藤木大地という男が出てから、悪魔、天使、堕天使の三大勢力は彼に注目を集めていた。
事の始まりは、とある悪魔の結婚式の出来事だった。
当時、巨大な力を持つ謎の存在、ラハールと接触する事ができ、彼の存在を探りを入れると言う事もあり、招待する。
だが、招待したラハールは現れる事なく、代わりに現れたのが藤木大地だった。
当時は魔力はなく、気も感じる事がなく、どこにでもいる普通の人間だと思われた彼だったが、その身で操る超魔流でフェニックス家三男であるライザー・フェニックスを一方的に倒した。
その実力の高さ、そして謎に包まれた超魔流の使い手という事で、悪魔達はその素生を調べる事になった。
その経歴はどれも平凡という言葉で片付き、遠い祖先には裏に関係している者はいない、一般人だった。
その為、今回、この記録はそんな藤木大地のとある1日を観察した記録である。
「ふあぁ、よく寝た」
藤木大地の朝は早い。
彼は朝5時頃に起床すると共にリビングへと向かうと、そのままテレビをつける。
そのまま彼はテレビに映し出された映像を真似て動いており、それが彼の朝の習慣だろう。
「さて、終わった事だし、朝ご飯を食べるとしますか!」
朝の体操を終えた彼はそのまま厨房に入ると、作り始めたのは鰯の塩焼きだった。
彼の冷蔵庫の中は大抵は鰯かカレーの材料しか入っていない為、彼の強さの源はこの二つではないかと推測される。
そうして、朝ご飯を食べ終わると共に彼は準備を終えて、学校へと登校しようとした時だった。
「ちょっと、大地!
なんで、起こしてくれなかったのよ!!」
彼の隣の部屋から現れたのは青いペンギンの帽子を被った少女である。
彼女は藤木大地の隣の部屋に住んでいる少女、風祭フーカである。
その素生について調べた限りでは怪しい所はないと思われるが
「お姉様、それよりも遅刻してしまいますよ!!」
風祭の後に出てきたのは風祭デスコ。
どうやら風祭フーカの妹らしく、近くの小学校に通っているらしい。
「あぁ、そうだった!
急ぐわよ、大地、デスコ!」
「はい、お姉様!
ほら、お義兄様も早く!」
「分かった、分かった」
そう言いながら、デスコを肩車にした藤木はそのまま走り出した。
それも、既に見えなくなる位置まで一瞬で移動する程の早さで。
当初はこちらの追跡を振り切る為の行動だと思われたが、駒王学園に登校している情報を元に、彼らにとってはこれが日常茶飯事であるらしい。
魔力も使わず、人が視認する事もできない程の早さで移動する彼らをこれまで領地の頭領であるリアス・グレモリーが確認する事ができなかったのは無理もない話である。
その事もあって、町中に調査員を配置し、なんとか彼らの動向を探っている。
「あっおはようございます、プリニーマンさん!」
「いや、今はオフだし、プリニーマンじゃないから」
そんな彼らに平行するように走っているのは虹野ぴより。
この駒王街から少し離れたテレビスタジオで働いている人物であり、藤木大地の知り合いだと思われる。
ついでに彼らと当たり前のように平行で走りながら会話を行っている。
「それよりも、今度こそゲストで出てくださいよ!
良い子の皆はやっぱりヒーロー同士の共闘、ずばり私とプリニーマンさんの活躍を見たいのです」
「あんな格好できるかぁ!!」
その言葉と共にさらに加速させながら走り抜ける。
「わはははぁ、早いデェス!!」
そして、そんな状況でも特に気にしていないデスコという少女に大きく気になる所でもある。
そうして、駒王学園に到着した彼だが、その学園内の生活は普通の人間と変わりなかった。
だが、その日の体力測定が行われ日常生活の端々でその超人的な身体能力を意図せずして発揮してしまう。
力の加減が苦手である節が見られる。その結果、学校の体力測定でも測定不能の珍記録を連発し
「やっぱり自分は体力がないのかなぁ?」
と呟いた。
いや、それはないだろ!!
おほん、報告中にすみませんでした。
そんな彼は学校を終えると、そのまま帰宅する。
普段の彼はバイト先に向かうが、今日はどうやら別の目的があるらしい。
「さて、この前はウサリアに世話になったからな。
上手いカレーを作るか」
どうやら、先日のコカビエルの事件において召喚した謎の存在、ウサリアに対する献上物だと思われる。
なぜ、カレーを求めるのか謎だが。
「ガアアァァ!!」
そうしている間に藤木の前に現れたのは現在指名手配されている飛蝗のような姿をした虫風のはぐれ悪魔だった。
だが
「まったく、ここ最近害虫が多いな」
そのまま彼は何事もなく、そのまま蹴り飛ばした。
そのまま高く吹き飛ばされたはぐれ悪魔の末路は現在は指名手配を取り下げているように、見事に倒されている。
これまで、リアス・グレモリーの領地でははぐれ悪魔の出現率が低いが、なぜか死体の発見率が多さがこの調査で判明した瞬間でもある。
「さぁて、良い材料も集まったな」
「藤木さん!」
「おぉ、ウサリアか!」
そうしていると、藤木の目の前に現れたのは報告にあったウサリアだった。
彼女はそのまま藤木に抱きつくと
「今日はカレーですかぴょん!?」
「あぁ、カレーだぞ。
ウサリアの方は仕事は大丈夫なのか」
「えぇ、勿論。
きちんと終わらせてますし、藤木さんと一緒に食べたかったので」
「そうか?」
そう言いながら、藤木はそのまま帰宅しようとすると
「藤木さぁん!!」
「がはぁ、何をするぴより!」
その後ろから突撃してきたのは、今朝別れた虹野ぴよりだった。
「明日こそ、一緒に出ますよ!
という事で、お邪魔しますね!」
「いや、良いって言っていないぞ!
たくっ、ウサリア、少し早く帰るぞ」
「えっはっはい」
その言葉と共にウサリアを抱き、そのまま走り出した。
「あっ待ってください!藤木さん!!」
その叫び声と共に藤木は姿を追いかけて、ぴよりはその姿を消した。
そうして、彼の1日を終えると共に判明した結果としては藤木大地の高すぎる身体能力を自覚していなかったのは、それ以上のとんでもない存在がいるという事。
「ついに明らかになった藤木大地の強さ。
そんな彼に伸びる魔の手の前に立ちはだかったのは謎の美少女悪魔、エトナ!」
「いや、何をしているですか、エトナさん」
「藤木大地を惑わせる為に現れる悪魔を相手にエトナが次々と制裁する!」
「制裁って、何を?」
「主に巨乳相手全員じゃぁ!!」
「えぇ!?」
「まずは赤髪!次は黒髪!最近加わった青髪!!」
「うわぁ、この人、絶対に駒王学園に近づけちゃ駄目だわ」
「次回!美☆少☆女悪魔 エトナ!
巨乳死す!デュエルスタンバイ!
そして、私がメインヒロインじゃああぁ!!」
「何を言っているんですか?」
次回、戦うXENOは
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