原作死亡キャラに転生したので適能者として戦う! 作:火野ミライ
銀色の巨人が立ち上がり、ぶつかり合ってる二体の異形を視線を向けた。超巨大ノイズとナメクジを思わす生命体だ。二体の戦闘により工場は崩壊している。二体と戦うため巨人が動き出したその時! 巨人の肩に何かがぶつかり小さな爆発が起きる。
「
その直後、巨人の耳に歌が聞こえる。巨人が歌の聞こえた方を見るとそこには鎧を着た少女がいた。
「グギャァァァ!」
「ッフ!」
すぐさま意識を戦闘に移しナメクジの怪物に向かって走り出す。タックルで怪物を吹き飛ばし、ノイズの攻撃を両手をクロスする事で防ぐ。巨人がノイズに蹴りを入れようとした瞬間、巨人も、ノイズも、怪物も、翼が放った斬撃波によって吹き飛ばされる。
「なに!?」
斬撃波を受けたノイズは消失し、怪物は辺りに白いガスをばら撒く。そして巨人は建物を下敷きに倒れこんだ。
「待ってください、翼さん! あの巨人は敵じゃありません!!」
追撃を放とうとする翼の前に響が立ちふさがる。響と翼がもめている間に怪物の姿が飛行形態へと変わり、街中へと向かい飛び始める。その後を追うように巨人も飛翔する。
「___ウルトラマン」
夜空を飛ぶ巨人を見た響が無意識に呟く。
巨人と怪物が市街地に向けて飛んでいる。市街地までもう少しのところで巨人が動きだした。腕を胸のクリスタルの前に持っていき、振り下ろす。すると銀色の体が変化していく。
「シュウォォォ…… デェヤァ!」
それを気にせずに右腕についているアイテムから光線が放たれる。光線は怪物の進行方向に金色のゲートを作り出し怪物を捕縛、内部へと取り込む。それに続くように色が青色を基調とした姿に変わった巨人がゲートの中に入る。
数分後、シェルターから外に出た人達は空に発生した爆発を目撃した。それをよそに一人の少女が汗だくで膝から崩れ落ちる。
「…はぁ、…はぁ、………奴を倒しきれなかった」
息を整える彼女を月が優しく照らしていた。
彼女の名は【セレナ】。本来の歴史だと彼女はこの日、この時間、日本には居ない。それどころかこの世にも居ないはずだった。彼女は歴史の重要人物でありながらイレギュラーな存在。
一言で表すなら彼女は転生者だ。前世では友人と趣味を話し合うぐらいの普通の男性だった。不運にも若いうちに生涯を終え、【戦姫絶唱シンフォギア】の原作キャラに憑依する。しかし彼は不運にもシンフォギアについて知識が無かった。ただ一つを除いて………
それは自身の憑依したのが原作で、死亡する重要キャラである事。知っている理由が友人の一番の推しキャラだったからってだけ。何がどうなって死ぬか分からない彼いや、彼女はある結論を出した。それは………【死ぬ運命を受け入れる】。 選択は諦めであった。
だが彼女は本来の彼女とは色々と違った。それを彼女自身は知らない。知るすべがない。それでも何かが違うとしりながら彼女は、死ぬために戦う。
それが友人の推しキャラに憑依した事への、それがファミリネームを覚える前に離れ離れになった家族への、それがセレナの人生を奪った彼女への、それが本来の歴史から外れてしまった事への、罪滅ぼしになると信じて。
この物語は、ガムシャラに走り続ける少女の軌跡。
ED.青い果実