型月の力を借りてヒーローアカデミア   作:憐忌

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高校生活スタートです!


個性把握テスト

入学初日登校

 

緊張のあまり何も見えていなかったが

「この学校敷地広すぎじゃね?」

いやよくよく思い出してみれば、実技試験のフィールドも校内だった

 

校舎もただデカいだけじゃなく

「ヒーローのHの形してるし」

入試の時の私は一体何を見てたんだ?

 

校門をくぐろうとすると

 

「おぉっお前は!」

 

振り返ると入試の時の命の恩人がいた

「電気仲間同士頑張ろうな!」

ニコニコで言われたが

 

「あのーごめん、私の個性電気あんまり関係ないの」

 

やっと誤解を晴らすことができた、非常に申し訳ない

 

「嘘言うなよあの巨大ロボットにでっけー雷食らわせてたじゃねぇか」

 

全くもってその通りなのだがそうじゃない

 

「いやあれはなんて言うか、召喚した武器の仕掛けが誤作動して放電しちゃっただけで、、、」

 

誤作動ではないがまぁそういうことにしておく

 

「なにぃ?!じゃぁあのド派手なのはうっかりってことか?」

 

雷に撃たれたようなという言葉が、こんなに会うやついないと思う

 

「まぁそうなの、なんかごめんよ」

 

「まぁお互い頑張ろうぜ!」

 

と言いながら私の制服をまじまじと見る

何か変だっただろうか

 

「お前、男だったんだな」

 

「はぁ?!」

 

今度は自分が落雷にあう番だった

いやいやいや

だって私の顔ってぐだ男とぐだ子とアルトリア顔を足して3で割った容姿だよ?

体格は男だしと考えてから気がつく

顔の要素の男女比が女性寄りだったことに

ちなみに髪はぐだ子寄りだ

 

「ば、バカ言うなよ、まぁちょっとはそうかもだけど」

 

「まぁいいや行こうぜ」

何かを察された

 

教室のドアは、何を想定してこの大きさにしたのか分からないが

やっぱりとにかくデカかった

 

自分の席でのんびり待っていると

 

「机に足をかけるな!

雄英の先輩方や

机の作成者方に

申し訳ないと思わないか!?」

 

誰かを注意する声が聞こえてそっちを見たら

入試の時の厳しそうなメガネくんだった

ほんとに厳しいな、いや机に足かけるのは確かにどうかって話だけど

 

思わねーよてめーどこ中だよ端役が!

 

注意された方爆発ヘアーの男子が、絵に書いたような不良のセリフを返していて

《あれ?ここヒーロー科だよね?》

微妙に不安な気持ちになった

 

気にしない、気にしない

自分に言い聞かせても

 

くそエリートじゃねえかブッ殺し甲斐がありそうだな

 

えぇー殺すって言っちゃったよ

気にしないのが難し過ぎる

 

あ、メガネくん改め飯田くんが別の人に話しかけた

あのモサモサ髪とそばかすは、緊張の子だ、緑谷出久て名前か

あんだけ緊張してて力を発揮できたのかスゲーな

 

レスキューポイントの話をしてるみたい

飯田くんはあれだな超真面目メガネキャラだな

ていうか緑谷くん巨大ロボットぶっ壊せたの!?

ってことは彼の本気って宝具並ってこと!?

 

後ろからもう1人、確か校門で緑谷くんと話してた女の子

って緑谷くんデレデレじゃんあれはフラグ立つ(脈アリだ)

 

やっぱりぼーっと人を眺めてるって面白いな

 

入口前の2人が何かに驚いて廊下の床を見る

するとそこから寝袋に入ったくたびれた人がでてきた

曰く担任の相澤 消太だそうだ

 

前言撤回、情報過多ですギブアップ

やっぱヤベェなヒーロー科

 

ともあれ指示された通り体操服を着てグラウンドへ

 

個性把握テストなるものを行うらしい

しかも最下位は除籍処分

でも自分の実力を知るチャンスだ

 

第1種目:50m走

 

入試の時の魔術を今回はガンドの必要が無いので全開で走る

4秒32

まずまずの記録だな

 

第2種目:握力

 

スキル 怪力Bを発動

スキルならランクBが最大

138kg

調子もだいぶ出てきた

 

第3種目:立ち幅跳び

スキル 魔力放出Cを発動

8.03m

消費が激しいやつはまだ危険かな

 

第4種目:反復横跳び

スキル 燕の早業Bを発動

93回

最後の数秒効果切れしてしまった

 

第5種目:ボール投げ

スキル 魔力放出B

533m

調子も出てきて、さっきより魔力放出のランクをあげても大丈夫だった

 

「緑谷くんはこのままだとマズいぞ・・・?」

 

飯田くんの言うとおり

確かに彼の記録は普通だ、とても宝具級の超パワーの持ち主とは思えない

本人もなんだか様子がおかしい

その目からは焦りとそれから迷いが見える

まるで力を使うのを恐れているようなだった

 

でも、だからこそ気になる、見てみたいその彼の真の力

 

緑谷くんの1投目

46m

 

先生に個性を消されたらしい

それから指導を受けてた

 

2投目

 

気配が、気迫が変わった

おおきく振りかぶってボールが指から離れるその瞬間

ボールが突然加速してぶっ飛んでいく

705.3m

 

すげぇ

指先だけの力で700m超えとは

しかし彼の指は腫れ上がっていた、それでもその拳を握りしめて

 

「まだ・・・・・動けます」

 

それを見てわかった、緑谷くんが先生と何を話していたのか

一投目は腕まるごとあの状態にしようとして

行動不能になることはするなと言われていたんだ

だから指だけ

あの一瞬でそれだけの事を考えて実行した彼はカッコよかった

 

その後の種目はつらそうだったけど最後までやりきっていたし

まさにヒーローを志す者って感じだった、見習わないと

 

恐怖の結果発表の時間がきた

 

「ちなみに除籍は嘘な」

 

《え?》

 

「君らの最大限を引き出す 合理的虚偽」

 

若干先生がニヤッとしていて、乗せられた感があり

地味に悔しかった

 

《まじかよかったーいきなり誰か除籍とか辛すぎるもんな》

 

その後はこれといって何もなく初日終了

 

魔力いっぱい使ったし早く帰って休もう

そう思って帰ろうとすると

 

「美型くん」

 

なんと呼び止めてきたのは緑谷くんだった

一緒に飯田くんと麗日さんもいる

指の怪我は治っていて変わりにちょっとぐったりしてるが

それでも小走りで追いかけて来たと言うことは何か大事な話だろうか?

 

「どうしたの?そんなに急いで」

 

「美型くんに話したいって言うか聞きたいことがあって」

 

「まぁ私が答えられることならいいよ」

 

初日でわざわざ聞いてくるってことは、よっぽど大事なことなんだろう

それに私も緑谷くんとはぜひ話してみたかったし

 

「今日の個性把握テストで君を見てて思ったんだけど

なんだか僕の個性に繋がる点があるような気がして」

 

「あー」

 

確かに身体能力の強化をという点では今日私が使った“個性(魔術)”と

緑谷くんの超パワーは近いかもしれない

 

「でも君は僕なんかよりずっと長時間安定して使えていたから

それで“個性”を使ってる時の感覚を知りたくて

それとせっかくだし美型くんも一緒に帰ろうよ」

 

流石だ

私はどんな魔術やスキルを使うかで頭の中いっぱいで、周りなんか全く見てなかったのに

彼は自分の個性を伸ばすために使える情報を周りから得ている

一日目なのにもう成長を始めてる

やっぱりすごい

 

「あのー美型くん?」

 

しまった、また自分の思考に意識を持っていかれてしまった

 

「いやぁ、なんて言うか緑谷くんは周りをよく見ててすごいなって思ったっていうか

あぁそうじゃなくて、具体的にはどんなことを話せば?

あ、駅までかな?」

 

「えーっと、僕の“個性”は確かにすごいパワーは出せるけど調整が効かなくて

だから美型くんはどんな風にパワーを調整してるのかなーって

あと、取り敢えず駅まででいいと思うよ」

 

「君たち2つの話を同時に進めるの上手いな?!」

 

思わず突っ込んできた飯田くんと、それを見て吹き出す麗日さん

自然と自分も笑ってしまっておもう

あぁ高校生になったんだな

 

4人で自分の個性の話をしながら帰った

 

「私はなんて言うか体の中にあるエネルギーを

強化したい部位に集めて強化したり

放出して運動エネルギーに変えたり

してるかなー」

ものすごく説明しづらいので魔術回路のこととかは端折って説明する

 

「へーじゃぁ体内に蓄えたエネルギーを使うタイプなんだね」

 

「そうだねー私は魔力って呼んでる」

 

「そうなると弱点はエネルギー切れだな!」

 

最初は聞いていただけの麗日さんと飯田くんも

話しに入ってきてくれて盛り上がってきた

 

「そうだねー

生命力と言っても過言じゃないから

使い過ぎると、ちょっとやばい」

 

そう言ってる間に駅に着いた

「またあした」

「じゃーねー」

 

学校生活初日が終わった




気がついたらデクくんのことめっちゃ褒めてて笑った
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