妹の配信に入り込んだらVTuber扱いされた件 作:江波界司
あっという間過ぎて確認してなかったんですが
総アクセス数がもうすぐ50万回を行きそうです。
ヤバいですね!
誰回か分かりにくいタイトルにしてみました。
今までもそうな気もしますが……。
お楽しみに(まるで次回予告)
「ちくしょう!兄者強えよ」
「夜斗も普通に強いと思うが……マ〇カーは運ゲーみたいなところもあるし」
「オレに運がねぇってか!?」
「まぁそう」
「おい!」
夜斗とは男同士ということもあってすぐに意気投合した。
今じゃ配信なしでゲームをする仲だ。
ゲーム関係なら話も合うし、なによりゲームが上手い。
純粋に対戦を楽しめる相手だからな。
今日も今日とて、通話を掛けながらゲーム対戦している。
「そういや、この前の桜の配信見たか?」
「いや、見てねぇ」
「チェックとかしないのかよ」
「しねぇだろ、普通」
「ならまだ知らないのか。……面白そうだしほっとこ」
「また何か仕出かしたか?」
「自分で聞けよー」
「あそ」
こうなると絶対言わねぇんだよなこいつ。
「つか、何気に紅葉とかスミレとも仲良いよな?兄者は」
「いや、アイツらくらいしかP.Sのライバー知らんし」
「そうなのか。あれと仲良くやれるって、兄者ヤベー奴だな」
「喧嘩売ってんのか」
スミレさんは天然入ってるけど、ただ純粋に優しすぎるだけだし。
八重咲も限界オタクだが、その辺に理解があればただの妹の友達だしな。
「別に普通だろ」
「どこがだよ!紅葉はほら、あんなんじゃん」
「ひでぇな。ただの限界オタクじゃねぇの」
「あれがただのだったらオタク怖すぎるわ!」
「まぁ理解がなけりゃそら引くわな」
「それにスミレも、極度の天然恥ずかしがり屋コミュ障だし」
「天然は分かるが、あの人コミュ障か?」
「面と向かって話すのが苦手なんだよ。仕事とかなら別だが」
「あー、なんとなく心当たりがなくもないな」
だからポカポカされたのかな。
あれはコミュ障とかの話なのか分からんが。
真面目というか天然というか、雑談が苦手ってのが何となくの印象。
男友達とかいないタイプなのかね。
「やっぱスミレがダントツでヤベーと思うぜ?」
「俺からすれば、愚妹がぶっちぎりでヤベー奴だけどな」
「定期的にやらかしてるからな」
「24時間遅刻とか、バカとドジをどう合わせてもできねえだろ普通」
「けどよ、24時間待ったスミレもだいぶヤバくねぇか?」
「……それは、確かに優しいとかの域超えてるな」
「おかげでP.Sって他社Vとのコラボ少ないんだよ」
「そうなのか?」
「今言ったやつらとコラボしたいと思うか?」
「全く」
「だろー?」
言わないでおくが、夜斗も別に常識人側にはいないからな。
最近知ったが、こいつゲーム以外は結構ポンコツだ。
前に鍋をしようとした時には、危うく指の切り身が入った闇鍋になるところだった。
気配りとか人間的にはまぁできてるんだろうけど、所々でヤベー奴臭がする。
「まぁ?スミレと夫婦とか呼ばれてる時点で兄者も大分ヤベー奴だ。あ……」
「おいこらその話詳しく話せ」
「本人に聞けよー」
「はぁ……またよく分からん理由で叩かれそうだ」
「叩く……!?あのスミレが……!?」
「前にちょっとな。てか、そう考えると八重咲って意外にまともな方なのか」
「あいつは絶対にまともじゃねぇだろ!」
「いやほら、相対的に」
「まぁ、スミレに比べりゃ、そうか?」
「愚妹と比べたら常識人も良いとこだ」
「身内に対してひでぇ言い様だなー」
「それおまいう」
数戦した後、ゲームを終えた。
……なんやかんや、もう半年になるのか。
ふと見た連絡先欄には、知り合うはずもなかった相手の名前が四人も増えている。
変人社長、狂人絵師、限界オタクに厨二ゲーマー。
思えば遠くまで、来てないよな?
大丈夫だよな?
俺まだこの世界に入ってないよな?
まぁでも、退屈しないのは、悪くないのかもしれない。
ん?ノック?
愚妹がノックするとか珍しい。
「兄者さん!!!」ガタン!
…………。
どっからツッコめばいいのか分かんねぇが……。
とりあえず、
【アドフィット】魔王を物理的に倒します【八重咲紅葉、春風桜、兄者】
「はーい!みなさんやっはろー。P.S二期生の八重咲紅葉です!」
「お前その挨拶大丈夫なの?色々と」
「わたしの挨拶は基本何でもありなんで」
「いいのかそれ……」
「おはる〜、同期の春風桜だよ〜」
コメント:やっはろー
コメント:ひゃっはろー
コメント:はろはろー
コメント:元ネタは俺ガ〇ル
コメント:解説ニキ感謝
コメント:タイトルからして草
「今日は来てくれましたよ!この人が!兄者どーん!」
「今更だけどそれ恒例なの?あぁ、兄者でーす」
「紅葉ちゃん、よくこれやったよね〜」
「これほんっとキッツいから。桜ちゃんも覚悟しといた方がいいよ」
「え、アタシもやるの……」
「つか、説明をしてくれよ」
「あ、はい!今日は『アドベンチャー・オブ・フィットネス』をやっていきます!」
なにそれ、エピソード・オブ・アラバスタ的な?
誰かがバーサクするから言わんが。
コメント:アドフィット回は神回
コメント:開始5分からクライマックスのやつ
コメント:最初からクライマックスだぜ!
コメント:よくまたやる気になったな八重咲よ
コメント:45・5事件
コメント:ある意味歴史的な事件だったな
コメント:体重バレ草
コメント:やめたれw
アドベンチャー・オブ・フィットネス。
説明を聞く限り、フィットネス系のゲームだな。
リング型のコントローラーで、運動しながらクエストをクリアしてく。
運動メニューを機械的に進められるので、かなりしんどいんだとか。
ちなみにこのゲーム、最初にプレイヤーの筋力を測るから負荷の差は無いらしい。
「夜斗くんが貸してくれたから三人分あるね〜」
「え、これ夜斗の?壊してもいいのはありがたいな」
「壊す前提なんですか!?」
「もしもだよ。壊しても最悪事故で済ます」
「え?鷹村さん?」
「これにまで反応すんのかよ」
コメント:はじめ〇一歩w
コメント:壊しても構わん!事故で済ます!
コメント:兄者ひでぇw
サイサリス・夜斗・グランツ:丁重に扱え!
コメント:兄者の配信毎回誰かおるw
コメント:やっちゃえ兄者
コメント:誰がバーサーカーやねん
コメント:むしろバーサーカーは八重咲w
「誰がバーサーカーだぁ!」
「ほれ、やろうぜ。へぇ、ミニゲーム的なものもあるんだな」
「あ、はい。これやりましょう、兄者さん、音ゲーですよ」
「紅葉ちゃん、これ音ゲーって言わないやつだよね?」
「まず一曲完走がキツいんだよね……」
「そんなにかよ」
見本ってことで、八重咲からのスタート。
トンツーはリングを腕で変形させることで打つ。
叩き方は大きく三種類。
腕での押し込みと引っ張り。それとツーの長押しだ。
ツーは押し込みだけらしい。
「はぁ、はぁ、ふぅっ、くぅっ……ふぬぅ、くっ……」
「しんどそうだな」
「あれキツいよ〜……アタシ帰っていい?」
「なに?二曲続けてやりたいってか?」
「言ってない〜!」
「はぅ、くぬぅ……はぅっ、くぅっ!……ふぅ!」
「一応難易度はMAXでやってんだっけか」
「これノーマルでもヤバいからね〜。コンボとか続くわけないじゃん」
「八重咲って音ゲー苦手だったりする?」
「いや〜紅葉ちゃんに苦手ジャンルほぼないよ〜?スポーツもできるし〜」
「マジか。八重咲、実はスペック超高い?」
「ふんっ!……はぅっ!……くぬっ!くんっ!……ふぅんっ!!!」
「高いよ〜。何でもできるって感じだし」
「お前と友達ってのが信じらんねぇわ」
「はぁ……はぁ……友達、友達ねぇ……ハハッ……」
「え?」
「あ〜あ〜、兄者やった〜」
コメント:八重咲涙拭けよ
コメント:それは禁句w
コメント:八重咲は友達が少ない
コメント:はがないw
コメント:やめたげてよぅ
コメント:友達ができない
コメント:リスナーをお友達呼びしようとした女だからなw
やべぇ、地雷踏み抜いた。
まぁこんな性質持ってたら引かれるか普通。
あの夜斗にすらドン引きされてるわけだしな。
てか、どんだけ友達に飢えてんだよこの子……。
「いや、うん、なんかごめん」
「友達、できないんですよね……わたしこんなんなんで」
「情緒不安定過ぎないかこの子」
「ほらよく言うじゃん。女心は秋のトンボ?って〜」
「秋の空な。どんなニアミスだ」
「大体あってるじゃん〜」
「八重咲、あれだ。逆に考えるんだ」
「ジョースターさん……?」
「あれで引くくらいのやつは友達じゃなくてもいいだろ」
「あ……トゥンク」
「いやトゥンクじゃねぇよ」
「兄者〜?それだとアタシも友達じゃなくなるんだけど」
「引いてたのかよ」
「諦めてた〜」
コメント:トゥンクw
コメント:兄者何気に優しいな
コメント:兄者口説いてるw
コメント:浮気か?浮気なのか?
コメント:嫁に報告だな
コメント:切り抜き班はよ
なんかコメントが加速してんな。
まぁいいか。
「次俺だな。当たり前だが知ってる曲がねぇ」
「兄者さん、とりあえず最難関いきましょ?」
「それでいいか。うし──」
「「へ……?」」
コメント:!?
コメント:!!
コメント:やばw
コメント:兄者ヤバい
コメント:なんでコンボが繋がるんだよw
コメント:ここからが難関
「え、は?兄者マジ……?」
「これ、コンボが繋がるゲームだっけ……?」
「なんであれでパーフェクトでるの?」
「兄者さん、何者……?」
「つか長くないか?これフルなのかよ」
「そうですけど、えぇ……」
「兄者、なんかヤバい。はぁはぁ言ってないのがヤバい」
コメント:八重咲の方が引いてんじゃねぇかw
コメント:姫の語彙力w
コメント:いや本当にヤバい
コメント:フルコンボ!?
コメント:フルコンとか初めて見たぞ
コメント:異形な偉業
コメント:偉業ってより異常w
「兄者さん、え、人間?」
「何その質問」
「なんでできるの兄者……?」
「音ゲーは中二で極めたからな」
「え、なんですか?キルアですか?」
「6歳でダーツ極めてねぇよ」
「音ゲーじゃなくてもこれキツくないの〜?」
「流石に一曲じゃヘバんねから」
コメント:バケモンw
コメント:これ音ゲー以前の問題だろw
コメント:どんなフィジカルしてんだよ
コメント:てか初見でフルコンしてるのがもうやべぇ
コメント:さすがは兄者
コメント:これ倒れんの兄者じゃねぇな(確信)
けど、一曲でもかなり効くな。
もう何回かやったら筋肉パンパンになりそうだ。
八重咲もよくやるわ。
「ほれ、次愚妹」
「やりたくない〜……」
「一曲じゃ足りないか?」
「はいやろ!すぐやろ〜!」
「そう言えば桜ちゃんって運動とかするんですか?」
「いや全然」
「ふん!……はぁ!くぅ!……んぬぅ!んんっ……!」
「あー、キツそうですね……」
「まぁ運動不足だし丁度いいだろ」
「兄者さんは運動してるんですか?」
「ランニングくらいはな」
「はぁ……はぁ……くんっ!……ぬぅっ!ふぎゅぅ!」
「どっから出してんだその声……」
コメント:姫w
コメント:姫鳴がすごい
コメント:ひめいw
コメント:姫虐助かる
コメント:ゲームするだけで姫虐になるの草
「さっき言われて思ったんですけど、兄者さんって友達います?」
「え、喧嘩売ってる?」
「いやいや、そうじゃなくて。兄者さんもオタクって感じじゃないですか」
「あーそういう。まぁ普通に同期とか同窓のメンツとかいるぞ」
「そうなんですね……はぁ……」
「自分で聞いて落ち込むなよ」
「少しは!はぁ……はぁ……こっちに!はぁ……はぁ……反応!……してよ〜!!!」
「けどあれだ。ゲームとかアニメの話はガッツリしない奴らだ」
「そういう友達もいるんですね……」
「いや、浅く広くだとそんな楽しくねぇぞ?」
「そうですか?」
「ちょっとクセが強くても趣味が合うやつの方が、一緒にいて楽しいもんだ」
夜斗とかな。
コメント:また兄者が口説いてるぞ
コメント:浮気現場
コメント:修羅場もいいとこw
コメント:スケコマシ兄者
コメント:嫁から怒られるw
コメント:まず雪精に焼かれるぞ
コメント:雪精に焼かれるとかいうパワーワード
「え、あ……なんですか口説いてるんですかちょっと本気でトキメキかけたけど色々複雑なので出直して下さいごめんなさい」
「それネタ知らないとマジでフラれたみたいなるからやめてね」
「ぬがァ!!!……はぁ……はぁ……ぜェ……ぜェ……」
「落ち葉さん達なら大体理解してくれるから大丈夫ですよ」
「そうか?……ん?」
「どうかしましたか?」
「いや、ちょっとコメントによく分からん内容があってな」
コメント:元ネタ俺ガ〇ル
コメント:有識落ち葉ニキあざ
コメント:兄者ってあんまりコメント読まんよな
コメント:本職じゃないからな
コメント:嫁参戦希望w
コメント:誰か姫にリアクションしてやれよw
「ちょ……ほんと……つかれ、たぁ……はぁ……はぁ……」
「嫁ってなに?オタク的な意味か?」
「いや、多分スミレ先輩のことじゃないですかね」
「あの人結婚してたんだ」
「いや、してないと思いますけど」
「どういうことだ」
「なんか兄者さんとスミレ先輩がイチャついてるって噂があって」
「あぁ、なんかあったよな。誰だ発信源は」
コメント:姫
コメント:姫や
コメント:姫やで
コメント:春風桜
コメント:愚妹
コメント:春姫
コメント:あなたの妹さん
コメント:2400円 身代金
コメント:5000円 身代金
「へぇ」
「はぁ……はぁ……あぁ……。え、兄者?」
「なぁ愚妹。人に迷惑はかけんなよ?」
「え?あ、うん。どしたの?急に」
「とりあえず、もう一曲いっとくか?」
「え……?」
「八重咲、いいよな?」
「あ、はい……」
「え、兄者?なんで怒ってんの?」
「なんなら二曲くらいやってみるかー?」
「ちょ、え?え、な、なんでぇ〜!!!」
この後、三曲やらせた。
ということで姫虐回(いつも通り)。
ぶっちゃけるとテンション任せの思い付き回でした。
これからは少し忙しくなるので更新遅くなるかも知れません。
感想、高評価、誤字報告ありがとうございます!
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詳しくは活動報告にて。
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第三回 あなたの推しは?
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春風桜
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八重咲紅葉
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吹雪菫
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