機動戦士ガンダム00 A.R   作:NY15

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証人保護

宇宙 ラグランジュ1 ユニオン、スペースコロニー

 

 東京への武力介入...それはユニオンにおけるソレスタルビーイングに対する扱いに関して転換点を迎える事件であったのだ。

 

 レイフ・エイフマン教授は今回の武力介入が今までのものとかなり異なる性質のものであると判断していた...あの新型ガンダム3機の人革連に対しての介入もそうだが東京の一件はさらに異質のものであったからである。

 

 あの3機が東京にある報道機関を真っ先に攻撃対象としたことについて、そしてなによりそこに所属している記者がアムロ・レイ少佐の恋人であり先日我々の陣営に対して取材を行っていたことからエイフマン教授は引っかかりを覚えていたのである。

 

 

 すぐさま諜報機関と連携し彼女の生存確認が行われ、無事彼女の身柄を確保する事には成功していた...あの状況下においてまさに奇跡が起きたとしか考えられないがまだ安心することは出来ず予断を許さない状況であったのだ。

 

 エイフマン教授は今回の一件...彼らの目的が日本に対しての介入と言うよりも彼女一人の命を狙ったものではないのかと疑っていたのである。

 

 

 無論、彼女一人だけを暗殺するためだけにあれほど大規模な攻撃を仕掛けるとは考えにくい...東京への武力介入と言う目的は目くらまし以上のものも存在することは確かであろう。

 

 

 しかしもし彼らの本命が彼女を暗殺することであったのだとしたら...

 

 

 彼女の身柄を確保すると同時に、東京に存在する絹江・クロスロードのマンションを諜報部が調べた結果あるデータファイルが見つかったのである。

 

 その内容をまだワシは確認することが出来ていない...データ送信にはソレスタルビーイングが世界中にネットワークを張り巡らせているとの想定がなされておりハッキングの危険性が伴っているからである。

 

 いかに今現在我々の陣営が宇宙世紀よりもたらされたセキュリティーで保護されているとは言ってもそれは重要区画のみであり全てではなかったのだ。

 

 そしてそれが意味するところは彼女の生存が彼らに知られれば再び命を狙ってくるという事でもあった...

 

 既に対策は取られている...彼女は今現在死亡扱いとして処理されておりソレスタルビーイングに対して欺瞞作戦が展開されていたのである。どれだけ効果があるかは分からないがある程度の時間を稼ぐことは出来るであろう。

 

 既に彼女の身柄は日本に存在するユニオン軍基地、横田ベースから輸送機に乗せられ我が陣営の軌道エレベーターまでこれまた欺瞞情報を織り交ぜながら移送途中である。

 

 このコロニーへ彼女を移送、全ての事が解決するまでは保護しなくてはならないであろう...そして何より彼女の証言が必要であった。

 

 

そして残酷な事ではあるが唯一の肉親である弟にすら彼女の生存を知らせることは出来なかった...

 

 仕方のない措置であるとはいえ、彼女の弟に唯一の肉親を失う絶望を一時とはいえ抱かせることになってしまったのである。

 

 

 

 




主人公不在で申し訳ない...

しかしいい加減にそろそろアムロを出します。

無論アムロが乗るMSも...
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