜。」
ゴモラの言葉を聞いて思わずミクラスが周りを見渡す。すると彼女の目に怪我をしたお年寄りに寄り添うカズマの姿が見えた。それを見たミクラスは思わず呟いた。
「もしかしたら・・・いるかも・・・。GIRLSに入れても大丈夫なやつ・・・。」
カズマ「カズマと‼︎」
アム「ハネジローの‼︎」
「「ウルトラディメンションナビ‼︎」」
カズマ「ここからはウルトラディメンションカードについて勉強だ‼︎」
ハネジロー「今日のカードはこれだよ‼︎」
〈Miclas‼︎〉
カズマ「身長40メートル‼︎体重 2万トン‼︎かつてはセブンがカプセルから呼び出したんだけど今回はディメンションカードから紹介されたぞ‼︎」
ハネジロー「カプセル怪獣1番の怪力の持ち主でそのパワーはキングシルバゴンさえも凌ぐ程なんだよ‼︎」
アギラ「次回はボクが担当するよ‼︎」
「「「次回もよろしく‼︎」」」
次回予告(CV:明日見カナタ)
「とある洞窟からゴモラのミイラが発見された。ゴモラのミイラの確保にGIRLSが向かう中、雨でゴモラが生き返った⁉︎しかもゴモラにスフィアが取り憑いてヤバい怪獣に‼︎もっと・・・もっと力が欲しい!次回‼︎
皆、見てくれよな‼︎」