怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース   作:特撮恐竜

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怪獣娘×デッカー、読み切り版最後の投稿です‼︎本当は11月のうちに投稿を済ませたかった・・・。

古代合成獣『スフィアゴモラ』登場


出動!GIRLS(後編)

ゴモラが復活したその頃、その事を知らないカズマは学校から帰る途中だった。そんな彼の背中にアムが飛び付いてくる。

 

「カーズマお兄ちゃん!!」

「わっ!?・・・アムちゃん‼︎」

「えへへ‼︎たまたま見かけたから後を付けて来ちゃった‼︎カズマお兄ちゃんも帰りなの?」

「ああ。」

「だったらアムと一緒に」

「ギャアオオオオオオオオ‼︎」

 

アムの言葉を遮るように聞こえた謎の雄叫びを聞いたカズマは咆哮が聞こえた方向を向くと同時に走り出した。アムは突然走り出したカズマを見てその後を追いかけて行く。

 

「ま、待って‼︎カズマお兄ちゃん‼︎カズマお兄ちゃーん‼︎」

 

 

 

 

 

 

その頃、GIRLSの怪獣娘達は復活したゴモラの対応に追われていた。街で暴れ回るゴモラを後ろにミクラス達かぷせるがーるずは戦えない人達の避難に追われている。その横でアギラがピグモンに問い詰めていた。

 

「皆さん、落ち着いて下さい‼︎」

「慌てないで落ち着いて‼︎」

「ピグモンさん、どうしてミイラだったゴモラが復活したんですか⁉︎」

「分かりません‼︎でも、恐らくかつてアメリカに現れたゴモラの亜種は雨を受け、ミイラの姿から蘇ったという記録があります‼︎」

「昨日の夜は大雨に加えて強風デシタ。風でブルーシートが飛ばされ、アメリカに現れた亜種のように雨を受けて水分を得て復活したのでショウ。」

「ギャアオオオオオオオオ‼︎」

 

キングジョーがピグモンの推測に補足を入れる後ろでゴモラが尻尾を振り回して周りの建物を破壊しながら吠え回る。何処となくゴモラの目は苦しそうに見開き、苦しみから逃れたいと言わんばかりに首を掻いていた。

 

「ギャアオオオオオオオ‼︎」

「ねえ、何かゴモラ・・・苦しそう。」

「わたし、別に苦しくないけど?」

「いや、ゴモたんに言ったんじゃないよ‼︎本物の方を見て言ったんだって‼︎」

 

ボケをかますゴモラ(怪獣娘)に鋭くツッコミを入れるアギラの横でウインダムやエレキングがゴモラ(本物)を観察する。頭がいい2人は過去の記録を思い返していた。

 

「確か・・・アメリカに現れた亜種も雨で復活した時も・・・。」

「ええ、無理な復活で苦しみ・・・ウルトラマンとの戦いの最中に死んだわ。」

「今回はあの時のケースによく酷似しています‼︎恐らくですがあのゴモラの寿命は1日を待たずに尽きるかと思われます・・・。」

「けど、少なくとも1日はまた生きているんだろ⁉︎その間ずっとアイツを放置しておくのか⁉︎そんな事したら多くの被害が出るぞ‼︎」

 

レッドキングの言う通り、ゴモラは苦しみから逃れたいと言わんばかりに腕や尻尾を振り回して周りにあるものを破壊している。ピグモンはゴモラを見て決意を固めた。

 

「・・・いえ、可哀想かもしれませんが・・・被害が拡大している以上、ゴモラを放っておく訳にはいきません‼︎皆さん、ゴモラが止まるまで何とか時間稼ぎをお願いします‼︎」

『了解‼︎』

 

かぷせるがーるずやマガコンビ、ザンドリアスとノイズラーの中学生コンビが市民の避難誘導をしている中、レッドキング達ベテランの怪獣娘は暴れるゴモラに向かっていった。

 

「オラアッ‼︎」

 

まず、レッドキングがゴモラの膝に拳をぶつける。しかし、強靭な生命力を持つゴモラには彼女の拳など何の意味も無かった。そのまま尻尾を振り回して暴れ回るゴモラの周りを分身したガッツ星人姉妹が取り囲む。そして彼女達は一斉に光線を放ち、ゴモラを足止めする。

 

『はあっ‼︎』

「ギャアオオオオオオオオオ‼︎」

 

自身を取り囲み、光線を浴びせる彼女達を鬱陶しく感じたゴモラは角に力を集めて超震動波を放った。ガッツ姉妹は瞬間移動で逃れるとそのまま地面に着地し、ゴモラを睨む。

 

「流石は本物のゴモラだね・・・。」

「ええ、生命力が尋常じゃないくらいに強いわ。」

「ギャアオオオオオオオオ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

その頃、カズマはゴモラが暴れる現場に着くたび、瓦礫に隠れて泣いているアムと同じくらいかそれより少ししたんですかくらいの年の少年を見つける。カズマとアムが変身したハネジローは真っ先にその場に向かっていった。

 

「うえええぇぇぇぇん‼︎お父さぁぁぁぁん‼︎お母さぁぁぁん‼︎何処ぉぉぉぉ⁉︎」

「君、大丈夫か⁉︎」

「うえええええん‼︎うえええええええん‼︎」

「落ち着いて‼︎ハネジロー達は助けに来たの‼︎」

「・・・本当に?僕を助けに・・・?」

「ああ、そうだ。」

 

少年が泣き止むのを確認したカズマとハネジローは一息つくと少年に向かって訊ねた。

 

「お母さん達とはぐれたんだな?」

「・・・うん。」

「ハネジロー達に任せて‼︎一緒にお母さんとお父さん探してあげる‼︎」

「本当に・・・?」

「ああ‼︎」

「ありがとう、お兄ちゃん達‼︎」

 

少年が泣き止んだ事を確認したカズマとハネジローは少年を連れてその場から離れる。すると大きな物音が後ろから響き、2人が振り返るとゴモラが尻尾でビルを薙ぎ倒す瞬間を見る。

 

「やべえ事になってんじゃねえか・・・。」

「カズマお兄ちゃん、早く行こう‼︎」

 

カズマはハネジローの声に頷くと少年を連れて崩れるビルから逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

「いくでえぇぇぇぇ‼︎フルパワーの超震動波ぁぁぁぁぁぁ‼︎」

 

ゴモラ(怪獣娘)が全エネルギーを角に集めた超震動波を放つと同時にキングジョーが額から、ガッツ姉妹の両手から光線が放たれ、ゴモラ(本物)に命中する。しかし、ゴモラ(本物)の体に何のダメージも与える事は出来なかった。ゴモラ(本物)は自身に攻撃してきた怪獣娘達をうざったく感じたのか彼女達に尻尾を振り回す。命中こそしなかったものの尻尾が振り回された衝撃と強風で彼女達の体は大きく吹っ飛んでいった。

 

『うわああああああああああああああ⁉︎』

 

彼女達は大きくビルに激突し、体が地面に倒れる。何とか体を起き上がらせるがそこに最悪と言える悪魔の知らせピグモンから入ってきた。

 

『皆さん、大変です‼︎スフィア反応が出ました‼︎スフィアが来ます‼︎』

『⁉︎』

「お、おい‼︎あれ見ろ‼︎」

 

レッドキングが指差した先では無数のスフィアソルジャーが空から降りてきている。スフィアソルジャーはゴモラに向かっていく。そして無数のスフィアソルジャーがゴモラに取り憑き、その体を侵食していく。スフィアに取り憑かれ、ゴモラの姿が変わっていく。

 

「見て‼︎ゴモラが‼︎」

 

市民の避難誘導をしていた怪獣娘達もその様を見て驚愕する。ゴモラはスフィアに取り込まれ、体格が更に大きくマッシブな姿になり、体表は焦茶色からグレーに変化し、三日月状の角のうち、右側が曲がりくねって大きなものになる。目は生気を感じさせない白目となり、背中にも本来無かった突起が生え、スフィアに取り込まれた事で異形の姿になった事がハッキリと分かる。その瞬間こそ、ゴモラがスフィアによって取り込まれスフィア合成獣となった古代合成獣『スフィアゴモラ』の誕生であった。

 

「ギャアオオオオオオオオオ‼︎」

「ご、ゴモラが・・・スフィアに・・・。」

「取り込まれた・・・。」

「かつてのスフィアと同じように他の物を取りこみ、怪獣化させられるのかよ‼︎」

「スフィア合成獣・・・じゃあ・・・やっぱりスフィアは・・・かつての・・・。」

 

ゴモラと対峙していた怪獣娘達はその様を至近距離で見て唖然としていた。そんな中、突然ゴモラ(怪獣娘)の顔が青ざめ、口を抑える。

 

「ゴモ⁉︎」

「ゴモラ⁉︎おい、どうした⁉︎」

「う"っ⁉︎・・・気分が悪くなってきた・・・。」

「は⁉︎いつから⁉︎」

「もう1人の・・・わたしが・・・スフィアに・・・・・・取り込まれた時から・・・かな・・・う"ぶ⁉︎吐き気もしてきた・・・。」

 

スフィアゴモラを見て気分が悪くなったゴモラは更に顔色が悪くなり、口を抑える。そんな彼女にガッツ星人(ミコ)が肩を貸した。

 

「ゴモ、大丈夫⁉︎」

「ガッちゃん・・・御免ね。こんな時に・・・う"!」

「気にする事ないよ。ここは一旦退こう!御免、マコ、おジョー、レッド、ゴモを連れて退避するから後は任せるよ‼︎」

「分かった‼︎任せとけ‼︎」

 

ガッツ星人(ミコ)がゴモラを連れて瞬間移動でここを去ったのを見届けたキングジョー達は目の前のスフィアゴモラを見て話し合う。

 

「何でゴモラの体調が悪くなったのよ?」

「あの怪獣はゴモラにとってもう1人の自分デス。恐らくデスがゴモラがスフィアに取り込まれた事で彼女のカイジューソウルに何かしら影響が出テ・・・。」

「体調不良を起こしたって訳か・・・。だったら後は俺達がやらねえとな‼︎」

 

レッドキングは拳を鳴らすとそのままスフィアゴモラに向かっていく。その後をキングジョーとガッツ星人(マコ)が追いかけて行った。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ミクラス達かぷせるがーるずは他に逃げ遅れた市民がいないか探している。その最中で必死に叫ぶ夫婦らしき男女を見つけた。

 

「シン‼︎シンー‼︎何処⁉︎」

「おーい‼︎シンー‼︎返事をしてくれ‼︎」

「すみません、そこの方達‼︎」

「え?」

 

必死に叫ぶ夫婦らしき男女の元に駆け寄った3人は手を取ってここから引っ張ろうとする。しかし、2人は3人の手を振り払った。

 

「GIRLSです‼︎怪獣が凶暴化しました‼︎もうここは危険です‼︎」

「ボク達と一緒に来て下さい‼︎」

「待ってくれ、僕達の息子がいないんだ‼︎」

「ええっ⁉︎」

「貴方達、GIRLSの怪獣娘よね?悪いけどあの子を置いてはいけないわ‼︎」

「だったら特徴を教えて下さい‼︎ボク達が2人の子供さんを探します‼︎お2人はウインちゃんと一緒に場所に‼︎」

「わ、分かったわ。息子はオレンジ色のバックに青いパーカーを着ているわ‼︎」

「恐竜が描かれた帽子を被っている。それで分かる筈だ‼︎」

「分かりました‼︎後は任せてください‼︎」

「ウインちゃん、お願いね‼︎」

「はい‼︎」

 

ウインダムが夫婦を連れてその場から走っていくとアギラとミクラスは周りを見渡し、2人の子供を探し始める。捜し始めて30分後、ミクラスは誰かとぶつかった。ぶつかってきた人物はミクラスの姿を見ると驚く。

 

「痛⁉︎」

「あっ、すみません‼︎・・・ってミク⁉︎」

「えっ⁉︎カズマにアムちゃん‼︎何でこんなところにいるのよ⁉︎ここは危険なんだから早く避難してよ‼︎」

「そういう訳にもいかねえ‼︎この子の両親を見つけないといけないんだ‼︎」

「えっ⁉︎」

 

カズマは隣のハネジローと一緒に驚きながら怒る幼馴染の前で自身が保護した少年に振り返る。ミクラスは驚いて、カズマの後ろに隠れている少年を見る。その少年は先程探していた夫婦から教えられた特徴と一致しており、ミクラスは探していた子供だと確信し、笑ってカズマの肩を叩いた。

 

「カズマ‼︎アムちゃん‼︎2人ともよくやったね‼︎その子の両親から探して欲しいって頼まれてたんだ〜‼︎まさか2人が保護してくれてたなんてね〜‼︎」

「痛い痛い‼︎お前、怪獣娘に変身してんだから力加減しろよ‼︎」

「それよりもミクお姉ちゃん、この子を探していたって・・・。」

「そうなんだよ‼︎さっきこの子の両親に会ってさ‼︎」

「お父さんとお母さんと会ったの⁉︎」

「どうしたの⁉︎」

 

アギラかその場に駆け付けるとカズマとハネジローの姿を見て驚く。しかし、2人のそばにいた少年を見つけて2人の意図を知るとすぐに駆け寄った。

 

「ありがとう、ハネジローにミクちゃんの幼馴染さん。」

「話は後‼︎ミクお姉ちゃん、アギラお姉ちゃん、彼を両親のところに‼︎」

「ギャアオオオオオオオオ‼︎」

 

カズマ達の後ろではスフィアゴモラがスフィア超震動波を放ち、街を破壊しながら暴れている。スフィアゴモラの足元ではレッドキング達が傷ついた体を無理やりでも起こそうとしていた。

 

「クソッ‼︎強え・・・‼︎」

「スフィアと融合したせいで色々と強化されてる・・・。」

「ピギャアアアギャアオオオオオオオオ‼︎」

 

カズマ達はスフィアゴモラを見た瞬間、走り出す。敢えてカズマだけは走る速度を落として走っていた。そしてミクラス達の姿が見えなくなるとスフィアゴモラに視線を向けてウルトラDフラッシャーを出現させた。

 

「カズマお兄ちゃん?」

 

ハネジローは姿を消したカズマに気付くと再び逆向きに走り出す。そしてハネジローがカズマの姿を確認した時、カズマはウルトラDフラッシャーを手に取っていた。そしてホルダーからデッカーのカードを取り出すとDフラッシャーにカードを装填した。

 

〈Ultra Dimension!〉

 

光の力をDフラッシャーに読み込むと下部のレバーを引き、頭のクリスタルが展開される。カズマはそれを頭上に掲げ、叫んだ。

 

「輝けフラッシュ!デッカァァァァァァ‼︎」

 

そして顔面にDフラッシャーを持っていくとそのままDフラッシャーのスイッチを押して、カズマは光に包まれた。

 

〈Ultraman Decker! Flash Type!!〉

 

「嘘・・・カズマお兄ちゃんが・・・あの・・・。」

 

ハネジローはカズマがウルトラマンデッカーに変身するところを目の当たりにする。カズマが変身したデッカーはスフィアゴモラに向かって構える。

 

「ディアッ‼︎」

「ピギャギャアオオオオオオ‼︎」

 

デッカーはスフィアゴモラに向かっていくと蹴りを放つ。スフィアゴモラが蹴りを受けて少し後退したところで拳を2発打ち込む。しかし、スフィアゴモラにデッカーの拳は効かず、そのまま突っ込んできた。デッカーはすぐ避けると尻尾を掴み、動きを押さえつけようとする。しかし、元々パワーが高いゴモラがスフィアの力で強化されたスフィアゴモラにはあっさりと振り払われてしまった。

 

「ディィィアッ⁉︎」

「ギャアオオオオオピギャアアアアア‼︎」

 

スフィアゴモラはデッカーの頭を掴むと膝蹴りを打ち、デッカーを吹っ飛ばす。そしてゴモラの頭突きを受けてデッカーは地響きを立てて地面に倒れた。

デッカーは立ち上がると同時に後ろを振り返る。後ろに建てられていた病院ではまだ入院している患者達が避難を終えていなかった。デッカーは立ち上がるとスフィアゴモラに取っ組み合う。そのまま力比べをするが力に長けたスフィアゴモラには敵わず、デッカーは押されていく。そしてデッカーはスフィアゴモラに弾き飛ばされた。

デッカーを弾き飛ばしたスフィアゴモラは角に力を集めてスフィア超震動波を放つ。デッカーはバク転、前転、側転で避けるが、立ち上がった時にスフィア超震動波を受けてしまう。スフィア超震動波を受けて倒れる。ダメ押しをするかのようにスフィアゴモラが尻尾を振り回した。スフィアゴモラの尻尾によってデッカーは叩きつけられ、吹っ飛んでいく。

 

「ディアッ⁉︎」

「ウルトラマン‼︎」

「頑張ってウルトラマン‼︎頑張って‼︎」

『ぐっ・・・力が・・・力が足りねえ・・・もっと力が欲しい・・・もっと・・・ゴモラに対抗できるくらいの力が‼︎』

 

カズマが力を願ったその時、赤い光がカードホルダーから飛び出す。光はカズマの目の前で赤いデッカーが描かれたカードに変化した。

 

「こいつで・・・力が・・・よし‼︎」

 

カズマが新たなカードを手にした時、カードを通してカズマの体に炎が走る。そしてカズマの中に新たに力が流れ込んできた。

 

「凄え‼︎力が・・・体の底から力が弾けてくるぜぇぇぇぇ‼︎これならゴモラにも勝てる‼︎」

 

カズマは新たなディメンションカードをDフラッシャーに装填する。そしてレバーを引き、頭のクリスタルを展開させた。

 

「弾けろ、ストロング‼︎デッカアアアァァァァァァァァ‼︎」

 

〈Ultraman Decker! Strong Type!!〉

 

そしてカズマがDフラッシャーのスイッチを押したと同時にデッカーの体はオレンジ色のプロテクターに赤い色、そして宇宙を思わせる部分は太陽を思わせる模様を備えた姿になっていた。これこそがパワーに長けたデッカーの姿『ウルトラマンデッカー・ストロングタイプ』である。

 

「ウルトラマンが・・・。」

「赤くなった・・・。」

 

ストロングタイプになったデッカーはスフィアゴモラと取っ組み合う。今度はデッカーがスフィアゴモラを押し返していた。そしてスフィアゴモラを押さえつけるとその胸に拳を放つ。

 

「デュアッ‼︎」

「ピギャアアアアアアア⁉︎」

 

後退したスフィアゴモラの腕を抑えると蹴りを2発放ち、頭を抑えてアッパーを放つ。そしてそのまま間髪入れずに拳を放ち、スフィアゴモラを吹っ飛ばした。

 

「ギャアオオオオオピギャアアアアアア‼︎」

 

スフィアゴモラが再び尻尾を振り回してくるとそれを受け止め、何度も回転しながらジャイアントスイングで投げ飛ばす。

 

「ギャアオオオオオオオ‼︎」

 

スフィアゴモラは再びスフィア超震動波を放つがデッカーは拳でそれを受け止める。そしてスフィア超震動波を弾いて拳に赤いエネルギーを秘めた力を集めるとそのままスフィアゴモラの体に拳を撃ち込んだ。そして拳から熱い熱線が飛び出し、スフィアゴモラを空中に打ち上げる。空中に打ち上げられたスフィアゴモラは大爆発を起こした。

 

 

 

 

「カズマお兄ちゃん、こっちこっち‼︎」

「お、おう・・・。」

 

スフィアゴモラが倒されてから数時間後、ハネジローは元の姿に戻ったカズマと合流する。するとハネジローは人混みが少ない場所にカズマを誘導した。

 

「何だよ?こんなところに誘導して。」

「カズマお兄ちゃんがあのウルトラマンだったんだね‼︎」

「は⁉︎何の事だよ‼︎ウルトラマンが飛んで行ったところ見ただろ‼︎」

「うん、さっき見たよ!カズマお兄ちゃんがあのウルトラマンに変身するところ‼︎」

「え⁉︎」

 

カズマは目の前の店の常連の小学生に自身の秘密を知られた事で頭を抱えていた。これからどうしようと悩んでいるところにハネジローが安心する言葉を告げてきた。

 

「だいじょーぶ‼︎カズマお兄ちゃんは皆を守るために戦ってくれたんだもん‼︎ハネジロー、カズマお兄ちゃんがあのウルトラマンだって事、皆に黙っててあげる‼︎」

「アムちゃん・・・ありがとな。」

「その代わり、今度、アイスでも奢ってよね‼︎」

「はは・・・そのくらいお安い御用さ。」

「カズマー‼︎」

 

その時、ミクラスがピグモンを連れてこちらに向かってきた。ピグモンはカズマを真剣な表情で見ている。カズマも緊張しながらピグモンに向き合った。

 

「カズマさん、ミクミクから聞きましたよ。自分の命は大切にしてください。貴方にも貴方の事を思う大切な人達がいる筈です。もし、貴方の身に万が一の事があればミクミクをはじめとしたカズマさんを思う人が悲しむんですよ。その事を覚えてください。」

「・・・はい。」

「でも、貴方のお陰で救われた命があったのも事実です。貴方のように危険な状況でも命を救うために頑張れる・・・そんな人が今のGIRLSには必要です。もし良ければ私達と一緒に人々のために頑張りませんか?」

「ええっ⁉︎それってGIRLSへのスカウトって事ですか⁉︎でも、俺、普通の人間ですし・・・。」

「大丈夫です‼︎GIRLSには普通の人間も沢山います。それに・・・ミクミクも貴方の事を推薦してします。私達と共に頑張りませんか?」

「俺は・・・。」

 

悩む姿を見せるカズマを見てピグモンは優しげな表情になると肩を叩いて声を掛ける。

 

「今すぐじゃなくて構いません。カズマさんが決心するのを待っています。」

「じゃあ・・・もし、答えを決めたらあたしに教えて。あたしがいなければGIRLSを訪ねて。それじゃ、あたし、この後の事後報告に行ってくるから‼︎」

 

ピグモンと共にこの場を去るミクラスを見ながら、カズマは視線を下に向ける。そして小さく呟いた。

 

「俺は・・・俺は・・・。」




怪獣娘×デッカーは以上になります‼︎
アンケートは実施する予定ではありますが現在、連載中の怪獣娘Zか怪獣娘トリガーの方が読者が多いので多分、沢山の票が来そうなのでそちらで行おうと思います。
どうかご了承ください
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