Death mark Vegito 作:名無しのななな
「ここで私ができる道は二つ」
「一つはこのまま死を選ぶ道」
「…もう一つは何だ」
「シルシに抗う道です。」
そういえばポタラの制限時間がそろそろ切れる時間だが…
「まずは、怪異の出現した場所を、調べる必要がありそうです」
「…怪異スポットを調べろってことか?」
「はい。天から垂れる蜘蛛の糸のような、か細い可能性ですが…」
どうなっている?別の次元に来ちまって時間感覚もおかしくなっちまったか?
それともこのシルシのせいか?可能性はゼロじゃないし、どっちにしろさっさと消さないとな…
「さっさと行こうぜ?」
頭で考えても仕方ない。行動しないと始まらん。
「おじさん…」
未知なものほど怖いものはないというから仕方ないが、怯えているな。
萌とは反対にベジットは怪異がどんな奴なのか気になり、若干この状況を楽しんでいる。
戦闘民族サイヤ人の血がそうさせているのだろう。
なぜなら、怪異はシルシを刻むことによって殺害予告をしているようなものだ。
ベジットからしたらどんな風に殺してくるのかわくわくするのも無理はない。
「…お前を信頼しよう。メリイ」
「シルシに抗うということですね」
「かしこまりました。ではお三方にできる限り尽力いたしましょう。」
メリイにもなんか秘密がありそうだな…とりあえず、今は花彦くんだったな…
それで、これがこの世界の車か…俺の世界じゃ免許が必要だったがこっちではどうなんだ?
…待てよ。
「なあ、一ついいか。」
「どうかしたか?」
「メリイによるとお前はかなり記憶を失ったと聞いたが、大丈夫なのか?」
「たしかに…ベジットさんは運転できないんですか?」
悪いがこんな車は見たことないんでな。俺の世界と違いすぎるし免許を持っていない。
「悪いが、こんな車は運転したことないんでな」
「やっぱりベジットさん海外の人…?さっきの話が本当だったら宇宙人説も濃厚ですよ?」
宇宙人、か…戦闘民族サイヤ人だが、萌に話すとめんどくさそうだ。黙っておこう。
「運転は大丈夫、問題ない…はずだ。ハンドルを握れば、そのうちいろいろ思い出す。」
「なにそれ、なんか怖いんだけど」
「命が掛かってるんだ。悪いが、少しスリルを味わってくれ。」
「…おじさん、見かけみよらず無茶するタイプなんだね」
「こんなことで面倒ごとはごめんだぜ?」
まあ最悪、捕まったら三人で車ごとメリイの近くに瞬間移動すればいい。
「くれぐれも安全運転でよろしくね」
「…努力はしよう。」
メリイが言うに、ここからH小学校までは十分ほど…
その間に車の助手席でポタラの時間が切れないといいが…
ここでなぜ死印の世界にベジットさんを放り込んだ理由を説明します。
第一の理由は私(作者)が好きだから
第二に孫悟空とベジータの合体だから
この理由は穏やかすぎず、厳しすぎずといった理由です。
こちらの小説は怪異を救済したり破壊したりします。
ゴジータさんでもよかったのでは?となりますが、彼は劇場版で実質怪異と同じジャネンバと戦っているのでなしにしました。
ソウルパニッシャーぶっぱじゃ本当の意味で救済にはなりませんので…
少々ネタバレになりますが、孫悟空とベジータ、どちらか一方だけでも怪異相手に充分無双できます。
第三は頭脳です。
死印は初見殺しなところがあります。
ゲームでは救済ルートも破壊ルートも頭使わないとマジでたどり着けないです。もう何回死んだかわからないレベルで()
魔人ブウ戦で頭脳的なところを見せたベジットさんが一番好都合でした。
なお、ジャネンバ戦後で幽霊がまだこの世で怪異として猛威を振るってたとかいう設定を一瞬考えたのは内緒