外はもう朝になり、起きる人は起きて、寝てる人はまだ寝ている。そして、今ベッドの中にいる2人のうち1人が目を覚ました。
八幡「ん…」
ゆっくりと瞼を開く。少しボヤけているがだんだん見えるようになってきた。そして完全に見えるようになった時、目の前には俺の手を握り、服を着ていない帆波の姿があった。それを見て俺は昨晩の事を思い出した。
そういえば俺卒業したんだなっと。昨日の事を思い出して俺は顔が熱くなっていのがわかった。そんな熱を頭を降って振り払った。まぁ、色々聞きたいことはあるだろうけど、1つ言えるのは帆波が可愛かったっと言っておこう。そう思いながら空いている手で帆波の頭を優しくゆっくりと撫でる。撫でていると帆波がゆっくりと瞼を開けた。そして俺を見ると、顔を赤らめながら口を開いた。
帆波「お…おはよう八幡」
八幡「お、おう。おはよう」
俺まで同じ事を言ってしまったな。
八幡「体大丈夫か?」
帆波「うん、大丈夫だよ。だって八幡が優しくしてくれたから」
八幡「っ……いや、あの…そういう事言われるとマジで恥ずかしいからやめてくれ」
マジで恥ずかしい。そう言う事言われて、更に思い出してくる。すげぇ恥ずかしい事言ったような気がする。
帆波「昨日なんてあんな事言ってくれた癖に。私、あの時すごい胸がキュンキュンして、嬉しかったよ」
八幡「だからやめて。ねぇ、帆波さんやめて」
帆波「や〜だ〜、やめないよ。ふふっ」
帆波は悪戯を楽しむような表情をする。それはまるで小悪魔のようにも見えてくる。これはこれで可愛くて良いのだが、俺の精神を奪っていく。と、とりあえずこの場を何とかしねぇとな。
八幡「と、とりあえずシャワーでも浴びてこいよ。昨日風呂に入ったとは言え、汗かいただろ?」
帆波「一緒に浴びる?」
八幡「いや、なんでだよ」
帆波「一緒に浴びた方が楽だと思うけど」
八幡「そ、そうかもしれないけど…けど」
帆波「もう…昨日お互いあんなに見たんだから良いでしょう。それにこんな事言わせる気?」
八幡「な、なにをだ?」
帆波「むぅ…私が八幡と一緒に浴びたいの」
帆波は少し頬を赤らめながら、俺の目を見て言ってくる。それを見て俺はドキッとしてしまう。それに多分一緒にシャワーを浴びたら、シャワーだけでは済まなくなってしまうかもしれない。
帆波「ねっ、一緒に…浴びよう」
そう言って帆波はどんどん近づいてくる。やめてくれ…このままだと俺の理性が……
帆波「我慢しなくてもいいよ。私は全て受け止めるから。だから……ねっ?」
帆波にそう言われた瞬間、何かが切れる音がした。そして俺が帆波を姫抱っこで風呂場まで運んだ。そして一緒にシャワーを浴びた。やはりと言うべきか、シャワーだけで済むはずがなかった。
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シャワーを終えた後、俺と帆波は朝食を食べることにした。あれだから簡単に出来る物で済ませることにした。と言ってもメニューはトーストとコーヒーなどで済ませることとなった。
八幡「…なんかごめんね帆波」
帆波「ううん、大丈夫だよ。私もノリに乗っちゃったから」
八幡「そうか」
帆波「うん」
帆波がそういうのなら、もうこれ以上言うのはやめておこう。でないと規制がかかってしまう可能性がある。
朝食を食べ終わった後、片付けをした後、プリキュアを見ようとしたが、時間が過ぎてしまったようだ。リアルタイムで見る事はできなかった。仕方ない、でも録画しているから大丈夫だ。でも、正直言うとリアルタイムで見たかった。何故なら今日から新しいプリキュアが始まるのにリアルタイムで見れないのは残念だ。ということで俺は帆波と一緒にプリキュアを見ることにした。
帆波「プリキュアを見るのいつぶりだろう」
八幡「そうなのか?」
帆波「うん、久しぶりに見るよ。それに新しく始まるのなら、途中から見るより良いかもしれないね」
八幡「ああ、確かにそうかもな」
確かに途中から見たら理解するのに時間がかかる。けれど1話から見た方がわかりやすいだろうな。
ふぅ…良かった。新しいプリキュアマジで良かった。事前に知っていたけれど、主人公がピンクキュアじゃなくて青キュアなのは驚いたな。それでも良かった。
八幡「どうだった帆波。久しぶりのプリキュアは?」
帆波「うん、すっごく良かったよ」
八幡「それは良かった。まぁ、でも帆波はどう思う?この歳になってしたかも男の俺が、プリキュアを見ている事どう思う?」
帆波「え?別に良いと思うよ私は。だってなにを見ようとそれは人それぞれでしょ?男の子向けのアニメを女の子が見ていいように、男の子が女児向けのアニメを見ても良いんじゃないかなって、私は思うよ」
八幡「…そうか」
帆波「それにそんな事で八幡の事、簡単に嫌いになったりし、離れたりしないから。だから安心して」
八幡「…そっか」
そっか、それなら良かった。世の中にはそれだけで嫌いになったりする人がいるからかなり不安だった。けれど、言って良かったと思う。こうして帆波が俺に本音を言ってくれたから。
八幡「ありがとう帆波」
帆波「うん」
そして、俺達は自然と手を絡めながら握りピッタリと、くっつくくらい近づく。近づいた後、帆波の頭が俺の肩へと乗っかる。シャワーを浴びた後なので、シャンプーの香りが鼻につく。いつも家で使っているシャンプーなのに何故か心地良くていい匂いだ。もっと嗅ぎたいと思い俺の鼻は帆波の髪に近づき匂いを嗅いだ。すると帆波の体が一瞬ビクッとなる。
帆波「は、八幡?どうしたの?」
八幡「いや、帆波の匂いを嗅いでいるだけだけど」
帆波「え?もしかして臭う?」
八幡「そうだな。臭うってもとても心地良くて安心する匂いだから、もっと嗅ぎたくなってしまってな」
帆波「そうなんだ」
八幡「もしかして嫌だったか?」
帆波「ううん、嫌じゃないよ。ちょっとびっくりしたけど大丈夫だよ。私も八幡の匂い安心すると思ってたし」
八幡「お、おう。そうか」
そうか。帆波も俺と同じ思いだったんだな。そんな事を思っていると、帆波が顔を上げる。それにより、俺達は見つめ合う形になる。そして、俺達は自然と重なり合った。唇に柔らかくて、暖かい感触が伝わってくる。どれくらいの時間が経ったのか分からない。数秒、数分、又は数時間経ったのか分からないが離れる。まだ、唇にはさっきまでの熱が残っているように感じた。
帆波「ねぇ……もう1回」
それを聞いた俺は答えるべく、ゆっくりと再び帆波の唇に重ねた。すると、口内に帆波の舌が侵入してきた。昨日の行為した時と同じくらいの濃厚なキスをしていた。お互いの舌が絡み合って、熱い唾液も混じり合う。
帆波「んっ……あむ……れろっ……んむ…」
八幡「んむ……れろっ……はむ……」
さっきの優しいく触れ合うだけのキスよりも、強く、深く、彼女と繋がっている。帆波は激しく舌を使って絡めてくる。俺もそれに負けないように絡める。ぴちゃぴちゃと水のような音が部屋に響く。握っていた手も更に強く握られ、俺の空いている片方の手は帆波の腰の後ろへと回り、抱き寄せていた。帆波の片方の手は俺の胸に添えていた。
八幡「ぷはっ」
帆波「はっ」
一呼吸を置く為、一旦彼女の唇から離れる。離れると、自身と彼女を繋ぐ透明な架け橋が見えてしまう。何秒、何分、繋がだていたのだろう。分からないが、俺と帆波が繋がっていたこの時間は、とても長く感じた。その所為なのか、お互い肩で息をしていた。やっぱりキスって息が続かない。それでも、帆波の気持ちが伝わってくる。
帆波「はち…まん…」
目がトロンとしており、さっきと打って変わって呂律が回っていないみたいだ。多分、俺も呂律が回っていないと思う。
帆波「ねっ、もう1回……もう1回しよ」
八幡「ちょっ…待て帆波。まだ息が整ってない」
帆波「嫌…待たない…」
八幡「ちょっ…まっ」
息を整える時間さえくれない帆波。再び唇を重ねようと顔を近づけてくる。だんだんと顔が近くなっていく。そしてお互いの距離がゼロになろうとした
……その時
「ナー」
ソファの下から鳴き声が聞こえた。突然の鳴き声に俺と帆波の体はビクッと飛び跳ねた。俺と帆波はゆっくりと鳴き声のした方を振り向く。そこにいたのは家で飼っている愛猫のカマクラが座っている姿があった。
帆波「か、カマクラ…ちゃん…?」
八幡「どうし……あっ」
一瞬どうしたのだろうと思ったが、すぐにわかった。何故カマクラがここにいて、鳴いたのか。それは…
八幡「悪い…カマクラのご飯まだだったな」
カマクラ「ナー」
帆波「そう…なんだ。そりゃ怒っちゃうよね。あっ、そろそろ洗濯物終わっていると思うし、干してくるね」
八幡「お、おう。じゃあ俺はカマクラにご飯上げとくわ」
帆波「そ、そうだね。お願い」
八幡「ああ」
帆波は洗濯物を干しに行く為、俺から離れてリビングから出ていく。俺はカマクラのメシの用意をする為、棚からカマクラの餌を取り出し容器に入れ、カマクラの前に差し出す。
八幡「悪いな。忘れてしまっていたわ」
カマクラは「ナー」と鳴いた後、餌に食らいついていた。どうやら、相当腹が減るくらい放ったらかしにしていたようだ。本当にすまんなカマクラ。だから、今日は少し豪華な飯にしといたから許してくれ。な?
それよりもさっきのはやばかった。あのままだとマジでヤバかった。もしかしたら、もう1回戦をする羽目になるところだった。カマクラ止めてくれてありがとうな。でも、少し残念な気持ちもある。けれど、やはり止めてくれなかったら理性が持たなかったであろう。はぁ…やばい、なんだか顔が熱い。帆波が戻ってくるまでこの熱、冷めるかな。
一方帆波は…
あ、危なかった。昨日、行為をしたからか歯止めが聞かなくなっているかもしれない。八幡とのキスにはまってしまった。だって、あんなに愛をくれるんだもん。幸せすぎてもう言葉が出てこなかった。八幡も八幡であんなに積極的になるんだもん、カマクラちゃんが止めてくれなかったら、もう1回する事になってたかもしれなかった。
……でも、ちょっと惜しい気持ちも少なからずある。うう、顔が熱いよ。…と、とりあえず早く洗濯物を干さないと。干している間にこの熱、冷めたら良いけど…大丈夫かな。
帆波はそう思いながら洗濯物を干しにベランダへと向かった。帆波の頬は少し赤くなりながらも洗濯物を干していた。
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2人が再びリビングで会う頃には、2人の顔の熱は冷めた状態で会う事ができた。
帆波「あれ?八幡何しようとしてるの?」
八幡「ん?…ああ、ちょっと最近耳掃除をしてなかったからな。だから、耳掃除をしようと思ってな」
帆波「そうなんだ」
八幡の手には耳掻きが握られていた。
帆波「ね、八幡」
八幡「なんだ?」
帆波「私が耳掃除してあげるよ」
八幡「え?あ、いや、自分でできるからいいって」
帆波「むぅ」
帆波は何やら不満があるのか頬を少し膨らませていた。何あれくっそかわいい。
帆波「私がしたいの。だから…貸して。ね?」
八幡「…わかったよ」
俺は持っていた耳掻きを帆波に手渡す。耳掻きを受け取った帆波はソファへと移動し座った後、ぽんぽんと自分の太ももを軽く叩きながら口を開く。
帆波「ほら、きて」
俺は帆波の元へより、横になりながら帆波の太ももに頭を乗せる。昨日も膝枕をしてもらったけど、やはり柔らかい。
帆波「力抜いてね」
八幡「お、おう」
帆波の太ももを堪能していると、そう告げられる。言われた通り力を抜く。俺が力を抜いた事がわかったのか、帆波がゆっくりと耳掻きを入れてくる。
八幡「意外とうまいもんだな」
帆波「うん、瑞希にやった事があるから」
八幡「そうだったのか…あっ」
帆波「あ、ごめん大丈夫?」
八幡「いや、大丈夫だ」
帆波「そう?良かった。あ、もしかして耳弱い?」
八幡「うるせぇ」
いや、確かにちょっと弱いかもしれないな。それにしても親以外に耳掃除されるのは初めてだな。
帆波「確かにちょっと汚れているみたいだね。もう、ダメだよ。ちゃんと掃除しないと」
八幡「わかっているんだが、忘れてしまうんだよな」
帆波「もう…あっ、もしかして私にして欲しかったりして」
八幡「たまたまだ 」
帆波「はーい、そういう事にしておくよ」
絶対にわかってないだろ。
帆波「はーい、こっちの耳は終わり。じゃあ次は反対の耳をこっちに向けて」
八幡「はいよ」
反対の耳を向けて力を抜く。そして、さっきと同様力を抜いた事をわかると耳掻きを入れてくる。
帆波「こっちもちょっと汚れてるね。もう、これなら定期的に私がしてあげよっか?」
八幡「それは……偶になら頼もうかな」
帆波「ふふっ、わかったよ」
けど結構、気持ちいい。毎回はちょっと俺が無理だから、偶に帆波にお願いしようかな。
帆波「はい、綺麗になったよ」
八幡「サンキュ…!」
耳掃除も終わったので起き上がろうとした時、帆波に弱い力だがそれを阻止された。一体、どうしたんだと言うとした時、唇が柔らかい物にふさがれた。
八幡「ぷはっ…ほ、帆波?」
俺は帆波に声をかけるが何やら様子が変だ。しかも何故か舌なめずりをしている。
帆波「ごめん八幡。……さっきの熱、冷めたと思ったら、また熱くなってきたみたい」
八幡「は?」
さっきの熱。それは多分、さっきの時間までキスしていた熱なのだろうか。けれど、どうして熱が戻ってきたのだろうか。ただ、耳掻きをしてくれただけなのに。そんな事を思っていると再び唇を重ねてくる。
帆波「ごめん、もう我慢できない」
八幡「ちょっ!待ってて帆波!?」
帆波「やだ待たない」
八幡「ちょっ!本当に待って」
帆波「大丈夫。今度は私が食べてあげるから」
八幡「いや、そういう問題じゃ…」
なんだよ食べてあげるからって。めっちゃくちゃ満面の笑みで言われちゃったよ。かわいいなくそ!
帆波「あ、あっちの心配してる?だったら大丈夫だよ。まだ避妊道具あるから」
確かにそっちの心配もしてるけど!!ていうか明日、学校あるんだよ!?そこんとこわかって言ってる!?
帆波「大丈夫ちゃんと起こしてあげるから」
八幡「心を読むな」
帆波「八幡がわかりやすいだけだよ」
そう言って帆波はどんどんと近づいてくる。
八幡「ちょっ、ほ、帆波!」
帆波「いただきまーす」
八幡「あ、ああ……アッーーーー!」
いかがでしたか?しつこいようですが本当に規制かからないよね?マジでそれだけが心配だ。まっ、というわけでまたです。