オレは彼女と出会って人生が変わった   作:チャキ

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どうもチャキです!第19話どうぞ!


第19話

八幡side

 

「八幡、起きて。朝だよ」

 

ゆっくりとオレを気遣うように身体を揺する柔らかい手。肌を通して感じるほんのりとした寝起きの体温。そしてその声はよく聞き覚えのある声だ。

 

八幡「ん…」

 

ようやくオレの瞼が開いてくる。朝の光が眩しい。その光の中見えてきたのは、我が彼女である一之瀬帆波だった。

 

帆波「や〜っと起きた。おはよう八幡」

 

八幡「お、おう。おはよう帆波」

 

オレはそう言って起き上がり、枕元に置いてあった伊達メガネをかける。

 

八幡「なんで帆波がいるの?」

 

そうここはここは、男子のバンガローである。帆波は女子だからここにいるはずが無かった。

 

帆波「八幡が起きるのが遅いから、様子を見に来たの。それで来てみたらまだ寝てるし」

 

八幡「わ、悪い…」

 

反省してしまったので、素直に謝る。いやもうホントごめんね。昨日寝れなかったとはいえ、まさかここまで寝ていたとは思わなかった。

 

帆波「まぁいいや。それより早く着替えて来てね。朝ごはんの準備して待ってるから」

 

八幡「はいよ」

 

パタパタと帆波は男子のバンガローから出ていく。自分が使っていた布団を片付けて、さっさと着替えて食堂に向かう。

 

 

 

 

ビジターハウスの食堂に着くとそこには既に小学生達の姿はなく、いたのはいつもの面々と平塚先生だけだった。すると小町達がオレに気づくと

 

小町「あ、おはようお兄ちゃん」

 

かおり「あ、やっと来た。遅いよ八幡」

 

千佳「もう、夏休みだからって不規則な生活をしてたらダメだよ」

 

八幡「わかってるよ」

 

別に夏休みだからって、遅くまで寝てる訳ないからね。……本当だよ。

 

雪乃「あら、やっと起きたのね。寝坊助さん」

 

八幡「ああ、起きたよ。おはようさん」

 

雪乃「ええ、おはよう」

 

さて、来たのは良いがどこに座ろうか。と考えていると帆波が近づいてきた。

 

帆波「はい、八幡」

 

帆波はそう言ってオレに朝食がのっているおぼんを渡してくる。

 

八幡「サンキュ帆波」

 

帆波からお盆を受け取りどこに座ろうかと周りを見渡すと、もう既に席は埋まっており、どうやらオレの席は帆波の隣のようだ。昨日と同じだな。そして全員で両手を合わせて、『いただきます』と言って、朝食を食べ始める。出された朝食は白米、味噌汁、焼き魚にサラダ、納豆、味海苔、香の物、デザートにオレンジ。わりとスタンダートなホテルの朝食のイメージかもな。そう思いながら食べていると、すぐに白飯不足に陥てしまう。納豆と味海苔があるだけで、ご飯が進むな。そんな空になりそうな茶碗を見て、帆波が声をかけてきた。

 

帆波「八幡、ご飯のお代わりよそってあげようか?」

 

八幡「ん?悪い、頼む」

 

お言葉に甘えて帆波に茶碗を渡す。茶碗を受け取った帆波は鼻歌交じりでお櫃から盛り付ける。

 

帆波「はい八幡。ちょっと多かったかな?」

 

そう言われて目の前をみると白飯を山盛りにされた茶碗があった。なんか、日本昔話であるようなご飯だな。まぁ、良いんだけどね。

 

八幡「いや、別に大丈夫だ。ありがと」

 

帆波「そう?なら良かった」

 

帆波から茶碗を受け取り、食事を再開する。

 

その後、全員しっかり朝食をとり、最後にお茶を啜る。それを見計らったかのように平塚先生が食堂に入って来た。

 

平塚「おはよう。全員朝食は済ませたようだな。では今日の予定を説明する。小学生は昼間は自由行動。夜に肝試しとキャンプファイヤーをやる予定だ。君たちにはその準備を頼みたい」

 

八幡「キャンプファイヤーっすか」

 

かおり「あー、確かフォークダンスとかするやつだったよね」

 

千佳「あー、確かにやったね」

 

小町「おお!ベントラーベントラーとか踊るんですよね!」

 

瑞希「小町ちゃん。それはオクラホマミキサーじゃない?」

 

と瑞希が小町に対してツッコミを入れる。

 

八幡「たいして変わんねぇと思うぞ。相手にするのは宇宙人みたいなもんだし」

 

かおり「ちょっと言い方」

 

なんということだ。あのかおりに注意されてしまった。

 

雪乃「あなたの場合はエアオクラホマミキサーだったのでしょう?」

 

八幡「ちょっと?オレのトラウマを掘り返すのやめてくれない」

 

帆波「本当だったんだ」

 

少し帆波から悲しみの視線を向けられる。やめて!そんな目で見ないでくれ帆波さん。

 

平塚「兎に角、この後はキャンプファイヤーの準備だ。その後は夕方の肝試しの準備まで各自自由に過ごしてもらっていい。では早速行こうか」

 

各々が食器を片付け、平塚先生に着いて行く。道中、葉山達を回収してから山道を進み、暫く歩いていると広場に出た。どうやらここでキャンプファイヤーをするらしい。男子三人は平塚先生のレクチャーを受けて、キャンプファイヤーの準備を始めた。戸塚と戸部は薪を割ったり運んだりしてくる。葉山は薪を積み上げ、オレは木材を井の形に組み上げていく。こうしているとアレだな。帆波達とやったジェンガを思い出すな。前までは1人でやってたけどな。そういえば女子といえば、そのキャンプファイヤーを中心とした大きな円に白線を引いていた。フォークダンスをやる時のラインだろうか。

 

その後も只管木を積み立てていく。余りの暑さに途中何度か休憩しながらだったが、作業を進めた。すると、平塚先生が近づいてきた。

 

平塚「おつかれ比企谷」

 

八幡「うっす」

 

平塚「暑いだろう。ほら冷たい飲み物だ」

 

そう言って平塚はキンキンに冷えたジュースを渡してくる。いや、ホントありがたい。こんな暑い中作業してるから、水分補給しないと熱中症になってしまう。いつもはちょっとウザイし、ブリット系をどばしてくるけど、やはりいい先生だ。

 

八幡「ありがとうございます」

 

平塚「気にするな。既に他の奴らも作業をあらかた終えて自由時間だ。あとは私と小学校の先生で仕上げよう」

 

八幡「わかりました。ありがとうございます」

 

オレは平塚先生にお礼を言って、もらったジュースを飲みながら部屋へ戻ろうとしたけど、このまま戻っても多分葉山と戸部と鉢合わせして、居づらくなるだろうし、ちょっとそこは辺を散策でもするかね。それに多分川もあるだろうし、そこで顔でも洗おう。汗もかいているからな。そう思い歩いていると水の流れる音が聞こえてくる。やはり川があるようだ。さらに歩き続けると、いつの間にか沢の河原についていた。沢の水は案外綺麗で、とても気持ちよさそうだ。

 

八幡「早速顔を洗うか」

 

オレは沢の水で顔をバシャバシャと洗う。冷たい水の感覚を味わってきて、気持ちいい。そんな事を感じていると、不意に声をかけられる。

 

小町「おーい、お兄ちゃ〜ん」

 

八幡「ん?」

 

妹の声に反応し顔をあげると、そこにはそこにはフリル付きのビキニを身につけた小町が立っていた。

 

八幡「何?お前水着持ってきたの?」

 

小町「うん、そうだよ。それで感想は?」

 

八幡「おう、めっちゃ似合ってるぞ」

 

小町「わーいありがとう!」

 

瑞希「あ、八幡お兄ちゃん」

 

八幡「おお、瑞希。瑞希も水着持ってきていたんだな」

 

瑞希「うん、そうだよ。ね?私の水着似合ってる?」

 

八幡「ああ、似合ってるぞ。」

 

瑞希「えへへー、ありがとう」

 

すると、小町と瑞希の後ろから水着姿の帆波達がこっちに向かってくる。

 

かおり「あ、八幡じゃん」

 

千佳「あ、ホントだ。ほら帆波八幡君だよ。水着見せてあげなよ」

 

帆波「え、ちょっ!?千佳、お、押さないで…」

 

かおり「ほら、恥ずかしがってないで八幡に見せなよ」

 

帆波「か、かおりまで!」

 

そんなやり取りをしながら帆波はかおりと千佳に押されながらオレの目の前へと出てくる。帆波は水色の水着を着ていて、恥ずかしそうに顔を赤らめていた。何この子、可愛すぎるだろ!オレの彼女可愛すぎるだろ!可愛過ぎて結婚したいわ!すると、帆波はモジモジしながらこう言ってくる。

 

帆波「ど、どうかな!に、似合ってるかな?///」

 

八幡「お、おう…似合ってる…ぞ///」

 

帆波「そ、そっか…ありがとう!」

 

八幡「お、おう///」

 

そう言われてオレは視線を逸らす。いや、ホント目のやり場に困る。美少女達が水着着てるのは非常に眼福ではあるのだがな。

 

かおり「八幡照れてる〜。可愛い」

 

八幡「男に可愛い言うな」

 

いや、ホントオレが可愛いって誰得だよ。男が可愛いのは彩加だけだ。

 

その後、オレは木に寄りかかり、遊んでいる連中を遠目から眺める。帆波達は水をかけあっていた。ワイワイキャアキャアと遊んでいる。あの雪乃も帆波達とウォーターバトルを繰り広げていた。そんな光景を見ていると、帆波が近づいてきた。

 

帆波「八幡。八幡も一緒に遊ばない?」

 

八幡「いや、オレはいい。水着も持ってきてないし」

 

帆波「そっか〜。あ、じゃあ今度一緒にプールに行かない?」

 

プールか…良いかもな。

 

八幡「ああ、いいぞ」

 

帆波「ほんと!約束だよ!」

 

八幡「ああ」

 

こうしてオレは帆波と一緒にプールに行く約束をした。すると、脇の小道からざっと足音が聞こえた。気配のあるほうを見やれば、見覚えのある少女がいた。鶴見留美だ。

 

八幡「よぉ」

 

オレが声をかけると、留美はうんと頷く。そのままオレの横に腰をかける。

 

帆波「えっと…鶴見留美ちゃんだよね。私は一之瀬帆波。よろしくね」

 

八幡「オレは比企谷八幡だ」

 

留美「うん」

 

八幡「で、1人か?」

 

見れば分かる質問だが聞いてみる。するとうんと頷いていた。

 

留美「今日、私たちは自由行動なんだって。それで朝ご飯食べて部屋に戻ったら誰もいなかった」

 

八幡「えげつねぇ…」

 

いやホント近頃の小学生は怖いな。

 

帆波「そっか…。あ、なら私達と一緒に遊ばない?」

 

帆波はしゃがみ込み、留美と視線を合わせながら聞く。でも、留美は首を横に振る。

 

帆波「そっか…」

 

留美「ねぇ、帆波さん、八幡はさ」

 

おう、いきなり名前呼びですか。こいつはなかなかの肝をお持ちで。

 

留美「小学校の頃の友達っている?」

 

八幡「いねぇな。というか小学校の時、友達はいなかったからな」

 

留美「そうなんだ」

 

八幡「帆波は?」

 

帆波「私は小学校の時は友達はいたけど、あんまり会わないかな。時々、ばったり会うくらいかな」

 

八幡「ほーん」

 

帆波でも会わないらしい。

 

かおり「何話してるの?」

 

帆波「小学校の時の友達はいるのかって話したんだ」

 

かおり「私はまぁまぁいたけど、今は会ってないな」

 

千佳「私も」

 

雪乃「私も会ってないわ」

 

帆波「そっか」

 

八幡「聞いたか。この美少女達でもこんなんだ」

 

3人「「「び、美少女…///」」」

 

雪乃「あなたね…」

 

八幡「ん?」

 

何故だろ?帆波とかおりと千佳は顔が赤くなっている。まさか…怒っているのか?それに雪乃は雪乃で呆れたような顔で見てくる。

 

八幡「オレ何かしたか?」

 

雪乃「はぁ…」

 

盛大のため息をつかれる。

 

留美「八幡って……タラシ?」

 

八幡「おい、小学生がなんでそんな言葉を知ってるんだ」

 

なんで小学生がそんな言葉を知ってるんだろうな。というかオレは別にタラシでもなんでもないからな!

 

八幡「んっん!帆波の学年は何人いたんだ」

 

帆波「え?うーんと…30人3クラスかな」

 

八幡「90人か。以上のことから卒業から5年後も友達やってる確率は3~6%ってとこだな。帆波ですらこの確率だ」

 

帆波「なんかそんなに少ないとちょっと悲しくなるね」

 

千佳「そうだね」

 

八幡「普通の人は大体二方美人くらいだから、単純に四で割って、まぁ大体1%くらいだ。こんなもん切り捨てていい。四捨五入と言う偉大な言葉を知らないのかよ。五と四なんて一つしか違わないのに四は何時も捨てられちゃうんだぜ?四ちゃんのこと考えたら一なんて切り捨てられて当然だ」

 

かおり「なんか無茶苦茶だね」

 

留美「小学生の私でもそれは違うって分かる」

 

八幡「ようは考え方の問題だよ。別に全員と仲良くなんてしなくていいんだ」

 

留美「でも、お母さんはそれで納得しない…」

 

留美は首から下げているデジカメを両腕で抱えて、俯いたまま話す。

 

留美「今日も、友達とたくさん写真撮って来なさいって言って、デジカメ渡してくれたの」

 

千佳「そっか…良いお母さんだね。留美ちゃんの事心配してくれるんだし」

 

八幡「まぁ、母親って余計な事するのが仕事みてぇなとこあるからな」

 

かおり「あー、分かる。分かってるのに余計な小言を言ったり、勝手に部屋の掃除したりするよね」

 

千佳「あー、あるよね」

 

八幡「まぁ、要するにだ。愛情がなかったら管理したりしねぇよ」

 

雪乃「…そうね」

 

幾分か優しそうですらあった。

 

八幡「んで?お前はどうしたいんだ?」

 

留美「わかんない。なんでか知らないけど、最近になってからハブられるようになってさ、どうしてか考えたけど、わからなくてさ」

 

八幡「…そうか」

 

最近になってからハブられるようになったということは、標的が変わったとかそんなんか?ローテーションかよ。いや、ホント小学生でもえげつない事するんだな。

 

その後、あんまり話さず終わった。留美はまだ自由時間があるらしく、そこら辺を散策しに行ってしまった。オレも座ってるだけというのはアレだったので、散策しようと思い沢から離れる。やはり夏というわけで、日差しが強い。しかもセミの鳴き声でより一層暑く感じる。そんな事を感じながら散策していると、何やら話し声とかが聞こえてきた。声からして留美と同じ小学生達だろう。そう思い近づいて見ると、そこはちょっとした広場だった。その広場では何やら作業をしながら話していたので、オレは隠れて聞き耳を立てた。盗み聞きみたいだけどね。

 

「おーい、そっちはどうだ?」

 

「もう少しでできるよ」

 

「早くしろよ。間に合わなくなるぞ」

 

「わかってらー」

 

「絶対に間に合わせなきゃね。なんてたって留美ちゃんの誕生日だらね」

 

なに?留美の誕生日だと。それは一体どういう事だ?

 

「そうだね。留美ちゃん驚くかな?」

 

「絶対に驚くだろ!だって鶴見に内緒で計画したんだからな!」

 

「だね!」

 

「サプライズ絶対に成功させようぜ!」

 

「「「おう!」」」

 

一斉に掛け声をする小学生達。どうやら留美の同級生達は交代しながら、誕生日サプライズの用意をしているようだ。そういえばさっき留美も言っていたな。最近になってハブられるようになったと言ってたな。まさか、そうなったのはこの事か?そりゃ誕生日サプライズは本人には内緒にするけど、留美はそれをハブられてるって勘違いしたのか。なるほどな。良い奴らじゃん。しかもご丁寧にプレートには『鶴見留美ちゃん誕生日おめでとう!』って書いてあるしな。そんな光景を見ていると

 

帆波「八幡、どこ?」

 

帆波の声が聞こえた。どうやらオレを探しに来てくれたみたいだ。そしてオレは小学生達に気づかれないように帆波を呼ぶ。

 

八幡「帆波、こっちだ」

 

帆波「そこにいたんだ。そこで何してるの?」

 

八幡「しっ」

 

オレは人差し指を口の近くまで持ってくる。それを見た帆波は首を傾げる。というか良く見ると帆波は水着の上からパーカー着ていた。

 

八幡「静かに来てくれないか」

 

帆波「うん、わかった」

 

そう言った帆波は足音を立てずにオレの近くまで近づいてくる。

 

帆波「どうしたの?」

 

八幡「アレ見てみろよ」

 

オレはそう言って、さっきまで見ていた小学生達の方へ、指を指す。帆波はその指した方向を見る。けれど、見ようとした時オレと帆波の距離が近づく。ちょっと近いですよ帆波さん。

 

帆波「アレって…もしかして留美ちゃんの誕生日をお祝いしようとしているの?」

 

八幡「みたいだな」

 

帆波「そっか…あ、じゃあハブられるようになったのは」

 

八幡「多分、これだろうな」

 

帆波「そっか、じゃあ私達の勘違いだね」

 

八幡「ああ、そうだな」

 

帆波「そっか。良かった…留美ちゃんハブられてなかったんだね」

 

八幡「そうだな」

 

帆波「なら、もう安心だね!」

 

そう言って帆波はこっちを振り向く。今、オレと帆波は近い距離にいる。だから今帆波がこっちを見るということは。

 

帆波・八幡「「あ…」」

 

お互いの顔が近いということだ。すると、帆波の顔はみるみる赤くなっていく。オレもだんだん顔が暑くなっていくので多分、オレの顔も赤くなっているのだろう。

 

帆波「ご、ごめん///」

 

八幡「え、あ、いや…こっちもごめん///」

 

オレと帆波は少し間を開ける。そしてそのまま少しばかり沈黙が流れる。いや、だってこんなに顔が近くなるなんて思わないじゃん。

 

八幡「と、とりあえず他の連中のところに戻るか」

 

帆波「そ、そうだね。この事をみんなに報告もしないといけないしね」

 

八幡「そうだな」

 

オレと帆波は小学生達に気づかれないようにその場を去った。

 

 

 

 

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その後、帆波は私服に着替えた後、オレと2人で他の奴らにさっき見た事を話した。鶴見留美はハブられて1人になったのでは無く、鶴見留美の誕生日だからそのためのパーティーの準備をしていた為だった事を伝えた。

 

帆波「という事なんだ」

 

葉山「なるほど、そういうことだったんだね。まさか留美ちゃんの誕生日を祝おうと計画していたんだね」

 

八幡「そうなるな」

 

雪乃「まさか、あの子の誕生日パーティーを計画していただなんてね。思っても無かったわ」

 

八幡「オレもだよ」

 

いや、ホントまさかだよな。まさか留美の誕生日パーティーを計画していただなんて想像もしてなかった。

 

かおり「ということは私達の勘違いってことだね」

 

帆波「うん、そうなるね。だからこれで問題解決ってことになるって事だよ」

 

葉山「確かにそうだね。教えてくれてありがとう一之瀬さん」

 

帆波「ううん、気にしないで。それに教えてくれたのは八幡だから」

 

葉山「そうか。比企谷もありがとう」

 

八幡「別に気にするな」

 

別にオレはお前の為にやった訳では無い。ただ散策してたら、たまたま見ただけだからな。だからお前為にやった訳では無い。

 

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そして時は流れ、肝試しも終わった後、留美の誕生日パーティーが行われた。留美はかなり驚いていた。そりゃそうだろうな。さっきまで自分がハブられてると思ってたら、自分の誕生日の為にサプライズを用意してくれてんだからな。その後、留美は同級生に誕生日を祝ってもらって、留美が持っていたデジカメで写真を撮ったりして、楽しく過ごしていた。

 

帆波「良かったね。留美ちゃん楽しそうで」

 

八幡「そうだな」

 

オレ達はそんな光景を見ながら話す。帆波の言う通り留美は楽しそうだ。最初の時みたいに暗い表情は無くなっている。どうやら誤解が解けたようだ。

 

その後オレ達はそれぞれのバンガローに戻って眠りについた。

 

 

 

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千葉村での全ての仕事が終了し、我が愛すべき千葉へと帰ってきた。車の中では疲れからか帆波達は寝ていた。オレもだんだん眠くなってきて、平塚先生が着いたら起こしてくれると言うので言葉に甘えて眠りについた。そして今は総武校前に車を停車している。

 

平塚「さて、家に帰るまでが合宿だ。各員事故のないよう気をつけて帰るように」

 

解散を告げた平塚先生は一服していくらしく、タバコを取り出して火をつける。

 

小町「お兄ちゃん、買い物して帰ろうよ」

 

八幡「ん、いいぞ」

 

帆波「瑞希、私達も買い物してから帰るよ」

 

瑞希「わかった」

 

各々帰りの準備を始める。すると一台の黒塗りの車が総武高校前に止まる。どこかで見たような……。そう思っているとハイヤーから出てきたのは白いワンピースを着たとても綺麗な女性。雪ノ下陽乃だった。

 

陽乃「やっほー雪乃ちゃん」

 

雪乃「姉さん」

 

帆波「え!?あの人雪乃ちゃんのお姉さんなの?」

 

雪乃「ええ」

 

陽乃「ん?そっちの子は初めて見るね。はじめまして私は雪乃ちゃんの姉の雪ノ下陽乃。よろしね」

 

帆波「は、はじめまして一之瀬帆波です」

 

陽乃「一之瀬帆波ちゃんね。よろしくね」

 

そう言った雪ノ下さんは雪乃に向き直る。

 

陽乃「ね、雪乃ちゃん。この前友達の誕生日プレゼントを買いに行ってたけど、その友達って一之瀬ちゃんの事?」

 

陽乃「そっかそっか。雪乃ちゃんにこんなに友達ができてお姉ちゃん嬉しいぞ。あ、これからも雪乃ちゃんと仲良くしてね」

 

帆波「あ、はい」

 

雪乃「それで?何しに来たの?」

 

陽乃「決まってるじゃない。雪乃ちゃんを迎えに来たんだよ」

 

雪乃「帰るのはお盆と言ったはずだけれど」

 

陽乃「そうなんだけどさ。お母さんが早く雪乃ちゃんに会いたいって言うんだもん。それに雪乃ちゃんの友達の話も聞きたいって言ってたから。だからこうして迎えに来たんだよ」

 

雪乃「もう…わかったわ。それじゃあまた会いましょう」

 

八幡「ああ、またな」

 

帆波「またね雪乃ちゃん」

 

かおり「じゃあね」

 

千佳「また」

 

小町「さよなら雪乃さん」

 

瑞希「また会いましょう」

 

雪乃「ええ」

 

そして雪ノ下姉妹を乗せたハイヤーは、来た時と同じように颯爽と去っていった。雪乃は一体オレ達の事なんて話すのだろうか、ちょっと気になる。そしてハイヤーがいなくなるまで見届けた後、買い物してから家に帰った。

 

 

 

 




いかがでしたか?ではまた会いましょう。
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