遅れてすいません。
「……また、置いていかれたよ」
ステータスのバグってる兎さんは無双を初め“ヤン”で始まる感情で動く怒れる吸血鬼は宿敵を殺しに、恩師を助けに行く暗殺者(錬成師)仲間を助けに行く治癒師……変態……と言った行動だ。
さて、私はどうしようかな?
とりあえず影から影狼を出して分裂させる。
ああ、狼の名前は影狼(カゲロウ)になった。
能力は自分より弱い個体を生み出し完全統率すると言うもの。
今回はその統率を生かす為の訓練替わりにこの戦場を使わせてもらう。相手の魔物と比べたら影狼の方が二桁は強化段階に差があるだろうし、本体である影狼が死なない限りほぼ無限に増え続けるから悪夢だろうなぁ。
と言う理由で無双してしまうと訓練にならないため何もする事が無い。
ん? ……駄目だよ? カラス君、蛇君
君達が出たら無双になるでしょうが……「ガーン」とか言っていそうな顔をしても駄目です。
う~ん、“狂気侵食”の練習でも──それはほぼ勘のようなものだった。
地面を壊して巨大な土壁を作り出す。
それでも本能が訴えてくるので回避行動も同時に行い”金剛”の付与されたアーティファクト(ハジメ作)で防御力を強化する。
「……危なかった」
土壁を
「ノイントと申します。“神の使徒”として、主の盤上より不要な駒を排除します」
「……“神の使徒”程度で私を殺せるとでも?」
「……」
私と同じきれいな銀髪の女──”神の使徒”ノイントは少し反応したがすぐに”分解“の力を持つ羽を飛ばしてくる。
腕に身に付けていた【シャルル】を外し飛んでくる羽を
「……分解されなくて良かったぁぁぁ!!」
本音を言うとかなり怖かったです。
……だって”再生魔法”に対する適性がハジメ兄と同じレベルだから回復できない。
時間をかければ”変成魔法”による自己再生ができるけど即効性のある回復は出来ない。
……義手は作って貰ったから最低それを使っての戦いもできるけどね。
さて、一瞬で殺すのは簡単だが暇だし付き合って──ッ!
ふと、周りを”永遠之魔眼“で視ると──
「……殺す」
その宣言はまともな人間が聞けばこう答えるだろう
──自分の言ってきた
ノイントは無いはずの恐怖と言う感情に一瞬支配された。
初命は地面を全力で蹴る。
王都の地面が裂ける程の大地震が引き起こる。
一直線にノイントに突っ込む。
ノイントもとっさに羽を飛ばすが地面を蹴ったことによって体自体が弾丸のようになっているため“破壊権限“で一瞬で破壊される。
そして、ノイントの頭を掴み
「チェックメイト──ッ!」
ノイントの頭を破壊した瞬間、別方向からの銀色の羽が飛んでくる。ノイント──“神の使徒“の狙いはこれだったのだろう。
初命は防御力がかなり弱い。
防具による防御力強化は動きづらくなるため出来ない。
その為、強力な攻撃をまともに食らえば一発で戦闘不能になる。
だが、初命はその程度のことなど
「清水ゥゥ!!」
「了解!」
影から人の形をした何かが出てくる。
「《
影人が宣言すると銀色の羽が
「……喋れるって最高ォォォ!!」
「……」
「無言で殴ろうとしないで下さいお願いします」
「……殴るよ?」
「喋っても殴らないで下さい!」
「……まぁ、いいや。もう一体よろしく」
「はぁ、初陣にして死ぬところだったよ。そして──は最高の相手で良かった」
影人──清水 幸利(しみず ゆきとし)はニヤリと笑う。
高ぶる感情に答えるが如く
外見はfateのマーリンのようなものか。目が赤く、髪は闇のように真っ黒だが。
「さて」
清水はメモのようなものを取り出し。
「今度は何を描こうかな?」
純粋に楽しむような子供のような顔をした。
◇◆◇◆
──おかしい
“神の使徒“ノイントは真っ先にそう思った。
一機、死ぬことは前提にしていたとは言え、あの角度は確実に死角だったはずだと。
それはもちろん正しい。
清水の獲得した
“紡語“と“可能物語“である。
“紡語“は清水があらかじめ記す文字でありそれを“可能物語“で
条件は二つ。
一つ目、あらかじめ“紡語“で記す事が必要。
二つ目、それがそうなった可能性があった事であったこと。
二つ目は例えば、コインを投げて裏か表かを確定させたり(手品でも)矢を射ったはずの方向を変えたり。攻撃が当たらなかった可能性があれば当たらなかった事にしたりと言った具合だ。
だから回避不可能な攻撃だったりステータスの要因などでダメージを与えられない場合は何も出来ない。
しかし、ノイントにとって天敵である。
最強の攻撃? 直線だから確実に避けられる。
防御? 大剣の防御を無視して銃でも射てば良い。
「……僕らしい」
「クッ!!」
棒立ちでメモを記き続ける清水。
清水は思い返す。あの質問の答えを
◆◇◆◇
「俺にとって勇者とは偶像だ。憧れを持ち目標にするものこそが勇者だと思う」
「……おめでとう」
五つのそれぞれの色に輝く光の玉が飛んできて体のとこかに入る。
「へぇ……面白い。ノストラダムスやカエサルと言った者達も力を貸すのかぁ。ここでは概念が強さに反映するからノストラダムスはかなり強いぞ」
「え? 今ので終わり? てか、ノストラダムス?」
「まぁ、使いこなさなきゃいけないから頑張ってね」
目の前に居た初命は消え去り肉体が悲鳴をあげる。
~何時間後? ~
「ハァハァハァ」
「大丈夫かい?」
そこには愉快そうな顔のした男が三人居た。
「……先人様か?」
「そうだよー。ごめんねー、僕達の知識とかをインストールさせた上で魔力の底上げ等をやったからねぇー。結構痛かったでしょー。……寝て良いかなぁ?」
「おい、ノストラダムス寝るのではない。さて、君は私達の継承者と言えるだろうでも──」
一人が大量の本を取り出す。
題名がなんと書かれているのかすら分からないものばかりだ。
「全て
「……は? ……は?」
「知識は得られてもー、センスは磨くしかないしてねー」
「あとは、感想文提出等もやってもらう」
「なんで! 学校かよここはぁぁ──」
「仕方がないじゃないか。私達は魔術師が天文学者、預言者しかいないのだぞ? 私達が教えるのは学と確かな意思だ。勇者……ププになりたいのだろう?」
「今! 笑っただろ!」
……物凄いスパルタだったよ。
◇◆◇◆
「ガチで修行しかしていなかったなぁー」(死んだ目)
「ッ! 馬鹿にしているのか!!」
「ありゃ? 受け答えできるのか? ……でも、選択できる運命が多すぎるしワンパターンだし……君、本当に生物? 蟻でももう少し考えるよ?」
相変わらず、その場から一切動かずに記し続けるのみ、そして
「さて、無駄な運命を描いたりしちゃったけど……決めさせてもらう」
影が動きだし形を作る。
「《
大量の手がノイントを掴む。
分解仕切れず、大剣で防げない為すぐに捕まる。
本来、劣化など起きないはずのノイントの体が腐食する。
そして、影から生まれた冥界の巨犬がノイントを食った。
「君の生きている物語はもう見えないよ?」
ノイント──敗者には何も分からずに死んでいった。
清水復活!&チート化成功!
能力がイマイチ分からないと思った人はいくつかある可能性を確定させると考えば分かりやすいでしょうか?
ガチャで十連引いて全て最高レアにする事も可能です。
(清水が帰ったら最初にやることリストに書いてありました)