翌日シロナは赤ちゃんに母乳をあげていました。
ガチャ
「シロナ、おはよう」
そこにシャルルが入ってきました
「お、おはよう」
シャルルはシロナの母乳を飲む我が子には目もくれずシロナに目線を向けます。
「昨日は楽しかったね」
「う、ん。そうだね…」
シャルルの問いかけにシロナは少し青ざめながら返答します。
「じゃあ、行こっか?」
「え、どこに?」
「どこにって、IS学園だよ?」
シャルルはさも当然のような顔をして返答します。
「今から?」
「そう?何?嫌なの?またそれが原因?」
シャルルの突然の話についていけず何度も質問してしいます。シャルルにはそれが嫌がっているように見えたようです。
「そ、そんな事ないよ!ちょっと急なことで驚いただけだよ」
シャルルの雰囲気が変わったことに気がついたシロナはすぐに弁明をします。
「そうだよね。シロナが僕の言うことを否定するわけないもんね。もちろんそれは置いていくよね?」
シャルルはシロナが抱いている赤ん坊を見つめます。
「置いていくの?でも、誰が、面倒を、見るの?」
「そんなのベビーシッターでも雇って面倒見て貰えばいいじゃん」
シロナは赤ん坊を一緒に連れていけると思っていたようでシャルルの言ったことに表情が固まります。
「そ、そうだね…」
必死に否定をしたシロナですが、これ以上シャルルの機嫌を損ねるわけにいかないとなんとか言葉を絞り出します。
「さてと、今から荷造りしてね。2時間後に出発だから」
そう言い残しシャルルは部屋を出ました。
ぽたぽた
「ごめんね、こんなお母さんで。本当にごめんね」
シャルルが出ていってからシロナは赤ん坊を抱きしめながら泣きました。赤ん坊を必ず幸せにするために頑張っていこうとした矢先に起きたことです。
(情けない…)
「あなたにせめて名前を、」
ガチャ
「さあ、シロナ行こうか」
シロナが赤ん坊に最後に名前を付けてあげようとした瞬間に笑顔のシャルルが入ってきます。
「でも、まだ時間が」
シャルルが出ていってからまだ2時間も経ってはいません。そのことにシロナは戸惑います。
「そうだっけ?まあいいじゃん。行こっか。はい、それは置いて」
「え、あ、っ…。そうだね」
シロナが心底悲しそうに赤ん坊を見つめるてから決心をした顔をして赤ん坊をベッドに置いてシャルルの元に向かいます。
だき
「楽しみだね〜」
「うん」
シロナはシャルルに肩を抱かれながら部屋を出て行きます。
「プライベートジェット機で行けるから機内は2人っきりだよ」
空港に着いたシャルルのシロナはプライベートジェット機に乗りIS学園に向かいます。
「ねえ、シロナ」
「え、きゃ」
飛行機が飛び上がりシートベルトを外すとシャルルはシロナの手を引っ張り自分の膝の上に座らせます。
「あのさ」
「ひっ」
シャルルはシロナのお腹に手をあてます。シロナはその行動に対して悲鳴をあげます。
「またIS学園でも子供作ろうね。僕とシロナの愛の結晶を」
「…うん」
「後、言い忘れてたけどIS学園には一応シロナも入学する形になるからね」
「私も?」
「そ、ISに乗るとかはないけどね。僕って世界でも珍しい男性のIS操縦者だから色々と融通が聞くんだ」
「そうなんだ。シャルルと一緒に通えるなんて嬉しいよ」
「だよね!良かった!」
(今、シャルルの機嫌を損ねたらあの子に何されるか分からない)
ごくごく
「はい、シロナ」
シャルルは態々自分が飲んだ飲み物を差し出します。
「うん。ありがとう」
ーーー
「今日から転入してきました。シャルル・デュノアです!皆さん初めまして!」
「シロナです…」
「一夏くんに続いたシャルルくんもめっちゃイケメンよ!!」
IS学園に着いたシャルルとシロナは転入の挨拶を教室の前で行なっていました。シャルルに対して女子生徒の黄色い声援が飛び交います。
「後、一つ言っておくことがあるんですが、シロナ」
「な、んっ」
教室の前でシャルルはなんとシロナと口付けをしました。まるでシロナを自分のものだと証明するようです。
「んぅぅぅ、っぷは!はぁはぁ」
2人の間に唾液の糸が垂れます。
「シロナは僕の妻なのでよろしくお願いしますね」