「スヤァ」(´ω` )zzZ
「……どうしてこうなった」
「可愛いですぅ~」
「シア次、私の番」
ハジメは困っていた。
いきなりお兄ちゃんなどと言われてかなり混乱していた。(満更でもない。むしろ、オタクの何かが疼き嬉しかった)
あの後、あの俺の妹? に引きずられて最奥に入ったらしい。
そして、何故かどこかで見た気がする小熊になっていたのだ。
しかもグッスリ眠っている。
「モフモフですぅ~」
「……」ギュゥ~~
◇初命視点
~数分後~
初命は起きると元の人の形に戻った。
そして無邪気な可愛い笑顔で
「おはよう、ハジメお兄ちゃん」
「……何で? お兄ちゃんと呼ぶんだ」
ハジメお兄ちゃんは頭を抱えながら聞いてきた。
さっきからお姉さん達が物凄い気配を出してお兄ちゃんを睨んでいる。
「え~とね。まず、吸血鬼のお姉さんは魔法を止めてくれないかな」
初命はユエに殺気を飛ばす。
ユエには種族的に近いからか初命の呪いに気がついている。
念のための保険として”蒼天”を常に発動可能にしていたのだが初命に気づかれ諦めたのか魔法を消す。
「さて、どう説明したら良いんだろう……あっ良い方法あるじゃん」
そう言うと初命は自身の手首を自ら切る。
「この血をそこの吸血鬼さんに飲んで貰えば分かると思うよ」
血を器に入れてユエに渡す。
ユエは少し警戒したが一口だけ飲んだ。
「! ……ハジメと同じ味がする」
「あと、お母さんの漫画人気になった? ほら機械が主人公のやつ」
「! 何故、それを知っている!?」
「だから南雲ハジメ……君の
「……それが本当だとしても何故生きている」
「アンデットに近いかな? 神代魔法だっけか? 死体に干渉して復活したんだよねぇ。まあ、初めて会った時は記憶の定着とか完全じゃなかったから
「やっぱり、あの小熊か」
「あの~ハジメさん? どうゆう話をしているんですか?」
「ああ、そうか。今は
ハジメは考える。
魔法があるのだから死を覆すような魔法が存在しても不思議ではない。そして、確かに妹が居たと両親から言われた時がある。
実際、家には祭壇がある……妹の確か名前は──
「そう言えば、そこの二人と交尾したの?」
「ブッ!!」
思考を思わず止める。
「な、なな何を言っているんですか!!?? 子供がそんな事言うんじゃないです! ユエさんも否定を──」
「うん、私はやった」
「ユエさん!?」
「ユエさんはお兄ちゃんと交尾したんだ? じゃあ、
ユエに電撃が走る。
今までの人生の中で妹と言うのは居なかったこともあり動作から幼さを醸し出す初命なので母性? も溢れ出て──
「……」ギュゥ~~~
「?」
思わず、抱きついた。
「はわわ、私も! 私も! 義姉ちゃんて言って!」
「え? だって恋人でもないんでしょう?」
「恋人で──「違うぞ」……ハジメさんのいけずう~」
ハジメは先程止めた思考を続ける。
俺の妹がここに居ると言うことは
血や日本語は信用性があまり無いがボツになった作品を知っている者のはこの世界? 星? にはハジメ以外存在しない。
「じゃあ、信用してくれるかな?」
良い笑顔をしながらハジメにそう言うとハジメは諦めたように
「分かった分かった。認めるしなんとなく身内のような感覚があるからな」
「よっしゃ! じゃあ妹からの最初のお願いとしてね──
◇◆◇◆
「ほうほう、面白そうだな」
「でしょう」
「……ユエさん、話し始めたと思ったら一時間喋り続けていたんですけどお二人方」
「……ハジメの家族だから仕方がない」
「ですね」
失敬な、面白いと思ったことをやらずになんとする!
「だが、それを作るには”核”が必要だぞ?」
「大丈夫~! ミレディ姉からゴーレムの核を分けてもらったから!」
そう言って取り出すのはライセン大迷宮の本来のボスであるゴーレムの核のスペア。
ミレディ姉にお願いしてもらった物である。
「「よし! 作るか!」」
「仲が良いですねぇ」
「あの~、ミレディちゃんのことを忘れないでね?」
「「居たの(ですか)?」
「ひどい!!」( ;∀;)
次回は初命の武器登場です!
あと、前回の話で初命がユエ達にも分かる言葉だったのかはミレディにセリフを教えてもらったのと途中から呪いに支配されていたからです。