セキレイ世界に転生   作:橘闘牙

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第二話

 目が覚めるとそこには、覚えのない天井が広がっていた。

 

 

「転生は、成功したのか?…ふぁー。」

 

 

 一瞬、状況を忘れかけたが思い出すことが出来たが、思わずあくびが出てしまった。

 

 

「あれ、何か声が高いような気がする。……鏡は、あった!?」

 

 

 声に違和感を覚えて、近くにあった鏡を見て、とても驚いた。

 

 

「なんで、小さくなってるの?」

 

 

 そんなことを考えていると、目の前に神界で見たプレートのようなものが、浮かび上がってきた。

 

 

「…ザー…将暉さん、聞こえているでしょうか。聞こえているのなら、手を振ってください。………無事転生できたようでなりよりです。」

 

 

 ちょうどいいタイミングで、神様が連絡をしてきた。

 

 

「ちょうど良かったです。あの、女神様この体どういう事でしょうか。」

 

 

 女神様に、見えるように大きく手を広げながら説明を求めた。

 

 

「ああー。そのことについても含めてこれから、話しますので、ちょっと待ってください。……それでは、神界で話せなかった部分について話させていただきます。」

 

 

 

 

「まず、小さくした理由としては、身体能力を上げる上でどうしても必要だったのでそのようにしました。肉体年齢としては6〜7歳くらいにしています。身体能力は、サーヴァント達との練習や鍛錬で上がっていくようにしておきました。過去の英雄達に稽古をつけていただいたほうが力の使い方が身に付きやすいと判断した結果です。後、私から授けた力はそのうち教えますね。

……それでは、この世界について説明する前に、あなたがどの程度の知識があるか、教えて下さい。」

 

 

 そう言うと、近くの机の上に一枚の紙とペンが出現した。

 

 

「今現れた紙に、あなたの知っていることを単語だけでもいいので、書いていってください。」

 

 

 言われたとおりに、記憶に残ってた話や設定に加えて、主人公などについて書いていった。

 

 

「……はい。分かりました。本当に大体のことはわかっているようですね。では、あなたや作者さえ知らない本当の話を説明させていただきます。セキレイは、お話上は人に近い生命体と考えられていますが、実際そこまでの違いはありません。人間の可能性を高めたものと思ってください。まあー、理解がしずらければ、魔法の下位互換とでもおもっていてぐたさい。

 ここからは、作品内でも語られていないことですが、物語の後半辺りから出てくる嵩天ですが、それはあなたがさっきまでいたここの事です。

 

 ……少し軽蔑されるかもしれませんが、私も娯楽に餓えていた時期がありました。その時思いつきで、始めたことがきっかけでした。8機の船に管理者たる女神(天使)を据えて、107体の鶺鴒をそれぞれに授け、地上で戦わせました。

 …しかし、そのうちの1機は不具合で海中に没してしまいました。(まあー、その原因は面白い世界が誕生したって思って覗き見てたら、その世界の攻撃がたまたま入ってきて当たっただけなんだけどね。)

 

 逆にそれが幸運とも思えました。残りの7機は、しっかりと目的を果たしていました。……ですが、その結果起こった戦いは、苛烈そのもので見るに耐えませんでした。そのため、途中でその戦いは止めましたが、遺恨は残ってしまいました。また、残った神器も問題でした。戦わせるんだからと用意した物だったため、その恩恵や効果は絶大です。…劣化は一応するようにしましたが、残り続けてしまいました。神器の存在に気を取られて、忘れてしまっていた最後の船が、最大の問題になってしまいました。

 海中に没していた船を回収しようと周辺を隆起させて、帰還命令を発しましたが、長年海中で待機させていたためか故障していたのでしょう。対応にしっくはっくしている間に、お話に語られているようになってしまったのです。」

 

 

 最後の方は、とても後悔していることが伝わってきた。

 

 

「あの、天才バカ(御中)なんか、創るんじゃなかった。…いやでもそれだと、佐橋皆人が生まれなくなる。ああー。!?」

 

 

 …本当に、大分後悔しているようだった。

 

 

「…丁寧なご説明ありがとうございます。……それで、女神様

これから俺はどうすればいいんでしょうか?」

 

 

「!?いや、今からでも御中広人を排除すれば!…だめだ、そんなことしたら世界のバランスが崩れてしまう!それに、私のポリシーにも反する。ああー、本当にどうしよう!」

 

 

 全く聞こえている気配がなかった。相当後悔していたのか、思い出したかのようにそんな愚痴が一時間以上続いた。

 

 

 

 

 

 

「お見苦しいところをお見せしてしまいました。」

 

 

 長かった愚痴がやっと終わってくれた。律儀に全て聞いていたために、さらに詳しいことも知れたので損なことばかりではなかったが、精神的にとても疲れてしまった。

 

 

「愚痴に付き合ってくださり、ありがとうございます。本当にあなたの徳の高さが伺いしれますね! 今後は、女神様ではなくアリアとお呼び下さい。

 

 さあー。お待たせしてしまいましたが、サーヴァントを紹介させていただきますね。」

 

 

 そう言うと、目の前に六人の男女が目に入った。

 

 

『はじめまして、マスター。』

 

 

 最初に目に入って来たのは、見慣れた四人だった、後の二人は、パッと思いつかなかった。

 

 

「ああー。そうでした。あと二人はこちらの方で選定していたんだった。…紹介をお願いします。」

 

 

 サーヴァント達がどこか、呆れた様な顔を一瞬のぞかせたが、すぐに自己紹介を始めてくれた。

 

 

「まずは、私からだな。サーヴァントアーチャー真名は衛宮士郎だ。これからよろしく頼む。」

 

 

「ん、次は俺か。サーヴァントランサー真名はクー・フーリンだ。よろしく頼むぜ。」

 

 

「次は、私ですね、サーヴァントセイバー真名はアルトリア・ペンドラゴンよろしくお願いします。マスター」

 

 

「私は、サーヴァントルーラー真名をジャンヌ・ダルクといいます。皆さんよろしくお願いします。」

 

 

「マスターはじめまして、サーヴァントバーサーカー真名を源頼光と申します。よろしくお願いしますねーマスター。」

 

 

「最後は、私ね。サーヴァントセイバー真名を宮本武蔵マスターよろしく頼むよ!」

 

 

 一人の名前を聞いて、忘れていたことをやっと思い出した…確か、源頼光彼女は、危険だったはず!

 思わず、頼光を二度見したあとでアリアの方をじっと眺めた。最初は、キョトンとしていたが意味を理解してくれたのか、サーヴァント達に重要な話があるのでと言って、退出するように言った。完全に退出を確認してから結界のような薄い膜を貼ってから話し始めた。

 

 

「将暉さん、いかがいたしましたか?」

 

 

 まだ、理解していないようだったのでなぜこんなふうになっているのか説明した。

 

 

「…なるほど、将暉が懸念されていることは、分かりました。ですが、そのような心配はございません。私もこれから見守って行くので下手な真似はしないはずですよ。(たぶん!)それに、このこと伝えるか迷いましたが、…伝えたいと思います。

 …正直な話をすると私地位的には最高神に当たるものですので、そんなのに睨まれたくないと思っているはずなので、危機を感じたら私のことを引き合いに出してください。そうすれば、やめてくれるはずです。(たぶん!)」

 

 

 その説明を聞いて、驚いたが転生や特典を貰ってる身なので、深く考えないことにして、話題を止めた。

 

 

「それと、聞き忘れていたがここは何処なんだ?」

 

 

 完全にそのことを忘れていたことに気づいて質問を投げかけた。

 

 

「ああー。そういえば、まだ伝えてませんでしたね。…ここは、出雲荘の隣の建物です!」

 

 

 それを聞いて、思わず窓の方へ駆け寄り見てみると確かに出雲荘が目に入った。

 

 

「あのー。これは、どういう意図でここにしたんでしょうか?」

 

 

 なぜ、こんなところにと思ったがアリアが、

 

 

「そんなの、ただ知り合いは多い方がいいと思ってここにしたんだよ。まだ、会うのは当分先だろうけど佐橋皆人君とか君と気が合いそうだったからここにしたんだ。」

 

 

 嬉しい気遣いに感謝を伝えると照れくさそうにしていた。

 

 

「……あ。忘れるところだった。……はい、これを美哉に渡してくださいね。」

 

 

 アリアから手紙を手渡された。

 

 

「そろそろ、時間なのでまたそのうちに。生活費等は、ご心配なく抜かりなく準備したので大丈夫なはずです。足りないと判断したら自動的に追加もしておくので何も心配ありませんよ。

 それでは、改めて良き人生を!」

 

 

 そう言い残すとプレートが消え、そこには通帳と市民票などの数多くの書類が残された。

 

 

「さぁーてと。アリアもああ言ってたし、この世界で暮らしていくかー。」

 

 

 そう言って扉を開くとそこには、エミヤが待っていた。

 

 

「マスター。やっと話が終わったか。さあー、早く待っている間に料理を用意した。腹が減っていることだろうと思ってな用意しておいたぞ。」

 

 

 エミヤに言われるまで、すっかり忘れていた。認識してからは、グゥーと大きな音がなった。

 

 

「はっはっ!どうやら予想は、当たっていたようだな、さあー、マスター料理はこっちだ。」

 

 

(マスター呼びは、やめさせよう。むず痒いし、変な誤解を受けそうだ。)

そんなことも考えたが、それも飯を済ませてからにしようと思考を切り替えた。

 

 

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