オレは彼女と出会って人生が変わった   作:チャキ

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どうもチャキです!第12話どうぞ!


第12話

八幡side

 

あれから数日経った休日。オレは駅で帆波と待ち合わせをしている。折本と仲町は来ない。オレと帆波の2人だけだ。所謂デートと言うやつだ。帆波と2人っきりで出かけるのは久々だな。高校1年の時もやったが2年になってからはやってないな。今日はすごい楽しみだ。

 

帆波「八幡お待たせ。待った?」

 

八幡「いや、待ってないぞ」

 

帆波「そっか、よかった」

 

まぁ、本当は10分ぐらい前に来ていたが実際そんなに待っていない。そんな事よりも今日の帆波の服よ。なんだあれは?トップスなのか?分からないけど、なんで袖の方割れてるんだ?そのおかげで帆波の肌が少し見える。下は赤いスカートを身につけており、手にはバンドバンドを持っている。

 

八幡「あー、帆波」

 

帆波「ん?何?」

 

八幡「その服似合ってるぞ」

 

帆波「うん、ありがとう!」

 

と嬉しそうに笑顔になる帆波。

 

八幡「でも、そんな袖が割れてる服もあるんだな」

 

帆波「うん、そうだよ。可愛いでしょ?」

 

八幡「あ、ああ…そうだな。でも、目立たないか?」

 

帆波「そうかな?」

 

八幡「だって少しだけだが肌も見えるし」

 

帆波「だってそういう服だもん。それに八幡に見せたかったから」

 

八幡「そ、そうか…ありがとうな帆波」

 

帆波「うん!」

 

八幡「それでどこ行くんだ?」

 

帆波「えっとねショッピングモールに行こうかなって思ってるんだ」

 

八幡「わかった。じゃ行くか」

 

帆波「うん」

 

オレと帆波は電車で3駅離れたショッピングモールに向かった。そして目的地であるショッピングモール着いた。このモールはそれなりに大きいモール。映画館もあるし、買い物天国みたいなところだと聞いた事がある。

 

八幡「やっぱり人多いな」

 

帆波「そうだね。やっぱり休日だからじゃない」

 

八幡「かもな」

 

でもやっぱり混んでいる。やっぱり人混みはまだ苦手だな。そんな事思いながら帆波と雑談しながら移動する。すると帆波が立ち止まる。何事かと思い帆波を見ると、ショーウィンドウに飾られている服を見ていた。

 

帆波「ねぇ、八幡。ここ入ってみていい?」

 

帆波が指さした方向はやはり女性ものの服屋だった。オレというか男性には辛い空間なのでは無いか。

 

八幡「いや、良いけど…オレが入ったら怪しまれないか?」

 

帆波「大丈夫大丈夫。私と一緒にいれば怪しまれないし、それに今の八幡なら怪しまれないって」

 

うん、ありがとう。でもね、その言い方すると前のオレなら絶対に怪しまれたみたいな言い方になりませんか?

 

八幡「そうか?」

 

帆波「うん。もし、心配ならこうすればいいの」

 

帆波はそう言ってオレの腕を組んでくる。あまりに急だったので驚いてしまう。

 

八幡「お、おい。帆波いきなりどうしたんだよ」

 

帆波「だってこうすれば絶対に怪しまれないでしょ?それに私達は付き合ってるんだから普通でしょ?それに中学の時1回やったでしょ」

 

まぁ、確かに1回やったよ。でもあれは学校に着いた時にやったんだったかな。

 

帆波「まぁ、本当の理由は私がやりたいだけなんだけどね」

 

八幡「…さいですか」

 

帆波「うん、じゃあ早速入ろうか」

 

八幡「お、おう」

 

オレは帆波に腕を引っ張られながら服屋の中に入る。チラッと店員を見るとめっちゃ笑顔だった。なにあれ?なんであんなに笑顔なの?しかも目もオレ達を暖かく見ているような目で見てくる。まぁ、なんにせよ怪しまれないで済んだので良かったわ。

 

帆波「ねぇ、八幡」

 

八幡「ん?なんだ?」

 

帆波「八幡ってどういう服が好みなの?」

 

八幡「は?服?」

 

え?何?服の好み?何それ?

 

八幡「服に好みとかあるのか?」

 

帆波「あるよ」

 

あるんだ。

 

帆波「ほら、服とか手に持ってみてトキメクかトキめかないかで決めるじゃん」

 

八幡「知らねぇよ」

 

帆波「そう?じゃあ…私に着てほしい服とかある?」

 

八幡「え?オレが決めるのか?」

 

帆波「うん、そうだよ」

 

八幡「マジかよ…オレは服のセンスとかないぞ」

 

帆波「いいのいいの。ほら八幡、選んでよ」

 

八幡「わかったよ…後で文句言うなよ」

 

帆波「言わないよ」

 

八幡「そうか」

 

ハァ…なんでオレが帆波の服を選ばなくちゃならない。普通自分で選ぶもんじゃないの?オレは親とか小町に任せてるから知らんけど。まぁ、そんな事よりも帆波の服選ばないとな。でも、どれにしたらいいんだよ。そういえばこの前小町が言ってたな。こういう時は相手に着てほしい服を選ぶのが良いって。そうなればオレが帆波に着てほしい服を選ぶという訳か。さて、どれにしようか。と悩みながら店内を見て回る。その間帆波はずっと着いてきてもらっている。でないとオレ絶対に怪しまれるからな。すると視界にマネキンに着せられた服が入る。これは…ワンピースか?色は水色で後ろの方はVネックデザインでリボン風のデザインのワンピースだった。

 

八幡「これなんかどうだ?」

 

帆波「このワンピース?」

 

八幡「ああ。このワンピースだったら帆波に似合うと思ってな」

 

帆波「そっか、わかった。着てみるよ。すいませ〜ん」

 

帆波は近くにいた店員に向かった。

 

帆波「すいません。あのマネキンが着ている服試着してみたいんですけど」

 

店員「はい、わかりました。少々お待ち下さい」

 

店員はマネキンが着ていたワンピースを取り、オレ達に近づいてくる。

 

店員「お待たせしました。こちらでよろしかったですか?」

 

帆波「はい、ありがとうございます」

 

そう言って帆波は店員からさっきのワンピースを受け取り、オレの方に体を向ける。

 

帆波「じゃ試着するから試着室の前で待っててね」

 

八幡「あ、ああ、わかった」

 

オレは帆波の後をついていき試着室の前まで来た。

 

帆波「じゃ試着するから絶対に待っててね」

 

八幡「わかったよ」

 

そう答えると笑顔になり、クルっと周り試着室へと入っていった。試着するのを待つのは良いけど、オレ目立ってないかな?そこだけが心配だ。そんな事を思いながら数分後、着替え終わったのか試着室のカーテンを開けて出てくる。それを見たオレは見惚れてしまった。高いウエスト位置から広がるフレアラインが出ているせいか脚が長く見える。それになんだか上品な大人感を出している。それに帆波はスタイルも良いから余計に可愛く見える。

 

帆波「八幡、どうかな?」

 

そしてオレに感想を聞いてくる。

 

八幡「お、おう…その…似合ってるぞ///」

 

オレは思わず顔を逸らしてしまう。そしてそれを見て何を察したのかニヤニヤしながら聞いてくる。

 

帆波「あれ?どうしたの八幡?顔を赤くして、それに視線を逸らして」ニヤニヤ

 

八幡「いや…それは…」

 

帆波「ほらほら〜、ちゃんとこっちを見て感想言ってよね」

 

八幡「うっ…」

 

帆波のやろう…絶対にわかってて言ってるなアレは。あんまり目視できねぇのによ。クソっ…こうなりゃヤケだ。オレはゆっくりと帆波の方を向き。

 

八幡「すごく似合ってるぞ。帆波に合ってて可愛いぞ」

 

とスゲェ恥ずかしいけど帆波に感想言った。

 

帆波「にゃ!?///」

 

帆波はすごい驚いていた。なんでだよ。ちゃんと顔を見て感想を言ってほしいって言ったの帆波だろ。だからちゃんと顔を見て感想を言ったのに。

 

帆波「き、急にそんな事言われたら困るよ…///」

 

八幡「いや、帆波が言ったんだろ?ちゃんと見て感想言ってて」

 

帆波「そ、そりゃ言ったけど…やっぱり恥ずかしい」

 

八幡「まぁ、オレも恥ずかしかったしな」

 

帆波「そ、そっか…」

 

八幡「それでどうするんだ?」

 

帆波「え?あ、そうね。じゃあ買おうかな」

 

八幡「え?買うのか?」

 

帆波「うん、八幡が選んでくれたし、似合ってるって言ってくれたし、何より私も気に入ったからね」

 

八幡「そうか。じゃあ出口で待ってるからな」

 

帆波「うん、わかった」

 

そしてオレは会計が終わるまで出入口で待つことにした。

 

一方レジの方では…

 

帆波「すいません。これお願いします」

 

店員「はい、ありがとうございます。それとお連れの方はもしかして彼氏さんですか?」

 

帆波「あ、はい、そうです」

 

店員「やっぱりそうなんですね。お2人を見ているとお似合いのカップルに見えたので」

 

帆波「あ、ありがとうございます///」

 

店員「フフフッ」

 

と言う会話は八幡には聞こえてはいなかった。

 

八幡に戻り…

 

何話をしているんだ?そんな事思っていると会計を終わらした帆波が戻ってきた。

 

帆波「お、お待たせ八幡」

 

八幡「おう、それより店員と何話していたんだ?」

 

帆波「べ、別に何にもないよ」

 

八幡「そ、そうか…なら良いが」

 

 

そして場所は変わり男性用の服屋に来ている。何故って?オレが帆波の服を選んだから、今度は帆波がオレの服を選んでくれるらしい。

 

帆波「八幡、次はこれ着てみて」

 

八幡「…はいよ」

 

かれこれ何着も着せられている。オレは着せ替え人形かよ。そんな事思いながら帆波から服を受け取り試着室へ入る。まぁ、でも帆波のセンスはオレよりも良い。だからかなり良い服を選んでくれる。けど帆波が納得のいく物が中々ないらしい。ここまで来たら完璧にしたいらしい。そして着替えていると外から話し声が聞こえてきた。

 

店員「どうですか?良い服見つかりましたか?」

 

帆波「そうですね。彼に似合う服が中々無くて」

 

店員「そうなんですね。でも彼女さんが選んだ服なら彼氏さんも嬉しいと思いますよ」

 

帆波「あ、ありがとうございます」

 

そんな話が聞こえてきた。まぁ、確かに帆波が選んだ服なら嬉しいけどね。そんな事より着替え終わったし出るか。

 

帆波「あ、着替え終わったんだね」

 

八幡「ああ」

 

すると帆波はオレを上から下へまた下から上へと見る。

 

帆波「うん!すごく似合ってる」

 

八幡「お、おう、そうか…じゃあオレもこの服買おうかな。帆波がせっかく選んでくれたし」

 

帆波「うん、わかった」

 

オレはその後着替えてレジで会計を済ませて帆波の所へと向かった。

 

帆波「終わった?」

 

八幡「おう」

 

帆波「じゃ行こっか」

 

八幡「おう」

 

オレと帆波は服屋から出てしばらく歩く。

 

帆波「ねぇ、八幡。そろそろお昼にしない?」

 

八幡「お、もうそんな時間か」

 

帆波「うん、だからどっか入らない?」

 

八幡「ああ、そうだな」

 

オレと帆波はお昼ご飯を食べるためどこかのファミレスへ入った。入ると店員に案内され席に座る。座る順としては向かいあわせで座る。メニューを見て何食べるかを決める。

 

帆波「八幡決めた?」

 

八幡「ああ」

 

帆波「じゃあ店員さん呼ぶね」

 

店員を呼んで注文をする。そしてオレと帆波は注文した料理がくるまで雑談しながら待つことにした。

 

帆波「それにしても良い服見つけてくれてありがとうね八幡」

 

八幡「喜んでもらえて何よりだ」

 

帆波「八幡は知らないと思うけど、あの服結構人気のやつなんだよ」

 

八幡「へぇ〜、そうなんか。オレそんなの全然知らないけど」

 

帆波「いいのいいの。こういうのは好きな人に選んで貰うのが、女の子にとっては嬉しいの」

 

八幡「そういうもんか?」

 

帆波「そういうもんなの」

 

八幡「ふーん」

 

そんな会話をしていると店員が注文した料理を運んできた。オレが頼んだのはカルボナーラ、帆波はボスカイオーラを頼んだ。

 

帆波「じゃ、食べようか」

 

八幡「そうだな」

 

オレは早速1口口の中に運ぶ。

 

八幡「美味いな」

 

帆波「こっちも美味しい〜」

 

ホント美味いな。

 

帆波「ねぇ八幡。それ1口頂戴」

 

八幡「ん?ああいいぞ。ほれ」

 

帆波「あーん」

 

八幡「は?」

 

帆波「だからあーん!」

 

八幡「い、いや…それは…」

 

帆波「やってくれるまでやめないよ。ほら、あーん」

 

八幡「くっ…」

 

帆波はずっと目をつぶり口を開けている。マジかよ…これ本当にオレが帆波に食べさせないとやめてくれないよかよ。そんな事迷っていると、周りからすごい視線が集まってくる。や、やばい…これオレがやらないとオレが悪いみたいな感じが出てしまう。オレはカルボナーラをフォークですくって帆波の口へと運ぶ。

 

八幡「ほ、ほれ…あ、あーん」

 

帆波「あー…む…うん、美味しい」

 

八幡「そ、そうか…」

 

帆波「じゃお礼に私のも1口あげる。はい、あーん」

 

八幡「なっ!?い、いやオレはいい///」

 

帆波「むっ…」

 

オレは帆波のあーんを断ると帆波は少し頬を膨らませていた。

 

帆波「これも八幡が食べてくれるまでやめないよ」

 

またかよ。ていうかまだオレ達食べさせ合いなんてしたことないのになんで今する必要あるんだよ。でも、これもオレがやらないと周りの視線が痛いだろうし、もう諦めるか。

 

八幡「わかったよ…あ、あーん」

 

帆波「フフ…はい、あーん」

 

八幡「あむ…うん、こっちも美味いぞ」

 

帆波「それなら良かった」

 

本当は全然味がわからなかったですはい。だって初めて食べさせ合いして、それにこれってあれだろ関節キスというやつだろ。それで余計に味がわからなかったわ。

 

帆波「私達初めてあーんしたね」

 

八幡「そうだな…」

 

帆波「やっぱり恥ずかしいね」

 

八幡「だったらもうやらんとこうぜ。オレも結構恥ずかしかったし」

 

帆波「それはダメ」

 

八幡「なんでだよ。恥ずかしいんならやらない方が良いだろ」

 

帆波「そうかもしれないけど、やっぱり私達は付き合ってるんだしさやらないと」

 

八幡「いや、別に付き合ってるからって絶対にやらないといけないという決まりはないだろ?」

 

帆波「…八幡は私とこういうことするの…嫌?」

 

八幡「うっ…」

 

帆波はそう言って涙目になりながら上目遣いで見てくる。ちょっとホントそれは卑怯ではないですか帆波さん。

 

八幡「…その…なんだ…オレも帆波とこういうのできて嬉しかったぞ」

 

オレは頭をガシガシとかきながら言う。でも少し恥ずかしさもありまた視線を逸らしてしまう。

 

帆波「そ、そっか…///」

 

その後数秒後沈黙が続く。よく見ると帆波の顔が若干赤いような気もする。

 

八幡「…さ、さっさと食べるか」

 

帆波「そ、そうだね」

 

その後は食事を終えたオレと帆波は何も目的地もなく歩く。

 

八幡「さて、次はどこ行く?」

 

帆波「うーん、そうだな。…ん?」

 

八幡「どうした?」

 

帆波「あそこにいるのって由比ヶ浜さんよね」

 

オレは帆波が指さす方向を見る。するとそこには帆波が言ったように由比ヶ浜がいた。その近くに三浦とあと一人は多分同じグループの人だろう。

 

八幡「ホントだな。見つかって絡まれたら厄介だし、違う道行くか」

 

帆波「そうだね。せっかくのデートを邪魔されたくないしね」

 

八幡「ああ」

 

オレ達は由比ヶ浜達がいる方向とは違う方向へ向かって歩く。ホント絡まれたら厄介だしな。まぁ、ほとんどは由比ヶ浜が絡んでくると思うしな。なんであんなに絡んでくるのか未だにわからん。せっかくの帆波とのデートを邪魔されたくないからな。まぁ、そんな事より今は帆波とのデートを楽しむか。

 

 

 

 

その後はモール内を色々見てまわった。由比ヶ浜達と鉢合わせしないように気をつけながらまわった。けど特にこれといっていい物は見つからず帰る時間となったのでオレは帆波を家まで送った。

 

帆波「送ってくれてありがとう八幡」

 

八幡「どういたしまして」

 

帆波「今日は楽しかったよ」

 

八幡「オレもだ」

 

帆波「そっか。じゃあまた明日ね」

 

八幡「おう、また明日」

 

そう言ってオレは帆波が家に入るまで見送ってから、自分の家に帰った。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?ではまたお会いしましょう。
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