八幡side
一之瀬…いや、帆波と恋人同士になれた。この関係が壊れてしまうかもしれなかったが、帆波はオレの気持ちを受け取ってくれた。嬉しくて、そしてこの手を離したくないという気持ちも込み上げてきた。これからは帆波の事をもっと大切にしなくちゃいけないと思った。もちろん、折本と仲町も友達として大切にしなくちゃいけない。この関係が壊れなくてホントに良かった。
翌日…いつものように帆波達と一緒に登校するために待ち合わせ場所まで向かう。もうそこには帆波達は着いており、どうやらオレが最後らしい。
帆波「あ、八幡〜」
オレに気づいた帆波は手を大きく振ってくる。あ〜、かわいいな〜。そんなことを考えながら、帆波達の所へ近づく。
帆波「おはよう八幡!」
八幡「おう、おはよう帆波」
かおり「おはよう比企谷」
千佳「おはよう比企谷君」
八幡「ああ、おはよう折本、仲町」
かおり「よし、じゃあ皆揃ったところで行こっか」
千佳「そうだね」
帆波「じゃあ早速…」
帆波はそう言ってオレの手を握ってくる。
八幡「ちょっ…帆波?」
帆波「何?」
え?そんな何かした?みたいにキョトンと首を傾げてるの?オレ、何か変なこと言った?
八幡「い、いや…なんで手…握ってるの?」
帆波「なんでって…そりゃ恋人なんだから普通でしょ?」
おお〜、スゲェ真顔で言うじゃん帆波さん。
かおり「帆波帆波。比企谷はきっと恥ずかしいんだよ」
八幡「は!?ちょっ!折本…お前…」
千佳「あ〜、なるほど〜。恥ずかしいんだ比企谷君」
八幡「な、仲町まで…」
いや、恥ずかしいとかそんなんじゃねぇし。妹の小町や母ちゃん以外と手繋いだことねぇだけだよ……はい、実は言うと恥ずかしいです。なんで折本と仲町は止めないの?それに帆波は帆波で、なんで折本と仲町の前で平気で手繋げるの?
帆波「あ〜、そっかそっか。恥ずかしいんだ八幡」
八幡「うっ…そ、そうだよ恥ずかしいんだよ」
帆波「そっか〜…でもやめてあげない!ほら、早く行かないと遅刻するよ」
八幡「あ、おい…い、行くから引っ張るなって…」
帆波「かおりと千佳も早く行くよ。でないと置いて行くよ〜」
かおり「え、ちょっ…待ってよ〜」
千佳「置いていかないで〜」
オレは帆波に手を握られ、後ろからは折本と仲町が歩く形となって、学校へ向かった。学校に着いたら手離してくれると思いきや、離さないように腕まで組んできた。すると周りの女子達はキャーキャー、言ってる。男子達からはすごい視線が集中して痛い。後ろの2人はスゲェニヤニヤしながら見てくる。腹立つな〜、その顔。
八幡「ちょっ…帆波。なんで腕まで組むんだよ。しかも学校で」
帆波「いいじゃん。八幡は私のものだって事を証明しないといけないからね」
八幡「っ!///」
かおり「ヒュ〜」
折本は後ろで口笛を吹いてるし、仲町も未だニヤニヤしてるし、周りの視線も痛いし…
そんな視線が集中しながら教室に向かった。そして時間が進み昼休み。いつものように一緒に弁当を食べるのだが
八幡「ハァ〜」
帆波「どうしたの八幡?なんか疲れてない?」
八幡「あのな〜…朝からスゲェ視線が痛くて疲れてんだよ」
帆波「なんで?」
八幡「いや、なんでって…そりゃあ帆波が学校でオレの腕を組んでいたら、誰だって見るだろ?」
かおり「あはははは、確かにあれから視線が比企谷にすごい集まってたね〜、ウケる」
八幡「ウケねぇよ」
千佳「お疲れ比企谷君」
八幡「ああ〜、マトモな奴は仲町だけかよ」
帆波「ちょっと八幡!それはないよ〜。私だって普通だよ。というか八幡も普通じゃないよ」
八幡「え?」
帆波「だって、八幡って結構捻くれてるでしょ?」
かおり「それある!」
帆波の言ったことに同意したのか親指を立てて折本はそう言う。いや、何がそれあるだよ。訳わかんねぇよ。
八幡「…それより早く食べようぜ。時間が無くなる」
帆波「あ、ホントだ。早く食べよう」
そう言って弁当の蓋を開ける。今は母ちゃんが弁当を作ってくれてる。まぁ、当然なのか栄養のバランスも考えており、とても美味しそうだ。
帆波「あ、八幡のお弁当美味しそう」
かおり「お、ほんとだ」
千佳「もしかして比企谷君のお母さんが作ってるの?」
八幡「ん?ああ、母ちゃんが作ってくれてるよ」
帆波「へ〜、あ、この玉子焼き美味しそう。1つ貰っていい?その代わり私の1つあげるから」
八幡「え?ああ、まぁ良いけど…ほれ」
オレは帆波に弁当箱を近づけて取りやすくしたが、帆波は箸を置き、口を開けて…
帆波「あ〜」
八幡「はっ!?ちょっとそれは…」
帆波「え〜、いいじゃん」
八幡「か、勘弁してくれ…頼む」
帆波「む〜、しょうがないな〜。わかったよ、今日はやめてあげる」
八幡「さ、サンキュ…」
帆波「でも、いつかはしてよ」
八幡「ぜ、善処します」
帆波「じゃあ貰うね」
八幡「おう」
帆波はオレの弁当から玉子焼きを1つ取り、口の中に入れる。
帆波「ん〜、美味しい」
八幡「そうか?それは良かった」
帆波「うん、とっても美味しいよ。いつもこの味なの?」
八幡「ああ、そうだな。いつもこの味で食べてるからな。もう慣れた」
帆波「そうなんだ(この味覚えとこ)」
八幡「んで、そっちは何くれるんだ?」
帆波「なんでもいいよ。あ、じゃあ私も玉子焼きをあげる。はい、あーん」
八幡「なっ!?それはやめたんじゃなかったのか?」
帆波「え?それは、八幡からはやめたけど、私からはやめるとは言ってないよ?」
ぐっ…確かに言ってないけど、ホントにやるのか?そ、そんな事したら…
帆波「どうしたの八幡?あ、もしかしてまた恥ずかしいんだ〜」
八幡「い、いや…ま、まぁ確かに恥ずかしいが…」
帆波「いいじゃんいいじゃん。ほれほれ〜」
そう言って箸で掴んだ玉子焼きをさらに近づけさせる。
かおり「あ〜、帆波。比企谷は恥ずかしいもあるけど、他にも理由があるよ」
帆波「え?なに?」
かおり「え?わからないの?」
帆波「え?わからないの?って何が?」
かおり「へぇ〜、分からないんだ。どう思う千佳」
千佳「う〜ん、しょうがないんじゃない」
どうやら折本と仲町はわかっているようだ。なのになんで帆波は分からないんだよ。
帆波「え?かおりと千佳はわかるの?」
かおり「そりゃね」
千佳「うん」
帆波「教えてよ」
かおり「しょうがないな〜。じゃあ教えてあげる。比企谷がなんで恥ずかしいのか…それは…」
帆波「それは…」
かおり「関接キスになるからだよ」
帆波「え?…ええぇぇ!?か、かかかか関接キス!?///」
そう言われて帆波もようやく気づいたらしい。すると顔を真っ赤にして、オロオロしている。かわいい…じゃなくて!
八幡「ま、まぁ…そういうことだ」
帆波「そ、そっか…八幡はそれで恥ずかしかったんだね」
八幡「そういうことだ」
帆波「う〜…よしっ!でもそんな事、言ってたらずっとできないよ!今は出来ないけど…でも、いつかはできるようにお互い頑張ろうね!」
八幡「お、おう」
帆波「じゃあはい。玉子焼きどうぞ」
八幡「お、おう…いただきます」
オレは差し出された帆波の弁当の中にある玉子焼きを1つ取り口の中に入れる。
帆波「ど、どう?」
八幡「…うまい」
帆波「え?ほ、ホントに!?」
八幡「ああ、スゲェうまい。これって帆波のお母さんが作ったのか?」
帆波「う、ううん!私が作ったの」
八幡「へぇ〜、いつも?」
帆波「うん」
八幡「へぇ〜、スゲェな」
帆波「そんなことないよ。私がやりたいからやってるだけ」
八幡「そっか」
帆波「そうだ。八幡にも言っとくね。私の家、実は母子家庭なんだ。だからお母さんを少しでも楽させようとしたいと思ったから、自分でお弁当を作ってるんだ」
八幡「そうだったのか」
帆波「それに2つ下の妹もいてね。それがまたかわいいのよ」
八幡「へぇ〜、帆波は妹いたんだな。オレにも2つ下の妹がいるんだ」
帆波「へぇ〜八幡にも妹さんいたんだ」
かおり「へぇ〜、比企谷の妹ね…」
千佳「比企谷君の妹…」
八幡「何想像してるか知らんが、うちの妹は血が繋がってるはずなのに、オレとはまったく似てないからな。特に目な」
かおり「べ、別にそんなこと想像してないよ。ね?千佳」
千佳「う、うん。そうそう」
ホントか?にしてはかなりの慌てぶりだけど。
八幡「まぁ、そういう事にしとくわ」
かおり「ちょっと信じてよ!」
八幡「信じてる信じてる。ちょーしんじてる」
千佳「なんか適当すぎない!?」
そんな会話をしながら弁当を食べ終わる。午後の授業も何も無く受けることができたが…今は放課後で、オレは体育館裏にいます。え?何?告白?そんなんじゃねぇよ。相手は男共だ。言っとくけどオレはホモではない。まぁ、世の中には男が男を好きって言う人はいるけど、オレは違う。
男1「おい、てめぇ一体どういうつもりだよ」
八幡「どういうつもりとは一体何でしょ?」
いきなりそんなこと言われてもわからねぇよ。ちゃんと主語言えよ。小学校で習っただろ。
男2「とぼけんな!なんでお前みたいな根暗で目つき悪い奴が、一之瀬さんと付き合ってんだよ!」
八幡「そりゃあ、お互い好きって伝えて、付き合うことなっただけだが?」
男3「そんな訳ねぇだろ!どうせお前が脅して一之瀬さんと付き合って、しかも折本さんや仲町さんまでも脅してんだろ!」
八幡「んなわけねぇだろ」
男1「ふざけんな!一之瀬さん達はな男女問わず人気者なのに、お前みたいなクズが関われるはずがねぇだろ!」
その言葉で他の男共は頷いている。こんな状況だけど、君達仲良いね。息ピッタリだよ。それよりどうしようかなこの状況。帆波達にはトイレに行くって言ってトイレに行って、帰ろうとしたらここに連れてこられたからな。言う暇もなかったし。
男1「おい!聞いてんのか!ヒキタニ!」
オレの名前はヒキタニって読むんじゃなくてヒキガヤって読むんだけどな。読めねぇのか?
男2「クッソ!もうやっちまおうぜ!」
え?もしかしてオレ、今から犯される?いや、それはないよね!向こうもその気は絶対にないし、気持ち悪いだけだし。
八幡「ハァ…なぁ帆波達待たせてるんだ。行っていいか?」
男3「コイツ!今、一之瀬さんの事名前で呼んだぞ!」
男2「くっ!オレ達も呼んだとないのに!」
あ〜、これは火に油を注いじまったかな?
男1「もう我慢できねぇ!皆コイツをやっちま「はーいストップ!」っ!」
ここで帆波達の登場。え?なんでここにいるの?
帆波「八幡大丈夫?何かされてない?」
八幡「あ、ああ。大丈夫だなんとも無い」
帆波「そっか…良かった〜」
八幡「でも、どうしてここに?」
千佳「それはね比企谷君。教室で比企谷君の事待ってたら、クラスの女の子に比企谷君が、そこの男子達にここへ連れていかれるのを見たって伝えてくれてね」
おお〜、マジか。その女の子に感謝しねぇとな。
八幡「そうだったのか」
かおり「いや〜、比企谷が無事で良かったわ」
帆波「そうだね…でも、今は…」
帆波はそう言ってオレの前にいる男共に視線を移す。するとこの空間が凍り付いたような張りつめた空気が漂い始めた。
帆波「ねぇ、今八幡に何しようとしたの?まさかイジメ?」
男1「い、イジメだなんて…そんな事してたわけじゃなくて…」
かおり「あ、実はさっきの会話録音してるから」
男共「「「っ!?」」」
千佳「私は録画してるから」
え?待って…録音と録画してるってことは、前からその場にいたというわけだよね。なんで早く助けてくれないの?
帆波「ごめんね八幡。証拠が欲しかったから助けるの遅れちゃった」
なるほど。
八幡「ああ、別にかまわない。ケガもしてないからな」
帆波「ありがとう…それでここに証拠はあるけど…まだ言い訳するの?」
男2「…一之瀬さん達はコイツに騙されてるんだ!」
男3「そ、そうだ!どうせコイツが一之瀬さんを騙して恋人にしたんだ!」
男1「ああ、そうだ!だから俺達は一之瀬さん達を助けようと…」
帆波・かおり・千佳「「「は?」」」
うおっ!?3人ともスゲェ低い声だ。びっくりするぐらい低い声だった。
帆波「ねぇ…私達が助けを求めた?求めてないよね?というか私達は何一つ八幡に騙されてないんだけど。…ねぇ…どうして…」
うお〜、怖ぇ〜。え?帆波って怒るとこんなにも怖くなるの?オレ、気をつけないといけないな。
男1「そ、それは…」
帆波「もういいや。八幡帰ろう。あと帰りにどっか寄って行かない?」
八幡「お、おう…それは別に良いが…」
帆波「よしっ!決まり!かおり、千佳行くよ!」
かおり「そうだね」
千佳「早く行こ!時間無くなっちゃうよ〜」
というかいいのかこの状況。しかも帆波はオレの手を握って引っ張っていく。オレはそれに対抗せず、大人しく引っ張られる。すると…
男1「ま、待って!まだ話は…」
帆波「じゃあハッキリ言うね。私は、イジメとかする人達と関わりたくないの。だからもう私達に関わらないでね。もし、また八幡に何かしようとするのなら…私何するか分からないから」
男共「「「……」」」
男共は最後の帆波の言葉で何も言い返しては来なくなった。というか顔が青染めてる。オレは少しだけど冷や汗をかいている。そして、また帆波はオレの手を引き、体育館裏から出る。あれ?というよりオレのカバン教室じゃね?
千佳「あ、言うの忘れてたけど比企谷君のカバンここにあるよ」
八幡「おお…マジか。サンキュ」
千佳「どういたしまして」
そう言って仲町はオレにカバンを渡してきたので、それを受け取る。
帆波「よしっ!じゃあ早速行こっか」
八幡「えっと…帆波さん?一体これからどこに行くつもりで?」
帆波「フッフッフッ〜。それはね〜」
一体なんだよ。というか何その笑顔。ちょっと怖いんですけど。
帆波「あの男子達が言ってたけど八幡って目の事で悪く言われてたじゃん」
八幡「あ〜、そういえばそうだな」
帆波「それを言わせないために、八幡をイメチェンさせようという話になって、今からしにいこうというわけ」
八幡「お、おう。なるほど?」
かおり「なんで疑問形?ウケる」
八幡「ウケねぇよ…まぁ、所謂買いもんだろ?」
帆波「まぁ、そんな感じ。あ、でも、八幡は拒否権ないよ」
八幡「え?」
千佳「そりゃそうじゃん。だって比企谷君をイメチェンされるんだから本人がいないとダメじゃん」
うっ…た、確かにそうだな。
八幡「まぁ、イメチェンとかは良いが…オレそういう知識ねぇんだけど」
帆波「大丈夫大丈夫!私達に任せといて!八幡をさらにカッコよくされるから!」
八幡「お、おう」
帆波「よし、まずはアソコだね」
かおり「だね」
千佳「うん」
一体…オレはどこに連れていかれるのだろう?オレは大人しく帆波達の後をついて行く…というより帆波に手を握られてるから逃げる事はできないし、逃げようとも思わない。
そして、連れてこられた場所はメガネ屋だった。
八幡「なんでメガネ屋?オレ目悪くねえんだけど」
帆波「度が着いているメガネじゃなくて伊達メガネとかブルーライトカットメガネとかだよ」
八幡「ほう」
へぇ〜、今はそういうのがあるんだな。わざわざオレのために調べてくれたのかな?なんだか嬉しいな。
八幡「で?どれにするんだ?」
帆波「ん〜、そうだな…どれがいいかな?」
千佳「私とかおりが選んでもいいけど、やっぱこういうのは彼女である帆波が選んだ方がいいんじゃない?」
かおり「それある!」
帆波「そ、そう?」
かおり「そう」
帆波「そっか…じゃあ…これ」
帆波はそう言って選んだのは黒いフレームの伊達メガネだった。
帆波「八幡、これつけてみて」
八幡「わかった」
オレはメガネを受け取り、かけてみる。
八幡「どうだ?」
帆波達に確認しようとすると、何やら帆波達は固まっていた。あれ?どうしたの?まさかそんなに変?
八幡「お、おい。お前らどうしたんだよ」
帆波「はっ!も、もしかして八幡!」
八幡「お、おうそうだけど…え?何?そんなに変か?」
帆波「う、ううん!変じゃないよ!むしろすごく似合ってる!」
八幡「そ、そんなにか?」
かおり「うん、すごい似合ってる。一瞬誰かわからなかった」
千佳「私も」
帆波「はい、鏡」
帆波は持っていた手鏡でオレを写す。その手鏡を覗いてみると、そこには目の濁りが無くなったオレの顔が写っていた。
八幡「え?これ、ホントにオレ?」
帆波「そうだよ」
八幡「マジか…」
かおり「これで少しは比企谷の印象変わるね」
千佳「そうだね」
帆波「ど、どうする?買う?」
八幡「そうだな…帆波が選んでくれたし、オレ自身も気に入ったし、買うよ」
帆波「そ、そっか。じゃあ待ってるね」
八幡「おう」
八幡sideout
八幡が会計に行ってる間女子達は…
帆波side
かおり「まさか比企谷がメガネかけたらあんなにも印象変わるだなってね」
千佳「だね。それに帆波は見惚れてたみたいだし」
帆波「にゃ!?///べ、別にそんなんじゃ…」
見惚れてたというかなんというか…その…
かおり「じゃあなんなのよ〜。ほれほれ〜言ってみな」
千佳「そうそう。お姉さん達に言ってごらん」
なんか2人のキャラ変わりすぎてない?千佳なんてお姉さんって…
帆波「そ、それは…八幡があんなにカッコよくなるなんて思ってなかくて…」
かおり「あ〜、惚れ直したんだ」
千佳「あ〜、なるほど」
帆波「にゃにゃ!?///」
かおり「でも、あんな比企谷見たら他の子達も好きになっちゃうかもね」
帆波「えっ!?」
それってどういう事?
千佳「そうだね」
帆波「ど、どうして?」
かおり「比企谷って後輩に人気だよ」
帆波「え!?嘘…」
八幡が後輩に人気?そんな…
千佳「ホントホント。この前偶々見たんだけどさ、比企谷君後輩の女の子が階段から落ちそうになったところを助けてるの見たよ」
何それ!夢のようなシチュエーション。そんなことされたら好きになっちゃうかもしれない。
かおり「あ〜、私も見た。まぁ、それで比企谷を狙ってる子とかいるかもね。でも、今は帆波の彼氏だからそんなことないと思うけど、一応気をつけた方がいいよ」
帆波「うう〜、そんな〜」
ど、どうしよう。そ、そんな事になったら私…
かおり「でも、まぁ、大丈夫でしょ」
帆波「ど、どうして?」
かおり「どうしてって?ねぇ、千佳」
千佳「うん、そうだね。帆波、後ろ」
帆波「え?」
千佳にそう言われて後ろを振り向いて見ると、そこには会計を終わらした八幡がいた。若干顔が赤いような…
帆波「は、八幡!?いつからいたの!」
八幡「ちょっと前ぐらいかな…」
帆波「そ、そうなんだ」
も、もしかして聞かれたの!?ど、どうしよう。
八幡「ま、まぁ、オレは帆波が好きだし、帆波一筋だから安心してくれ」
帆波「う、うん…///」
八幡「…///」
そ、そっか。八幡は私一筋なんだ。そう言われると嫌じゃないかな。でも、さっきから顔が熱いよ〜。
かおり「ちょっとお二人さん。私と千佳の事忘れてない?」
千佳「そうそう。2人だけの世界に入らないで」
帆波「ご、ごめん」
八幡「わ、悪ぃ」
かおり「そういうのは2人っきりの時にしてね」
帆波「う、うん」
かおり「よしっ!じゃあ次行こ!」
八幡「え?まだ行くの?」
かおり「あったりまえでしょ?ほら帆波、比企谷が逃げないようにしないとダメだよ」
帆波「う、うん。わかった」
私は八幡が逃げないように腕を組む。さっきの話でちょっと恥ずかしいけど、逃げないようにするため。
かおり「よしっ!ほら、行くよ!」
帆波「うん、ほら八幡行こ?」
八幡「…わーったよ。行くから腕離してくれない?」
帆波「ん〜、ダメ」
八幡「さいですか」
帆波「うん!だから今日も付き合ってね」
八幡「はいよ」
そしてその後も色んなところを回って八幡のイメチェンさせた。でも、最終的にメガネが1番いいということになった。
いかがでしたか?ではまたお会いしましょう。