機動戦士ガンダム00 A.R   作:NY15

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機体解説1

アムロ専用改めグラハム専用ユニオンフラッグカスタム
武装
ソニックブレイド(プラズマソード)
ディフェンスロッド
アイリス社製試作リニアライフル

 エイフマン教授がアムロ専用にチューンしたフラッグをグラハム専用に再調整した機体。なお対ガンダム戦を見据えて再調整の他に機体全身を漆黒の対ビームコーティング塗料で塗装されている。

 本機は基本フレームを除く機体を構成する全ての外装、装甲をEカーボンからチタン合金セラミック複合材に変更。機体重量が大幅に減少しているにも関わらず新素材のおかげで装甲の強度は向上している。また武装であるソニックブレイドの材質もEカーボンから変更しフライトユニットもより大出力のものに換装...そして機体関節部にはチタン合金セラミック複合材と同じく宇宙世紀の技術であるマグネット・コーティングが施されている。これらによる相乗効果により通常のフラッグでは難易度の高かった空中変形が大幅に容易になったばかりではなく機体の反応速度は3倍以上に向上している。なお機体重量の削減のため20mm機銃とミサイルのハードポイントはオミットされている。

 ただしこれらの強化により加速時には殺人的なまでのGが体に襲い掛かりまた過敏すぎる機体反応速度によりパイロットには強靭な肉体と高い技量が要求される。

 グラハム専用に(また対ガンダム戦を想定して)再調整を施した変更点は以下の通りである。

 機体の塗装を対ビームコーティング塗装に変更

 リニアライフルをアイリス社から取り寄せた試作品に変更

 左利きのグラハム専用にディフェンスロッドの位置変更(またディフェンスロッドももちろんチタン合金セラミック複合材に変更済みである)およびOSの変更

 通信能力の強化



カスタム・フラッグ

1週間後...MSWAD本部 MS格納庫

 

 私の前にプロフェッサー・エイフマンがチューンしたフラッグが存在していた。その機体は漆黒の対ビームコーティングで塗装されておりそして何やら聞きなれない技術で強化された機体でもあった。私は技術屋や科学者ではないがそれにしてもこの機体の装甲材質や施された磁力コーティングの異質さは感じ取れるものであったのだ。

 

 それも全てあの開示された情報...と言っても私にはその全てが知らされたわけではなかったのだがあまりにも現実離れした話であり当初は全く信じられるものではなかったのだがカタギリやエイフマン教授が嘘を言うとは思えない...この情報が上層部や彼等からもたらされたものでないのなら私は与太話として扱っていたであろう。それにこうして異なる世界の技術を見せられたのであればもはや疑う余地など存在しない。

 

 「壮観です、プロフェッサー。」

 

 「その代わり対Gシステムを稼働させても全速旋回時には15Gもかかるけどね。」

 

 「...しかしこれほどの機体だ。この機体の先任者は化け物だな。」

 

 「ああ、レイ大尉はまさにスペシャルだよ。君と言うパイロットの前で口にするのは少々気が引けるけど彼は人間を超えているね。以前行われた模擬戦で彼はリアルド単機で3機のフラッグから撃墜判定を取っている...しかもまだまだ全力を出していないと僕は思うよ。あの時のレイ大尉の相手だったパイロットはアラスカのジョシュア...彼のことは君も知っているだろう?」

 

 「ああ、把握している。優秀なフラッグ・ファイターなはずだが...手も足も出なかったというわけか。」

 

 「あの時の彼といったらまるで茫然自失と言う感じだったね、興味があれば君もその模擬戦時の映像が残っているから後で見てみるといいよ、その情報は君にも開示許可が下りているからね。」

 

 「後で拝見しよう、しかしますますそのレイ大尉とお手合わせ願いたいものだな。」

 

 「ソレスタルビーイングが現れた今その時間があるかどうかちょっと難しいかもしれないね、ただもう暫くすれば彼もこの調査隊に合流する予定だからそのうち君も彼に会えるよ。」

 

 宇宙世紀...パラレルワールドという概念は聞いたことはあったがまさか本当に存在するとは...最もその宇宙世紀の世界がパラレルワールドに当てはまるのかどうかは全く不明、そもそもこのような超常現象を解き明かすことなど不可能な気もするが...

 

 グラハムが違う世界、宇宙世紀の世界に思いを馳せていたその時彼らがこの格納庫にやってきたのだ。

 

 「おお!これが中尉のフラッグですか!...ハワード・メイスン准尉、ダリル・ダッジ曹長、グラハム・エーカー中尉の要請により対ガンダム調査隊に着任しました!」

 

 「来たな、歓迎しよう。フラッグ・ファイター」

 

 

 

 

 

 

 ユニオン 米国 大統領官邸

 

 「ユニオンは50を超える国家の議会制とりながらも実質は太陽エネルギー分配権を持つ米国一国の独裁で運営されている!」

 

 

 大統領は補佐官とともにモニターから流れるタリビアの声明を眺めていた。

 

 全く頭の痛い話である、最もあの声明がタリビア首相の本音と言うわけではないのも分かってはいたのだが...現在のユニオン加盟国にこれからの米国の方針を知らせていないのでああいう行動に出るのかもしれないが、かの国は古くから反米派が力を持っている国でもあるので仮に知っていたとしても何とも言えないところである。

 

 「デビッド、ユニオンの特別議会を開く、主要国代表を招集してくれ。」

 

 「分かりました。」

 

 恐らくはタリビアの首相も分かっていて行動を起こしているのだろう、さてソレスタルビーイングはどう動くか。最もタリビアからすればどう動いても構わないのかもしれないが...

 

もし派遣したユニオン軍に武力介入を行うのであればそれでよし、タリビア側に介入するのであればそれでもよしと向こうの大統領を思っているのだろう...つまりはどちらに転んでもいいというわけだ。

 

 タリビア首相個人は別に反米派ではないのだ、しかしあのような声明を出す理由は国内で力を持っている反米派の突き上げのせいである。タリビア側に武力介入されたのならば反米派を黙らせるチャンスでもある。

 

 これではまるで茶番だな、しかしソレスタルビーイングが利用出来るのであれば今回はこの茶番に付き合ってもらうことにしよう、彼らに利用価値があるかどうか確かめるいい機会であろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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