Death mark Vegito   作:名無しのななな

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今回は誰視点でもありません。
強いて言うならメリイが少し喋ってるくらいです。




7(うわさ)

 

東京都のH市。その街に「シルシを持つものは死ぬ」という奇怪な噂が広まっていた。

 

ある日、突然体に刻まれてしまう異様な痣、それがシルシだ。

 

痣が表れる原因は呪いや祟り、知らぬ間に幽霊に遭遇したせいなどと言われ、痣を持つものは死を迎える。

 

 

 

ねえ、聞いた?

 

H市のあちこちの学校で噂になっている、例の男の子の幽霊…

 

花彦くん、また出たらしいよ

 

その花彦くんなんだけどさ…夜、学校の鏡をのぞくと現れるらしいの

 

でね、質問してくるんだって…

 

 

…ぼく、きれい?…

 

 

その時、「いいえ」って答えたら大丈夫なんだけどさ

 

「はい」って答えちゃうと…

 

 

…じゃあ 赤いのちょうだい…

 

 

そう言い残して、花彦くんは消えちゃうの

 

でもね、それで終わりじゃないんだ

 

花彦くんは大人がキライでね…

 

もし質問した人が大人なら死んじゃうらしいよ

 

それも変な死に方でさ…

 

 

体中の血液を抜かれてたらしいの

 

 

でさ、死体のそばには…

 

一輪のバラが残ってたんだって…

 

 

血に濡れた真っ赤な薔薇が…さ

 

 

誰もいないはずの学校で鏡を見ると、そこには異様な姿をした子どもが現れる。

 

巷で囁かれる噂によると、花彦くんの質問に頷いてはいけない。

 

そしてなぜか、花彦くんは大人を嫌っている。

 

その噂の真相は…

 

 

「花彦くんの現れた場所を調べてみる必要がありますね。」

 

「得てして、噂とは歪みやすいもの。」

 

「人から人へ伝播するうちに、勘違いや思い込みも混じるでしょう。」

 

「ですが、真実を含んでいることもございます。」

 

「死と生は同じ場所にあるもの」

 

「もし、そのH小学校でシルシが刻まれたとすれば…」

 

「それを消す術もそこにあるはず」

 

「探し出してください。シルシを消滅させるための鍵を…」

 

「逃れる術は、それしかありません。」

 

「花彦くんはH小学校で現れました。」

 

「シルシは子どもであろうと容赦なく牙を剥き、命を奪うでしょう。」

 

「H小学校を調査するのであれば、道中はくれぐれも道草を食わぬようにお願いします。」

 

 

花彦くんを狩る、もしくは浄化することによってシルシを消すことができます。

 

過去に萌は花彦くんを見た、もしくは遭遇した。しかし、八敷は?ベジットは?

 

自分自身の名前やした行動を一瞬忘れる程度に記憶障害が進んだ萌。

 

自分自身の名前さえ忘れるほど記憶障害が進んだ八敷。

 

そして自分自身が何者なのかがわかり、記憶障害が全く進んでいないベジット。

 

後者の二人はH小学校に入り、鏡を見たのだろうか。

 

八敷もベジットも少なくとも子どもではない。むしろ大人だ。

 




今回は花彦くんを知ってもらいたいため、ざっくりした説明パートのような感じです。
ジャスト千文字!とはいきませんでしたが短くする努力はしました。
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