オレは彼女と出会って人生が変わった   作:チャキ

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どうもチャキです!これはちょっと思いつきで書いたものです。ちょっとまとめすぎかもしれませんが、それでも言い方は見ていってください。


第1話

八幡side

 

中学に入ったオレは友達が欲しかった。小学生の時はできなかったので欲しかった。だから頑張ってクラスの人に話しかけたが、みんな揃って『目が気持ち悪い』だの『なんか嫌だ』だの色々言われた。けど、オレは諦めずに他の事で頑張ってみたスポーツや勉強など色々頑張った…が、全然ダメだった。ハァ…やっぱりオレに友達なんて、できないのかな。いや、それよりもオレなんかが友達を作ったらいけないのかな。公園のベンチに座りながらそんな事ばかり考えてしまう。すると、オレに近づいてきた1人の女の子が話しかけてきた。

 

???「えっと…比企谷君…だよね」

 

八幡「え?…あ、そうだけど…」

 

その話しかけてきた女の子はロングヘアでスタイルの良い美少女だった。そんな子がなんでオレに話しかけてきたんだ?

 

???「私ね比企谷君の事、いっつも見てたんだよ」

 

見てた?何を?

 

八幡「…何を?」

 

???「比企谷君が色々頑張ってたの知ってたよ。頑張って友達を作ろうとしてたの」

 

八幡「え?」

 

???「そんな比企谷君の事、気になって話しかけたって言うわけ」

 

八幡「そうなんだ…で、なんで話しかけたの?」

 

???「実は言うと。私、比企谷君と友達になりたくて話しかけたの」

 

八幡「え?」

 

初めてだった。そんな事言われたの。オレが色々頑張って友達を作ろうとしてた事、この子は全部見てくれてたんだと思ったら、すごく嬉しかった。

 

???「どうかな?」

 

八幡「こんな…オレと友達になってくれるのか」

 

???「うん!私は比企谷君と友達になりたいの」

 

や、やっべぇ〜、スゲェ嬉しい。

 

???「どうかな?」

 

八幡「…オレと友達になってください!」

 

オレは立ち上がり頭を下げ、手を前に出しそう言った。

 

???「にゃはは、なんだかその体勢、告白みたいだね」

 

八幡「うぇ!?」

 

???「あはは、うぇだって…ふふふ」

 

八幡「う…」

 

???「あ、ごめんごめん。ちょっと面白くて」

 

八幡「あのな…」

 

???「も〜、ごめんってば〜。それよりもよろしくね!」

 

女の子はそう言ってオレの手を握ってきた。初めて家族以外の異性に手を握られた。

 

八幡「お、おう…よろしく」

 

???「あ、そういえば自己紹介まだだったね。私の名前は一之瀬帆波よろしくね」

 

八幡「ひ、比企谷八幡」

 

帆波「うん、よろしくね比企谷君」

 

八幡「よ、よろしく…一之瀬」

 

こうしてオレは中学校生活初めて…いや、人生初めての友達ができた。

 

帆波「あれ?もしかして照れてる?」

 

八幡「て、照れてねぇよ!ど、どっちかと言うと緊張と恥ずかしさがあるだけだ」

 

何オレは口走ってんだろう。

 

帆波「緊張と恥ずかしさ?」

 

八幡「お、おう。じ、人生で初めて友達ができたんだ。緊張もするだろ」

 

帆波「へぇ〜、初めてなんだ。じゃあ私が比企谷君の初めてをもらったというわけか」

 

ちょっと!そんな言い方したら変な誤解生むからやめようね。

 

帆波「あ、そうだ。比企谷君、連絡先交換しよ」

 

八幡「え?」

 

帆波「友達になったんだから、ほら携帯出して」

 

八幡「お、おう…でもオレやり方知らねぇんだけど」

 

帆波「そうなんだ。じゃあ携帯貸して代わりにやってあげる」

 

八幡「そ、そうか?じゃ頼む」

 

オレはスっと一之瀬に自分の携帯を渡す。携帯を受け取った一之瀬は慣れた手つきで自分とオレの連絡先を交換した。

 

帆波「はい、できたよ」

 

八幡「お、おう。あ、ありがとう」

 

一之瀬から自分の携帯を受け取り、画面に表示されてる連絡先の中に新しく『一之瀬帆波』と登録されていた。ホントに交換したんだ。

 

帆波「じゃあまた明日ね比企谷君」

 

八幡「お、おう。また明日」

 

オレは一之瀬が見えなくなるまで、見守った後自分の家に帰った。

 

そして翌日、いつも通り学校に行くため家を出て通学路を歩いていると…

 

帆波「おーい、比企谷君」

 

八幡「ん?」

 

呼ばれた方を見るとそこには一之瀬と他にも知らない女の子が2人いた。すると一之瀬達はこっちに近づいてきた。

 

帆波「おはよう比企谷君」

 

八幡「お、おう。おはよう一之瀬」

 

帆波「なんだか元気無いね。大丈夫?」

 

八幡「これがオレのデフォルトだ」

 

帆波「あ、そうなんだ」

 

???「ねぇねぇ、帆波。この人がさっき言ってた新しい友達?」

 

帆波「うん、そうだよ」

 

???「へぇ〜」

 

2人の視線がオレに集中する。え?なに?オレなんかした?

 

帆波「ほら、2人共自己紹介しないと」

 

???「あ、そうだね。私は折本かおり」

 

???「私は仲町千佳」

 

八幡「ひ、比企谷八幡でしゅ」

 

やっべぇ〜、噛んじゃった。

 

かおり「ぷっ…クククッ…でしゅって…でしゅって……」

 

折本はそう言いながら肩を震わせている。いや、笑うなよ……

 

千佳「ちょっとかおり、やめなよ…」

 

仲町さんは止めに入ったが、仲町さんも肩を震わせている。

 

帆波「ちょっと止めてあげなよ。ちょっと噛んだだけじゃん」

 

かおり「そ、そうだね…ごめん比企谷」

 

千佳「ごめんね比企谷君」

 

折本は未だ肩を震わせている。

 

八幡「いや、大丈夫だ。いつもの事だから」

 

帆波「いつもって…何されるの」

 

八幡「まあ、こんな見た目だからな」

 

かおり「ちょっと悲しすぎない?」

 

帆波「初めて話しかけた時も自分の事下に見すぎてない?」

 

千佳「あー、それ思った」

 

八幡「そんな事無いぞ」

 

帆波「いや、あるよ。友達なんだし、それに比企谷君はすごい頑張ってる所見てるんだから」

 

八幡「そ、そうか」

 

千佳「それより、早く学校行こっ!遅刻しちゃう」

 

かおり「うそ!?やっば!?早く行こ!帆波、千佳、比企谷」

 

オレも入れてくれるのね。

 

帆波「ホントだ行くよ比企谷君!」

 

一之瀬はそう言ってオレの手を引っ張る。

 

八幡「ちょっ…引っ張るなよ。行くから」

 

そんなこんなでオレ達は遅刻せずに済んだ。そして時間は進み、昼休み。いつも通り1人で食べようとした時……

 

帆波「比企谷君、一緒にご飯食べよう」

 

と一之瀬達がオレの席までやってきた。

 

八幡「え?」

 

帆波「いや、え?って言われても友達なんだしいいでしょ当然でしょう?」

 

八幡「い、いいのか?」

 

帆波「うん、いいよ。かおりと千佳もいいでしょ?」

 

かおり「うん、いいよ」

 

千佳「私も」

 

帆波「ほらね」

 

八幡「わ、わかった」

 

オレ達は机をくっ付けて弁当を広げる。人生初めて友達と一緒にご飯を食べる。今までそんな体験したこと無かったからちょっと嬉しい。

 

かおり「あ、そうだ比企谷」

 

八幡「ん?どうした?」

 

かおり「連絡先、交換しようよ」

 

八幡「は?」

 

千佳「あ、私もいい?」

 

八幡「ひ?」

 

帆波「あ、いいじゃん。交換したら?」

 

八幡「ふ?」

 

かおり「じゃあ早速携帯出して」

 

八幡「へ?」

 

千佳「ほら早く」

 

八幡「ほ?」

 

帆波「ほら、比企谷君。出しなよ」

 

八幡「い、いや…いいのか?オレと連絡先、交換してよ」

 

かおり「いいよ。だって私達友達じゃん」

 

千佳「そうそう」

 

え?オレいつの間に2人と友達になったの?

 

かおり「なんでって顔してるけど、私も比企谷と友達になりたいと思ってからね」

 

千佳「私もだよ」

 

八幡「ま、マジで?」

 

かおり「マジマジ」

 

帆波「私が比企谷君の事話したら、2人揃って友達になりたいって言い出したんだよ」

 

八幡「そ、そうなのか…あ、ありがとうな」

 

かおり「だからほら、携帯出して」

 

八幡「あ、ああ。でも、交換のやり方知らないから代わりにやってくれねぇか?」

 

かおり「あ、そうなの?わかった、じゃあ貸して」

 

八幡「お、おう」

 

オレは折本に携帯を渡し、オレの代わりに連絡交換してもらう。

 

かおり「はい、次千佳」

 

千佳「うん、わかった」

 

次に仲町さんも連絡交換してもらった。

 

千佳「はい、できたよ比企谷君」

 

折本と仲町さんに入れてもらって追加した連絡先は『折本かおり』に『仲町千佳』と表示されていた。

 

八幡「お、おう。ありがとうな折本、仲町さん」

 

千佳「あ、さん付け無しね」

 

八幡「え?」

 

千佳「だって帆波とかおりは普通に呼んで、私だけさん付けだもん。友達なんだし呼び捨てで呼ぶ事!わかった?」

 

八幡「わ、わかった…仲町さ…仲町」

 

千佳「うん、よろしい」

 

な、なんだこれ?いや、確かに初めっから仲町の事、さん付けで呼んでたけどそんなに嫌だったのかな?でも、オレの事、比企谷君って呼んでくれるんだ。

 

帆波「よし、一先ずご飯食べようか」

 

千佳「そうだね」

 

かおり「だね」

 

八幡「ああ、そうだな」

 

こうして毎日、昼休みになると一之瀬達と一緒にお昼食べることになった。初めは戸惑ったがだんだん慣れてきた。一之瀬達とは色んな話をした。勉強の事や趣味の事など色々話した。一之瀬達と話しているとなんだか心地が良い。他の人らはオレの事目が気持ち悪いとか言ってたけど、一之瀬達はそんな事言わずにオレなんかと友達になってくれた。その事がマジで嬉しい。でも、ホントは、オレなんかと一緒にいると一之瀬達まで悪い事言われるか心配だった。でも、一之瀬達は『そんな事気にして無い』と言ってくれた。言いたいやつは言わせとけば良いとも言ってくれた。その言葉を聞いてオレは一層一之瀬達の事信用する事ができた。それから一緒に買い物したりして遊んだ。下校もいつも一緒にしている。それに一之瀬と話すのが何よりも楽しい。

 

それから2ヶ月が経過した。

 

八幡sideout

 

帆波side

 

かおり「あー、やっぱり比企谷といるとなんだか楽しいわ」

 

帆波「うん、そうだね」

 

千佳「私もそう思うよ」

 

私は今、かおりと千佳と一緒に比企谷君の事で話している。比企谷君は今は御手洗に行ってる。比企谷君と友達になって2ヶ月経過した。

 

帆波「いや〜、ホントあの時比企谷君に話しかけて良かったよ」

 

かおり「帆波の勇気ある行動のおかげって事ね」

 

帆波「でしょ〜」

 

ホント比企谷君に話しかけて良かった。あんなに頑張って友達を作ろうとしているのに、みんなは揃って『目が気持ち悪い』と言ってるのを聞いた。人を見た目で判断するなんて酷いと思った。私はそんな比企谷君の事助けたいと思った。でも、どうしたらって思いかおり達に相談したら、友達になれば良いって言われた。なるほど、それはいい案だと思い私は比企谷君と友達になる為に話しかけた。比企谷君は初めは少し疑ってたけど、だんだん私達のこと信用してくれるようになってくれた。信用してくれるまで、私達は頑張った。多分他の人達に言われたことを気にしてたんだろうと思った。それに比企谷君は時々不器用な優しさがある。前だって私達が悪く言われた時、みんなの前で『オレがコイツらを脅して、無理やり友達にさせた』と言うつもりだったみたい。そんな事したら比企谷君がいじめられると思った。だから私達は、比企谷君に怒った。私達は気にしてない事と伝えた後、自分を犠牲にしようとした事を怒った。私達を助ける為とはいえ自分を犠牲にするのが嫌だった。比企谷君だけが傷つくのが嫌だった。すると、私達の気持ちが伝わったのか比企谷君は自分を犠牲にしようとしなかった。そして今まで通り一緒に過ごした。でも最近、比企谷君の事ばかり考えてしまう……なんでだろう。

 

そんな時だった、私達の席に近づく人達がいた。

 

男子1「ねぇ、一之瀬さん達ちょっといい?」

 

帆波「ん?何?」

 

男子1「一之瀬さん達さ、あの目つきが悪いやつと一緒にいるじゃん」

 

あ、もしかしてこの人比企谷君のこと言ってるのかな?もし、そうだとしたらどうしようかな…

 

帆波「目つきが悪いやつ?誰それ?かおり、千佳、わかる?」

 

かおり「ううん知らなぁーい」

 

千佳「私も〜」

 

男子2「ほら、アイツだよ。いつも一緒にご飯食べてるやつ」

 

帆波「あー、もしかして比企谷君のこと?」

 

男子1「そうそうヒキタニだよ」

 

かおり「ちょっとさっき帆波が言ってたこと聞いてた?ヒキタニじゃなくて比企谷だよ」

 

千佳「そうだよ。もしかしてワザと間違えてる?そうだとしたら相当頭悪いね」

 

男子達「「うっ…」」

 

ホント人の名前を間違えるだなんて…しかもワザと間違えてる様子だったし、腹が立つな〜。なんで比企谷君の事悪く言うのかな。

 

帆波「で、比企谷君がどうしたの?」

 

男子1「い、いや。あのヒキタニと関わるのはやめた方が良いって」

 

帆波「なんで?」

 

男子2「なんでって…アイツはやっぱ無いだろ。目つきも悪いしさ」

 

かおり「だから?」

 

男子1「いや、だからあんな奴と関わったら一之瀬さん達の印象悪くなるよ」

 

千佳「別にそんなの気にしてないし」

 

かおり「そうそう。友達と一緒にご飯食べようがあんた達に関係無くない?」

 

男子1「そ、そうだけど…でもさ」

 

帆波「あ〜、もうしつこいな〜」

 

男子達「「!?」」

 

帆波「ねぇ、なんでそんなに比企谷君の事悪く言うの?」

 

男子1「い、いや……そ、それは…」

 

帆波「比企谷君が何かした?なんかしたなら良いけどなんもしてないんでしょ?なのになんでそんなに悪く言うの?」

 

男子2「え、えーっと…」

 

男子達は何故か何も言わなくなった。なんでだろう?ま、いっか。比企谷君を悪く言う人は私が許さない。

 

帆波「もういいや。もう、これ以上私の大切な人を悪く言うのなら、私絶対に許さないから…覚えといてね」

 

男子達「「!?」」

 

かおり「私も許さないかな〜、だって友達を悪く言われるの嫌だもん。ね?千佳」

 

千佳「うん、そうだね」

 

かおり「と言うかもう良い?私達あんた達と話すのもう嫌だから、関わってこないでね」

 

そうかおりが言うと男子2人は去っていった。

 

帆波「ハァ…なんでこんなにも比企谷君の事、悪く言う人いるのかな」

 

かおり「腹が立つよね」

 

千佳「そうだね」

 

ハァ…なんだか疲れたな〜。こんなにも怒ったの初めてじゃないかな。でも、当たり前だよね、友達を悪く言われて怒らない人はいないもん。

 

かおり「それよりも帆波〜」

 

帆波「ん?何?」

 

かおり「さっきさ〜、あの男子達を怒る時にさ、言ってたよね」

 

帆波「え?何が?何か言った?」

 

私何か言った?確かに怒ってたけど、何か変な事言ったかな?

 

かおり「何って…ねぇ、千佳」

 

千佳「うんうん、帆波ったら結構大胆な事言ってたよ」

 

帆波「え?何?私何言ったの?」

 

ホントに何言っちゃったの私?

 

かおり「何も分かってない帆波に特別に教えてあげる。さっき帆波はこう言ったの…『これ以上私の大切な人を悪く言うのなら、私絶対に許さないから…覚えといてね』って言ってたんだよ」

 

帆波「にゃ!?///」

 

え?うそ!私そんな事言ったの!?なんで私そんな事言っちゃったのかな…そりゃあ比企谷君の事は友達だと思ってるよ。でも、最近比企谷君の事ばかり考えてしまうけど…も、もしかして私…比企谷君の事……うぅ〜///

 

私は思わず両手で顔を隠す。や、ヤバイ…顔が熱くなってきた〜。わ、私…比企谷君の事…

 

かおり「あ〜、やっと気づいた?」

 

帆波「え?」

 

かおり「だから比企谷の事好きだって事よ」

 

帆波「に、にゃ!?」

 

千佳「あー、やっぱり気づいてなかったんだ〜」

 

帆波「え…えっと因みにいつからそうだと思ったの」

 

かおり「ん〜、結構前かな?そうだよね千佳」

 

千佳「うん、そうだね」

 

帆波「そ、そうなんだ〜。やっぱり私…比企谷君の事…好きなんだ」

 

かおり「やっとか〜。もう、遅いよ」

 

千佳「ホントにね」

 

帆波「で、でも…比企谷君はどう思っているのかな?もし、この気持ち伝えたらこの関係壊れてしまうかもしれない。それが怖くて…」

 

かおり「大丈夫だって」

 

千佳「そうそう」

 

帆波「そうかな」

 

かおり「多分比企谷も帆波の事好きだろうし」

 

帆波「え?」

 

千佳「見ててわかるよ。だって比企谷君、帆波と話している時、すごい楽しそうだもん」

 

帆波「うそ…」

 

かおり「ホントだって。…それより聞いてるんでしょ比企谷」

 

帆波「えっ!?」

 

嘘!?比企谷君さっきの話聞いてたの?ど、どどどどどどうしよう!すると教室のドアの陰から出てきたのは本当に比企谷君だった

 

八幡「…気づいてたのかよ」

 

かおり「あったりまえでしょ!それよりどうなのよ比企谷。あんたは帆波の事どう思ってんのよ」

 

八幡「…オレは最初一之瀬の事は大切な友達と思っていた。けど、ある日一之瀬の事が頭から離れなくなってきた。一之瀬と一緒にいると楽しい、ずっと一緒にいたいと思った。けど、この気持ちがなんなのか正直わかんなかった。けど、さっきの一之瀬の言葉でようやくわかった。オレは一之瀬の事が好きなんだって事に」

 

あ、あれ?なんでだろう…目頭が熱い。震えが…止まんない…

 

八幡「……一之瀬帆波さん」

 

帆波「は、はい」

 

ここは放課後の教室。この場には私、かおり、千佳…そして比企谷君だけが残っている。他の人達は残ってないこの教室で…

 

八幡「あなたの事が好きです。付き合ってください」

 

もう我慢なんて出来ない。私の中の想いと同じように目からたくさんの涙が溢れてきた。私の目の前で頭を下げ、手を差し出してきた想い人。

 

かおり「ほら、帆波。いつまでも黙ってたら比企谷に悪いでしょ」

 

千佳「も〜、かおり。そう言うのは割り込んだらダメだよ」

 

かおり「だって〜、いつまでも黙ってる帆波が悪いんじゃん」

 

千佳「そういうとこだよ、かおり」

 

八幡「…この2人はほっといて……返事…聞かせて欲しいんですが…」

 

そう言って不安そうに見てくる比企谷君。私はこの気持ちに嘘をつきたくない。だから…私は比企谷君の手を握り

 

帆波「わ、私も比企谷君の事が好きです。付き合ってください」

 

八幡「オレで良ければ」

 

私はその言葉に我慢出来なくなり握っていた手を引き比企谷君を抱き締める。比企谷君の体温を感じる…すごい幸福感…。すると比企谷君の方からも抱きしめてくれた。優しく包み込むように。

 

こうして私は比企谷君…ううん…八幡と恋人同士になった。

 

 

 

 




いかがでしたか?続きを書くかはまだ決めてません。ではまた。

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