GOD EATER カスタマ   作:GREATWHITE

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ネイマールぅぅぅ~。ディマリアぁぁぁ~。うう~・・。

・・さて。今回の話は原作プレイ時、
「いやいやいや・・無理あるだろコレ」
とか
「絶対現実に存在してないよね・・彼・・いや彼女?」
と思ったのを思い出します。

今回もよろしければお付き合いお願いします。


彼の頭の中の〇〇

「・・」

ころころ変わっていた少年―レンの顔が全くの無表情に変わる。

しかし、それも一瞬だった。表情を緩ませ、笑顔で

「ふっ・・ヤダなぁ・・さっき紹介したばかりじゃないですか?僕は・・」

しかし今のエノハは全く取り合わない。

 

「お前誰だ。答えろ」

 

その表情にはありありと不信感、そして敵対心がある。そしてどうやら横になった時にこっそり自分のベッドの金具をへし折っていたらしい―

それをナイフのようにレンに突きつける。

命の恩人とも言える少年に対して普段の彼からは考えられないような非礼である。

 

これには今回の事件が明らかに人為的、計画的に行われた事件―言うなればテロ行為である。

その渦中に絶妙なタイミングに現れた少年に対する警戒はある意味当然ではあるが、それでも今のエノハの態度は異常だった。

それほどこの少年にエノハは異なる違和感を覚えていた。不自然すぎるのだ。

 

少年は「らしい」ように色々と振舞っていた。言動も特におかしな所はない。しかし・・おかしい。

 

―・・「存在」してない。コイツ。

 

色々と矛盾を孕んだエノハの内心の言葉。なら自分は今「何」を見ているのか?「何」に相対しているのか?そんな矛盾を抱えながらも確信していた。

目の前の「レン」という存在の矛盾を真っ直ぐと見据えていた。

 

そのエノハの眼をレンもじっと見る。琥珀色の瞳で。

「・・う~ん」

レンは困惑したように唸る。ただし意味不明な言葉を発する病人に困り果てている様な態度に見えない。

―もう解っちゃいましたか・・。

みたいな自分のとっておきの悪戯を簡単に看破されてしまった少年のような残念そうな口調に見える。

 

「なんで・・リッカはお前を見てない?」

先程までここにいた彼女の目線、言葉、態度。

「貴方の事が心配で僕のことなんか目に入らなかったんじゃないですか?」

レンは少しからかう様にそう言った。

「人目も気にせず抱きつくような大胆な娘じゃないんだよ」

「なんだ・・お二人はそういう「関係」ではないんですか?」

「・・。お前が俺と彼女の関係をどう思おうが勝手だが、状況を見た方がいい」

とりつくシマもない。挑発にも全く動揺、反応がない。

「・・・」

―・・案外怖い人だな。このヒト。

「知って」はいたが。大きくレンは溜息をつく。

 

「・・。解りました。とりあえず・・それを下げて頂けませんか?無駄・・ですから」

レンはエノハの持っている得物を指差してそう言った。

その言葉にエノハは従わない。いまだベッドの金具の鋭い先端をレンに突きつけ続ける。

「・・・ふぅ」

レンはその先端に手を延ばす。鋭い切っ先に女性の様な白く、繊細に整えられた指先が触れ・・・・

 

 

ない。

 

「・・・!」

 

「ほら、ね?」

 

先端は少年―レンの指を貫通した。血も出ない。刺した感触も無い。ただ無為に先端は通り過ぎるだけだった。

 

 

「では改めて・・僕はレン。貴方がたが「神機」と呼ぶものです。正確にはリンドウの神機に貴方が触れた時、そこから「侵入」させてもらった「リンドウの神機」・・です。貴方の頭の中にお邪魔しています。エノハさん」

そう言って頭を下げる。

 

そのお辞儀をエノハは目を離さず見送る。ある種戯言に、世迷言にも聞こえるその少年の言葉にまだ警戒を解くわけにはいかなかった。

だが、「その先」で見た。

「その先」にはあるはずのものが無い。

少年―レンの影が・・無い。

 

「信じて頂くには色々といきなり突飛で荒唐無稽な事が多いと思います。特に証明するものも無いですしね・・今の僕にはこれしか言えません」

 

「・・解った。・・。とりあえず」

「・・・何でしょうか?」

 

「リッカを助ける手助けをしてくれてありがとう。・・レン」

「・・いえ」

 

エノハの表情が戻る。警戒が少し和らぎ、頬を緩めていた。

お礼の言葉―それが何よりも先に告げたかった言葉だった事がわかる。状況と矛盾、それと彼の立場がそれをとりあえず許していなかっただけだ。

 

例え目の前の存在が矛盾していても、曖昧であろうとも

「エノハとリッカの危機を彼が救った」

それだけは今確認している、証明できる純然たる真実である。

 

 

「・・いきなり貴方の視覚にお邪魔したのはやっぱり早計だったみたいですね。でもある程度ネタをばらした以上こうすれば少しは証明になるかな。僕が・・貴方の中にいる証明に」

「・・?」

「・・失礼します」

「な・・?・・・!!」

忽然とエノハの目の前に座っていた少年が消えた。

 

 

(・・ここですよ)

 

「・・・!」

さっきの感応現象で響いた時と同様の声が頭の中で共鳴している。あの時聞こえた声が間違いなくレンの声だった事が解る。

 

(ネタばらしをした以上、貴方の視覚にお邪魔し続ける必要も無いですからね)

 

「・・それは詰まる所―」

(はい?)

「しばらく居座るってことだよな?緊急事態に対して例外的に力を貸してくれたってわけじゃないってことか」

(・・ええ。まぁ)

「俺を喰う為か?適合していない自分を使おうとした代償に、みたいな感じで」

(・・確かにさっきまでのお腹がすいていた僕なら我を失ってそうしていた可能性はありますが・・今は特に。食事してくれましたからね。ご馳走様でした)

「・・おっかないな」

(それぐらいのリスクは覚悟していたでしょう?確かに僕は貴方を「誘い」ましたが最終的に受け入れたのは貴方です。エノハさん)

「それもそうだな。・・なぁ」

(何でしょうか)

 

「レン。君の目的はなんだ?何故俺を選んだ?」

 

(それは・・徐々に話していきます。今は本当にゆっくり休んでください。僕も人の中に入るなんて初めてなのでどんな影響がお互いにあるか見当もつきません。でも少なくとも僕は貴方に害意は無い。今はそれだけは信じてほしいんです)

「・・そう」

エノハはそれ以上は何も言わず瞬時に深い眠りに落ちた。堰を切ったように。よくこんな状態の体で異なる神機の侵食を受け入れ、尚且つ自我を保った事に心底レンは感心した。

 

―そう。

僕には貴方に対して害意は無い。決して。

貴方はもちろん、貴方が大切にしている「人」たちにも。

それは間違いない。

 

でも。

僕が貴方に告げる真実は。貴方に向き合ってほしい、その上で助けてもらいたい真実は貴方を削り取るだろう。

身も心も。

それでも僕には貴方しか頼れる人間がいないんです。

 

眠るエノハ。衰弱が激しい。

 

そしてそんな彼を彼の頭の中の少年―レンは眺めつづけていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




と、いうわけで・・
ハナっから主人公がレンの正体が解っているという過程でお話を進めたいと思います。
レンの正体を隠しながらお話を進めるテクも忍耐もありゃーしません。

今回もお付き合いありがとうございました!それでは。







しっかし・・今回のベスト4は見事に強豪だらけですね~。準々でダークホースが全て敗退したもんな~。どこ優勝してもおかしくなさそう。・・アルゼンチンは厳しそうだが。

はっ!いかん!W杯のわくわくが止まらへん。すいません!
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