案内された町ではアーツによる装飾や金属細工などから戦闘用の武器や小物まで多数の店が並んでいた
しかしそれらを簡単に売る商人はいない
「よそ者に売るものはない」のである
アクイラ)ん?これはいくらで?
商人)それは引き取り手のないごみだよ…欲しいと言われれば譲ってやらんこともない
アクイラ)ならこれと交換でも?
アクイラが見せたのはただの空薬莢
しかし商人はその条件をのんだ
商人)あんたには負けたよ…だが1kgまでだそれ以上は譲らん
アクイラ)ありがとうございます…むしろこちらの想定以上もいただけましたから
商人)あんたの薬莢はそれだけ価値があるのさ…
スズラン)お兄さん?買い物ですか?
商人)おや?妹さんかい?…!?
アクイラ)何も言わず振る舞え(小声)
スズラン)きれいなアクセサリーですね~
商人)ここにあるのは私の手作りだからね、何か買ってくかい?
スズランは商品を一つ一つ確認しながら選んでいる
青や赤以外にも翡翠や琥珀に似せた結晶もある
アクイラ)ほらおまけだよ…これからも頼む…
商人)ああ…これは店じまいかな…
アクイラ)行くところはあるのか?なければ私のもとに来ないか?
商人)あんたのもとが安全だとは思うが設備がないだろうし、ここから移動するにも何も渡せないぞ?
アクイラ)そうだな私がただのオペレーターならな
アクイラは一つの砲弾を見せる
それは高度なアーツによる「空中炸裂」型の貴重な一品
商人は受けとると同時にそれらを見抜き即座に返す
スズラン)これください!
アクイラ)どれにした…全部じゃないですか!?
商人)お嬢さん欲張りだね!そんなに気に入ってくれたかい!
スズラン)どれもキレイで優しい感じがして…暖かくなったんです!…だめですか?
アクイラの手にはすでに大量の龍門幣が用意されていた
商人は無言で受けとると店を片付け始める
スズラン)アクイラさん!?いつのまに??
アクイラ)これくらいは大丈夫ですよ?まあ1/5位予算が飛びましたが
スズラン)普段どれだけ稼いでるんですか…
そこから離れると飲食店が見えてくるも
アクイラはどこにも入らない
スズラン)お兄さんはどこに入るんです?
アクイラ)うーん…この路地曲がった所にいいお店がありそうですね
アクイラの読み通り明らかに裏社会に精通した人物の経営する店がある
スズラン)ここ…ですか…
アクイラ)邪魔するでー
店主)邪魔するなら何か喰うてけー
アクイラ)あいよー
店主)いらっしゃい!何作りましょう?
アクイラ)オススメと冷たいそうめんいけるかい?
スズラン)私は暖かいそうめんで!
店主)ちょいと待っときな
店主が厨房へ行くと周りを囲うように男達が来る
若人)なああんた?ここへまっすぐ来たがどういう店か知ってて来たんだよな?
アクイラ)ロドスオペレーターが表に入ったらろくなもん出されないからね
若人)ここはマトモだというのか?…ところであんたの隣で震えてるのもオペレーターか?
アクイラ)ええ…手を出したら…皆殺しですよ?
若人)そうかい!なら遠慮なく…
店主)そうめん二つとオススメの天ぷらだよ!お前ら!!またか!!
若人)すいません親父!最近物騒で…
店主)この男はアクイラさんだよ今は拳銃しかないが…そうだな…「いつものやつ見せてくれないか?」
アクイラ)いいですよ「コードブラック」
アクイラがそういうとどこからともなくスナイパーライフルと弾薬を抱えた人物が来て、それらをおいて、走り去る
アクイラ)いつも通りだな~手入れも万全!スズランさん食べてもいいですよ?
スズラン)…あっ…あったかい…美味しいです…
アクイラ)さて?私の証明はこれでいいですか?(チュルチュル)
若人)ああ…すまない…
スズランは横で美味しそうに麺をすすっている
アクイラはこっそりとカメラを使い撮影をしていると
???)無銭飲食だ!捕まえろ!!
???)表でたべれねえな!?
???)私たち払ったわよね?
なぜか追いかけられるオペレーター達
スズラン)皆さんたいへんですね~
アクイラ)表はああなるからイヤなんですよ…
スズラン)おじさんおかわりお願いします!
店主)あいよ!まってなー
アクイラ)店のシャッター下ろしといてください
若人)ああわかった
シャッターを閉めて数分後
明らかに見知った声が通り過ぎていく
アクイラ)行きましたか
スズラン)私たちも帰りましょう!皆さん待ってますし
アクイラとスズランは若人に連れられて(護衛)最初の広場に着く
アクイラを発見しこちらに来ようとして若人の姿を見つけるとどこかへ消えてしまう
アクイラ)よかった~やはりあなた方はそういう人物なんですね
若人)それはお互い様ですよ
スズラン)今日はありがとうございました!ご飯美味しかったです!!
若人)親父に伝えとくよ!じゃあ元気でな~
アクイラとスズランは迎えの車に乗り込む
それはロドス所属ではなく先程の組員の車であり誰からの邪魔をされる事なく帰路についた
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後日
スズランのもとに手紙が届く
「あのときの狐の嬢ちゃんへ
俺のそうめんが美味しかったと聞いて嬉しかったぜ。
また機会があれば寄ってくれ今度は俺特性の手打ち麺振る舞うからな!
あの兄さんもつれてこいよ!
ps.あの時はバタバタ押し掛けてすまなかった」
スズラン)店主さん…またいきますよ!絶対に!!
アクイラ)おかしい…嫌な予感がする…