疑心暗鬼提督 If   作:ライadgj1248

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 急に鈴谷が書きたくなった。書きたくなったら書く。書ける時に書く。じゃないともう書けなくなってしまうから・・・


鈴谷if

 ふーんふーふふーん♪今日の鈴谷はとっても良い感じじゃん♪今日の出撃では鈴谷が一番活躍したんだよねぇ♪熊野の奴は『私のほうがエレガントでしたわ』なんて言ってたけど、そんなの戦果にはなんにも関係ないじゃん?だから一番はやっぱり鈴谷だよねぇ~ならやっぱり今日は提督に褒めて貰わないといけないよね!!鈴谷って褒められて伸びるタイプだから、うーんと褒めて貰わないとねぇ♪

 大淀の話だと提督は仕事を終えて夕食も済ませたらしいし、今日は急な呼び出しさえ無ければ私室にいるはずじゃん?そして鈴谷は入渠も済ませて身だしなみにも隙は無い、提督が気が付いてくれるかは分かんないけど、やっぱり女の子はお洒落が大事じゃん?だからいつもは大事に保管している、提督から貰った髪飾りを装備して準備は完了!!それじゃ提督のお部屋に行きましょう♪

 

――――――――――――――――――

 

 ルンルン気分で提督の私室の前までやって来たけど、なんだか中から声が聞こえて来る。あー、誰か先客がいるみたいじゃん・・・今日は鈴谷の番だと思ったのにさ・・・

 

「さあ提督!!早く見せて下さいまし!?」

 

「良いだろう、よく見ておけよ?」

 

 こ、この声は!!熊野め・・・鈴谷よりも先に提督の私室に来るとは!!ちょーとどういうつもりか問い質さないといけないかなぁ!?

 

「お、おお~。凄いですわ!!やっぱり大きいですし、ピンッと真っ直ぐ立ってなんか凄く硬そうですわね・・・」

 

 熊野の奴を問い詰めようとドアの取手に手をかけたところで、手が止まってしまう。え?え?なにこれ!?中でなにしてんの!?

 

「ふっ、そう褒められると悪い気はしないな。」

 

「もっと!!もっと見せて下さいまし!!」

 

「ふむ、ではこういうのはどうだ?ふっ!!」

 

「おお!!上下に動いてますわ!!」

 

「ふっ!!ふっ!!ふっ!!」

 

「速いですわ!!流石提督!!とっても素晴らしいですわ!!」

 

 え?マジでなにこれ!?熊野の奴もすっごい喜んでるし、その・・・熊野と提督ってそういう関係なの!?

 

「まあ、こんなものだな。次はそうだな・・・今度は熊野が上に乗ってくれるか?」

 

「私が上にですか?よろしくてよ。」

 

 うわ・・・遂にやっちゃうの!?これじゃ鈴谷は邪魔者じゃん・・・

 

「んん・・・よいしょっと・・・ん~なんだかちょっと落ち着きませんわね・・・」

 

「最初はそんなのものだろう。すぐに慣れる。では動くぞ?」

 

「え、ええ。い、いつでもよろしくてよ?」

 

 うわわわわぁ!!ちょ!!本当に始めちゃったよ!!こんなとこ見るわけには・・・でもでも今日は鈴谷の番だし、鈴谷だって興味あるし、じゃなくて大事な妹がこんな事してるのは良くないっていうか!!そう!!風紀の乱れ!!いつも提督は規律を守れって言ってるのに熊野だけとかズルイ、じゃなくて規律を乱すのは許せないし!!ならもうおもいっきり混ざ・・・じゃなくて邪魔してやる!!

 

「ちょぉぉと待ったぁぁああ!!」

 

 意を決して私室の扉を開けて中に突入して、鈴谷が見た光景は・・・上半身裸の提督の上に熊野がちょこんと正座していた!?

 

「ええぇぇええ!?どういう状況!?」

 

「あら?なんですの鈴谷?いきなり大きな声で叫ぶなんてはしたないですわよ?」

 

「いやいや!!えっ!?どういう事!?何で熊野は提督の上に座ってんのさ!?何で提督は上半身裸なのさ!?これ健全なの!?アウトなの!?ちゃんと鈴谷に分かるように説明してよぉ!!」

 

「なんだ?鈴谷か?見ての通り腕立て伏せなのだが?」

 

「そうですわよ?私が乗っても腕立て伏せが出来るなんてとっても凄いですわ!!」

 

「腕立て伏せ!?なんで腕立て伏せ!?そういう雰囲気じゃなかったじゃん!!」

 

 というか熊野の奴!!まずは提督の上から降りなよ!!なんで提督の上に座ったまま普通に会話してるのさ!?

 

「そんな事を言われましても・・・ねぇ?」

 

「ん?もしかして鈴谷は盗み聞きをしていたのではないか?」

 

 げぇ・・・提督に盗み聞きの事がバレたら昔の青葉みたいに営倉行きじゃん!!

 

「いやいや!!提督に話があって来たら、中からちょっとあれな会話が聞こえてきたんだからしょうがないじゃん、鈴谷は悪くないし!!」

 

「ん?よく分かりませんが鈴谷は悪くありませんの?」

 

「そうそう!!鈴谷は悪くないの!!それでさっきから熊野は提督と何をやってたのさ!?」

 

「提督のトレーニングを拝見させて頂いていましたわよ?」

 

「トレーニング!?」

 

「今は私を乗せたままの腕立て伏せですわ。そして先程は逆立ちしたまま腕立てして凄かったのですよ!!提督、提督、鈴谷にも見せてやって下さいまし!!」

 

「なにそれ!?普通に凄いんですけど!?鈴谷も見たい!!」

 

「はぁ・・・まあ良いか・・・なら熊野はそろそろ降りてくれ。」

 

「ああ、そうでしたわ。よっと・・・」

 

 そう言って提督から降りた熊野が、スカートをペシペシとはたく。そして鈴谷の目線は熊野がどいた提督の上半身に釘付けになる。おぉ・・・大きくてしっかりと鍛え上げられた背中・・・腕は力強くそしてしなやかな感じだし・・・肩幅も広く男らしさを感じさせる良い体してるし・・・うっすらと汗をかいてて・・・ごくり・・・

 

「では提督、鈴谷に見せてやって下さいまし。」

 

「ああ、少し離れていろ。よっと・・・」

 

 おぉ・・・これはまた見事な逆立ちだ。足先までピンと伸ばしたうえで、フラフラせずに安定している。確かに『ピンッと真っ直ぐ立っている』じゃん。そしてそのまま上下に腕立てを始めた。

 

「ほらほら!!凄いですわ!!凄いですわ!!」

 

 隣で熊野がおおはしゃぎしているが、正直それどころでは無い。逆立ちからの腕立てが凄いのはもちろんなんだけど・・・立派な体に少し乱れた提督の息遣い、そして部屋に漂う汗の臭い。熊野の奴はどうしてこんな状況で無邪気にはしゃぎるのかな?

 

「ん?鈴谷、どうしましたの?」

 

「あ、うん、超凄いじゃん提督!!」

 

「よっと、まあこんなもんだ。」

 

 提督が逆立ちを辞めてこっちを見て来たけど、なんか少し自慢気な表情も悪くないじゃん。

 

「それで、鈴谷はなにか用事があったのではないのか?」

 

「あ、あー、うん。その大した用事じゃないんだけど、今日の出撃頑張ったから褒めて貰おうかなぁ~なんて思ってまして。」

 

「あぁ、確かに今日は大活躍だったそうだな。」

 

「いいえ、鈴谷よりも私のほうが活躍してましたわよ?」

 

「いやいや!!鈴谷のほうが凄かったし!!」

 

「鈴谷には優雅さが足りないといつも言っているでしょう?」

 

「だからそれは関係ないじゃんっていつも言ってるし!!」

 

「まあまあ、少し落ち着け。」

 

「提督はどっちの味方をするのさ!?」

 

「もちろん私ですわよね!?」

 

 そう二人で問い詰めると提督は少し真剣に考え始める。戦果からしても鈴谷のほうが上なのは明らかなのに・・・

 

「正直に言うとどちらが上かと言うのは難しい話だな。単純に敵を撃破する能力で言えば鈴谷のほうが上だが、艦隊単位で見たときの立ち回りで言えば熊野が勝る。かと言って圧倒的なほどの差がないのでな・・・今回の戦いでも鈴谷が活躍出来たのも、熊野のフォローがあってこその戦果だと思うし、かと言って熊野が鈴谷ほどの戦果を上げられるかと言われればそれはないと思う。」

 

 な、なるほど。確かに熊野と一緒の出撃の時は動き易いなぁって思ってたけど、熊野がちゃんとフォローしてくれてたのか。それが熊野の言う優雅さってやつなのかな?凄く分かりにくい表現だけど・・・

 

「むぅ・・・提督にしては珍しく優柔不断ですわね・・・まあ今回は引き分けと言うことで許してさしあげますわ。」

 

「そだね。まあ、二人で大活躍したって事で良いってことにしとこ。」

 

「ああ、それで良い。今後もお互いの長所を生かして活躍して欲しいものだ。次も頼むぞ。」

 

「ええ、よろしくてよ。」

 

「えへへ、任しておいてよ。」

 

 まあ、これで提督に褒めて貰うっていう目標は達成したね。うん、とっても気分が良いじゃん。

 

「さて、そろそろ私もトレーニングを終えようと思うから、鈴谷達も明日に備えて休むと良い。」

 

「そうですわね。ではこれで失礼しますわ。今日は凄いものを見せて下さってありがとうございました。」

 

「あ、うん、じゃあまたね提督。」

 

「では鈴谷、行きましょうか・・・あら?」

 

「ん?どしたの熊野?」

 

「鈴谷がその髪飾りを使うの珍しいですわね?普段は大事にしまってますのに?」

 

「ちょっ!?熊野!?」

 

 熊野の奴!!提督の目の前でなんてこと言い出すのさ!!

 

「ほう、確か昔私と鈴谷と熊野で街に出掛けた時に買った物だったか?大事にしてくれているのだな。」

 

「あ、うん、それはもちろんじゃん。せっかく提督が買ってくれたものだし。・・・似合ってるかな?」

 

「ああ、良いと思うぞ?」

 

 おお!?珍しく提督が仕事以外の事で褒めてくれた!!これは激レアじゃん♪

 

「そっか♪えへへ♪じゃ、じゃあまたね提督。」

 

「では私もこれで失礼しますわ。おやすみなさい提督。」

 

「ああ、おやすみ。」

 

 熊野と一緒に提督の私室から出たけど、やっぱりまだ顔が熱い気がするし、このままだと眠れないかなぁ・・・

 

「あー、熊野?その、ちょっとお風呂入ってきたほうが良いんじゃない?その、提督の上に座ってたから提督の汗が靴下にちょっと染みちゃってるし。」

 

「あら、先程お風呂は済ませたのですが・・・もう一度入ったほうが良いですわね。常に体を綺麗に保つのはレディとして当然の嗜みですし。」

 

「うん、じゃあ鈴谷は先に部屋に戻ってるね。」

 

「ええ、ではまた後で。」

 

 ・・・うん、熊野のお風呂は長いし、これでしばらくは部屋に一人きりだね。




 なんか鈴谷はちょいエロ方面の話を書いてしまった。反省はしてません。
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