【本編完結】つよつよ神竜イルクスさん   作:デュアン

46 / 74
前回までのあらすじ
 遂に始まったグラ・バルカス帝国によるイルネティア王国への大規模侵攻作戦。艦艇総数は脅威の679隻。それに対抗すべく、ミリシアルが中心となって世界連合艦隊を結成。ここに、史上最大の作戦と呼ばれる『第三次イルネティア沖大海戦』が始まった。
 帝国側は艦隊を四つに分け、それぞれ南より第一先遣艦隊、南西より第二先遣艦隊、南東より第三先遣艦隊、そして更に南より本隊が進行する。
 それらに対し、世界連合はまずパル・キマイラを二基動員し、第二、第三先遣艦隊へと向かわせる。それにより第三先遣艦隊は全滅させることができたものの、第二先遣艦隊へと向かった機は超重爆撃連隊からの高高度爆撃によって撃墜。これによりパル・キマイラは撤退してしまう。
 一方、第一先遣艦隊へはまず神竜が向かい、空母を撃沈。続けて超重爆撃連隊を撃退し、本体へと向かう。

 だが、彼女らは任務を達成する事は出来なかった。二人はカイザルの張った罠に嵌まり、ライカが左手足を失う重症を負ってしまったのだ。
 イルクスはすぐに帰還するも、わずかな間ではあったが血を流しすぎたライカは目覚める事はなく、世界連合は神竜騎士無しでの戦闘を余儀なくされるのであった。


第三次イルネティア沖大海戦(中編⑤)

「現在高度8000、9000、10000……」

 

 グルグルと猛烈な勢いで高度計の針が回る。

 

「11000、12000……13000!」

 

 分厚い雲を抜け、青空の見えるほどの高度まで上昇するとそこで機首を下げる。彼らが飛んだ跡には20本の長い飛行機雲が出来ていた。

 機体を水平に保ち、各機が順調に上がってきた事を確認した隊長のカノンは、続けて新兵器の確認を行う。

 

「各機に告ぐ! 魔光砲の試射を行え!」

『ヨーソロー』

 

 ドドドドド、と光弾が機首から連続発射される。

 

 新兵器、それはこの魔光砲の事である。

 レフュリシアン20㎜魔光砲。従来の魔光砲とは根本的に構造が違い、従来型は実弾に爆裂魔法を付与していたのに対してこちらはそもそも実弾を使用せず、魔力で形成された魔光弾を発射するのだ。所謂アトラタテス砲と同じ部類に入る。尤も、照準は人力だが。

 

「ひゅう、凝りがほぐれるぜ」

 

 撃った衝撃が身体に伝わり、そんな風にふざけてみせる彼。だが、次に視界に映ったものですぐにその表情を真剣なものに変える。

 

 

『居たぞ!』

 

 

「! ヨーソロー!」

 

 僚機からのその言葉で彼は機体を傾ける。その先にいたのは今回の目標───グティ・マウン型爆撃機であった。

 

『……でけェ。まるでシーサーペントだぜ』

『なんだあの数は……ゴブリンかよ』

 

 その数、50。今まで自分たちが見たことも無いような大型機がそれだけの数飛んでいるというこの光景に、部下達は圧倒される。

 

「……情けないことを言うな! 奴らがシーサーペントなら、俺達は水龍と思え!!」

『は、はい!!』

「いいか、奴らの一匹もドイバに入れてはいかん! 行くぞ!!!」

 

 

 

「機長! 後方上空に敵機!!」

「とぼけるな。俺達は今高度10000を飛んでるんだぞ」

「し、しかし、機長!」

「しかしもヘチマもあるか! 神竜無き今、俺達より高く飛べる敵機などある筈がない!!」

 

 

 

「ノーン! ミリシアルの新型機だ!!!」

 

 

 次の瞬間には、撃ち下ろされた無数の光弾が一斉に部隊に降り注いだ。

 

 

───────

────

 

 

 ガタガタ、ガタガタ。

 

 途切れることなく鳴り続ける轟音が船体を揺らす。背後から来るものもあれば、前方からの物もある。

 35.6cm砲、38.1cm砲、41cm砲、そして46cm砲。双方の誇る戦艦の巨砲が次々と火を噴き、互いの艦を沈めんと巨弾を撃ち放っている。

 そして、そんな砲弾が飛び交う中を彼女───シルバー級魔導重巡洋艦『レフィリー』は航行していた。彼女の後には無数のリード級小型魔導艦が付き従っている。

 

「敵艦隊までの距離、16NM(30Km)!」

 

 レーダー員が叫ぶ。次の瞬間、艦の右舷へ100m程離れた場所に巨大な水柱が立つ。船体は大きく揺さぶられ、しかし乗員は誰も慌てる事はない。

 数年前、死線をくぐり抜けた精鋭達はこの程度の事では精神を揺さぶられる事はなかった。そもそも彼らはまだまだ艦隊に接近しなければならないのだ。この程度で動揺していては肉薄雷撃など不可能だ。

 

 そう、彼女らが今行おうとしているのは敵艦隊への肉薄雷撃。『レフィリー』を旗艦とした水雷戦隊は艦隊から突出し、砲撃戦の中を航行していた。

 

 『レフィリー』はあの第零式魔導艦隊の二隻の生き残りの内の一隻である。

 マグドラ沖海戦で損傷しながらも生存した彼女は、修理と共に大改装を施された。艦側面に穴を空け、そこに魔導魚雷発射管を片側5基、両舷計10基40門搭載したのだ。要するに重雷装艦である。水雷戦隊の旗艦としては正にふさわしい艦となっていた。

 

「距離15NM!」

「よし……行け……」

 

 徐々に距離が縮まっていく。艦長は弾が当たらない様に祈り、それが通じているのか今のところ被弾した艦は無い。そもそもこの距離で回避運動をし続ける小型艦に大口径砲の精度と連射速度で当てろという方が難しいのだが。

 

 

 それを理解しているからこそ、グラ・バルカス側の焦りは大きかった。

 

「ッ……不味いな」

「エエイ! 何としても当てろ! 敵を近づけるな!!」

 

 第一先遣艦隊旗艦『ラス・アゲルティ』艦橋では、艦長がそんな罵声にも似た声を砲術士に浴びせ、司令のカオニアは冷や汗を垂らしている。

 敵が保有している無気泡魚雷。マグドラ沖海戦、フォーク海峡海戦とそれには散々苦しめられたそうだ。何しろ軌跡が見えず、その上威力はこちらのそれよりも高いのである。敵が酸素魚雷を開発したという話は今の我々にとっては笑い事では済まなかった。

 

「(何か……何か手は無いのか……)」

 

 と、彼が考え込む、そんな時だった。

 

「司令、旗艦より通信です」

「ん……? 繋げ」

 

 

「距離14NM!」

「よおし!! このまま進め!!」

 

 水雷戦隊は爆走していた。未だに弾は当たらない。矢避けの加護でもついているかの様だ。彼は思った。

 

「敵戦艦発砲!!」

 

 と、そこでまたも敵のヘルクレス級戦艦が発砲する。

 

「我等には神の加護がついている!! 当たる筈がない!!」

 

 彼は乗員を鼓舞する意図をもって、そして本心も交えて言う。

 そして、それは正しい筈だった。

 

 

 コツン。

 

 

「───ん?」

 

 

 次の瞬間、彼の意識はプツンと途切れた。

 

 

 

「……れい、司令!!」

「───っ……」

「よ、良かった……目を覚まされましたか」

 

 彼は部下───艦長のそんな声で目を覚ます。まず襲ってくるのは、痛みだった。

 

「あまりご無理はなされないでください。応急処置はしましたが……」

「……」

 

 自らの手を痛みの元───額に当てる。するとまたも痛みが彼を襲い、手には赤黒い液体が付着した。

 下に落ちていたガラスの破片に反射していた自分の頭には包帯が巻かれていた。今手についた血はそれに染みた物なのだろう……

 

「……破片? 何故破片が……っ!!?」

 

 と、そこで彼は床にガラスの破片が落ちている事に違和感を感じ、顔を上げて前を見る。

 そこには、驚くべき光景が広がっていた。

 

「な、何が起こった」

「わ、分かりません。突然視界が爆炎に覆われ……」

 

 意識を失う直前までは無傷だった艦橋のガラスはボロボロに割れ、フレームはぐちゃぐちゃにひしゃげている。焦げているのはその爆炎のせいだろう。自分のこの傷は飛来したガラスの破片で出来た物なのだろうか。

 周囲には彼と同じく傷ついた部下達が手当てを受けており、同じくボロボロになった機器には焦げと共に彼らの赤黒い血がべっとりと付いている。

 

「ま、まさか直撃したのか」

「それはあり得ません。もしそうならば今頃我々は海の底です」

「では何が」

 

「敵戦艦またも発砲!」

 

 と、そこで先程と同じ艦が発砲する。

 

「っ!! い、いかん! 回避運動! 取り舵いっぱい!! “唄声”も使え!!」

「了解! 取り舵いっぱい!! 右舷“唄声”始動!!」

 

 操舵手が操作すると、艦が勢いよく曲がっていく。

 “唄声”というのは“人魚の唄声”の略称であり、艦前後計四か所に装備された風神の涙式ウォータージェットの事だ。これを操作する事で通常ではありえない程の方向転換が可能となる。

 

 果たして、飛来した砲弾はレフィリー───ではなく、後方の小型艦より少し逸れた()()で爆発した。

 

「……は?」

 

 その光景に彼はそんな呆気ない声を出してしまう。

 まさか、砲弾を間違えたのか? そんな考えが脳をよぎる───だが、次の瞬間、それが間違いである事を思い知らされることとなる。

 

 

「───ぐっ、うおおッ!!?」

 

 

 砲弾が破裂した直後、彼の優れた目はそこから()()()()()()()()()()()()()()()()()()()光景を視認した。

 そして、次の瞬間には───辺り一面が大爆発に包まれた。そばにいた小型艦もその爆発に巻き込まれ、その直後に大爆発を起こし、艦体中央から真っ二つに折れてみるみるうちに水中に引き摺りこまれていった。

 

「な、何が」

「……まさか、まさか!!」

 

 狼狽える艦長を他所に、彼は自らの脳を総動員し、ある一つの結論に辿り着いた。

 

「て、敵の新型対空砲弾か!!」

 

 帰還したイルクスはひどく憔悴しながらも軍人としての責務をこなしていた。

 彼女の報告の一つにあった、“敵の新型対空砲弾”。彼女の動体視力はその詳細を捉えていた。

 従来の対空砲弾といえば破裂した砲弾の破片か内部に充填されたマグネシウム片を命中させて迎撃するのが一般的である。だが、その新型砲弾に充填されていたのはマグネシウム片ではなく大量の小型爆弾であったというのだ。砲弾が破裂した後その爆弾が空中の広い空間にばらまかれ、一斉に爆発する。範囲内の機体などは木端微塵であるだろう。

 

「───ッ!! いかん!!」

「『ケルシー』『ミュース』轟沈!!」

 

 そうこうしている間に次弾が発射され、その爆発に巻き込まれた二隻の小型艦が轟沈する。

 

「小型艦は全艦直ちに魚雷を敵艦隊へ向けて投射、反転し帰投せよ!!!」

「な!! し、司令、何を!?」

「説明している暇は無い! 行けェ!!」

 

 驚愕する艦長を振り切り、魔信へとそう叫ぶ。優秀な部下達は命令を忠実に守り、全ての魚雷を投射して味方の艦隊へと舵を切る。

 

「ああっ!! 『リースル』が!!」

 

 しかし、再び砲弾が飛来、爆発し雷撃直後の小型艦を爆炎で覆う。

 

 だが───

 

「……り、リースル、健在なり……」

「な、何故……!! まさか」

「そうだ。魚雷だ」

 

 小型艦は爆発せず、艦体のあちらこちらから煙を吐きながらもよろよろと動き、帰投していく。

 

「さしもの小型艦であっても、あのような小型爆弾程度の威力では表面はともかく内部まで深刻な被害を負う事はない。だが、それが魚雷を持っているとなると話は別だ」

「魚雷本体は被弾する事など全く考えられていない……そんな物があのような爆発を受ければ……!!」

「その通りだ。小型艦の艦体は魚雷の爆発に耐えられるようには出来ておらん。轟沈するのも当然だ。そして、このまま突撃を続けていては辿り着くまでに全艦が撃沈されてしまうだろう。あの攻撃範囲では多少蛇行したところで焼け石に水だ」

「で、では本艦は」

「この艦の魚雷発射管は艦体内部に収まっている。初弾で判明した通り、本艦には敵の対空砲弾は通じん!! よって、本艦は当初の作戦通り敵艦隊への肉薄雷撃を敢行する!!」

「りょ、了解!!」

 

 そうして、僚艦が次々と反転していく中『レフィリー』のみが単艦で艦隊へと向かっていく。

 そんな彼女を見逃す訳もなく、敵戦艦の主砲が火を噴く。

 

「面舵いっぱい!! 加えて暴風魔法発動!! 爆弾を艦橋内部に入れるな!!」

「了解!! 面舵いっぱい!! 暴風魔法発動!!」

「暴風魔法、外部へ向けて発動します!! 発動まで五秒!!」

 

 司令から艦長へ、艦長から操舵手と魔導師へ。命令が伝わり、艦体は傾き魔導師は詠唱を始める。

 個人の魔法から魔導機械へと移行したミリシアルではあるが、未だに艦橋などにはこうして魔導師がいる事が大半であった。

 彼らの本来の任務は初級回復魔法では治癒不可能の負傷を治癒する事であるが、そもそも優れた魔導師である為かなりの種類の魔法を使用する事が出来る。暴風魔法に関しては艦橋前部の煙を吹き飛ばす為に使用される事がごくまれにある程度だったが、このような使い方をされるのは今回が初めてだろう。

 

「発動します!!」

 

 瞬間、ゴウ、という音と共に暴風が吹き荒れる。バタバタと軍服がたなびく中───

 

 

「───ッ、被害報告!!」

「か、艦橋要員、全員無事です!!」

「よし!!」

「敵艦隊までの距離、11NM!!」

 

 魔法の甲斐あって、爆弾は一発も艦橋内部には入らなかった。

 既に機銃や高角砲、レーダーなどは使い物にならない程破壊されつくしていたが、未だ主砲や機関、そして魚雷は健在───つまり、交戦は可能であった。

 

「一番二番、発射用意完了!!」

「よし、前部主砲発射ァ!!」

 

 艦前部に搭載された二基の霊式20.3cm連装魔導砲が敵艦隊に向けられ、発射される。

 それに呼応するようにグラ・バルカス帝国艦隊の重巡洋艦も主砲を発射する。

 

「9NM!!」

 

 距離が近付くにつれ、弾幕が濃密になる。戦艦、重巡洋艦だけでなく軽巡洋艦、駆逐艦も主砲を放つ。

 

「左舷上部に被弾!!」

「一番砲塔損傷!!」

 

 この距離まで接近すると被弾も増えてくる。しかし、そのどれもが致命的な物にはならなかった。

 

 そして───

 

 

「距離3NM!!」

「面舵いっぱい!! “唄声”使用せよ!! 左舷魚雷一斉射!!!」

「了解!! 左舷前方、右舷後方“唄声”始動、面舵いっぱい!!」

「左舷魔導魚雷発射管、全基投射用意!!」

 

 操舵手がその操作をした瞬間、凄まじい傾斜が彼らを襲う。

 ウォータージェットで無理矢理方向を変えた彼女はあり得ない程艦体を傾かせながら急激に左舷側面を敵艦隊へと向ける。

 転舵の瞬間は艦にとってあまりにも大きな隙である。雷撃をする為には必ず必要である筈のその隙。そこを狙おうとしていたグラ・バルカスの砲手は完全に呆気にとられていた。

 何せ、重巡洋艦があり得ない機動をして一瞬のうちに側面をこちらに向けていたのだ。

 

「雷撃始めェ!!!」

「左舷魚雷全弾投射!!」

 

 5基20門の魚雷発射管、その艦尾側から次々と魚雷が吐き出される。

 海へ投下された魚雷は軌跡を一切残さずに進み、扇形に広がりながら敵艦隊へと向かっていく。

 

「次!! 回頭急げ!!」

 

 続けて右舷の魚雷も発射する為に今度は右舷前方と左舷後方の“人魚の唄声”が作動し、急激に回頭する。

 その間にも雨の様に砲撃が浴びせられるが、予想外の挙動をする彼女に混乱しているのか中々当たらない。

 

「回頭完了!!」

「魔導魚雷発射管、投射準備完了!!」

「よし、右舷雷撃始め!!!」

 

 続けて右舷の魚雷も全弾が発射される。

 40発の魔導魚雷(青白き殺人者)が静かに、しかし確実に艦隊へと向かっていく。

 

「投射完了!!」

「よォし!!! 反転180度!! 直ちに離だ───」

 

 だが、その言葉の続きが放たれる事は無かった。

 

 シルバー級魔導重巡洋艦『レフィリー』は両舷の魚雷を投射後、ヘルクレス級戦艦『ラス・アゲルティ』が発射した41㎝砲弾が右舷中央部に直撃。

 その圧倒的ば破壊力を持った砲弾はいともあっさりと装甲を貫き、内部で爆発。艦内部の魔石に誘爆し、色鮮やかな大爆発を伴って海の中に引き摺りこまれていった。

 

 

 しかし、これにて一件落着───とはならない。

 

 

「海面を注視せよ!! 敵の無気泡魚雷が来るぞ!!」

 

 カオニアが焦りを顔に滲ませながら命令する。

 そう、魚雷は既に発射されてしまったのだ。艦を沈めてもそれらが消えてなくなる訳ではない。

 先程離脱する前に小型艦が放った魚雷は、たまたま駆逐艦にクリーンヒットした一発を除けば全てあらぬ方向に消えてしまった。しかし、今放たれた物はあまりにも距離が近い。それと同じ事を期待は出来なかった。

 

 乗組員が甲板に上がり海面を睨みつける。

 そして、ある一人が声を上げる。

 

「魚雷接近!!」

「回避しろ!!」

 

 四万トン近い鋼鉄の巨体がゆっくりと動く。そうして、向かってきた魚雷は回避した───()()()()

 

 

「『タビト』『サリン』被雷!!」

「『ケーニレス』『キルアーズ』『ウェニストラ』被雷……轟沈!!」

「『ビーストラ』浸水発生!!」

「ぐッ……」

 

 彼の元に次々と被害報告がもたらされる。彼女が避けられたのは幸運であったのだ。

 

 結果として、『レフィリー』が放った40本の魚雷は重巡洋艦2隻、駆逐艦4隻を沈め、戦艦2隻、重巡洋艦1隻を損傷させた。

 敵艦隊と戦っている途中だというのにも関わらずその主力たる戦艦の半数が喫水線下に大孔を空けている。

 カオニアは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、敵の重巡洋艦が沈んだ海面を見つめるのだった。




第三次イルネティア沖大海戦が全話書き終わったので、大海戦が終わるまで毎日夜九時に投稿します。

大学に入れば楽になる。そう考えていた時期が私にもありました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。