五条悟の次に強いやつって言われたいじゃん 作:五条悟のディスク
この調子で更新を続けていけたらと思っています。
よろしくおねがいしゃす。
○月○日
野営地あたりが無事だったため、多少汚れてしまったが日記も無事だった。
大規模な殲滅術式である『地爆天星』の調整を兼ねて、自身の野営していた場所を避けるように術式を発動させていたが、うまくいったようだ。
今後の目標としては、もっと機動的な動きをとるために術式を自身に用いることを主体に細やかな呪力操作を練習していこうと思う。
先の戦いから、呪霊の姿をはっきりととらえられるようになったので弱い呪霊を実験体に練習を重ねていこうと思う。
○月○日
空中浮遊、空中での立体的な機動による高速移動の方法を確立することができた。もしかしたら天才かもしれない。
さらに細かい呪力操作のために自分以外の物体を高速で移動させる練習をするとしよう。
これは、味方を連れて危険区画から離脱したりするときや単純に移動するときに必要な能力なのではと思ったからだ。また、これを応用すれば呪力をまとわせた瓦礫やそこらに落ちているものを使って、直接触れずにボコボコにできるようになるのではないかと思ったからだ。
今はまだ引石を置くことで引っ張ったり押し出したりして対象の物体に作用させているけど、最終的には間接的に作用させるのではなく直接運動をさせられるようにしたい。
○月○日
案外、自分の体以外はよくわからないもん。
マジでうまくいかない。
少し力んで消してしまうこともしばしば、動かしたい軌道をとることができない。ただ、五回に一回くらいうまくいくことがあるのでこればっかりは練習が必要になるだろう。
まぁ、今までが順調すぎただけで躓くこともあるでしょう。
あくまでも、最強ではないからと言い訳をさせていただくことにしよう。
○月○日
重力使いと言えばという技をつらつら書いてみようと思う。
・相手に超重力をかけて拘束・圧殺
・ブラックホール的なもの
・自身を起点とした物体の引き寄せと反発
・重力操作の延長で相手を無重力状態にして拘束
とかだろうか。
ただまあ、今まで扱えるようになった能力から考えると全部不可能ではないような気がする。
このまえのたくさんの腕への対応として使った引石を引き延ばした奴は、イメージとしては触れた瞬間に圧縮して消し飛ばすというのを限定的に行ったものだ。あまり処理能力をそちらに割きたくなかったので、自身に確実に当たるもののみに作用させるようにした。
またドリル状にして突っ込んだときは、表面上に斥力を作用させて穴をこじ開けた形になる。
触れた瞬間消し飛ばすブラックホール的なものは、攻守両方において有用であると思うのでまずはこれから研究してみようか。
○月○日
ブラックホール・ドリルってかっこよ
○月○日
とりあえず、触れたものすべてを表面上に引き込んで圧縮することで、触れた瞬間消し飛ばすシステムを実装してみた。
ただ、これには複数の工程があり、対応されるかどうかはわからないが若干のタイムラグがある。
やっぱり触れた瞬間作用するのがよさそうだが、当面はこれで行こうかと思う。
○月○日
ある程度自由が利くようになったとおもう。たぶんたいていの敵は瞬殺できると思う。
遠距離からチクチクし、近づいてくれば超荷重による圧殺にくわえて疑似的なブラックホールを再現した引石を交えた圧倒的火力。攻守における武器はあらかた出切った感じはする。
次に考えるべきは無敵の盾だ。
目標である最強、五条さんは無限を自身と対象の間に挟むことで完全な防御を可能とした。
では、俺はどうしようか。
応用次第では五条さんと同じような防御を作り出すことも可能だろうが、せっかくだしオリジナリティを出したい。
たぶん今夢の中にいるんだろうな。だってほっぺつねっても痛くないし。
確か、今日は豪勢に鹿肉のフルコースを食べて、うまくいかない防御術式をうんうんと考えて...そこから意識があいまいなのでたぶん寝落ちだろう。
(ここどこだ?)
あたりを見渡し、その異様な光景に息をのむ。
広がっているのはどこかの街並み。どこかはわからないが、人が歩き、車が走り、2階建ての家が並ぶ街なのだが何かがおかしい。
形容しがたい違和感。
そして気が付く。
太陽と月が交互に顔を出し、ありえない速度で時が過ぎているということに。
「ッ!?」
風が吹き、瞬きの間に先ほどまで昼だったはずが夜に。窓際に飾られた観葉植物は落葉と生成を繰り返し落ち葉の山を作る。
青年が食べようとしたハンバーガーは腐り、老人が箒で掃いても掃いても埃が溜まっていく。
その果てに、加速する世界に対応できないものは朽ちていき、消えてなくなった。
人が死んだ。その反射で吐き気を催すが、あくまでもこれは夢の中の話。実際に人が死んだわけではない。
そしてこの景色がまだすべてではない。俺には気が付かなくてはいけないことがある、その本質を見極めなくてはいけない。
風に吹かれ落ち葉が宙を舞う。そして、たまたまその一枚が俺の手のひらに舞い落ちる。
「消えない...?」
ほかの落ち葉は地面につくと同時に、風化していきチリとなって消えてしまった。しかし、この手の中にある葉は消えることなくその形を保っている。
俺の立っている場所も、ほかに比べれば少し小ぎれいである。俺に触れているないし俺の周囲にあるものだけ加速するときの影響を受けていない。そして、意識が明確にあるし、体を見回してもおかしな点はない。俺自身が変に早く年を取ったり、老化による身体的な影響も現れていない。
この無限に加速を繰り返す世界の中で、俺だけが完全に対応することができている。
これが俺に刻まれた術式の根幹。
そして心象の具体がこの世界。重力の力を完全に支配した先。
何と呼べばいいのかがわかる。
名を
『
○月○日
なんだかとても長い夢を見ていた気がする。
って書き出しだと内容覚えてないってことがよくあるよね。覚えてた。
たぶんあれを現実世界に持ってくるのが領域展開。極限まで重力を自在に扱えるようになった終点が時間操作だと思う。
話を戻して、防御の術式についてだ。防御用として転用するのであれば俺に近づくにつれて時間を遅くするのが完全に攻撃を防ぐ手段になりそう。五条さんとやっぱり似てしまうが、最強に近くなり形が洗練されるとこうなるということで納得しよう。
相対性理論的に、時間のずれを発生させることで疑似的な時間停止を限定的に再現する。
術式に対しても作用できるようになれば、事象が俺に届く時間を引き延ばすことで初見殺しの術式であっても俺には届かないという策を実現することもできそう。
あとは、対象選択の自動化とかできればいいよね。
○月○日
たぶん最強の次に最強になった
ビルなどの建物が見えない森の中、完全に整備されていない道を車が走る。車内では、紙をめくる音とエンジンの音のみが響いていた。
「どうして窓は気が付くことができなかった」
「はい。どうやら残穢ごと消し飛ばされていたようで、呪力による探知にも引っかからなかったそうです。なので、実際に変化が出るまで気が付けなかったと」
「富士山のふもと、自殺者と世間からの畏怖によって呪霊が発生しやすい。定点的に観測をしていたはずだ」
「そういわれましても...かすかに揺れはあったそうですが、なんせ地震大国ですし」
呪術師を育てる学校である呪術高専の教師である夜蛾正道は補助監督の報告を聞き、大きくため息をついた。
事の始まりは霊峰富士周辺に点在する観測所からの報告だった。
一年の中で呪霊が活発になるシーズンがいくつかある。呪霊は負の感情の受け皿となりやすい場所で湧く。自殺の名所なんて言われている麓森林では階級の高い呪霊が発生することで知られていた。
それに対応するための観測所だ。
日本の情勢から危険とみなした時期に呪術師の派遣を要請するための機関。そこから挙げられた妙な報告。
曰く、『発生する呪霊が異常なほど減少している』とのこと。
観測所からのデータをもとに上層部が導いた考えは、特級個体による呪霊喰い。呪霊の中でも弱肉強食の関係はあり、強大な力を持った呪霊はしばしば呪霊喰いを行うことがある。こうして呪力とともに呪霊を取り込むことでより力を得ようとするものである。
特級呪術師は数が少ないうえに忙しい。そのため、今動くことができる一級呪術師である夜蛾が派遣されることとなった。
「それにしても、特級かもしれないんだろ。なんで俺一人なんだ」
「先ほども連絡しましたが、あくまでも特級呪霊が発生しているかの確認をしろとのことです。祓うことが目的ではないので夜蛾さんの判断で撤退してもらっても構いません」
「わかってるよ...ここで止めてくれ」
光が地面まで当たらないほどに生い茂った木々。夜蛾の立つそこはまるで大きく開かれた口のようだった。
「待っていたほうがいいですか?」
「いや、一番近くの道の駅で待っててくれ。3時間以内に帰らなかったら本部に連絡を頼む」
「わかりました、お気を付けて」
バタンとドアが閉まる音とともに、エンジンの音も遠ざかっていく。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか、はたまた呪霊がでてくるか...」
暗闇の中に足を踏み入れた
ということで夜蛾さんでした。
領域に関してはメイド・イン・ヘブンの強化版です。術式の名前は烏兎怱怱から。
これから星蒋体行って0巻の話行って原作1巻かな?
これで文句なしに五条さんの次に強いオリ主になりました。
アンケートを置きます。これによって話が変わっていくかも。
評価・感想をいただければ筆も早くなりますので、よろしくお願いします。
節円李は五条悟
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