機動戦士ガンダム00 A.R   作:NY15

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プチ・モビルスーツ

日本 経済特区 東京 

 

 

 沙慈・クロスロードは本日学校で行われる授業が急遽別の科目に変わったため教室ではなくグラウンドに他の工学部の生徒数名と共に集まっていた。

 

 そういえば結局アムロさんの言っていたプレゼントとは一体何だったのだろうか...

 

 アムロさんはあの後宇宙へ行くと言っていたはず...あの人がユニオン軍のどんな部隊に勤務しているのかは僕は知らないのだけれど頻繁に宇宙へ行っていることから考えて何か重要な仕事をしているのではないかと僕は思っている...

 

 

 その時だった、グラウンドに大型のコンテナを搭載したトレーラーが進入してきたのである。驚いたのはその車両が明らかに軍隊で運用しているようなものであったため集まっていた生徒の皆がざわつき始めた...

 

 

 さらにトレーラーとは別に恐らくこちらも軍で運用しているような車両が数台グラウンドに現れそこから明らかに軍人と思われる人達や作業着を着た謎の人たちが続々と降車を始めたのだ。

 

 

 暫くするとその中で恐らくは一番階級が高いであろう軍人がこちらにやって来て僕たちを少しの間観察したあと口を開いたのである。

 

 「日本国防軍所属の 渡  義良(わたり ぎら)大尉である...本日は宇宙工学専攻の生徒諸君に特別課程を受講してもらうことになるが...アイリス社にて開発された新型のワークローダー...いやプチ・モビルスーツを寄贈する運びになったためその講習を数週間私が担当させてもらう。」

 

 

 いきなり軍人が学校に現れたため僕は混乱していた...

 

 

 確かにワークローダーは宇宙空間の作業に欠かせないものではあるが何故軍人が...

 

 

 「いきなり私のような軍人が現れ混乱している生徒もいるとは思うが...このプチ・モビルスーツの操縦方式は従来のワークローダーとは異なり新方式を採用している...そのためアイリス社と協力体制の元、国防軍から人員を派遣する運びとなったことを理解してもらいたい。」

 

 

 その後渡大尉からのプチ・モビルスーツの説明が1時間ほど続いたのである...

 

 

 この日本が所属している太陽エネルギーと自由国家の連合、通称ユニオンは現在宇宙開発を重視しており、加盟国の宇宙工学専攻の学生に対して軍や企業と協力しての支援を行っているとの話は以前より聞いてはいたが、まさかこのような形で自分に関係してくるなんて正直驚きである。

 

 このプチ・モビルスーツは新方式の操縦システム、通称アームレイカー方式を採用しているらしい...従来のワークローダーよりも性能はもちろん操縦性は比較にならないほど向上してはいるが今現在この方式に馴れている人間は多くはないというのだ...そのためこの渡大尉という人物が直接学生に授業を行うという事になったらしい...

 

 

 渡大尉は元々日本国防軍所属のMSパイロットであったのだが1年ほど前、国防軍からユニオン軍に出向扱いで宇宙勤務となったらしい。そこでこのプチ・モビルスーツの訓練を受け僕たちのような学生にその扱いを指導することになったというのだ。

 

 

 そしてついにコンテナからそのプチ・モビルスーツが姿を現した...その姿はワークローダーよりもさらに洗練された機械というイメージを僕は抱いたのである...

 

 

 

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