Death mark Vegito   作:名無しのななな

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やっと書く時間で来た…


12(八敷視点)

収納スペースの下には何かが敷き詰められており、怪我はなかった。

 

ここに隠れているうちに、ベジットさんが何とかしてくれる。とはいえ、ここは妙なにおいで溢れており、長居したくない。

 

「あ…点いた!」

 

萌の手には先ほどの不調が嘘のように光る懐中電灯があった。

 

「ここは一体どうなっているんだ…?」

 

収納スペースを照らす。するとそこには…

 

 

無数の死体と縦横無尽に絡み合う植物が広がっていた。

 

 

「さっきの警備員と同じ…だな。」

 

「それにしても…どれくらい前の出来事だろう…」

 

死体は完全に白骨化している。あまり見るなと言いたいがどこにライトを照らしても死体がある。

 

そのとき、萌が「ひ!」と悲鳴を上げ、後ろに下がった。

 

「どうした!?」

 

「あそこ!な、何か動いた!ほら!奥の方!」

 

あそこ!と萌がライトで示した先にはパイプベッドが置かれている。マットレスからは下水のようなひどい匂いがする。

 

そんな場所に何かが潜んでいる…?

 

「ほ、ほらまた!何かいるって!」

 

すると、下から何者かが這い出てきた。

 

「おいおい。勘弁しろよ。俺はちゃんと人間だ。化け物じゃない。」

 

「ひ、人!?なんでこんなところにいるの!?」

 

男はうんざりとした表情で唇の片側を上げる。

 

「貴様らと同じだ。廊下で化け物に会って、ここに逃げ込んだんだ。」

 

「少しの間、あそこに隠れてたんだ。人間だからってまともな奴とは限らないからな。」

 

皮肉に満ちた冷笑、といったところか。

 

「にしても、お前はなんでこんなところにいるんだ?」

 

「それは貴様らも同じだろう?こんな夜中に中年とガキで来る場所とは思えんが」

 

どう答えたものか。シルシを消すために調査に来た、なんて素直には言えない。どう言うか迷っていると男は鼻で笑い、踵を返した。

 

「まあいい。察しは付く。詳しいことはここを出てからだ。」

 

萌が「同感」と震え上がっている。

 

「俺は【真下悟】。元刑事だ。」

 

「刑事なの!?」

 

「誤解のないように言っておくが、俺は個人的な調査でここにいる。そこのマットレスを見てみろ。」

 

言われたままマットレスにライトを向けるとそれは赤黒く変色した血の跡があった。

 

「そいつの横にはバットとロープ…蝋燭もあったな…想像してみろ。この空間で何が行われていたのか。」

 

「そ、それって…」

 

「萌!想像しなくていい!」

 

「ガキにはお勧めできないか。そういえば、さっきの地震は何だ?」

 

「…時期に分かる。」

 

おそらくベジットさんだろう。職員室のドアを破り、廊下にまで穴を開けたくらいだ。

 

「化け物…じゃないだろうな?」

 

「一応人間だ。」

 

ある意味化け物だが…

 

「さっさと行くぞ。…遅れるなよ。」

 

真下は勝手に梯子を上り始める。

 

ベジットさんのことが少し心配ではあるが…まあ、大丈夫だろう。




リアルきつE
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