セキレイ世界に転生   作:橘闘牙

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第四話

 エミヤが、起こしに来る前には目が覚めた。下に降りていくとスパイシーな香りがしてきたので、料理中だとあたりを付けた。

 

 

「今日は、カレーか☆!なんか久しぶりのような気がする。」

 

 

 実際は、転生前の前日もカレーだったのでそこまで久しぶりのことではなかったが、これまでの濃い状況の連続だったので体感的にはもう一ヶ月くらい立ったように感じていたのかもしれない。

 

 

「おー。将暉起きたか!なーなーさっきのことは、…冗談だよなおい。」

 

 

「……さっきのこと、それってなんの事だっけ?」

 

 

 起きて、リビングに入るとクーが焦ってこちらに迫ってきた様子を見て、溜飲が下がったから忘れたフリをしてやった。

 

 

「いや、なんでもねぇー。俺の勘違いだったは!(ふう、良かったぜ。さすがにさっき言われたことを実行するにゃ死ぬ覚悟がいるがそんなアホな覚悟はしたかねぇーな。)」

 

 

 本当にホッとしたような顔を浮かべていたので、そのまま水に流すことにした。

 

 

「それはそうと、五人はどうなったんだ?」

 

 

 聞いてみると、クーと食事の準備を終えてきたエミヤが呆れたようにして話を始めた。

 

 

「ああー。五人ならまだ、地下で仲良くじゃれあってるぜ!」

 

 

 本当に呆れてしまった。あれから簡単に計算しても三時間以上も続いていることになる。

 

 

「さすが、英雄と呼ばれるだけのことはあるが…まだやってるのか!」

 

 

 止めに行こうとしたが、これは二人から説得させられてやめた。

 

 

「まあー。腹ペコ王もいるし、そのうち腹をすかして戻ってくるだろう。先に食べながら待とう。」

 

 

 

 

 

 

 あれから、更に二時間くらい経過したあたりでやっとじゃれ合いを終えて戻ってきた。時刻は八時を過ぎていた。

 

 

「こっちに原因があると思っているから、咎めはしないけど…さすがにかかり過ぎじゃないかな!」

 

 

 帰ってきた五人に対しては、疲れているかもという負い目がありつつもやらなきゃいけないと思い、短いながらも説教をした。

 

 

「美哉さんもあなたらしくありませんよ。あなたのところにいる鈿女さんと焔さんが探しに来ましたよ。

 

 時間がかかると思ったのとこっちにも責任があると思って、松さんまで呼んでこちらでご飯を食べていただきました。(まあー。その過程でセキレイのこと口走ってめっちゃ警戒されたけどね。)

 

 それに四人も俺が絡んでいるから、躍起になるのは分かるが恥ずかしことをやめてほしかっただけであって何時間も戦う必要性なんて、ないはずだ。

 特に武蔵お前勝負挑むためにあの状況を利用したろ。お前の性格は理解しているつもりだから別に怒りはしないが、もう少し俺のことも考えてくれよ。」

 

 

 といった感じで、説教していった。途中で自分の今の姿のことを思い出して笑ってしまった。

(六歳児に説教される女性五人という構図ができてるな。)

 

 

「 まあー、いいや。俺にも原因の一端を作った自覚はあるし、今回のことはこれで終わりだ。」

 

 

 そう言って、まず場を収めた。そこから今まで黙っていたジャンヌからあるものを渡された。

 

 

「将暉さん、これ頼まれていたメニューです。」

 

 

 感謝を伝えつつ、それを懐にしまった。

 

 

 

 その後で美哉さんにだけ、別室に移ってもらって手紙のことを含めた話を始めた。

 

 

「それで、美哉さん手紙を読んで状況を知ったと言っていたけどどの程度のことが手紙に書かれているか確認させてもらっていいでしょう?」

 

 

「それは、勿論かまいません。その前に一つよろしいでしょうか? 私のことはどうか美哉と呼び捨てにして下さい。」

 

 

 快い肯定の言葉を聞けたことにホッとしたが、むしろ次に出てきた名前の呼び方に対しては、強い無言の圧力を感じたため迷いを憶えつつもぎこちなく首を振った。

 

 

「ふむふむ、なるほど確かに現状をしっかり理解しているみたいですね。 まあー。それだったらさっきのことは控えて欲しかったです。武蔵が原因なのであなたを責める気は毛頭ありませんが、(あそこで止める側にいてくれていればとおもわくはないが!)あの場では、状況のすり合わせを優先してほしかったな。 っと、話がそれたな。こほん。

 そこで質問だが、美哉はアリアのことをどう思っているの?」

 

 

 大分答えずらい質問の自覚はあるので、興味本位の回答されるとは思っていない質問として後のものにスムーズに答えてもらう為の布石としての質問だったので、こちらからの質問を精査している。美哉が躊躇ったような感じでさっきの質問に対して口を開いた。

 

 

「 正直に話しますと、怒りを覚える話ではありましたが憎しみを憶えることはありません。生み出してくださったことへの感謝がアリア様にありますから、ですがアリア様も私たちのことから教訓を得て後悔を憶えていることは手紙の端々からも感じられました。なので、尊敬しているというのが私のアリア様への想いです。」

 

 

 こころの広いことだと感じた。

 

 

「それに悪いことばかりではありませんでしたしね!多くのセキレイたちといることは私にとっては楽しいことでもありましたから。

 一時期は、荒れていた時もありましたがその状況を救ってくれた恩人にも出会いましたしね。」

 

 

 恩人という言葉を聞いて、浅間建人を思い浮かべたが薬指に指輪がないことに気が付いた。

(そう言えば、挨拶に行ったときに浅間とは、名乗ってなかったな。 まあ、絶対聞かなきゃならないことでもないしいいか!)

 

 そこからは、知っている話との相違点などを確認しつつもスムーズに進んでいった。時計を見ると十時を過ぎていた。

 

 

「もう、こんな時間か!それじゃあ、美哉こっちは確認したい事は済んだけどそっちはなにかあるか?」

 

 

 一応確認してから、「ありません。」という言葉を聞いたので、この場はお開きにした。

終わった後は、肉体の関係か猛烈な睡魔に襲われたためエミヤたちに終わった旨を伝えてから大急ぎで寝床に入り

深い眠りに落ちた。

 

 

 

 (精神的に)疲れていたためか、お昼近くまで寝てしまっていた。昨日色々ありすぎて忘れていることがあるような気はしたが、腹が減っていたのでエミヤに頼んでご飯を作ってもらった。寝起きということもあってかあっさりとしつつもボリュームのある料理を振る舞ってくれた。食べ終わって、忘れていたものの正体を思い出した。

 

 

「やべー。昼からトレーニングだった。」

 

 

 大急ぎで、ジャンヌが待っているであろう地下に向かうとそこには如何にも不機嫌ですといった様子のジャンヌの姿があった。

 

 

「将暉さん、私はとても不機嫌です。理由は言わずとも分かりますね?」

 

 

 笑みを浮かべてはいるがそこからみじんも優しさは感じられなかったので、これは相当を怒っていると思いすぐに謝罪の言葉を伝えた。

 

 

「はい、すみませんでした。わたくしめが遅れたためであります。全面的わたくしがすべてわるいと思っています。」

 

 

 だが、これだけでは不十分だったのか「それだけですか?それとも言われなければ分かりませんか?」と言われたので、頭をフル回転させて考え、誠意を見せろということかと思い、

 

 

「ふぅーーー。 本当に申し訳ありませんでした。俺ができる事なら何でもするから、どうか許してください。」

 

 

 そこで、ジャンヌは''何でも’’という部分を強調しながらもなんとか許してくれたようだ。

 

 

「それでは、将暉昨日渡したメニューの内容はわかっていますか?」

 

 

 それを聞いて、またしまったと思った。まだ、全部に目は通していなかったからだ。また、ジャンヌの機嫌を損ねるのかと思って口が重くなったが、正直に分からないと答えた。

 ジャンヌはそれを聞いて、あきれたような表情を浮かべてたが、すぐに慈愛のこもったまなざしをこちらに向けて丁寧に説明してくれた。

 

 そこから、二か月は体力づくりと基礎作りのために費やした。その後の六か月は、アリアが授けてくれた魔術について、説明を受けたり、アルトリアから始まった剣術等といった戦闘技術を身に着けっていた。

途中からは、どこからか聞きつけたのか美哉も教えに来てくれた。

 

 

 

 




設定は細かに変更されていくかもしれないので、ご注意願います。
できるだけ設定がぶれないように心がけて書くつもりですが、たぶんそういったことが起こると思います。
そんな際はぜひ教えてください!お願いします。

遅まきながらサーヴァントの設定です。

女サーヴァントなどは基本的に主人公LOVE

男サーヴァントは過保護と考えてください。
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