五条悟の次に強いやつって言われたいじゃん   作:五条悟のディスク

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メカ丸が動いてるとこ見るのが楽しみ





フラグやん

 

「お待ちしておりましたー。天内は昨日ぶりだね」

 

「ふん!こんなところでタラタラしている暇はないのじゃ」

 

「まぁまぁ理子ちゃん。彼らは私たちが問題なく沖縄に降りられるように空港を守ってくれていたんだよ。一応紹介しておくと、円李の後ろに立っている二人だね。七海建人と灰原雄だ」

 

「どうも、七海建人です」

 

「灰原雄です!!」

 

星蒋体ご一行が沖縄に無事到着しました。

 

もし飛行機が飛んでいるときに襲われたりしたら天内もろとも死んでしまうのではないかと少し心配していたのだが、まったくその心配は必要なかったようだ。気になって夏油先輩にメールしてみたところ曰く

 

『悟の眼で搭乗前に呪術師がいないかを確認したうえで、飛行中は飛行機機内と外をそれなりに強い呪霊で囲んでいるからね』

 

とのこと。確かにこの布陣であれば下手な陸路よりかはよっぽど安全だ。

 

「おっす円李」

 

「お疲れ様です、五条先輩」

 

「疲れてなんてないさ。学校では円李が呪詛師を潰してくれたおかげでなんもしてないし。しいて言うならあのガキんちょに振り回されて現在進行形で疲れてるとこ」

 

「誰がガキじゃ!!」

 

「はいはい...で、なんかあった?いまんところ俺の六眼にはなんも映ってないけど」

 

口ぶりから俺と別れた後に呪詛師による襲撃はなかったようだ。そろそろ例の呪詛師御用達のネットにも五条悟がいるって共有されているだろうし、さすがにある程度の実力者ならわざわざ突っ込んでくることもないだろう。

 

「呪詛師関係ではなんもありませんでした」

 

「ん?呪詛師関係()?」

 

「はい。今日の2時くらいですかね、自家用機と思われる小型飛行機が空港の離れた滑走路に着陸してました。それと補助監督の方に調べてもらったんですが、結構な量の荷物が朝一番に運び込まれてたみたいです。この辺が怪しんじゃないかと」

 

「...なるほどね。となれば飛行機に乗って黒井さんを連れて最小限の装備で沖縄に到着、朝一の荷物は追加の装備かな?」

 

たぶんそうだと思う。ただ、確証が取れないのと、今の俺では囲まれての攻撃には完全に対応できないため単独で乗り込むことができなかった。

 

敵が銃を持っていたとする。自身を境に時間の流れをずらし、疑似的に時を止めることができる永永無窮で射線を見切って躱せば問題がない。それが一人ならば。仮に全包囲されて射撃されれば時を止めたところでかわすことができないので被弾してしまう。今の俺と五条先輩との大きな違いは絶対的な防御を持っていないところだ。

 

永永無窮は格闘戦においては圧倒的な優位を確保することができる。が、こと多勢を相手にするとなるとどうしても勝ち切ることができない。

 

別に一人だけなら問題はなかったが、今回は黒井さんという人質がとられている状態だ。勝ち切ることもできないのに人質の心配までする余裕がないと思ったので、五条先輩と夏油先輩を待つことを選んだのだ。

 

まあ仮に先輩方が来なかった場合は、永永無窮で時を止めている間に黒井さんを奪還して高速で離脱すればいいだけだ。ただ、いかんせんこちらがそろえている情報が少なすぎる。

 

そういった点も考慮しての判断だ。

 

「おっけ、なんとかなるでしょ」

 

「流石ですね」

 

サングラスを外し、長旅で固まった肉体をほぐすようにその場で軽く準備運動をする。

 

「ま、サクッと助けてくるよ。なんたって俺らは最強だし」

 

そういってチラリと夏油先輩を見やる五条先輩。いやかっこよ。言葉遣いは汚いけどシンプルカッコいいわ。というか、結局天内はどうするんだろうか?

 

「天内はどうするんです?もしあれだったらこっちで対応しますけど」

 

「あー...あいつ俺らが信用できないからついてくるって。おかげで荷物が増えたわ」

 

確かに言いそう。

 

「増援が必要だったら呼んでください。建人も雄も自身が思ってるほど弱くないんで、ここ任せられると思いますし。純粋な火力と制圧能力だったら俺手助けできると思うんで」

 

ななみん呼びしてないのはなんとなく。空気的に正しく呼んだ方がいいかなって。

 

「まあ困ったら呼ぶわ。黒井さん奪還したら今日の午後三時の東京行きの便で高専に戻る。だから一年sの任務は今日の三時まで、俺たちが空港から出ていくまでだね」

 

「了解です、二人にも伝えておきます」

 

「じゃ行ってくるわ」

 

まるでコンビニで買い物をしに行くような軽さで入り口に向かう。それを見て夏油先輩も天内を連れてついて行く。

 

「お気をつけてー」

 

いっちゃった。

 

「さて、五条先輩から伝えられた内容について共有しておこうか」

 

そういって振り返れば、一層やる気に満ち溢れてそうな二人。おおかた、聞いていた星漿体の正体があんな年下の少女であったことが起因しているんだろう。それに彼女を護衛する先輩二人。ななみんは平常運転かもしれんが、灰原あたりは「僕も頑張らないと!!!!!!」って感じでいつもより暑苦しいことになってそう。

 

まあそれも夜まで。そこそこ気合い入れて頑張るとしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異常なし、問題なし、呪詛師なし。

 

ちょうどお昼を回って一時頃。空港を行きかうのは家族づれの観光客にビジネスバックにスーツをまとった社会人、添乗員や空港のスタッフ等。実に平和的な景色が広がっていた。

 

ガラケーに入っている懐かしいゲームをポチポチしながら、黒猫を使って索敵する。しかし探しても探しても俺の勘に引っかかるような反応は見つからない。さっき来た夏油先輩からのメールでは、うまく事が進み黒井さんを奪還したので定刻通りに空港に向かうとあったし、呪詛師関連はあらかた落ち着いたと判断してもいいのだろうか。

 

ただ、油断は禁物。油断したところで大体失敗するのだ。

 

ゲームのステージをちょうどクリアしたところでちょうどメールを受信。差出人は五条先輩。あの人まじで連絡とか適当だしおろそかにするし、あったとしても口頭で手間のかからない電話しか来ないのだが。何があったんだろうか。

 

「休憩から戻りました。ここからは私と灰原さんが変わります」

 

「あれ、雄は?」

 

「今トイレですね。なので戻ってきてから交代ですか」

 

「うーい」

 

受信ボックスを開こうとしたときにななみんが休憩から帰ってきた。俺、ななみんと雄の二グループに分けて警備のローテーションを作っていた。今までは俺が順番だったので一番人通りの多いここで見張りをしていたのだ。

 

さて、ついでだし夜蛾先生に沖縄土産でも買っていこうかな。

 

席から離れる前に、ポチポチと受信ボックスに届いている五条先輩からのメールを確認する。

 

『もろもろの都合で東京戻るのは明日の朝。そんなわけでよろしく』

 

という短いメッセージ。

 

まてよ、つまりこれ大幅な予定変更だよな。今日の三時までだと思ってたのに半日くらい伸びるってことか。いやそれよりも、ななみんにこの予定変更を伝えるの俺じゃね?

 

ななみんは見た目からもわかるように超キッチリしている。手帳に予定は全部書き込むタイプだし、その日食べたものまで全部メモってある。とうぜんモチベーションを保つためのキーになっているのがスケジュール的な時間でもあるななみんに大幅な時間変更を伝える...?あ、もしかして一年の中で俺に送ってきたのってそういうこと?

 

恐る恐る目の前に立つななみんを見る。

 

「どうしたんです?」

 

あ、これ連絡行ってないな。間違いなく俺だけに届いてるなこれ。

 

「えっと...」

 

「歯切れが悪いですね、何か任務に問題でも発生しましたか?」

 

いいづらい---!!

 

「えー空港での任務なのですが......五条先輩から帰りは明日の朝にするって連絡がありまして...それにともなって我々も明日の朝まで」

 

ピキィ

 

あーなんか雰囲気変わったねぇ。

 

空気が変わった、なんかすんごい居心地悪いわ。これ俺のせいじゃないけどすんごい見られてるじゃんその目で見ないで見ないで...。

 

ピロリンとななみんの携帯が鳴る。メールが来ていたようで呪具の収められているカバンを俺が座っている椅子の隣に置くと携帯を開く。しばらく無言でメールを読んでいたが、返信をしているのかポチポチボタンを押した後に携帯を閉じてポケットにしまう。

 

「夏油先輩からメールが来ました。朝にした理由もわかりましたので」

 

「教えていただいても?」

 

結論から言うと五条先輩なりに考えた天内への気遣いの結果らしい。まず今日明日にかけて沖縄から東京にかけて天気が安定しているから、そして沖縄の方が東京に比べて呪詛師が少ないから。この条件なら、高専にこもるよりも、同化が行われる夜ぎりぎりまで沖縄にいた方がいいと判断したとのこと。

 

それに3000万の賞金の件もある。呪詛師御用達のサイトを確認してウラ取りした結果この賞金が取り下げられるのは明日の午前十一時。五条先輩と夏油先輩によるおそらく日本で一番安全な飛行機の機内で賞金の期限が切れた方がいいという点もある。

 

以上が移動を明日にずらした理由だと。

 

なるほど納得だ。

 

ただ、一つ。五条先輩無理してないかなー...。

 

さっき話してた時もなんか呪力の流れ感じたし、多分ずっと術式回してるよな。本当に今日帰らなくて大丈夫だろうか。

 

高専に入って気が付いたことがある。それは五条先輩についてだ。俺の知っている原作の五条先生ならずっと術式を使っていてもなんともないんだろう。なんせあの両面宿儺の完全体に対しても苦戦はするだろうが勝てると言い切った男だ。だが五条先輩はまだそこまでではない。ぶっちゃけ、この世界に来て術式を使ってみてわかったが、術式を使うのは相当疲れる。心身ともにゴリゴリ削られる感じがするのだ。

 

最初の虎杖の学校での伏黒がそうだったように、余裕がなければ術式を維持、行使することはできない。もし昨日からの護衛の間ずっと術式を解いてないとしたら相当消耗しているはず。まあ、ここら辺に関しては憶測になるからわからないがとにかく心配だ。

 

「まぁ、何にせよ私たちのやることは変わらないということですね」

 

「まあそういうことで。とりあえず休憩いってくるわ」

 

「はい、行ってらっしゃい」

 

「うい~」

 

さてお土産さっさと買って仮眠取ろう。そんで夜は俺が当番かな。ぶっちゃけさっきも精度は格段に落ちるが索敵範囲を滑走路を含めた空港全土にして行ったが引っかかることはなかった。

 

このまま何もなければいいけれど、一体どうなることやら。

 

 

 

お土産といえばやっぱりちんすこうかな?

 

 

 

 

 

 




毎度どうもありがとうございます。そろそろフィジカルゴリラが出てきそうな予感がしてますね。何もないといいんですが...。


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それではまた次回


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