「シロナ、何してるの?」
そう言いながらうつろな目をしたシャルルが俺の腕をつかんでくる
俺が一夏に話しかけようとしていることがいやらしい。いつからそんなことになってしまったんだろう...
ーーー
俺がこの世界に転生してきたのは20歳の時だ。不思議と焦りや不安というものは感じなかった。両親はすでに他界しているし友達も彼女もいなかったから未練もなかった
さすがに自分が転生した後の母親の母乳を飲むのは抵抗があったけど...
シャルルに出会ったのは俺が5歳のとき、母親と公園にいた時だった
「ねぇ、何してるの?」
はじめは可愛らしい女の子だと思った。
「僕シャルルっていうんだ!!」
その名前を聞いた時前世で見たISというアニメを思い出した。一時期そのアニメにはまっていたのでよく覚えている。まさかISの世界にこれたのでは?とおもった俺は少し興奮気味に、推しであるシャルルと仲良くなりたいと思った
それ以降俺とシャルルは公園でよく遊んだ
そんなある日のことシャルルがもじもじしながら俺に話しかけてきた
「ねぇ、シロナ。シロナって私のことどう思ってるの?」
「好きだよ」
俺はなんだか、からかってみたくなってそう返答した。それを聞いたシャルルは見たらすぐわかるくらい顔を真っ赤になっていった
「そうなんだ。じゃあ、大きくなったら私のお嫁さんになってくれる?」
「いいよ」
まぁ、幼いころにパパのお嫁さんになるのと一緒のことを思っているのだろうと思い俺はそれを了承した
俺は女で当然シャルルも女だから結婚できるはずはないのだが
俺はこの時、勘違いしてしまっていることに何も気づかなかった。原作のシャルルの本名はシャルロットであること、そしてシャルルが俺にお嫁さんになってほしいといっていたこと気付くべきだった
「私シロナとキスしてみたい!!」
「俺と?」
「うん!!」
「まぁ、いいよ」
ある日、シャルルがそんなことを言ってきた。俺としてはシャルルは可愛いし、満更でもなかったから了承した
「んっ」
そのキスは口を合わせるだけのいかにも子供らしいものだった
(長い...)
ただ一つ問題があるとすればそのキスが一向に終わらないことだ。シャルルは両腕を俺の首に回して完全にホールドしてきているので自分から離れることができない
すこし力づくでシャルルのホールドから逃れようとしてみたが
「んん!!」
逃がさないと言わんばかりに力を込められてしまった
「ぷはぁ!」
「はぁはぁ」
長いキスが終わりようやく解放された
「すごくドキドキするね」
頬を赤く染めたシャルルは息を荒げながら話しかけてきた
「うん」
俺はその話しかけに頷くことしかできなかった
ーーー
それからシャルルはキスを気に入ったのか頻繁にキスをねだってくるようになった
ひたすら口を合わせるその行為を繰り返していた。まぁ俺もその行為に不満があったわけでもなくかつての自分の推しとキスが出来ているというだけで満足だった
そんなある日だ。シャルルがいつもより興奮した様子で俺にキスをねだってきたのだ。俺はすこしおかしいと思いつつもいつものように受け入れた
「じゃあシロナ、こっちに来てよ!」
「え?」
そういいシャルルは俺の手を引いて公園の男性トイレの中に入っていった
何故トイレ?それも男性トイレの中に?
そんな俺の疑問をよそにシャルルはそのまま個室に入りカギを閉めてしまう
「えへへ、二人っきりだね」
「二人っきりって...」
トイレの個室という場所でそんなロマンチックなことを言ってくるシャルルに俺は思わず苦笑いをしてしまう
「じゃあ行くね」
シャルルは俺を壁際に押し付けるように迫ってくると両腕で俺の顔を掴んできた
「え?ちょっと」
「覚悟してね!」
戸惑う俺に捕食者のような目をしたシャルルが口づけをしてくる
「んん!?」
その日のキスはいつものような口を合わせるだけのキスではなかった
「んん、レロ」
シャルルは俺の口の中に自分の舌を侵入させてきたのだ。俺は驚きのあまり口を離そうと抵抗するが壁とシャルルにホールドされ更に顔も両手で固定されいるので身動きが取れなかった
「ん、ん~!!」
シャルルは俺に舌を入れるだけでは飽き足らず、両手を使って俺の耳を攻めてきた。
自分の耳がこんなに敏感だとは思わなかった
「ぷあぁ、はぁ、はぁ、どう?シロナ気持ちよかった?」
「はぁ、はぁ、お前何を考えてんだよ」
「えへへ、シロナとやってみたかったんだ。それにシロナの弱い部分も知ることが出来たし」
サワサワ~
そういいシャルルは俺の耳を触ってくる
「んん、やめろよ」
「ふふ、これからだよ?」
「これからって」
じゅるじゅるじゅる
「んああ!!」
シャルルはあろうことか俺の耳を直接舐めてきた。思わず俺は喘ぎ声を出してしまう
「まだまだだよ」
「ひっ」
その日俺はシャルルのことが怖くなった
ーーー
そんな行為をその後何度も繰り返されながらも日常を繰り返していた。
そんなある日だ、シャルルのお母さんが亡くなりデュノア家に引き取られた
俺がそのことを知った時にはすでにシャルルの姿はなくなっていた。
しかし俺をその事実をすぐに受け入れた。もちろん悲しかったし今すぐに会いたいという気持ちもあるが原作を知っている俺はいずれ主人公に出会い幸せになることを知っているのでこれ以上俺がかかわる必要はないだろうと思ったのだ
ーーー
「ここに来るのも懐かしいな...」
あれから一年、俺はシャルルとよく合っていたあの公園に来ていた。特に何か理由があるわけではなくただ何となくここにきてしまったのだ
「シロナ」
「え?」
そんな俺の名前を呼ぶ声がした。この声は
「シャルル!」
一年前に居なくなってしまったシャルルだった
感極まってしまった俺はシャルルの元に走りだした
「お前、なんでここに」
「シロナ」
シャルルは目の前まできた俺を抱きしめた
ビリ
「少し眠っていてね」
俺をシャルルに抱きしめられながら意識を手放した
ーーーー
「んんぅ」
俺が目を覚ますとそこはベッドの上だった
「あ、シロナ目を覚ました?」
俺が眠っているベッドの横に置かれている椅子に座っているシャルルが話しかけてきた
「シャルル、ここ、どこ?」
「シロナ、小さい頃にした約束覚えてる?」
俺の質問に答えることなくシャルルはそう問いかけてくる
「約束?」
「そう、大きくなったら僕のお嫁さんになってくれるっていう約束」
「あぁ、覚えてるけど」
「その約束を果たしてもらうね」
シャルルはそう言い未だに横になっている俺の上に覆いかぶさってきた
「え?」
「覚悟してね?」
シャルルは舌なめずりをしながら俺に襲い掛かってきた
その日、俺はシャルルに初めてを奪われた
ヤンデレが書きたかった...
r18版は期待しないで下さい