「……呪いじゃなくなってる」
精神世界? から出ると体に異常があった。
真っ黒いオーラで見た目が気持ちの悪いものなのは変わっていないが蝕んで来るような感覚ではなく逆に安心感を私に与えてくれる。
本来の力が戻ってくるような感覚だろうか?
試しに全力で【月食】を発動すると体では収まり切らず周りの物質を侵食していくが如く支配して行く。
そこら辺の魔物では近づいただけで支配されるだろう。
しかも、漏れ出ている感覚なので制御が出来れば一切の無駄なく強化出来るだろう。
「……聞いていた能力と違う」
私の【魔眼】を使ってみると一寸の狂いの無く
私の【魔眼】は【狂気之魔眼】から別のものになった。
【永遠之魔眼】それが私の私だけの眼。
能力は
例えば、ユエ姉の魔法を見れば魔力が追いつけばその魔法を使えるだろう。
副次効果として相手に使用すると今までの人生の記憶を強制的に頭に流し込む事が出来る。
「……私らしい」
だって、私は
私はその能力に納得して笑いを浮かべ宿に帰っていった。
◇◆◇◆
「つまらない」
「そんな事言うな」
私達はギルドの依頼で護衛をやっていた。
「だって、ハジメ兄がモンスター遠くから倒しちゃうじゃん」
「さっさと倒した方が良いだろ?」
そして、ハジメ兄は”錬成”により作ったパーツを調整しながら銃をぶっぱなす。
「……暇ーだー」
「駄々こねるんじゃねぇ」
そう言うと大量のパーツを投げてくる。
「バイクの部品出来たから、それでそこら辺走ってこい」
「よっしゃー」
馬車から飛び出すと
「【シャルル】バイク展開!」
『了、展開します』
足に付いている二つの【シャルル】が外れパーツを【影魔法】から取り出しバイクに変形する。
【血流操作】と付与された【纏雷】で動力を生み出す。
【血流操作】は【シャルル】を体の一部にするようなものだから魔力とかは必要なし。
周りから色々騒がれているけどどうでも良い。
「めっ~~~~ちゃ楽しい!!」
「……そうか」
少し嬉しそうな顔をしてハジメ兄は作業に戻る。
目的地──フューレンに馬車がつくまで馬車の近くを走り続けた。
◆◇◆◇
その時間は昼飯の時間
活気溢れる食堂に一人の美女が現れた。
しかし、それを見て侮る料理人は居なかった。
その眼を見た瞬間、料理人全員が『こいつはやる』と認識した。
「……六十分チャレンジやらせてください」
「……分かりました」
周りの冒険者などがざわめき始める。
「あの小さな体に入るのか?」
「それにしても可愛いなぁ」
「賭けしようぜ! 俺は食べきれないで」
「賭けにならないだろう? 馬鹿か?」
「それもそうだな」
「「ハッハハ!!」
~十分後~
「おお、凄いな嬢ちゃん」
「だが、ここからが本番だろう?」
「そうだな」
「「ハッハハ!!」
「…………」モグモグ
~二十分後~
「……なあ、何で勢いが止まらねぇんだ?」
「……分からん」
「食べてる姿が可愛い」
「おい、変態が居るぞ」
「…………」モグモグ
~三十分後~
「…………」モグモグ
「え? 今までの最高記録って何分だっけ?」
「確か……五十五分」
「……まだ、三十分しか経ってないよな?」
「……そうだな」
「ご馳走さま」カラン
「…………」
「…………」
「「「「マジで食いきりやがった!!!! 」」」」
その大声に初命はビックリして体がビクっとすると
「……どうかしました?」
「……マジでどこに消えたんだ? あの量」
「……旨そうだったな」
「……見てたら腹が減った」
初命の大食いチャレンジが成功して店側が悔しがると思ったら逆に初命の可愛らしい食いっプリを見て注文が殺到し逆に初命は感謝されてハジメ達の元へ帰った。
ハジメ達がギルドに行っている間に大食いチャレンジしていました。