五条悟の次に強いやつって言われたいじゃん   作:五条悟のディスク

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感想より
>>時間系ラスボススタンドで仲間はずれにされてるキングクリムゾンがかわいそうだと思った(小並感

それな。なんかここまでそろってんなら実装したいよね。とくにここがオリ主含めて原作キャラの数少ない強化のきっかけなので。




まあ、気長に待ってて。






原作(なお0,8,9巻は知らない)やん

待ち合わせで指定された教室に向かう途中、家入先輩とすれ違った。

 

すれ違う時に、理由はわからないが「頑張ってね」とだけ言われた。

 

なんのことかと思ったら、こういう事ね。

 

すっげー入りにくいんだけど。なんか嫌な気配がする。具体的にはめっちゃめんどくさいことになりそうなんだが。

 

あれ?なんか呪力増えてね?もしかして教室の中でやりあう気?喧嘩ですか?

 

(あー、入りたくない)

 

あ、呪力が跳ね上がった。夏油先輩はだいぶ上の呪霊出したっぽい。あー、部屋一個吹き飛ぶかなーーー!

 

「円李か、ドアの前で震えてどうした」

 

夜蛾センセーー‼︎‼︎

 

なんてタイミングなんだ。あの二人、夜蛾先生の前では大人しくしてくれるってここ最近で知ったし。夜蛾先生が入ってくれれば喧嘩も起きずに済むでしょ!

 

案の定、夜蛾先生が入室した瞬間に爆発しそうだった呪力が消えた。

 

そんなんで治るんだったら喧嘩なんてすんなよー!

 

 

 

高専二年生は全部で三人、席を外した家入先輩の一つ余った座席について例の依頼とやらの概要を聞く。

 

「この任務はオマエ達三人に行ってもらう」

 

今回の任務は、呪術界の中でもトップに位置する人物の天元様からのご指名とのこと。

 

星漿体、天元様との適合者である少女の護衛と抹殺(・・)

 

「少女の護衛と抹消ォオ?」

 

訳がわからんと声を上げる五条先輩。俺も声はあげなかったものの、ほとんど同じような状態だった。

 

最終的に殺すんだったら守る必要ないじゃん。

 

なるほど、ついにボケたか。

 

「夜蛾先生、ついにボケたんですかね?」

 

「それな」

 

「次期学長ってんで浮かれてんだよきっと」

 

「あー、なるほど」

 

そういえばそんな噂聞いたな。中立の立場にあった富士樹海の守り神を呪術師側に引き込んだとかで評価されたらしい。そもそも、いままで発見できてなかった守り神見つけた時点でだいぶ大きな功績らしい。

 

「冗談はさておき」

 

「冗談で済ますかは俺が決めるからな」

 

夏油先輩の言葉を夜蛾先生が両断する。

 

「それにしても、天元様の術式の初期化ですか?」

 

「なにそれ」

 

術式の初期化については自習期間中に少し聞いたことがある。そんななか、五条先輩は知らんと疑問符を浮かべる。

 

オマエは知ってるハズだろと言わんばかりの空気が流れるが、構わず夜蛾先生は説明を続ける。

 

「天元様は"不死"の術式を持っているが、"不老"ではない。歳を重ね一定以上の老化を終えると術式自体が術者に作用してその肉体を創り変えようとする。"進化"、人ではなくなりより高次の存在となる」

 

「じゃあいいじゃん、カックいー」

 

五条先輩のように声に出したわけではないが、俺もじゃあべつによくない?と思った。そうして疑問に思っていたところに夏油先輩が情報を補足してくれる。

 

「問題はその進化だよ。天元様曰く、進化の間には意志というものが存在しないらしい。天元様が天元様でなくなってしまうと。高専各校や呪術界の主要拠点を覆う結界や呪霊に対する防御策を保持しない補助監督を守る結界などの術式は、全て天元様によって能力が底上げされている。天元様なしでは呪術師は機能しない。最悪の場合は天元様が人類の敵になる可能性もある」

 

だんだんと話が分かってきた。つまり何とかして進化を起こさないように天元様の能力を引き継げればいいと。そうすれば進化に伴う意志の喪失もなくなる。その引継ぎ先が天元様と適合するのが星蔣体と呼ばれる人間。

 

肉体情報の書き換えにより、老化した体が一新されれば術式も振出しに戻り"進化"は起こらない。

 

五条先輩がメタルグレイモンを引き合いにだした例えで一人納得している様子だったが、夏油先輩はいまいちよくわかってないようだった。ちなみに、ポケモン派だったので俺もわからなかった。

 

護衛ってことはまさか

 

「その星蔣体の少女の存在が第三者に漏れてしまった。いま少女を狙っている輩は大きく分けて二つ!」

 

 

天元様の暴走による現呪術界の転覆を目論む呪詛師集団『Q』!!

 

 

天元様を崇拝する宗教集団盤星教『時の器の会』!!

 

「天元様と星蔣体の同化は二日後の満月!!それまで少女を護衛し、天元様の下まで送り届けるのだ!!失敗すればその影響は一般社会までに及ぶ」

 

 

 

心してかかれ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「でもさー、呪詛師集団のQはわかるけど、盤星教の方は何で少女殺したいわけ?ほれ」

 

「あ、ありがとうございます...って何すかこれ」

 

五条先輩からジュースを奢ってもらった。放り投げられたそれの表面には『いちごおでん』とかいうおいしそうと欠片も思えないものだった。まあ、奢ってもらったので文句は言わずに飲む。

 

ニヤニヤとこちらを覗いてくる五条先輩にこぶしを飛ばす。ものの、無限に阻まれてピタッと止まる。

 

「まずい?」

 

「...まずいです」

 

「そうだろーねー。それで、悟の疑問だね。盤星教が崇拝しているのは純粋な天元様、つまりは星蔣体という不純物が天元様に混ざるのが許せないのさ」

 

「でも事前情報からですけど、盤星教は非術師の集団ですよね?そんなに警戒する必要あります?」

 

ぐびぐびと缶を傾ける五条先輩に代わって夏油先輩が答えてくれる。

 

「そうだね、警戒するのはやはり『Q』だろう」

 

「まあ、大丈夫でしょ。俺達最強だし、今回は円李もいるし。特級呪霊が出てきても秒で行けるでしょ。だから天元様も俺達を指名したんでしょ...なに?」

 

俺の向けた視線に気が付き、怪訝な表情を浮かべる五条先輩。いや、学生時代の五条先輩はこれでいいかと思ったがやはり指摘した方がいいだろう。これから偉い人(仮)に会うわけだし。

 

しょっぱいんだか甘いんだかよくわからん飲み物を飲み切る。

 

「おえ...えっと、ずっと気になってたんですけど。せめて目上の人に向けては一人称「俺」やめませんか?」

 

「円李はとてもいいことを言うね。悟、一人称は「私」、最低でも「僕」に改めるべきだ」

 

「あ゛?円李だって一人称「俺」じゃん」

 

「俺はちゃんと使い分けができるからいいんですよ。こうやって敬語で話せてるじゃないですか」

 

ジュース缶を圧縮し、わけのわからんといわんばかりの表情を浮かべる。まあ、唯我独尊を地で行くような人だし、敬語とかその辺の理解はマジでなさそう。

 

やはり、一人称を変えることでいいことがあるというアプローチの方がいいだろうか。

 

「そうだ、一人称が丁寧になれば怖がられにくいです」

 

よ、と最後まで言葉が続くことはなかった。保護対象の星蔣体が現在いるというビルから爆発音が俺の言葉を遮ったからだ。

 

爆発は窓際で発生しており、遠目から見ても壁ごと吹き飛んでいる様子が見えた。

 

「これでガキンちょ死んでたら俺らのせい?」

 

「そんなのんきなこと言ってる場合ですか、ほらあれ!」

 

俺が指さした先、爆破したビルから落下している人影。

 

「「あ」」

 

「もしかしてあれ、星蔣体じゃないですか?」

 

 

・・・

 

・・・・・

 

「俺行きます!」

 

多分、落下する保護対象をうまくキャッチするなら俺か夏油先輩。でも、単純な速度で考えたら俺の方が速い。

 

呪力により強化した脚での助走、十分な加速ののち自身に働く重力を制御して斜め上方向に落下する。星蔣体の少女にかかる重力を打ち消し落下を止め、抱きかかえる形で安全を確保する。

 

脈や呼吸などに異常は見られないことを確認して、ふうと息を吐く。とりあえず安全は確保できたようだ。

 

「とりあえず、下手人の顔でも拝んでおくかな」

 

簡易的な結界術で星蔣体の全身を覆う。一撃で崩壊してしまうという縛りにより、高威力な攻撃でも耐えることができるというものだ。逆に言えば、放り投げた小石でも破壊できてしまうが、呪術とはそういうものだ。

 

破壊した淵から敬礼をしながらよく分からない臭いセリフはいてるやつ、帽子に刻まれたダサいロゴのQという文字。マントに軍服とかマジでダサい。そして機能面もクソ、マント付けてるとろくなことにならん。ミスターインクレディブルを見ればわかる。

 

「なに、もしかして落下させただけで殺したと勘違いして悦に浸ってたわけ?」

 

「な!?」

 

「確実に殺したければ首を斬るなりすればよかったのに...そのへんの稚拙さも含めてまじでだせぇ。まずそのスーツ捨てて出直せ」

 

「ガキが、調子に乗るなよ。このスーツは我ら呪詛師集団"Q"の誇りであり覚悟の現れ。貴様のようなガキに分かってたまるか」

 

急に誇りとか抜かし始めた。何が言いたいんだ一体。というか、そういったものを表に出すなら全体に訴えかけられるようにわかりやすいデザインが基本じゃないの?しらんけど。

 

だせえ帽子を直すと同時に、呪力の量が増加する。手がふさがってるから余裕とでも思っちゃったりしているのだろうか。

 

「その制服、高専の術師だな」

 

「だったらなに?」

 

さて、このQとかいう組織の構成員はこれだけか?少なくとも、いくつかの護衛が突破されたのは間違いない。この程度の術師一人によるものとは考えにくい。

 

地上を見れば、建物の中に入っていく夏油先輩に、同じくセンスのないスーツを着た構成員と戦ってる五条先輩。この時点で二人以上いることは確定。

 

建物内に夏油先輩が入っていったので、ほかに構成員がいても呪霊で一気に制圧してくれるだろう。

 

「おい、こちらを見ろ」

 

「なにさ」

 

「ガキを渡せ、殺すぞ」

 

「弱いだけじゃなくて品もないと来た。人との話し方を勉強してからお願いしてくれよ」

 

 

 

ま、五条先輩のほうがガラ悪い時ある気がするけどね。

 

式神として完成した新しい黒猫を呼び出して戦闘姿勢をとる。まあ、この程度の相手なら黒猫を呼ぶ必要もないと思うけどね。

 

 

 

 

 

 




感想・評価・誤字報告マジで助かってます、ありがとうございます。

そしてありがたいことにそろそろ総合UA20万行きそうです!!

それもこれも皆様のおかげです、これからもこの作品をよろしくお願いします。


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