機動戦士ガンダム00 A.R   作:NY15

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ミノフスキー

宇宙 ラグランジュ1

 

 エイフマン教授のミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉解析及び改良に関する研究は一定の成果を得ていた。

 

 この理論が正しければ核融合炉は更なる高出力化及び小型化が可能であろう...しかしデメリットが皆無と言うわけではなかった。

 

 核融合炉という名称で誤解されがちなのだが本来であれば安定性は高くたとえジェネレーターにメガ粒子砲などのビーム兵器が直撃したとしても核爆発を起こすということは基本的には起きえない。しかしこの理論で改良された融合炉はそうではないのだ。

 

 このデメリットを解消する方法は今のところ存在しない...それも当然の事だと思われた。まだ理論の段階でありそもそもこの新型の核融合炉はまだ影も形も存在しないのだから。

 

 このような危険な動力機関を重力下で運用するMSに採用することはワシはとても許容できない。...もっともそれも技術的問題が解決するまでは運用の方法で解決できるのかもしれないのだが。

 

 地上で運用するのが危険なのであれば宇宙専用MSで採用すれば問題はほぼ解決できることでもあったのだ。

 

 たとえ核爆発を起こしたとしても宇宙空間であるのならばそのデメリットはほぼ無に等しいのである。そしてこれから先起こりうる戦争、紛争の主戦場は地上から宇宙にシフトしていく可能性は高い。

 

 悲劇的なことだが我々は常に現実的な判断をしなければならないのである。ソレスタルビーイングの主張全てを否定するわけではないが彼らのやり方を認める訳にもいかない。

 

 ...しかし彼らの目的は本当に紛争根絶なのであろうか?私の仮説通りガンダムのエネルギー発生機関がトポロジカル・ディフェクト利用しているのなら...あのエネルギー機関は地球上で製造不能であると予想されており、それが可能なのは木星のような高重力環境が必要であろうと予想されたのである。

 

 ...は!

 

 120年前に存在した有人木星探査計画...!あの計画がガンダム開発に関わっておったのか...

 

 だとすれば...いや、まだ確信があるわけではない。

 

 少し考えを整理しなくてはならんな、息抜きに違うことを考えてみるのも悪くはない。

 

 そういえばつい最近このコロニーに招集されたミーナ・カーマインと言うかつてのワシの教え子の一人が面白いことを言っておったな。

 

 ガンダムが発生させている特殊粒子が推進力に転用されているというのなら、ミノフスキー粒子でも同様の事が可能なのではないかと...そうワシに自らの考えを伝えてきたのである。

 

 あの粒子とミノフスキー粒子は似てはいるものの異なる存在であることは確かである...あのガンダムと同じように推進力に転換することは難しいと思われた。

 

 しかしだが高圧縮したミノフスキー粒子を...いやある種の力場を発生・衝突させその反動を利用できればあるいは...

 

 

 

 

 

 

 

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