怪獣娘×令和ウルトラマン クロスオーバーユニバース 作:特撮恐竜
因みに今回、怪獣娘×ブレーザーの予告をしなかったのは登場怪獣に悩んでいたからです。
悩みに悩んだ結果、次回はゲードスではない怪獣を出す事にしました。何が出るかは次回を楽しみにしててください。
「ぜ、全然効いてないよ‼︎」
「待って下さい‼︎もう1発発射されたみたいです‼︎」
バザンガにロケット弾が効かない事にミクラスが慌てふためく。そんな彼女を落ち着かせようとウインダムがスコープでジェットビートルを拡大し、再びロケット弾がバザンガに向けて放たれた事を確認する。しかし、大爆発を受けてもバザンガが怯む事は一切無かった。
「やっぱり全然効いてないじゃん‼︎」
「どうやら相当固い皮膚を持つ宇宙怪獣のようですね。」
その後もジェットビートルは空中を旋回し、ロケット弾をバザンガに向けて発射する。連続で着弾するも硬い装甲に覆われたバザンガにダメージを与えている様子はない。バザンガも空から来る爆撃を鬱陶しさを感じたのか頭の角が上向きになる。そして両腕を上空に向けて構えた時、バザンガの両腕の手甲の穴から何かが飛び出した。飛び出した何かはジェットビートルが放つロケット弾を撃ち落とす。ロケット弾を打ち落としたバザンガはジェットビートルそのものを撃ち落とそうと両腕から再び何かを発射する。その様子を近くにいたレッドキングがGIRLSにいるピグモンに伝える。
「ピグモン‼︎今、怪獣が腕から何かを発射してロケット弾を撃ち落としやがった‼︎さっき発射したのが何か分かるか⁉︎」
『少々お待ち下さい‼︎ただいま分析します‼︎』
ピグモンは司令室の職員と共に先程の映像を拡大、停止しこれまで現れた事のない未知の怪獣を分析する。そして数分後、分析を終えたピグモンはその結果をレッドキング達に報告する。
「今、放たれたのは棘です‼︎それも無数の‼︎」
『棘ぇ⁉︎マジかよ⁉︎』
「はい、どうやら光弾状の棘で当たると爆発するようになっています。ジェットビートルの操縦士になるべく距離を取るよう伝えます‼︎」
『頼む‼︎』
場所は変わって池袋ではバザンガから距離を離すジェットビートルをレッドキング達が眺めていた。そのままジェットビートルはバザンガの棘の射程範囲から離れると思ったその時、再びバザンガが棘を発射する。そしてその棘は起爆距離から離れた筈のジェットビートルを襲う。ジェットビートルの右翼に火が燃え移るとジェットビートルは次第に降下し始めた。
「おい、どういう事だよ⁉︎怪獣の棘の射程範囲外だった筈だろ⁉︎」
「もしかしたらあの棘・・・起爆距離を調節出来るのかも・・・。」
レッドキングの横でガッツ星人が自身の考察を述べる中、彼女のソウルライザーに通信が入る。ガッツ星人はソウルライザーを手にすると通信に応答した。
『こちらピグモン‼︎ジェットビートルの右翼が損傷しました‼︎』
「こちらも確認したよ‼︎それでジェットビートルは飛ばせそう?」
『ええ、損傷の状態も大した事はなく、最低でも10分程の応急処置で再び飛ばせるとの事です‼︎』
「OK、ありがと‼︎・・・と言ってもあの怪獣、相当硬い装甲持ってるから・・・あまり効果無いと思うけどね。」
ガッツ星人はピグモンからの通信を再び切ると暴れ回るバザンガに目を向ける。既に彼女達はバザンガに攻撃を放てる至近距離にいたが思ったより近かったのか怪獣の圧倒的な大きさに唖然とする。
「・・・・・・大きいね。」
「うん、本当にわたし達の攻撃通用するの?」
「でもやらねえよりはマシだ。」
レッドキング達は至近距離から見るバザンガに圧倒される。その頃、ジュンは最後の避難者を避難場所である公園に誘導していた。
「こちらです‼︎」
「ありがとう、助かったよ‼︎」
「いえいえ、どういたしまして‼︎・・・アキ、避難が完了したぞ‼︎」
ジュンは最後の避難者を確かに確認すると幼馴染であるアギラに呼び掛ける。アギラも避難誘導を完了させたのかジュンのいる方向に向かってきた。
「ジュン‼︎」
「アキ、そっちは⁉︎」
「こっちも避難が完了したよ‼︎」
「よし、それじゃあ俺達も行くぞ‼︎」
ジュンはアギラの手を取って引っ張って行こうとする。しかし、アギラはジュンの手を振り解くとソウルライザーを取り出した。
「待って‼︎ボクはこのままGIRLSの皆と合流するよ‼︎何とかしてあの怪獣を止めないと‼︎」
「馬鹿言うな‼︎どう考えても勝てる相手じゃねえだろ‼︎」
「でもあの怪獣をあのまま放っておくわけにはいかないでしょ‼︎それに今、仲間達はあの怪獣を止めようと必死に戦っているはず・・・。ボク1人だけ安全な場所にいる訳にはいかないよ‼︎」
「おい‼︎待てアキ‼︎」
アギラはジュンに背中を向けて走っていく。ジュンはアギラを引き止めるべく、その後を追い始めた。
その頃、バザンガに近付き、急所に一撃喰らわせる作戦に出ていた怪獣娘達はそれぞれ所定の位置でバザンガを待ち構えていた。レッドキング達ベテランの怪獣娘達も初めての本物の怪獣との戦いで体が緊張を隠さずにいる。
「そろそろ動いていいか⁉︎」
「待って‼︎まだもうちょっと‼︎」
「このままいつまでも待ってられるかよ‼︎このままじゃ被害が拡大するだけだぞ‼︎」
「レッドちゃん、お願いだからもう少し耐えて‼︎まだミクちゃん達の射程範囲内じゃないんだから‼︎」
「仕方ねえな・・・。」
ゴモラの言葉で先走りそうだったレッドキングは渋々拳を引っ込める。その時、バザンガが尻尾を振り回して周りのビルを破壊する。その時、レッドキング達はバザンガの尻尾で倒れるビルの方向を見て顔を青ざめた。実はビルが倒れた近くにミクラスとウインダムが待ち構えている地点だったのだ。思わずレッドキングはミクラス達に呼び掛ける。
「こちらレッドキング、聞こえるか⁉︎こちらレッドキング‼︎・・・・・・おい、ミクラス‼︎ウインダム‼︎応答してくれ‼︎」
「ミクラス・・・ウインダム・・・。」
「ねえ、どうするの⁉︎わたし達がここを離れる訳にはいかないでしょ‼︎」
「待ってろ‼︎今、ピグモンに近くに誰か動ける怪獣娘がいないか確かめてもらってる‼︎いたらそいつにミクラス達の安否を確認させるから‼︎」
「うん・・・ミクちゃん、ダム子・・・無事でいて。」
レッドキングがソウルライザーでGIRLSにいるピグモンに連絡を取る。その横でゴモラが2人の無事を祈っていた。
その頃、ジュンはバザンガに向かっていくアギラを追いかけている。しかし、人間であるジュンが怪獣娘である彼女に追いつける筈もなく2人の距離は引き離されていった。
「アキ!待てって‼︎」
「⁉︎もしもし、こちらアギラ‼︎」
アギラはソウルライザーからの着信に気付くと立ち止まり、通信に出る。後ろからジュンが迫る中、アギラは通信に応えた。
「ピグモンさん、どうしたんですか⁉︎・・・・・・え⁉︎ミクちゃんとウインちゃんが⁉︎・・・・・・分かりました‼︎すぐに2人を救出します‼︎」
「どうかしたのか⁉︎」
後ろから追い付いたジュンにアギラは目を見開く。思わず状況で自身に付いてきた幼馴染にアギラは焦りながら口を開いた。
「ジュン⁉︎何でここにいるの⁉︎危ないからここから早く逃げて‼︎」
「あのな‼︎幾らお前が怪獣娘とはいえあんなヤバそうな怪獣相手に立ち向かおうなんて無茶だろ‼︎一緒に避難所に戻るぞ‼︎」
「そうも言ってられないよ‼︎ミクちゃんとウインちゃんが怪獣のせいで倒壊した建物に巻き込まれたかもしれないんだから‼︎」
「何だと‼︎・・・ミクちゃんとウインちゃんってのは・・・前にお前といた角の怪獣娘と眼鏡の怪獣娘だよな?」
ジュンの問いにアギラは頷いて答える。そしてアギラはバザンガの方向を向くと再び口を開いた。
「だから・・・ボクが助けに行かなきゃいけないんだ‼︎だから・・・幾らジュンが止めてもボクは行くよ‼︎」
「・・・・・・分かった。だったら・・・俺も行く‼︎」
ジュンはアギラの目を見て、目の前の幼馴染がこの場から一歩も下がる気がないと知ると観念する。しかし、その次に出た言葉にアギラは驚きを隠さずにいた。
「ちょっ⁉︎本気で行ってる⁉︎」
「当たり前だろ‼︎お前だけ放っていけるか‼︎それにその2人はアキにとって大切な友達なんだろ。そんな2人がヤバい事になってるって聞いて黙って見てられる訳ないだろ。絶対について行くからな‼︎」
アギラはジュンの真っ直ぐな瞳に数秒間考える。そして結論を決めると口を開いた。
「分かったよ・・・その代わり、ボクから離れちゃ駄目だからね‼︎」
ジュンは彼女の言葉に頷いて答えた。そして2人は暴れるバザンガに近付いていく。至近距離で見たバザンガに2人とも圧倒されていた。
「ギョゴアアアアアアアアア‼︎」
「・・・・・・急がないと‼︎ジュン、行くよ‼︎」
「ああ‼︎」
そして2人は走る事十数分、やっとミクラスとウインダムが待ち構えていた現場に到着した。現場に到着した2人は2人の名前を叫び出す。
「ミクちゃーん‼︎ウインちゃーん‼︎2人とも何処ー⁉︎」
「いるならいると返事しろぉぉぉぉ‼︎」
「あ・・・アギちゃん・・・。」
「来てくれたんですね・・・。」
2人は微かに聞こえた声に耳を立てる。そして声が聞こえた方向を向くとそこには頭から血が流れているミクラスと足を抑えているウインダムがいた。2人とも怪獣の破壊行為に巻き込まれて負傷したらしくその場から動かないでいる。
「良かった・・・2人とも生きてて・・・大丈夫⁉︎」
「何とかね・・・アイツに一撃喰らわせる余力はあるかな・・・。」
「ところで・・・貴方は・・・?前に何処かで見たような・・・?」
ウインダムはアギラの隣にいるジュンに目を向ける。アギラはミクラスに肩を貸しながらジュンの事を紹介する。
「こっちはボクの幼馴染のジュン。2人を助けるのに力を貸してくれたんだ。」
「ヒルマ・ジュン。2人の事は前にアキから聞いたよ。宜しくな2人とも。」
「アギちゃんの幼馴染なんだ・・・もう・・・あたし達怪獣娘は頑丈なのに・・・こんな危険な場所にわざわざあたし達を助けに来るなんて・・・。」
「駄目ですよ・・・無茶な事をしたら・・・でもありがとうございます・・・お陰で助かりました・・・。」
「危ない目にあってる人を放って逃げる事なんかできないさ。えーっと・・・ウインさんでいいのかな?俺に捕まって。」
ジュンはウインダムに肩を貸す。ウインダムはジュンの肩に手を伸ばして立ち上がる。そしてアギラはレッドキング達に2人の無事を伝えていた。
「2人は無事です‼︎」
『良かった‼︎2人とも無事だったか⁉︎それで・・・2人とも戦えそうか⁉︎』
「あの怪獣に一撃喰らわせるくらいには充分ッスよ‼︎」
『よっしゃ‼︎作戦開始だ‼︎行くぜ、お前ら‼︎』
ミクラスはアギラに支えられながら口にエネルギーを、ウインダムはジュンに支えられながら額のレーザーに力を集めてゴーグルの照準をバザンガの腹部装甲の隙間に狙いを定める。
レッドキングは奥の手である口に備えたミサイルを構える。ゴモラも角に力を集めて超振動波を、エレキングは鞭に力を集めて電撃波を、ガッツ星人は両手に力を集めて光線を放つ用意になる。
「よし、お前ら・・・攻撃開始だ‼︎」
レッドキングの声で各怪獣娘達の攻撃が腹部装甲の隙間に放たれる。6人の怪獣娘の攻撃は確かにバザンガの腹部装甲の隙間に命中した。しかし、バザンガはその攻撃を受けても平然としている。その様にレッドキング達ベテランの怪獣娘達は声を上げて驚いた。
「そ、そんな⁉︎」
「全く攻撃が効いてないよ‼︎」
「クソ‼︎何でだ‼︎腹の隙間に撃ち込めば有効なダメージを与えられる筈じゃなかったのかよ⁉︎」
その頃、かぷせるがーるずのうち、ミクラスとウインダムは変身を保てなくなったのか、ミクラスはポニーテールの褐色肌の少女『牛丸ミク』、ウインダムは三つ編みの銀髪の眼鏡の少女『白銀レイカ』に戻ってしまう。アギラとジュンは2人を抱えてその場を離れようとする。
「アギちゃん・・・あたしの事はいいから・・・。」
「私達を置いて・・・逃げてください・・・。」
「そんな事出来ないよ‼︎」
「ああ、俺達は絶対に見捨てないからな‼︎」
アギラとジュンが必死に2人を支えてその場を離れようとする中、バザンガが腕を振り回して建物を破壊する。その衝撃でアギラとミクは倒れ込む。
「アキ‼︎」
「ミクさん‼︎」
ジュンとレイカが2人に駆け寄ろうとするが更なる衝撃でレイカが吹っ飛ばされた。思わずジュンは手を伸ばすが彼女には届かず、レイカは壁に激突した。ジュンは気絶したレイカに駆け寄ると必死に呼び掛ける。
「おい‼︎しっかりしろ‼︎おい‼︎」
ジュンはレイカの脈を測ってまだ動いている事を確認し、一先ずは安堵する。しかし、鳴り響くバザンガの咆哮に怪獣がいる方向に視線を写すと悔しそうに握り拳を握り締める。その時、ジュンの左腕に中心の円盤な青い結晶体に覆われた青色の結晶体が肘側に赤いライン、手首側に青いラインが走るブレスのような物が出現する。
「何だこれ⁉︎」
ジュンは突然左腕に現れたブレスに驚きを隠せない。その時、ジュンの右腕にメダル状の岩石に白い水晶が組み合わさったメダルのような謎の結晶体が現れ、光り出す。そしてジュンの意思とは裏腹に右腕が勝手にブレスの肘側に動いていく。必死に抵抗するも謎のブレスに結晶体が装填されると円盤を囲む結晶体が展開する。そして手首側に備わったスイッチに勝手に手が伸びていくとスイッチが押され、赤と青の光がジュンを包む。そしてジュンの体は光と共に銀のカラーリングに血管のように赤と青のラインが刻まれた左目に大きなクリスタル状の結晶が備わった巨人に変身した。
「ルロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロイィィ‼︎」
「ううん・・・・・・えっ⁉︎何あれ⁉︎銀色の・・・巨人⁉︎」
ジュンが変身した新たな光の戦士『ウルトラマンブレーザー』はバザンガを前にして両手をあげながら片膝を上げ、身を沈めて両手を突き出す。それはまるで祈りの祈祷のようなものを思わせた。そしてバザンガに向けて構えるとジュンの意識が復活したのか両手を見て驚く仕草をする。
その時、バザンガは両腕から棘を発射する。ブレーザーは避けてビルに登るとかかってこいと言わんばかりにバザンガを挑発する。そしてビルから飛び降りると同時に膝蹴りでバザンガを押し倒した。
「レッドちゃん・・・あれって・・・ウルトラマンだよね?」
「ああ・・・胸にカラータイマーがあるし・・・GIRLSの記録にあるウルトラマンにそっくりだし・・・ウルトラマンだと思うぜ。けど・・・。」
「何か・・・わたし達が知ってるウルトラマンとは何かが違う気がする・・・。」
ブレーザーはバザンガの背中に飛び込むとそのまま膝蹴りを首に叩き込む。バザンガはブレーザーを振り払うと反撃として両手を突き出してくる。ブレーザーはそれを確かに避けるとその腹に肘打ちを喰らわせ、腕を押さえて膝蹴りを放つ。バザンガはブレーザーを振り払うと怒ったように目を見開く。
ブレーザーは後ろにアギラ達がいるのを確認するとバザンガに蹴りを入れて距離を取るとそのまま怪獣に向かって吠えたてる。
「ルロロロロロロロロロイ‼︎ルロロロロロロロロロイ‼︎」
ブレーザーの咆哮に怯まず腕を振り回してきたバザンガだがブレーザーはこれを受け止める。そしてその腕に拳を打ち込み、自身に飛んできた左腕を受け止める。そして左腕の軌道を逸らすとバザンガの鼻先を掴み、力比べに入る。最初はバザンガが有利だったもののその口に拳を撃ち込んで怯ませると再び雄叫びを上げた。
「ルロロロロロロロロロイ‼︎ルロロロロロロロロロイ‼︎」
一旦ブレーザーと距離が離れたバザンガだったが再びブレーザーに突進を仕掛ける。今度はバザンガの頭を掴み、力比べに入るも振り落とされて右腕による突きを受けてよろける。
その時、バザンガの尻尾がブレーザーに襲い掛かった。ブレーザーはしゃがんで一度は避けるも2度目は避けきれず受け止めざるを得なくなる。そしてブレーザーはバザンガの尻尾に振り回されて、ビルを破壊しながら地面に倒れ込む。その時、胸のカラータイマーが鳴り出した。
ブレーザーは力を込めて立ち上がる。その時、バザンガは両腕に仕込まれた棘を放とうとするも弾切れで1発も放たずに終わる。するとブレーザーは手から赤と青の小型の光弾を放ち、バザンガにダメージを与える。そしてこっちに突進してきたバザンガに膝蹴りを浴びせると右腕を受け止めて固定して関節技を決めるとそのまま横腹に肘打ちを2発入れる。
「ルロロイ‼︎ルロロイ‼︎」
「ゴギャアアアアアアアアア‼︎」
バザンガと少し距離を離すと回転蹴りを浴びせる。そして再び距離を離されたバザンガはブレーザーに向かっていくもブレーザーはすれ違いざまに手刀てバザンガを斬り付ける。そして再びバザンガの右腕を受け止めるとそのまま固定して腰、そして頭に膝蹴りを放つ。
「ルロロロロイ‼︎ルロロロロロロイ‼︎」
ブレーザーは飛び回りながら咆哮し、バザンガに雄叫びを上げる。そしてバザンガがブレーザーに両手を向けてくるとブレーザーは両腕の甲殻部分を掴み、力の限り引きちぎる。バザンガは両手から青い血液を撒き散らしながら悲鳴を上げる。
「ゴギャアアアアアアアアア⁉︎」
両腕の装甲をちぎられ、戦力がダウンした事を確認するとブレーザーは右手の掌からブラックホールのような渦を作り出す。そして渦から赤と青の光の槍が現れる。そして光の槍『スパイラルバレード』をバザンガに向けて全力で投げた。バザンガの体は光の槍に貫かれて大爆発を起こす。そして爆炎が止むとブレーザーが立っていた。ブレーザーは暫くそこに佇んでいたがジュンの意識が現れてどうすればいいか分からずにいる。そしてブレーザーは大破した池袋の街を飛び立ち、赤と青の飛行機雲を描いて消えていった。
ジュンはかぷせるがーるずの横で地面に横たわっている。そこにアギラのソウルライザーから通信が入った。
『おい‼︎お前ら無事か⁉︎』
アギラとジュンは直ちに起き上がる。そしてアギラがソウルライザーを取り出して通信に出た。
「レッドキングさん、こちらアギラ‼︎全員無事です‼︎」
『良かった・・・アギラ、怪獣はもう大丈夫だ‼︎新しいウルトラマンらしい巨人が倒してくれた‼︎』
「本当ですか⁉︎良かった・・・。」
アギラの横でジュンはズボンのポケットに違和感を覚える。思わず探ってみるとそこには先程自身をウルトラマンに変身させたメダル状の結晶体『ブレーザーストーン』が握られていた。
次回予告
「バザンガの時の活躍を見込まれ、トモミにGIRLSにスカウトされたジュン。GIRLSに入るか悩む中、船が突然消える事件が発生。それは宇宙から来た新たな脅威によるものだった。次回‼︎
悪魔の惑星の生き残りと対峙する時、少年は決意する。」