「あなたは一体何者なの?」
自分が知らなかった感覚の中で動けないわたしにかわって、隣にいる仲間が聞いてくれました。
「......助けてもらったお礼より先に、『何者か?』なんてちょっとお行儀が悪いんじゃないの?っと、今はそんな話をしてる場合じゃないわ。私たちは戦えるけどあなたたちはそうじゃないでしょ?」と言うと彼女は突然、
「パレオ―!」
と叫んだと思えば、
「はいチュチュ様ー!♥ パレオ、参上いたしました。」
次の瞬間には私たちの背後に一人の女の子が立っていました。特徴的な2色のカラーが入ったツインテールのかわいい女の子です。っていうかどこから出てきましたッ?!!
「パレオ、この2人を安全な場所まで連れて行って。」
「はいチュチュ様、かしこまりましたー!ところで安全な場所とは『ホーム』のことでよろしいので?」
「仕方ないでしょ。放っておくわけにはいかないわ。」
「かしこまりました!ささ、お2人とも!早速行きましょう。」
「ちょちょ、ちょっと待ってください!行くってどこへですか?」
あまりの話の速さに、慌ててわたしはききました。
「細かい話はあとでするわ。今はあなたたちに避難してもらうのが先決よ。頼んだわよパレオ。」
「お任せください!」
するとネコ耳の彼女は、機械兵士たちのもとへ走って行ってしまった。
「それでは出発しましょう。」
「あの子は大丈夫なんですか?一人で向かって言っちゃうなんて!」
きかずにはいられませんでした。わたしたちを殺そうとしていた機械兵士2体を倒したのが彼女だということは事実だと思いますが、自分よりも小さな女の子が、それも1人で突っ込むのは無謀だと思います。
「問題ありませんよ。チュチュ様はお強いので。」
まるで、様々な展開に動揺しすぎている私たちを落ち着けるように、微笑みながらツインテールの彼女は言いました。
「しっかりついてきてくださいよー。」
それからわたしたちは3人で、30分ほど走って移動しました。移動を始めて何度か機械兵士に遭遇しましたが、その度にツインテールの女の子が、2本の
「どうぞこの中へ。」
もとは家だったのか小さな2階建ての建物の中へ入っていきます。中に明かりなんかはなくて、外も夜なので、薄暗い中奥へと進んでいきます。そして、一番奥っぽい部屋について、ツインテールの子が棚をどけると、そこには地下へ続いていそうな階段がありました。
「この奥です。足元気を付けてくださいね。」
岩壁には小さな明かりがあるが、転ばないように落ち着いてゆっくりと階段をおりていきます。少し長いと感じる階段を降り切った先には、頑丈そうな鉄の扉がありました。
ギギィッ
と扉が開き、奥の景色が目に入って、わたしは...驚きました。中はとても綺麗で現代的な作りでした。扉を開けてすぐの部屋?はそこそこ広く、左側には1番手前に通路で、その隣に扉があるのでそこにも部屋があるんだと思います。右手奥には
「こちらの広間へどうぞ。」
と、ツインテールの子がさっきの左側にあった扉を示しました。わたしたちはなにも言わずにとにかくついていきます。広間と言いましたが、どれくらいなのでしょう?わたしたちの今いる入口もすでに大きい気がしますが...。見た感じ扉にドアノブや取手は無さそうです。自動ドアでしょうか?わたしたちの背より1.5倍くらい大きな扉の前に立つと
シュンッ
という音とともに扉が開き......わたしは想定外のものに固まってしまう習性があるようです。さっきの部屋よりもはるかに広い空間に、10数人ほどの人がいました。あっけにとられていると、前方から金髪の背が高い女の子が近づいてきます。
「ああん?」
「あわわわわ、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
すごい近くで顔を見られてます!しかもすごい目つきで。とっても怖いです。
「おまえ......」
「はいぃぃぃい!なんでしょうかぁぁあ!」
「......可愛いな」
「はいぃぃぃい!......はい?」
???どうゆうことですか???
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