――雄英高校会議室――
今ここではヒーロー科を受けた受験者たちの合否を審査していた。
教師「今年は豊作じゃないか?」
「あの巨大仮想
『思わずYEARって言ってしまったぜ!』
「だけどその攻撃で自身の腕をひどく損傷、まるで個性が発現したての赤子みたいだな?」
「それに
「それに対して
「他が後半鈍っていくなか派手な個性で引きつけて撃破しつづけた」
『YEAR!派手といやコイツもそうだぜ?吹っ飛ばししてはいないがあの巨大仮想
「最初はオドオドとしていて大丈夫かコイツ?と思ったけど彼すごかったね!」
『それに倒れてるやつを助けるガッツもあった!俺は気に入ったぜ!!YEAR!!』
(ったくワイワイと…)
「話たいのは分かるけど早く合否を審査しないとね!」
「「「はーい」」」
教師たちの審査は続く。
そして試験から1週間と少しが経過したある日。
――能登・実家――
能登「はあぁ~試験受かっているかな~」
能登母「なんね武、そげん心配することないべろさ!」
能登「だげどもおっ母…」
能登母「武はどーんと構えておけばいいべろさー!」
実家のジャガイモ農園の畑の作業をしながら話していると…
能登父「お~い武ーー!」
能登「おっ父?どうしたのさー?」
能登父「お前あてに雄英から郵便が来てだべさー!」
能登「ええっ!?雄英から!?」
能登母「武!早く見てくるさね!」
能登「うっうん!」
父から手紙を受け取り自身の部屋に戻る能登。そして手紙を開けると薄い円形の機械のようなものが入っていた。
能登「何だべこれ?《ポチッ…ブゥゥン!》わああっ!?」
(オ)マイト『ハーハッハッハッ!!私が投影された!!初めまして能登少年!私はオールマイト!』
能登「えええ!?オールマイト!?なんでオールマイトが!?」
(オ)マイト『驚いたかね?実はこの度雄英で教師をすることになってね!おっと時間が押しているから早くしよう!筆記はよく出来ていた。そして実技の方だが君はよく倒していたはいたのだが…これだけじゃ合格にするかはちょっと厳しい…』
能登(やっぱり僕じゃ…)
(オ)マイト『そう、これだけならね!』
能登「えっ…?」
(オ)マイト『実は私たちが見ていたのは何も
能登(そういえば…)
(オ)マイト『そう!私たちが見ていたのは
能登「っ!?」
(オ)マイト『人助け!正しいことをした人間を排斥しちまうヒーロー科があってたまるかって話だよ!!綺麗ごと?上等さ!命を賭してきれいごと実践するのがヒーローさ!!…
オールマイトの隣にあるモニターには
能登「っっっ!!」
(オ)マイト『合格だ!能登少年!』
能登「やっ…」
(オ)マイト『来いよ能登少年!ここが君のヒーローアカデミアだ!!』
能登「やっただーー!!」
涙を流しながら喜ぶ能登。そこに…
能登母「おめでとうさね!!武!!」
能登「おっ母!!」
能登母「結果が気になっての~つい盗み聞ぎしちょもうた~」
能登「ええっー!?」
能登父「すまんのー武。じゃがおめでとう!」
能登「おっ父、おっ母!おら立派なヒーローになるだよ!!」
能登母「その意気じゃ武!!」
こうして無事に雄英に合格した能登。そしてこれは新たに彼がヒーローになる為の生活の始まりでもあった。
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――雄英高校――
無事に雄英に合格できた能登。彼は雄英近くのアパートを借りて1人暮らしをすることになった。流石に北海道から通学するのは無理がある。そして彼はいま雄英の校舎内を歩いていた。
能登「え~とA組は…あったここだ!…ドア大きいな~僕にとってはありがたいけど」
能登はそう言いつつ教室のドアを開ける。
ガラララ…
能登がドアを開けると視線が集まる。どんな奴なのかという興味もあるが彼の場合は身長が大きいため余計に視線が集まってしまう。
能登(わあああ…視線が怖いよ~)
視線に対して少し委縮していると…
カッカッカッ!!
飯田「おはよう!俺は私立聡明中学出身の飯田天哉という!」
能登「おっおおおおはよう!僕は能登武…です!」あわあわ…
飯田「能登くんか!これからよろしく頼む!席中については教卓の上にプリントが置いてあるぞ!」
能登「あっありがとう飯田くん(すごい勢いがある人だ…)」
席順のプリントを確認して自分の席に向かう能登。
| 葉隠 | 耳郎 | 尾白 | 青山 |
| 爆豪 | 瀬呂 | 上鳴 | 芦戸 |
| 緑谷 | 常闇 | 切島 | 蛙吹 |
| 峰田 | 轟 | 砂藤 | 飯田 |
| 八百万 | 能登 | 障子 | 麗日 |
能登(ここか…)
荷物を置いて一息つくと隣の席の女子が話しかけてきた。
八百万「私は八百万百と申します。これからお隣同士よろしくお願いしますね能登さん!」
能登「あっ!えっと僕のほうこそよろしくお願いします…ってどうして僕の名前を…?」
八百万「先ほど飯田さんとの挨拶が聞こえてましたので」
能登「あっそういうことかぁ」
八百万「もしかして勝手に聞いてしまってご気分を害されましたでしょうか?」
能登「えっ?いやいやいやそんなことないよ!大丈夫だよ!これからよろしくね八百万さん!」
八百万「はい!これからよろしくお願いします!」
八百万と自己紹介をしていると周りが話しかけてくる。
障子「俺は障子目蔵という。これからよろしくな」
砂藤「俺は砂藤力道!よろしくな!」
常闇「常闇踏影だ、よろしく頼む」
切島「俺は切島鋭次郎!よろしくな!」
能登「ぼっ僕は能登武!よろしく…です!」
切島「しかし能登おめぇでっけぇなー!いくつあるんだ!?」
能登「身長は…確か208㎝だったかなぁ」
能登が身長の数値を言うと皆驚いた顔をする。
切島「200㎝ってマジか!?通りでデカいわけだぜ!」
砂藤「俺もデカい方だけどよ、誰かを見上げるってこんな感じなんだな」
切島「なあなあ能登!肩車してくれるか!?」
能登「えっ!?うっうんそれぐらいいいよ」
背を屈めて切島を肩車する能登。
切島「うっひょ―!高えぇ!」
能登「きっ切島くん、大丈夫?」
切島「おう!それよりも気持ちいいぜ!」
切島を肩車していると後ろから背中をつつかれる。
ツンツン…
能登「ん…?」クルッ
????「試験ぶりだね」
能登「……えーと」
????「覚えてない?試験で怪我してたウチを助けてくれたじゃん?」
能登「…あっー!あの時の!!ケガはもう大丈夫!?」
耳郎「おかげさまで、そういや自己紹介がまだだったね。ウチは耳郎響香、よろしく!」
能登「ぼっ僕は能登武!よろしくね!」
2人が自己紹介を済ませると周りにいたクラスメイトが質問してくる。
八百万「能登さん、耳郎さんと面識が?」
能登「うっうん、試験会場が一緒だったんだ」
耳郎「ウチ試験終盤で出た巨大ロボの衝撃で崩れた瓦礫で怪我しちゃって動けなかったんだよね。そこを能登が助けてくれたんだよね」
八百万「まあなんと!能登さん本当ですか!?」
切島「能登!お前漢だな!!」
切島が肩車越しに言ってくる。
能登「そっそんな恥ずかしいよ~//あの時めちゃくちゃ怖かったんだよ!?」
耳郎「確かに『あっち行けーー!』って言いながらロボットに攻撃してたね(笑)」
能登「ううぅ~滅茶苦茶恥ずかしいよ~//」
耳郎「ごめんごめん(笑)でもその攻撃でロボットの腕破壊してくれたおかげで助かったんだけどね!」
耳郎の発言に驚くクラスメイト。
切島「マジか能登!?お前あの巨大ロボットの腕破壊したのか!?」
常闇「すごいな…」
障子「そんなに強い個性なのか?」
そんなこんな楽しく皆と話していると…
????「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け…ここはヒーロー科だぞ…」
クラス(((((だれ!?)))))
相澤「はい静かになるまで8秒掛かりました。時間は有限、君たちは合理性に欠けるね…担任の相澤消太だ、よろしく…」
クラス(((((担任!?)))))
相澤「早速だけど
言われるがままにA組の生徒は体操服に着替えてグラウンドへ向かう。
――グラウンド――
クラス「「「「「個性把握テストォ!!?」」」」」
????「入学式は!?ガイダンスは!?」
相澤「ヒーローになるならそんな悠長な行事に出る時間はないよ。雄英は自由な校風が売り文句、そしてそれは先生側も然りだ…」
クラス「「「「「………」」」」」
相澤「中学のときやってるだろ?個性禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を取り続けている。合理的じゃない。まあ文部科学省の怠慢だよ。爆豪、中学の時のソフトボール投げ何mだった?」
爆豪「67m…」
相澤「じゃあ個性を使って投げろてみろ。円から出なきゃ何してもいいから。」
相澤はそう言うと爆豪に機械式のボールを投げ渡す。
相澤「思いっきりな」
爆豪「んじゃまあ(球威に爆風を乗せて!)…死ねぇ!!!!」ボォンッ!!
爆風に乗ったボールは凄まじい勢いで飛んでいく。
ピピ…!
相澤「……まずは己の限界を知る、それがヒーローの素地を作る合理的手段」
相澤が持っていた計測端末には705.2mと表示されていた。それを見たA組の生徒は沸き立つ。
切島「700mってマジか!?」
????「なにこれ!面白そう!!」
瀬呂「個性思いっきり使えんのかよ!流石ヒーロー科!!」
相澤「………面白そう…か…ヒーローになる為の3年間、そんな腹づもりでいるつもりか?よしトータル成績再開の者は見込みなしと判断し除籍処分としよう」
クラス「「「「「………はああああああっ!!?」」」」」
????「最下位除籍って!?初日ですよ!?いや初日じゃなくても理不尽すぎる!!」
相澤「自然災害…大事故…身勝手な
飯田(洗礼というには重すぎる、これが最高峰!やるしかない!)
爆豪(もっと行けんな!)
能登(ひいぃぃー!大丈夫かな!?)
相澤「さてデモンストレーションは終わり、こっからが本番だ。準備しろ」
かくして最下位は除籍という過酷な体力テストが始まったのであった。
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――ソフトボール投げ――
相澤「よし、つぎ能登」
能登「はっはい!」
相澤に呼ばれ円に入る能登。
相澤「じゅあ個性使って投げろ(こいつ今のところ使ってないな…)」
能登「はははっはい!(あわわわわ!結果残さなきゃやばいよ~!今僕にできる最大火力で飛ばせば!)ふんんっ!」ボボボッ!ドンッ!!
切島「なんだあれ?大砲?」
瀬呂「武器を作る個性か?強いなー」
能登は個性を使って武器を形成する。そして出来上がったのは
能登「うっ撃ちます!」
カチン…ドオォォン!!!
クラス「うわっ!?」「すげぇっ!?」
ボールは轟音と共に空の彼方へと消えていき…
ピピ…
相澤「……」スッ…
相澤の端末には11208mと表示されていた。
クラス「1万ってマジかよ!?」「無限の次にすげぇ!!」
能登「はあぁ~上手くいってよかったぁ~」
その後もなんとか体力テストをこなしていく能登。そして全種目が終わり結果が表示される。
相澤「ちなみに除籍は嘘ね」
クラス「「「「「えっ……?」」」」」
相澤「君たちの最大限を引き出す合理的虚偽!」
クラス「「「ハアアアアッーー!?」」」
八百万「あんなの嘘に決まってるじゃない…ちょっと考えればわかりますわ」
能登「ふえぇ~よかったぁ~」
相澤「そゆこと、これにて終わりだ教室にカリキュラム等の書類あるから目を通しとけ。あっあと緑谷、
除籍という言葉にドキドキしながらもなんとか体力テストを乗り越えた能登であった。ちなみに11位で意外と好成績。
能登「はあぁ…初日から疲れた…」