機動戦士ガンダム00 A.R   作:NY15

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The Lovers

日本 経済特区 東京 

 

つい最近ルイスのお母さんが来日し僕たちの間で少しひと悶着...と言うと大げさがだ騒がしい日々が続いていた。

 

 当初あまり僕はよく思われてなかったようであったのだけれど今は何とかといった状況である。

 

 そしてそのルイスのお母さんは今日は何かしらの予定があるようであり久しぶりにルイスと2人で過ごすことになりそうであった。

 

 「まったくママは沙慈にベタベタして!」

 

 「...ねぇルイス。僕さ、やっぱり将来は宇宙で働く事にするよ。最近ちょっと将来の事を考えて...」

 

 僕がその先を言おうとしたその時自宅のインターホンのベルが鳴ったのである。

 

 ルイスとの会話を中断しモニターで扉の向こうを確認するとそれは僕の想定外の人物であったのだ。

 

 その人物は今アメリカにいるはずのアムロさんであった。

 

 「やあ、突然すまなかったね...どうやらお邪魔だったかな?」

 

 「沙慈、誰?」

 

 「あ、えっと...」

 

 「アムロ・レイだ。...ルイス・ハレヴィさん?」

 

 「はい...でもどうして私の名前を?」

 

 「沙慈君から君の話は少し聞いているよ...邪魔して悪かったね。」

 

 そういえば姉さんとアムロさんと一緒に食事したときに少しだけルイスの事が話題に上ったような気がする...それをアムロさんは覚えていたのである。

 

 「いえ、そんなこと...それより日本に来ていたんですね。」

 

 「ああ、また暫く宇宙に上がらなくてはならなくてね、それでその前に少し寄らせてもらったのさ。」

 

 「そうだったんですね...」

 

 アムロさんは一瞬僕とルイスを見て何やら複雑そうな表情をしたのを僕は見逃さなかった。一体どういう思いだったのか僕には分からないが直ぐにその表情は消えてしまった...

 

 「いい子じゃないか...彼女を大切にしろよ...余計なお節介かもしれないが、傍にいれる今を大切にする事はいつの時代でも重要なことさ。」

 

 「はぁ...」

 

 このままいつまでもルイスと一緒に居られるわけじゃない...あと2年もしない内に留学は終わってしまうのだ...たとえルイスが日本に残ったとしても僕の宇宙で働きたいという夢を考えれば...今みたいにいつでも会えるという訳にはいかなくなるだろうし別れてしまう可能性だって高いかもしれない。

 

 最もそうならないような選択肢も存在する...そういう考えが全く浮かんだことが無いと言えば嘘になるけど...でも僕はまだ17歳...それにルイスの方はどう思っているのだろうか?

 

 その時だった、なにか緑色の球体のようなものをアムロさんがカバンから取り出したのである。

 

 「ハロ!アムロ!ハロ!沙慈!」

 

 なにやら緑色の球体が独特の音声で言葉を発したのである...ある種のAIのようなものを搭載しているロボットだがそのデザインに僕は見覚えが無く市販品ではないように見受けられたのだ。

 

 「あ、可愛い!...ハロ?」

 

 ルイスが緑の球体のそれに興味を示したようだった。

 

 「ちょっと子供っぽいプレゼントになってしまったかと思ったけど、気に入ってくれたみたいでよかった。」

 

 「...これアムロさんが作ったんですか?」

 

 「ああ、ハロにはちょっと思い入れがあってね、四代目になるけど...大事にしてやってほしい。」

 

 「はい...わざわざありがとうございました。」

 

 「ああ、それともう一つプレゼントがあるんだが...」

 

 「えっ!?そんな悪いですよ」

 

 「いや、もう一つの方はまあ、プレゼントというにはちょっと野暮な物かもしれないが...」

 

 「...一体それって?」

 

 「それは近いうちにわかるさ。」

 

 近いうちに...と言うことはそのプレゼントは郵送されてくるのだろうか?

 

 

 ...それよりも僕はアムロさんに会ったら聞きたいことがあったのである。軍人という視点から見てソレスタルビーイングの事をどう思っているのか...それをアムロさんに聞いてみたかったのである。

 

 「あの...アムロさんはソレスタルビーイングの事どう思っているんですか?」

 

 「ん?やっぱり彼等の事、気になるのかい?」

 

 「はい...以前僕たちはソレスタルビーイングに助けられた事もあって...でも戦争で世界が変えられると思うのはおかしいと思うんです。」

 

 「そうだな...今のその自分の気持ちを大切にすることだ。いずれにしても世界を変えていくのは君達の世代の役割だからな...そういう気持ちは大切にしたほうがいい。」

 

 「...はい。」

 

 「急ぎ過ぎないことだ、人はゆっくりとでも変わってゆければいい。その準備くらいは俺たちに任せてほしいな。」

 

 アムロさんはふと視線をハロと会話しているルイスの方に一瞬移したあと再び僕の方を向いてさらに言葉を続けた。

 

 「彼女の傍にいてやれよ、こういう時間を持てるのは大切なことだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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