Death mark Vegito 作:名無しのななな
まさか会話ができるとは…人造人間と同じ感じなのか?
萌とメリイの女子トークのような何かを喋ってるうちにメリイという自己紹介が聞こえた。
メリイ、か。にしても喋る人形か…戦闘向きではなさそうだな
ベジットは過去にドクターゲロが生み出した人造人間たちを思い出す。
そういえば、ポタラの合体時間もそろそろ切れてもおかしくないんだが…と考えていると
萌とメリイの会話を切り裂くように大時計の鐘が鳴り響く。その途端に萌の表情が曇っていく。
「…この痣がシルシってことはもうすぐ死んじゃうかもしれないんですよね。どうすればいいんだろう」
死刑宣告されているようなもんだから怖いのも当然か…まあ…
「大丈夫だ。本当に殺されそうになったら手を貸してやる。」
「ベジットさんは怪異に出会ったことがあるの?」と不思議がりなら聞いてくる。どうやら、八敷も同じことを聞きたかったようだ。
「怪異には出会ったことはない。」
怪異は見たことないし今日初めて知った。ただ…
「だが…幽霊はたくさん見てきた。」
「「えっ…」」
そんなに驚くことか?いや、死んだことがあるからなおさら違和感がないんだろうな。俺自身も一度幽霊になったようなもんだからな。
ベジットは孫悟空が地球上で魔人ブウを時間稼ぎするためにスーパーサイヤ人3になったときと魔人ブウを討つため、ベジータが占い婆と一緒にあの世から地球に来た時を思い出す。
どちらのときも頭の上に輪っかがついており、幽霊かと聞かれたら否定はできない。
「それって見間違えとかじゃなくて…?」
まあ疑いたくなるのも無理はないな。だが、このシルシを何とかしてからだな。
「このシルシが消えたら話してやろう。で、メリイ。俺たちはどうすればいい?」
「そうでございますね…まずはシルシを刻まれた場所がどこか、心当たりはありませんか?」
「三人ともその場所でシルシを刻まれたかもしれません。」
「三人とも…?ということはおじさんも?」と萌が男に聞く。
そういえばこの男の名前や状況を把握していなかったな。唯一把握してるとしたら九条さやの弟子、くらいだが…
「実は、自分の名前、何歳なのか、どこに住んでいたのかわからない。」と言い、仮名は八敷一男だと名乗った。
なるほど…シルシの記憶障害とやらか。いや、待てよ。なら九条さやの弟子というのははったりになるな。
ベジットは八敷一男という男が九条さやの弟子ではないかもしれないと感じた。しかし、記憶がない彼に聞くことはできない。
俺は今のところは何もない。萌は自分の名前を完全に忘れるほど記憶障害は進んでいない。
この男の記憶障害の進み具合を考えると…
「つまり、俺や萌よりも死に近いってわけだ。」
この結論に至る。八敷は顔をしかめる。
「萌かベジットさん、心当たりないか?」
記憶がないこいつにとって望みの綱は俺たちしかいない。悪いが…
「あるにはある、だが怪異スポットかは確信がない。」
俺はこの世界を知らん。萌が知らなかったらゲームオーバーだ。
ベジットがこの世界に来て十数分しか経っていない。他の印人の気は分かるが、怪異の気はわからない。
強いて言うならこの世界に来てすぐのあの白い女くらいだが、今あいつの気は感じない。
「実は私、心霊系の記者を目指してて…生で幽霊を見たいと思ってたんだ」と萌が続ける。脈ありのようだ。
「そしたら投稿欄で見つけたの。【H小学校】で【花彦くん】を見たって」
【花彦くん】か…花子さんに似ているな。
「聞いたことがございます。亡き主人も興味を持っておりました。」とメリイが言う。
「その花彦くんのことを聞かせてくれ」と八敷がメリイに問う。
「承知いたしました。…ではお話いたしましょう…花彦くんの噂を…」
ベジットさんは記憶障害が進んでいないことを強調するためにベジットさんの過去を何個か上げましたがいかがだったでしょうか?
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輪っかがついてるときって幽霊扱いなんですかね?←曖昧なのに小説書いてるやーつ
そいえばDBZでベジットさん初登場の時命がある悟空と死んでるベジータがポタラで合体しましたが、あれどっち判定なんですかね輪っかないから生きてる判定かな?
ベジットさんは花子さん知っているということで(実は作者がはじめて花彦くんという名前を聞いて真っ先に思い付いたことです)
次は花彦くんの噂だけになりそうですのでちゃちゃっと書きたいです