スマホではなんとなく書きづらくて………歓声が本日になりました。大変申し訳ない。
お待たせしました。それでは、どうぞ。
白髪の青年アズリエルに連れられて艦内へと入り、モニク、オリヴァー、ヘンメ、シノ、ヤマギの六人は廊下を歩いていた。
旗艦の内部の上層階、その廊下は、まるで高級ホテルの様な豪勢な作りになっている。
「うひょぉ、豪勢だなぁ。」
と、シノが言う。
「ただの戦艦なのに、どうしてこんなに豪勢なんですか?」
とヤマギがアズリエルに問いかけると。
「ああ、ここは要人警護などにも使われる戦艦でして、偉い人にはうるさい人もいるんですよ。だから知り合いが社長を務めるMTTグループに頼んで、艦内の改装をお願いしたんです。」
「MTTグループって、あのAI社長で有名なとこか?」
「軍事情勢の報道などにも、一枚噛んでいるとか聞くが………。」
ヘンメとモニクが聞くと、
「ええ。実はMTTグループの社長を務めるAI、正式な名前は、メタトン(mettaton)というのですが、彼を作った博士が、父の知り合いで、」
「ドリーマー少将の父君、というと、アズゴア中将でしたよね。あの、仁徳者として有名な。」
「ええ。少々、優しすぎるところがありますが。」
そう、アズリエルは何処となく誇らしげに答えた。
「へぇ。さぞかし、自慢のオヤジなんだろうな。」
と、シノが言うと、
「そうですね。とても、優しい父です。」
と、微笑んだ。
「よう、アズリエル。」
すると、茶髪の女性が廊下の奥に立っていた。
「やぁ、キャラ。彼らが、予定の客人だよ。」
アズリエルがそう言うと、
「了解。」
そう言うと、彼女はカードキーを取り出し、床の隙間に通した。
すると、ピッ。と言う音がして隣の大きめのドア、ではなく壁の一部を押した。すると、そこが開いた。
「嘘………」
モニクは唖然とするが、アズリエルは
「要人対策はバッチリなんです。」
と、笑って言った。
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キャラに導かれ部屋に入ると、そこには豪華なソファに紫色の髪の青年、ガルマ・ザビが座りながら、髪をいじっていた。
それを見たモニクは全員に整列を促す。それを理解したシノ達は気を付けの姿勢を取った。
「ガルマ様。お話ししたいと言っていたヨーツンヘイムのクルーたちです。
左から、モニク・キャデラック特務大尉、オリヴァー・マイ技術中尉、
ノルバ・シノ少尉、アレクサンドロ・ヘンメ大尉、ヤマギ・ギルマトン技術准尉です。」
キャラに名前を呼ばれると、全員少し緊張した。アズリエルと同じどう見てもまだ20代の若い風貌からは、想像だにしない、気配があったのだ。
「ああ。みんな知ってると思うが、自己紹介をさせてくれ。ガルマ・ザビだ。」
と言った。
「はっ!!お目にかかれて、光栄であります!!」
と、オリヴァーが敬礼すると、ガルマは手で制した。
「あまり気を使ってくれなくて結構だよ。第一ぼっ、私はそれが好きじゃない。」
つい素が出そうになり、慌てて取り繕うガルマ。
「さっそくだが、キミたちに集まってもらったのは、これを見てほしかったんだ。」
そう言って手元にあったリモコンを操作すると、部屋にあった液晶パネルに明かりがついた。そこに映っていたのは、
先のルウムの開戦。そのジオンの圧倒的勝利を見せつける広報ビデオ。その、ヨルムンガントの戦闘が表示されているところだった。
「こいつは………。」
「ああ。先の大戦の映像だ。こうしてみると分かるだろう?戦艦を一撃でへし折るとてつもない破壊力が。」
「ええ。この火力は、見事の一言に尽きます。」
と、モニクが言うと、
「ああ。しかし………私が思うに、この火力はいささか過剰すぎやしないか?流石に………。」
そう言うとちょうどヨルムンガントが戦艦二隻を一発で撃ち抜くシーンが流れた。
「ここまでの火力を今、公国は求めていない。」
「それは………どういう事ですか?」
ヘンメが恐る恐る聞いた。元々、ヨルムンガントは公国にそこまで求められていなかったのだ。なのに無理やり試験を強行していたのだ。
シノの流星号もといフラウロスと、ヤマギの作った観測レーダーが無ければヨルムンガントの弾は一発も当たることなく、最終的にヘンメと共にルウムで塵と化していただろう。
「ジオンの懐事情は、そこまでよくないという事さ。大尉。別にヨルムンガント自体が不採用だとか、いらないとか言うつもりはない。
あれは素晴らしい兵器だよ、しかし、優れたテクノロジーには、それなりに金も資材もかかるのさ。」
それはまぁ、言わずもがなな話である。実際、ジオンに残され資材と言うものは残り少ない。急ぎ、地球に侵攻し、資源を確保する必要があるのだ。
その為の地球侵攻作戦も、急がれている。
「そこで技術部で考案されているのが、これだ。」
そう言い、ガルマはスクリーンに設計図を映し出した。そこにあったのは、現在のヨルムンガントとよく似たもの。
しかし、突起の様な物が出ている場所が二ヵ所。それに他にも、細部に違いがある。
「もしかしてこれ………MSの右腕?」
ヤマギが気付き、そう呟いた。
するとガルマは、
「そのとおりだ。MS用大型核融合プラズマビーム砲、『ダインスレイヴ』それを装備した砲撃戦特化型MS『MS-06J』【ジョイル・ヨルムンガント】さ。」
そう言うと、さらに新しい設計図が現れた。左腕の無いザクだ。しかし、頭部のカメラは【ザク強行偵察型】の高性能カメラ、腰部には追加のブースターユニット、そのほか、様々な武装がある。
「一つ一つ解説していこう。肩の武装は試作型15㎜ハーフキャノン、【ポイズン・ファング】。
右腕部50㎜バルカン砲と、バックパックに装備された観測ビーコン【スネーク・アイ】。
そして、備え付けのヒート・ホークだ。まぁ、最後のは気休めにもならないがな。」
そう言い、苦笑した。
「こいつは………」
ヘンメは、驚いている。
「MSに転換することで複雑な制御系統を中佐一人でも行えるようにする。ビーコンによるデータ収集、射撃戦を重点的に置いた試作機さ。
一番の戦果を挙げた中佐、君への、私からのささやかなプレゼントだ。受け取ってもらえるか?」
ガルマが彼の眼を見て、そう言うと、ヘンメは顔を輝かせ、
「勿論です大佐!!このヘンメ、誠心誠意、ご期待に応えさせていただきます!!」
そう言った。
「ああ、頼むぞ。」
ガルマは、その答えに、いささかほっとしたようだ。
するとシノが、
「それで、ガルマタイサ、俺の流星号の改修あn」
「フンッ!!」
声をかけるかけた所で思いっきりモニクのヒールに踏みつけられた。
「ッ――――――!」
シノが声にならない悲鳴を上げる。
「ガルマ様、御気になさらず。続けてください。」
澄ました顔でモニクが言うと、
「………。いや、いいんだ。ジョイル・ヨルムンガントの説明は終わった。次は君のフラウ………流星号の番だ。」
と、ガルマはモニクを制した。
「近々、我々は地球へと進行する。その際、君の流星号は、そこのオリヴァー・マイ中尉と共に、地球に降りて、私の旗下のもと、技術試験を行う。」
と、衝撃的な言葉を話した。
「なっ!?」
オリヴァーは息をのんだ。
「お待ちください、その間、ヨーツンヘイムは………。」
「ジョイル・ヨルムンガントの試験を行ってもらう。その後、新たな試作機が訪れる予定だ。」
「そう言う話ではありません!!私が居ない間、ヨーツンヘイムに技術者は………。」
「君の代理は、ヤマギ・ギルマトン技術少尉に行ってもらう。」
「え?僕?」
ヤマギが自分を指して驚く。モニクも、こんな子供に………と顔が言っている。
「ああ。聞いたぞ。シノ大尉の観測レーダー。アレを作ったのは、貴官だそうじゃないか。」
「え、で、でもあれは、観測ポッドをちょっといじくっただけで………。」
「それが、素晴らしい事だ。ジオンは今、君のような人間を必要としている。」
そう言って、ガルマは手を差し出す。
「彼が居ない間は、君が技術部の柱だ。お願いできるかな?少尉。」
そう言われるとヤマギが、
「………分かりました。」
そう言い、シノに顔を向けた。
「また会うまで、死なないでね。シノ。」
そう言われるとシノは、ニカッと笑い、
「安心しろヤマギ、ちょっと離れるだけだ。」
と言うが、ヤマギは心配そうな顔をした。無理は無いが………。
「そういう事だ。頼むぞ。603の諸君。」
ガルマがそう言い、シノ達は敬礼をした。
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その後、サイド3、ムンゾで行われた受勲式で、正式にヘンメは中佐に、シノは大尉になった。
そして、ジオンの地球侵攻作戦が始まる。ポッド効果部隊には、ヨーツンヘイムも含まれていた。
ヨーツンヘイムの窓から、落ちて行く戦士たちの明かりを目にするヤマギ。落ちて行くポットを見ながらぽつり、と言葉をこぼした。
「死なないでよ、シノ。」
もう、そう言うのはごめんだから。そう誰にも聞かれずこぼすと、
「少尉~!スネーク・アイの整備でちょっと不備があって――!!」
と、奥から声が聞こえてくる。
「あ、はい!!今いきます!!」
そう言い、無重力状態の通路を蹴るヤマギの手には、オリヴァーから譲り受けた、パットが握られていた。
次回、シノとオリヴァーがヨーツンヘイムを去ってから一か月余りが経った。そんな中、603は新たな試験機を渡される。
そして、その試験機と、パイロットと共に、ヤマギはシノの待つ地球へと向かう。
次回、Episode6【戦場の狼】
鉄血以外の作品から転生キャラは欲しいですか?
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どちらでも、、