これからもよろしくお願いします。
「なんとか、逃げ出す事ができた」
そう言いながら、俺は現在、なんとかエトナ達の猛攻を乗り越え、少し離れた浜辺で倒れながら息を整える。
途中で、俺にしがみついてきたルーシーに関しては、俺が知らない内にどこかに行ったのだが、どうでも良い。
「さて、どうするか」
そう言いながら、俺は目の前に広がる海を見つめていると
「あれ、藤木さん?」
「この声は?」
聞こえてきた声に振り返ってみると、そこにはなんとウサリアがいた。
普段のバニースーツを思わせる格好ではなく、彼女の体型に合わせた子供用の花柄水着を着ている。
「どうしてここに?」
「エトナさんに誘われて来たのは良かったのですが、何やら物騒な雰囲気もあり、少し落ち着きたくてここに来ました」
「あぁ、なるほど」
その言葉に納得すると同時にどうやら、未だにエトナ達は殺気を放っているようだ。
「それじゃ、しばらく俺と遊ぶか?」
「えっ?」
このまま何もしないのもあれだったので、俺はウサリアと一緒に遊ぶように誘う。
すると、少し驚いたように目を開く。
「駄目だったか?」
「そっそんな事ないですぴょん!
むしろ、良いですかぴょん!!」
「おっおぅ」
何やら興奮している様子を見せるウサリアに対して、少し引き攣るが、まぁ良いだろう。
普段から、魔王として頑張っているウサリアだし、たまにはこう言う時間があっても良いと思うしな。
そう思いながら、俺はウサリアを連れて、一緒に海に入る事にした。
小さな子と一緒に遊ぶというのにも戸惑いはあったけど、ウサリアの方から積極的に遊び始めた事ですぐに気にならなくなった。
ただ、小さいながらもやはり女の子なのか、貝殻拾いに夢中になったりしていた。
ちなみに、最初は砂場で遊んでいたのだが、途中で貝堀りを始め、最終的には海に潜り始めてウニを見つけていた。
うん、やっぱり魔王だよ、この子は。
それでも、俺と普通に接してくれる辺りが嬉しいところだ。
そうして過ごしていると共にやがて夕日が沈み始めてくる。
「もうこんな時間でしたか……」
そう言って残念そうな表情を浮かべるウサリアを見て、俺は立ち上がり
「よし、ちょっと待ってろよ」
そう言い残してから一旦その場を離れる。
しばらくして戻ってきた俺は手に持っていた物をウサリアに差し出す。
「ほれ、これをやるよ」
「これは……?…………わぁ!」
俺の手にある物を見た瞬間、目を輝かせるウサリア。
それは、先程の貝で作ってきた髪飾りであった。
それを手に取り、嬉しそうに見つめているウサリアを見ながら、俺は砂浜に腰を下ろす。
「気に入ったか?」
「はい! ありがとうございますぴょん!」
満面の笑みで答えるウサリア。
そして
「へぇ、私達が忙しかった間、随分楽しそうねぇ、藤木」
「・・・」
聞こえてきた声、それと共に俺はゆっくりと振り返る。
そこには先程まで互いに戦っていたはずのエトナとフーカがおり、その手に持っている武器は明らかに俺達に向けている。
「さて、何か言い残す事は?」
フーカのその一言に対して、俺は笑みを浮かべながら、ウサリアを抱えると
「逃げるが勝ち!!」
同時に走り出した。
「逃がすかぁ!!」
背後からは怒りの声を上げながら追いかけてくる二人。
夕日を背に男女が追いかける光景、それはまさに恋愛映画の定番だが、この状況はそれとは程遠いだろう。
「藤木さん、素敵な思い出を、ありがとうございますぴょん」
その状況の中で話しかけるウサリアはそのまま俺に何かした。
それが何なのかよく分からないが、なぜかエトナ達の殺気がさらに強くなった。
「はぁ、夏休み、どうなる事やら」
次回、戦うXENOは
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マオXENO
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ラズベリルXENO
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シシリーXENO
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エミーゼルXENO
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影丸
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サリア
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