あけましておめでとうございます。
今年もよろしく。
好きな二次創作が久しぶりに更新されたのでこちらも少し更新します。
釘崎野薔薇の新たな技である『金色打法』は従来の鄒霊呪法に釘崎野薔薇にとって価値があるものを消費するという縛りを重ねる事で威力を増加させる技である。
古今東西、誰かを呪う際に生贄を捧げるという行為はポピュラーであり珍しい事ではない。
しかし、釘崎は自身の呪力を消費して呪いを放つだけで呪霊に対して充分に通用していた為に気付かなかった。
あるいは、釘崎が順当に視野を広げて教養を身に着けた上で窮地に陥れば思いついた可能性があるかもしれない。
そんなある日、組手の休憩中の雑談の中で『防御無視だけど威力が弱い一発芸みたいな呪術』と思っていた轟は指摘した。
「捧げ物無しの呪いって普通に考えたら弱くね?
え、何その眼から鱗って感じの顔?
もしかして、気付かなかったの?
さすが、田舎育ちの山猿(笑)」
釘崎野薔薇はブチ切れた。
が、一理あるのも事実であった。
さて、釘崎野薔薇にとって価値あるモノとは何だろうか。
まず真っ先に思いついたのは『ダサい生き方をしない自分自身』という当たり前の答え。
生き様を生贄にはできない。
次に思いついたのは服やアクセサリー。
クソッタレの田舎には無い流行りのアクセサリーや服は自分が都会へと抜け出せた証である。
最初はコレだと思い轟を実験体に思入れのある服やアクセサリーを犠牲にしたが、威力はそこまで上がらなかった。
轟曰く。
「服なんて所詮布切れだろ。
流行りの最近買った服なんて価値があるのはお前が買うまでであって、買った時点から価値は下がるだろ。
お前のお古とか変態しか高値付けねーよ。」
釘崎は轟の呆れた物言いに、つい殺したくなったがアドバイスではあると、グッと堪えた己を称賛した。
あーでもない、こーでもないと色々な私物を犠牲にした結果たどり着いた答えが『現金』であった。
釘崎の稼いだ現金は釘崎の労働によって生まれたモノ。
言い換えれば、血と汗の結晶であり寿命を捧げるとこで生み出した生産物。
命を削って生み出した価値ある存在である。
「オラァっ!追加で十万円喰らえ!!」
虎杖が抑え込んだ真人に十万円の札束と共に釘を叩き込むと、打ち込まれた真人と周囲の真人が同時に破裂するように死亡した。
「釘崎!
あといくら残ってる!?」
「五十!」
「少な過ぎんだろ!!
轟と一級案件回ったんだろ!?」
「こんな急にいると思わなかったのよ!!
懐に百万あっただけ感謝しなさい!!」
まあ、それはそれとして真人が多すぎるせいで間に合ってなかった。
釘崎が現状の渋谷で轟を除いて二番目に真人をぶっ殺してるが、それでも周囲から真人は消えない。
「にしても、本当に胸糞悪いわねコイツら…!」
「…」
虎杖は黙って真人を殴殺してる。
真人は元となった人間の顔に戻りながら三人を襲っていた。
老若男女問わず、多数の市民の助けを求める顔で声を上げながら襲いかかっているのだ。
「助けて」
「殺さないで」
「なんで?」
殺人を自覚させるあらゆる人の声が3人の精神を削っていく。
苦痛に歪む三人をみていると真人達は心がポカポカする。
もっと間近で見たくて嬉々として三人へと顔を戻して襲いかかっていく。
自分が死んでも替わりはいる。
一人が生き延びれば、真人達の目標は達成される。
だからこそ多くの真人は最も人間が苦しむ顔が見れる3人の元へと群がっていく。
終わりの無い人殺しと勢いが増してく真人の群れに3人は心が折れそうになる。
その時、3人の頭上に影が出来た。
「大丈夫か、悠仁ィ!!
お兄ちゃんが来たぞ!!」
『赤血操術 百斂・超新星』
無数の赤い棘が三人を囲う真人達に突き刺さる。
「チッ、邪魔すんなよ。」
一人の真人が舌打ちをしながら倒れていく。
脹相の血は人間にとって猛毒である為、棘の一刺しで真人達を即死させていった。
「……。」
突然現れた虎杖の兄を名乗る存在の登場と目の前の真人の大群が一気に処分された事実に、三人は固まった。
短いけど取敢えず。
真人キルスコア的には一位 轟 二位 釘崎 三位 お兄ちゃん
お兄ちゃんが釘崎より稼げてないのは真人殺害より弟との合流を優先してるからです。
お兄ちゃん 呪術 で検索すると出てくるので助かります。