機動戦士ガンダム00 A.R   作:NY15

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機体解説2

アーマーザガン
武装
クロー
ビーム・バルカン
ビーム・キャノン

 ユニオンのコロニーで極秘に開発されたこの世界で初のミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉搭載大型MAであり新機軸の技術試験機でもある。コックピットは全天周囲モニター・リニアシートであり既存のMSよりも遥かに高いパイロット保護機能を有している。これにより今までの機動兵器では成しえなかった機動、運動性を発揮することが可能である。また関節駆動部はフィールド・モーターが使用されている。これら新機能はマグネット・コーティングなどとも合わせてユニオンの次期主力MSに反映される予定である。

 機体後部にはMSを搭載できるスペースが存在しSFS(サブ・フライト・システム)としても運用可能である。MS形態への変形も可能だが1号機ではオミットされている。これは機体の完成よりも試験の早期実施を優先したためである。

 2号機からはMS形態への変形とミノフスキー・クラフトが実装予定である。



シャア専用ティエレンタオツー
武装
カーボンブレイド
その他ティエレンと同じ兵装を装備可能

 王留美が極秘裏に調達した人類革新連盟が開発した次世代型ティエレンの試作機の超兵仕様。タオツーの予備パーツを非合法手段を用いて入手し組み上げたMSだがそれだけでは不足したため通常のティエレンのパーツも使用している。また装備したカーボンブレイドのみ別ルートで発注しておりその形状は通常のティエレンが装備しているものとは異なり剣状である。コックピットは全周囲型モニターの仕様。




バタフライエフェクト2

宇宙 ラグランジュ1

 

 コロニー外に大型のMAがその武装及び機動テストのために初めて出撃していた。情報流出の懸念はあるが実際に宇宙でテストをしなければならないためである。

 

 「よし、指定されたコースを最大加速で回ってみろ。気をつけろ、その機体は今までのMSとは出力も推力も桁違いだ。」

 

 搭載された熱核ロケットの推進により従来の機体とはまさに桁の違うスピードで加速したアーマーザガンは暫くの間直線的に加速しその後その速度を保ったまま旋回行動に移った。従来の機体であのような機動をすれば中のパイロットは間違いなく無事では済まないが搭載されているリニアシートの保護機能であれば許容範囲内である。

 

 1号機は主に宇宙空間での試験を想定しているので熱核ロケットが搭載されているが2号機以降は宇宙地上両方で運用可能な汎用機として完成する予定だ。そのためミノフスキー・クラフトと熱核ハイブリッドエンジンが搭載予定、アーマーザガンの機体サイズであればミノフスキー・クラフトも搭載可能なのである。

 

 随伴機ではあるが既にオービットフラッグではあの機体に追従することは不可能である。そのためアムロの今の仕事は機体のデータを取ることそれだけであった。

 

 「よし、機体出力に問題が無ければビーム兵器の試射に移る、デカルト、機体はどうだ?」

 

 「出力に問題はありませんよ、リニアシートも効果を発揮しています。まさに禁忌の技術と言ったところですか。」

 

 「融合炉自体は大量破壊兵器ではない...しかし核兵器が廃絶されているとは最初驚いたよ。宇宙世紀では成しえなかった偉業だ。」

 

 「しかし大尉達はあの隕石落としを阻止するために核を使用したのでは?所詮道具などは使いようですよ。」

 

 「そうだな...しかし力というのは使い方を誤れば悲劇が起きる、それを使用する人間には重い責任が課せられる...しかし人間と言うのは完璧な存在ではないからな。」

 

 「ニュータイプとはそういう物事を乗り越えられる存在ではなかったので?」

 

 かつてジオン・ズム・ダイクンが提唱したニュータイプ論は人々の間でその解釈は分かれその存在自体が曖昧なものであった。実際のところニュータイプと呼ばれる人達ですらその本質が何であったのか理解している者は極少数であろう。そしてアムロ自身の評価としては人々は彼をニュータイプと呼称してはいたがアムロは自分自身そうであるのか、またニュータイプとはどのような存在なのか答えは出ていなかった。

 

 もしカミーユ・ビダンならば...

 

 短い間ではあったがカミーユとは共にティターンズと戦った、それはシャアも同じである。

 

 もしあの時俺も宇宙に、彼らと行動を共にしていればまた違う未来があったのかもしれない。...いやもしの想定をしても何の解決にもならないことは自分自身が一番理解しているはずだ...それにもしが存在したとしてシャアとは遅かれ早かれ結局袂を分かつ結果になったのかもしれない。

 

 

 「それは理想だよ、もちろんそれは大事だが...実際のところはどうなんだろうな...かつてある男が世界を変革しようと人類や地球の未来、そしてその業を全て一身に受けようとした。結果、彼は急ぎすぎてしまった。今思えば彼だけを人身御供にしてしまったのかもしれないな。」

 

 「...理解しかねる話ですが所詮は人間と言う話ですか?」

 

 「そうじゃないさ、人間にはどんな物事でも乗り越えられる知恵がある...デカルト待て、接近する機影!?この感覚は!」

 

 地球の方角からこのコロニーに急速接近する物体をレーダーが捉えていた、恐らくはコロニーでもあの存在に気が付いているはずであるが...そしてあの機体から発せられる感覚にアムロは覚えがあったのだ。

 

 

 「大尉、接近する機体はティエレン、しかしこのスピードは通常タイプではない...この場を見られたのなら対応する。」

 

 「待て、コロニーからもスクランブルが出るはずだ。しかしあのティエレンは...人革ではないな。」

 

 デカルトを制止してコロニーに戻るように指示を出す、しかしあのティエレンから発せられる感覚...それにあの赤い塗装はまさか...

 

 幸いあの赤いティエレンはアーマーザガンを無視してこちらに急速に接近しておりその手にはカーボンブレイドが装備されていた。

 

 こちらもソニックブレイドを機体から取り出しプラズマソードを展開する、既にもうあのティエレンのパイロットの正体をアムロは理解していた。

 

 機体が接触したことにより接触回線が使用可能になる。

 

 「シャア!貴様!!生きて、いや何をしにここに来た!?」

 

 「君を笑いに来た...そう言えば、君の気が済むのだろう?」

 

 「馬鹿にしてッ!次は一体何を企んでいる!?」

 

 「何もしないさ、ただ私に啖呵を切った君のやり方を今は見せてもらおうと思ってな。」

 

 お互いの機体が推力を全開にしてぶつかり合った影響で弾き飛ばされる、その加速を利用してティエレンは再び地球の方角へ戻っていったのだ。恐らくMSだけでここまで来たのではなくSFSのようなものか宇宙船があるだろうが...

 

「シャア!!逃げるつもりか!?...クッッ!!」

 

 奴が、シャアが生きていた、そして俺と同じくこの世界に来ていたのだ。確かにあの状況を考えれば来ていてもおかしくはないが...

 

 

 

 

 

軌道エレベーター 

  

 

 モラリア共和国大統領がAEU主要参加国の外相と極秘裏に会談を行ったとの情報を入手したソレスタルビーイングはそれに対応すべく活動を起こそうとしていた。

 

 

 

 モラリア共和国は23年前の2284年に建国したヨーロッパ南部に位置する小国である。人口は18万人と少ないが300万を超える外国人労働者が国内に在住...約4000社ある民間企業の2割がPMCである。

 

 次の武力介入の対象はこのモラリアでありそれのバックアップを担当するためにプトレマイオスのクルーであるスメラギ・李・ノリエガ、フェルト・グレイス、クリスティナ・シエラの3名のメンバーは軌道エレベーターを用いて地上に向かっていた。

 

 移動時間すらフェルトが端末を用いてモラリアの情報を確認している熱心さに私は感心していた、しかし少し彼女は真面目過ぎるきらいがあるような気がする...その隣のクリスことクリスティナ・シエラはフェルトとは性格は正反対だがこの二人の相性は意外にもよくいいコンビだと私は考えていた。

 

 「熱心ね、フェルト。」

 

 「任務ですから。」

 

 その時クリスの方も私に話しかけてきた。

 

 「スメラギさん、モラリアって誘致した民間軍事会社を優遇して発展してきた国でしたよね?どうして今までうちの攻撃対象にならなかったんですか?」

 

 「世界の戦争が縮小していけば彼らのビジネスは成り立たなくなる...このまま自滅してくれればよかったんだけどね。」

 

 「...やはり人はより良く導かれねばならないんですね。そういう存在が人類には必要です。」

 

 「...?」

 

 確かに私達のしていることは広義ではそういうことなのかもしれない...だけど今のクリスの言葉に私は何か違和感を持ったのだ。

 

 確かにソレスタルビーイングにいる以上何かしらの理想を持っているのだろうけど彼女はそういうタイプだっただろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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