今からチュチュさんに光子銃の扱い方を教えてもらいます。一応付き添いでアイさんが端っこにいますが、ほとんどチュチュさんと二人きりなので緊張します。
「まず、この銃はそのままの状態でトリガーを引いても弾はでないわ。」
試しにチュチュさんがカチカチとトリガーを引いて見せますが弾は出ません。
「銃身の左側にあるセーフティを外せば砲身の上部を手前にスライドできるようになるわ。」
横にセーフティを外して...上をスライド...っとこうですかね?
「OK.あとはトリガーを引けば撃てるようになっているわ。試しに向こうの的を撃ってみなさい。」
そういってチュチュさんは遠くの的を指さします。大体、20mくらいでしょうか。両手で銃を握りこんで照準を合わせます。この辺かな...。
ビュンッ......コツンッ
わたしが撃った光子弾は的には当たらず、的の右を通っていきました。それよりも問題はわたし自身です。撃った反動で、腕ごと銃が自分の顔に向かってきてこちらは見事にわたしの鼻にクリーンヒット。そのままわたしは、後ろにコケて尻もちをついてしまいました。
「うう...いったあい。」
「ぷっ、くふふふ。」
「チュチュさぁん。」
よくみると部屋の隅っこにいるアイさんも顔を隠しながら肩が震えています。
「アイさんまで...。」
「...っすいません...。」
「Sorry.だって、そんな、コケるなんて、ふふ、思わないじゃない。」
「結構反動あるんですね。」
「まあね、でもそのうち慣れるわ。でもAIMはしっかり練習しないとね。」
「チュチュさんはどんな風に狙ってるんですか?見てみたいです。」
「どうって...。」
そういいながらチュチュさんは片手で光子銃を持ってかまえます。
ビュンッ...パンッ
そして軽々と光子銃を撃って簡単に的に命中させました。
「こんな感じだけど。」
「すごいです!すごいです!コツとか教えてください!」
「ん-。コツって言っても...そうね、まずは腕をまっすぐ伸ばしなさい。両手でかまえるなら銃は体の中心でかまえなさい。」
言われたとおりにかまえてみます。
「NO!的を狙うときは両目で狙いなさい。片方で狙ってもずれるし、視界が悪くなるだけよ。足も少し開いた方がBetterね。」
「こうですか?」
「Good!あとはしっかり集中して狙いなさい。」
しっかり...集中...
「深呼吸して。ゆっくりでいいわ。」
「すー、はー。」
落ち着いて、狙って、えいっ。
ビュンッ...パンッ
「...わわ、やったー!!当たりました!」
「やるじゃないロック。」
アイさんも微笑みながら拍手してくれます。
[まあ、当たったといっても的の隅だけどね。40点ってところかしら。」
チュチュさん厳しい...。
「それに、もっと遠い距離の射撃や、動きながら狙うのも練習しないと。ま、まあ、ワタシが暇なときは練習に付き合ってあげるから。声かけなさいよ。」
そういいながらチュチュさんは目をそらしてしまいます。照れてるのかわいいですね。
「とりあえずまだ時間もあるから、もう少し色々教えてあげるわ。Are you ready?」
「はい!よろしくお願いします!」
それからわたしはチュチュさんに短い時間でしたが、とても丁寧に戦い方を教えてもらいました。大体1時間ほどたった頃でしょうか。
「チュチュ、ロック、そろそろやろうか。」
ハナゾノさんが声をかけに来ました。
「Sure.いいわよ。ロックも大丈夫かしら?」
「もうそんな時間ですかっ。まだ全然できる気がしないんですけどっ。」
しっかり教えてくれたチュチュさんには悪いですけど、わたし、あんまり要領は良い方じゃないんです。だから実はちゃんと的に当たったのは最初の1回くらいなんですよね...。
「No problem! 実戦的な練習はとっても大事よロック。もしかしたらこっちよりもImproveしやすいかも知れないわ。」
「うぅ、頑張りますぅ。」
「それじゃ行こうか。」
「では、これから模擬戦を始めます。撃破対象のパレオさんをロック、トーン、リーダー、そしてバニちゃんの4人で協力して撃破してください。みんなに着替えてもらったスーツは訓練用武器と対応して被ダメージ判定があります。胸のところにあるランプが自身の被ダメージ量によって変色します。緑から黄色、赤へと段々変わって、赤の点滅状態が瀕死と考えてください。その状態で攻撃を受けると撃破されたことになります。」
アイさんが丁寧にルールを説明してくれます。それにしても4人対1人ってパレオさん、そんなに強いんですか?ちょっと不安が増した気がします。
「攻撃箇所によってダメージも変わるので、即死の可能性もあります。ご注意を。それでは始めましょうか。パレオさんは向こうのの入り口から、ロックたちはこちら側の入り口から入ってください。」
「それではよろしくお願いしますね♪」
パレオさんは軽く挨拶してから奥へと歩いていきました。模擬戦とはいえ緊張します。ちゃんと撃てるかな?すぐにダウンしちゃったりして...。
「力、入れすぎないで。リラックスリラックス。」
わたしが緊張しているのを見透かしたのか、ハナゾノさんがわたしの肩に手を当てながら話してくれました。
「六花、頑張ろうね!パレオさんに一回くらいは攻撃当てれるかなぁ?」
「そうだね、ダウンする前に一回くらい当てんとね。透花は緊張してないの?」
「うーん、緊張っていうよりもワクワクが強いかな。せっかくだし楽しまなきゃ。じゃ、先行ってるよ。」
楽しそうな透花を見ていると、自然とわたしまで気分が上がっちゃいます。透花の言う通りです。わたしも楽しもうと思います。
「それではロックさん、よろしくお願いします。あくまでロックさんとトーンさんの練習なので、私とハナゾノ隊長はお2人のサポートに徹底するつもりです。頑張ってくださいね。」
「わかりました。頑張ります!」
どうやらバニさんとハナゾノさんは頼れないみたいです。頑張らんと。そろそろわたしも行こうと思います。
「ロック!」
後ろからチュチュさんがわたしを呼びました。手をクイクイして、こっちにこいといってるんでしょうか?小走りでチュチュさんのところに駆け寄ります。
「落ち着いていきなさい。あんまり無理せず、頑張りなさいよ。」
「はい!行ってきます。」
入り口に向かおうとするとチュチュさんに背中を、パシンッ、と叩かれました。いたたた、と振り向くとかわいらしく笑いながらチュチュさんが手を振っています。うん、ちょっと気合入ったかも。
それじゃあ本当に、いってきます。
こんにちは、水色ワンコです。最後まで読んでいただきありがとうございます。
先日、バンドリのライブの抽選結果が発表されました。残念ながら自分は落選となってしまいました...。富士急のライブは当ててやるぞ!
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それでは次回の投稿でしばしお待ちください!